大きい乳輪を小さくすることはできる?原因や試したいケア方法を紹介
- コラム小野寺院長監修
乳輪が大きいことで悩み「乳輪を小さくしたい」と考えている方は、世代を問わず多く存在します。
そのような方が知りたいのは「乳輪を小さくする方法」や「乳輪のサイズの目安」「乳輪が大きくなる原因」などでしょう。
本記事では、これらの関心にお応えしながら、乳輪のサイズダウンを目指せる美容外科での治療法についてもご紹介します。
大きい乳輪でお悩みの方や、乳輪を小さくしたい方はぜひ最後までご覧ください。
目次
大きい乳輪を小さくするために試したいケア方法
乳輪が大きくなる原因は、人によって異なりますが、乳輪が大きいとバストの見た目も気になる方も多いのではないでしょうか。
その点でお悩みの方に向けて、今回紹介する乳輪のサイズを小さくするために試したいケア方法は、以下の通りです。
- 肌の乾燥をケアして色素沈着を防ぐ
- 規則正しい生活を心がける
- 美容外科での治療もおすすめ
それぞれの方法について解説します。
肌の乾燥をケアして色素沈着を防ぐ
乳輪が大きくなる原因が肌の乾燥による色素沈着なのであれば、肌の乾燥を防ぐことが重要です。
乾燥を防ぐために、常日頃からバストを十分に保湿しましょう。
美白成分の入ったクリームや黒ずみを解消する効果をもつクリームで乾燥ケアをすれば、より高い効果が期待できます。
また、サイズの合うブラジャーをつけるようにすれば肌がこすれにくくなり、乳輪が大きくなるのを防げます。
規則正しい生活を心がける
乳輪周辺の色素沈着は、肌のターンオーバーを促せば薄くなる傾向にあります。
そのためにはバランスよく栄養を摂り、きちんと睡眠をとることが大切です。
規則正しい生活を続けていればホルモンバランスも整いやすくなり、乳輪のサイズダウンを期待できるでしょう。
美容外科での治療もおすすめ
保湿クリームや黒ずみ解消クリームを実際に行っていても、なかなか効果が出ないという方もいるのではないでしょうか。
特に、大きな乳輪が遺伝している場合や、ホルモンバランスが関係している場合には、頑張ってケアしても成果が出にくい傾向にあります。
乳輪の大きさに悩んでいる方は、美容外科で「乳輪縮小術」を受けることをおすすめします。
乳輪縮小術については、次の項目で紹介しますのでぜひご覧ください。
大きい乳輪を小さくする「乳輪縮小術」とは?
乳輪縮小術とは、乳輪の皮膚を一部切除し、乳頭に縫い寄せる手術です。
乳輪縮小術には、下記のように乳輪の内側を切る方法と、外側を切る方法の2通りがあります。
内側を切る方法は「乳頭の周囲」を切除し、乳輪の外周は残します。
外側を切る方法は「乳輪の外周」を切除し、乳頭の周囲は残します。
内側を切る方法のメリットは、乳輪の外周が持つ自然なグラデーションを残せることです。
乳輪の外周は、乳房の肌色との間で自然なグラデーションを描いています。
このグラデーションを残すことで、手術を受けたことがバレにくい、自然な外見を目指せます。
逆に外側を切る方法では、このグラデーションがなくなるため、乳輪と乳房の境目がハッキリしてしまうことがデメリットです。
しかし、逆にそのような外観の乳輪を目指したい方には、外側を切る方法が適しています。
また外側を切る方が、内側を切るよりも多くの乳輪を施術できるため、より小さな乳輪を目指しやすくなります。
大きい乳輪の基準とは?
乳輪の大きさの基準について、ポイントをまとめると以下の通りです。
- 日本人の乳輪の平均的サイズは3.5cmから4cmぐらい
- バストの大きさによっても理想のサイズは変わる
- 妊娠前後、授乳期でも乳輪の大きさは変化する
それぞれのポイントについて解説します。
日本人の乳輪の平均的サイズは3.5cmから4cmぐらい
まず乳輪とは、バストの乳首周辺にある色合いの違う部位のことです。
そして日本人の乳輪の平均的なサイズは3.5~4cm程度といわれています。乳輪の直径が5cm以上あるのならば、平均よりも乳輪のサイズが大きいといえるでしょう。
また、なかには「バストサイズが小さいのに乳輪が大きい」という女性もいます。
胸が小さい場合には、相対的に乳輪がさらに大きく見えてしまうでしょう。パッと見たときに乳輪の大きさが目立ってしまい、コンプレックスに感じている方も多いのです。
バストの大きさによっても理想のサイズは変わる
乳輪の大きさ自体は、バストのサイズによって決まるわけではありません。
妊娠によってバストが大きくなった時には、乳輪も大きくなる傾向があります。
しかし、妊娠が原因でなくもともとバストが大きい場合、乳輪も大きいとは限りません。
逆に、もともとバストが小さい場合も、乳輪が小さいとも限りません。
ただ「理想のサイズ」はバストの大きさに影響を受ける傾向にあるでしょう。
同じ乳輪のサイズでも、バストが小さければ乳輪が大きく見えますが、バストが大きければ乳輪が小さく見えるためです。
妊娠前後、授乳期でも乳輪の大きさは変化する
前述の通り、妊娠の前後や授乳期にも乳輪の大きさは変化する(大きくなる)ことが多いです。
この変化は一過性のものであり、授乳が終わったら元のサイズに戻ることも多くあります。
しかし、授乳が終わっても乳輪が元のサイズに戻らないケースも存在します。
大きい乳輪の原因
「鏡を見たときに乳輪が目立つ」「乳輪のサイズが明らかに大きい気がする」という場合、どのような原因が考えられるのでしょうか。
乳輪が大きくなる代表的な4つの原因は、以下の通りです。
- 乳輪の大きさには遺伝が関係する
- 肌の乾燥で色素沈着が起きる
- 体重が増えると乳輪も大きくなる?
- ホルモンバランスと乳輪の大きさの関係
それぞれの原因について解説します。
乳輪の大きさには遺伝が関係する
体の特徴は遺伝することが多いため、親の乳輪が大きい場合には子どもの乳輪も大きくなりやすいです。
遺伝の場合、体つきが女性らしくなっていく第二次性徴の頃から乳輪が少しずつ大きくなります。
とはいえ、家族に体のことはなかなか相談しにくいため、遺伝の影響が気になる方は家族旅行で温泉などに行くとき、さりげなくチェックしてみましょう。
肌の乾燥で色素沈着が起きる
肌の乾燥も乳輪の大きさに影響を及ぼします。
乾燥肌の状態が続くと肌のバリア機能がダウンし、ブラジャーで乳輪がこすれるなどして色素沈着が起きるのです。その色素沈着によって、乳輪が大きく見えます。
また、肌が乾燥するとかゆみが生じることがあります。その場合にも、肌を頻繁にひっかくと色素沈着が起きやすくなり、乳首が黒ずんでしまうので注意しましょう。
体重が増えると乳輪も大きくなる?
体重が増えると、皮膚が全体的に引っ張られて伸びる傾向にあります。
体重増加に従ってバストサイズがアップすると、乳輪も引っ張られて大きくなってしまうことがあります。
ホルモンバランスと乳輪の大きさの関係
ホルモンバランスが乳輪のサイズに影響を与えるケースもあります。
女性ホルモンが多く分泌されると、乳腺組織が発達してバストサイズがアップしたり、乳輪が大きくなったりします。
妊娠中に乳輪が大きくなる女性は少なくありません。妊娠中にはホルモンバランスが大きく変化し、赤ちゃんへの授乳のために乳輪も大きくなってしまう傾向にあります。
大きい乳輪を小さくすることに関するQ&A
大きい乳輪を小さくすることに関して、よくある質問は以下の通りです。
- 乳輪が大きい原因は病気ですか?
- 乳頭も大きい場合には乳輪と同時に手術できますか?
- 大きい乳輪を小さくする方法は手術以外にありますか?
- 大きい乳輪を小さくする手術で授乳に影響はありませんか?
それぞれの疑問点にお答えします。
乳輪が大きい原因は病気ですか?
乳輪が大きい原因は主に以下のようなもので、病気ではありません。
- 下着等の摩擦による刺激
- 遺伝(体質)
- ホルモンバランス
しかし、稀に乳首の近くに乳がんが生じた場合、乳輪が大きくなるケースも見られます。
もし「しこりができた」「授乳中でないのに乳汁が出る」などの症状が見られた場合には、すぐに乳腺科などを受診するようにしてください。
乳頭も大きい場合には乳輪と同時に手術できますか?
乳頭と乳輪に対する同時の手術は、できることもありますが、できない可能性が高いでしょう。
乳頭縮小の手術と乳輪縮小の手術は、それぞれ対象の部位が近接しています。
術後に双方の傷を引っ張り合ってしまう恐れがあるため、別々に手術を行うのが一般的です。
しかし、それぞれの縮小度合い(縮小比率)がそれほど大きくない場合には、同時の手術が可能なケースも見られます。
大きい乳輪を小さくする方法は手術以外にありますか?
乳輪を小さくする方法は、手術以外にありません。
ただし、乳輪が大きいわけでなく「色が濃いため大きく見える」という場合は、色素を薄くすることで「小さく見せる」ことも可能です。
そのように色を薄くする方法としては、トレチノイン・ハイドロキノンなどの塗り薬を用いる方法が挙げられます。
この方法だけで乳輪が目立たなくなることもあるため、まず塗り薬を試してから手術を検討していただくのも、一つの選択肢です。
大きい乳輪を小さくする手術で授乳に影響はありませんか?
乳輪縮小の手術で、授乳に影響が出ることは基本的にありません。
乳輪縮小の手術(乳輪縮小術)には、乳輪の内側を切る方法(乳頭周囲法)と、外側を切る方法(乳輪外周法)の2種類があります。
どちらの場合も、授乳に必要な乳腺や乳管を温存できるため、授乳に影響することはありません。
ただし、手術に失敗した場合は影響が出る恐れがあるため、信頼できる医師から手術を受けることが重要です。
【まとめ】大きい乳輪が気になる場合はご相談ください
乳輪を小さくする方法は、基本的に手術しかありません。
色素の濃さが原因で乳輪が大きく見えている場合には、その色素を薄くするアプローチで、小さく見せることも可能です。
しかし、色素の問題ではなく乳輪自体が大きい場合、小さくするには手術が必要です。
当院・銀座マイアミ美容外科では、この手術である「乳輪縮小術」にもご対応しています。
当院では、全ての手術を日本専門医機構が認定する形成外科専門医のみが担当していることも特徴です。
カウンセリングでは医師が丁寧に患者様のお悩みを伺い、乳輪やバスト、全身の状態を診察した上で、適した施術をご提案させていただきます。
乳輪の大きさで悩まれている方は、ぜひ当院までご相談ください。
このコラムを監修したドクター
経歴
-
- 2006年
- 和歌山県立医科大学卒業
-
- 2006年
- 東京医科歯科大学附属病院 勤務
-
- 2008年
- 昭和大学形成外科教室 入局
-
- 2013年
- 昭和大学病院形成外科 助教
-
- 2015年
- 他院 大手美容外科入職
-
- 2018年
- 船橋眼瞼下垂クリニック 院長
-
- 2019年
- 銀座マイアミ美容外科SALONE
院長就任
-
- 2019年
- 医療法人社団形星会 理事就任
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