小鼻縮小の傷跡は残る?術式の違いや目立ちにくくする対策を紹介
- 新井先生監修

小鼻の広がりを解消し、スッキリとした鼻先を叶える「小鼻縮小術」。
しかし、鼻は顔の中心にあることもあり、「小鼻縮小をしたら傷跡が残ってしまうのではないか」と不安になっている方もいるのではないでしょうか。
せっかく鼻が小さくなっても、目立つ傷跡が残ってしまっては、治療を後悔してしまうかもしれません。
実は、小鼻縮小の傷跡は、選択する術式や術後の過ごし方などによって目立たないようにすることが可能です。
本記事では、小鼻縮小の傷跡に関する仕組みや治すためのポイントなどを詳しく解説します。
- 術式(内側法・外側法など)によって傷跡の目立ちやすさが異なる
- 切開デザインや縫合の工夫で傷跡を鼻の溝に馴染ませられる
- 術後半年程度でピンク色から肌色のスジへ変化するが、中には1年以上かかるケースも
- ケロイド体質や不十分なアフターケアは傷跡悪化の要因となる
- 目立つ傷跡にはレーザー治療・ステロイド注射・切除手術などの選択肢がある
新井医師
【術式別】 小鼻縮小で傷跡が残る仕組みと目立ちやすさ

小鼻縮小にはいくつかの術式があり、それぞれ切開する場所が異なります。
術式の選択によっても傷跡の残り方は異なるため、以下の4つに整理して解説します。
内側法

鼻の穴の内側(鼻腔底)を切開し、幅寄せする術式です。
切開線が鼻の穴の中に収まるため、外側から傷跡が見えにくいメリットがあります。
小鼻の広がりが軽度な方や、傷跡を外に出したくない方に向いている方法です。
また、鼻の穴の横幅を狭めたい場合にも、適した術式であると言えるでしょう。
新井医師
鼻の穴の入り口付近を丁寧に縫合することで、術後数ヶ月でほとんど分からなくなるケースが多数です。
外側法

小鼻の外側を回り込むように切開し、小鼻そのものを切除する術式です。
外側に回り込む量が多いほど切除量を増やせますが、切り込みが上方に及ぶと傷跡が目立ちやすくなるため、切除量には十分な注意が必要です。
当院では外側の切開は必要最小限にとどめ、小鼻を少し回り込む程度のデザインを採用することが多いです。
頬(メーラー部分)と小鼻の境目を丁寧に切ることで、傷跡が目立ちにくくなることが期待できます。
小鼻の張り出しや丸みを改善したい方には、向いている術式でしょう。
新井医師
内側法+外側法
内側法と外側法を組み合わせた術式です。
鼻の穴の幅を狭めながら、外側の張り出しも同時に整えることができ、より広い範囲を調整したい場合にバランスの良い仕上がりが期待できます。
当院では患者様の小鼻の形や大きさに合わせて、内側法と外側法を組み合わせてデザインするケースも多々あります。
傷跡は鼻の穴の中と小鼻の境目の両方に生じますが、影になる部分にデザインすることで目立ちにくくすることが可能です。
新井医師
フラップ法
内側法で通常は切り取る鼻腔底の部分を小鼻から切り離さないようにし、鼻の中心で左右から縫い合わせることで後戻りを防ぐ術式です。
後戻りしにくい結果が期待できるため、寄せる幅が大きいケースや他院修正などの再手術の際に採用されることがあります。
単に切り取って縫うのではなく、組織を温存しながら引き寄せるため、一定の技術が求められる方法です。
当院でも、寄せる幅が大きいケースや再手術の際に、症例に応じてフラップ法を取り入れています。
新井医師
小鼻縮小の傷跡の経過

ここでは、小鼻縮小の傷跡の経過について、以下の段階に分けてそれぞれ紹介します。
手術を受けた直後は、誰しも傷跡の見た目に不安を感じるものです。
正しい経過のステップを知っておくことで、ダウンタイム中の精神的なストレスの軽減につなげましょう。
術後直後〜3日
手術直後から3日間は、腫れやむくみが最も強く現れる時期です。
痛みも徐々に強くなる傾向があり、内出血が生じるケースもあります。
処方された鎮痛薬を使用しながら、患部を冷やして安静に過ごしましょう。
この時期の見た目だけで、仕上がりを判断しないことが大切です。
新井医師
術後1週間
腫れやむくみが徐々に引き始め、痛みは押すと痛い程度まで落ち着いてくる時期です。
なお、当院では鼻の穴の中の縫合には溶ける糸を使用しているため抜糸は不要ですが、外側の皮膚の抜糸は術後7日前後に行います。
傷口はまだ敏感な状態のため、患部への刺激は引き続き避けてください。
患部を清潔に保ちながら過ごすようにしましょう。
新井医師
術後1ヶ月
腫れやむくみはほぼ落ち着いてくる時期ですが、傷跡はまだピンク色の状態が続きます。
外側の皮膚の抜糸(術後7日前後)が近づく時期でもあり、患部への刺激は引き続き控えましょう。
焦らず経過を見守ることが、この時期の過ごし方としても大切です。
新井医師
術後3〜6ヶ月
術後数週間以降から瘢痕が成熟していき、3ヶ月頃からは傷跡の赤みや硬さが徐々に落ち着いてくる時期に入ります。
半年程度はピンク色の状態が続きますが、時間の経過とともに白から肌色のスジへと変化していきます。[注1]
なお、傷跡の赤みが完全に消退するまでには個人差があり、1年以上かかるケースもあります。[注2]
通常はメイクでカバーできる程度に落ち着いてきますが、ケロイド体質の方などは経過が異なる場合があるため、気になる症状があれば医師に相談しましょう。
完成までには時間がかかることを理解したうえで、焦らず経過を見守ることが大切です。
新井医師
[注1]Wolfram D, et al. "International Scar Classification." Textbook on Scar Management, Springer, 2020. NCBI Bookshelf NBK586057
[注2]Garg S, et al. "Scar Revisions." PMC, 2021. PMID: PMC8186991
新井医師
小鼻縮小の傷跡が目立ちやすい人の特徴

ここでは、小鼻縮小の傷跡が目立ちやすい人の特徴を以下のとおり解説します。
同じ手術を受けても、傷跡が綺麗に消える人と、目立ってしまう人がいます。
自分に当てはまる項目がないか、事前カウンセリングでしっかりと確認しておくとよいでしょう。
ケロイド体質の人
過去の手術跡などが赤く大きく盛り上がった経験がある方は、特に注意が必要です。
体質的に傷が盛り上がりやすく、赤みも長引いて傷跡が目立ちやすくなる傾向があります。
事前に医師へ伝えることで、切開デザインの工夫や術後早期からの適切な処置がしやすくなるでしょう。
新井医師
鼻の皮膚が分厚く硬い人
小鼻の皮膚が分厚い方は、傷跡が広がりやすくなるケースがあります。
鼻翼部分の組織自体にボリュームがあると、切開・縫合の際に創縁にかかる張力が生じやすいためです。
鼻の皮膚が分厚く硬い人には、切開ラインの設計と切除量の慎重な調整が求められるでしょう。
新井医師
術後のアフターケアが不十分な人
手術が適切に行われても、術後のケアを怠ると傷跡は目立ってしまいます。
特に、傷口を無意識に触ったり擦ったりする行為は、傷跡を悪化させる要因となります。
また、血流を過剰に良くしてしまう行動も、腫れを長引かせてしまうため控えることをおすすめします。
できる限り美しい仕上がりを目指すためには、医師の指示を忠実に守り規則正しい生活を送ることが大切です。
新井医師
小鼻縮小の傷跡を早く綺麗に治すためのダウンタイム中の過ごし方

ここでは、小鼻縮小の傷跡を早く綺麗に治すためのダウンタイム中の過ごし方について以下の項目に整理して解説します。
日常生活の中で意識すべきポイントを整理し、万全の体制で回復をサポートしましょう。
患部を清潔に保つ
傷口の感染や炎症を防ぐことは、傷跡を最小限に抑えるために欠かせないポイントの一つです。
抜糸が完了するまでの期間は、医師の指示に従って患部の衛生状態を最適に保ってください。
皮脂や汚れが溜まると炎症の原因となり、傷跡が盛り上がってしまうリスクが高まります。
強くこすらず、優しく水やぬるま湯で流す習慣を身につけ、細胞の修復活動をサポートしましょう。
洗顔後はタオルを軽く押し当てるようにして水分を取り、できる限り刺激を与えないよう徹底してください。
新井医師
血行が良くなる行動を控える
血行が過剰に良くなると、腫れや内出血を増悪させてしまいます。
特に術後3日間は、飲酒、激しい運動、長時間の入浴は避けるようにしてください。
血流が増すことで炎症が悪化して、結果として傷跡の治りが遅れる恐れがあるためです。
血流を一定に保ち、心身ともに穏やかな生活を心がけることが、ダウンタイムを短くするためのコツです。
サウナや岩盤浴といった施設も、医師の許可が出るまでは控えるようにしましょう。
新井医師
処方されたお薬を正しく使用する
処方された軟膏や内服薬を正しく使用することも、傷跡をできる限り薄く目立たなくするためには大切です。
クリニックから渡されるお薬には、すべて医学的な意図があります。
施術部位が治ったように見えても自己判断で中断したりせず、医師の指示通りに処方薬を正しく使用しましょう。
外用薬(軟膏)は傷口を外部の刺激から保護し、修復に適した湿潤環境を整える役割を果たします。
決められた回数と塗布量を厳守することで、予期せぬリスクを低減させることが可能です。
ただし、処方薬の使用を続ける中で万が一肌荒れなどの違和感が生じた場合は、すぐにクリニックへ連絡してください。
新井医師
摩擦や刺激を避ける
組織が安定するまでは、物理的な刺激を徹底的に排除する必要があります。
抜糸後からメイクが可能になっても、患部に直接触れるファンデーションには細心の注意を払いましょう。
スポンジによる摩擦は、デリケートな皮膚にとってはダメージとなり色素沈着を招く恐れがあります。
また、マスクを着用する際も立体型のものを選ぶなど、傷口にできる限り負担をかけない工夫をするとよいでしょう。
新井医師
小鼻縮小の傷跡修正の主な方法

ここでは、小鼻縮小の傷跡を修正する主な方法として以下をご紹介します。
もし小鼻縮小によって不本意な傷跡が残ってしまった場合でも、すぐに諦める必要はありません。
原因を多角的に分析して最適な方法を選択することで、今よりも目立たなくできる可能性はあります。
レーザー治療
レーザー治療は、赤みが長引いている場合や、表面のわずかな凹凸を改善するために用いられます。
皮膚の再生を促すことで、傷跡を周囲の肌質に近づけていく治療です。
メスを使わずに整えられるため、短時間で施術を終えられるうえに、ダウンタイムも短いのが特徴だといえます。
施術回数は1回ではなく、数回の治療を重ねて境界線を曖昧にしていくアプローチが基本です。
新井医師
ステロイド注射
傷跡が赤く盛り上がり、ミミズ腫れのようになった状態などに用いられる治療法です。
患部に直接注入することで炎症を抑制しつつコラーゲンの過剰生成を抑え、盛り上がりの改善が期待できます。
また、痒みや痛みといった不快な症状の軽減につながることも期待できます。
注射時には副作用のリスクを避けるため、経過を観察しながら慎重に量を調整することが大切です。
新井医師
切除手術
目立つ傷跡自体を切り取る施術も、選択肢の1つです。
傷跡が大きく膨らんで・広がってしまった場合にも、切除手術であれば抜本的な解決を図れます。
再度メスを入れることで傷跡のふくらみを改善させるため、施術には高い精度が求められます。
まずはカウンセリングで傷跡の状態を確認してもらったうえで、最適な方法を提案してもらいましょう。
新井医師
小鼻縮小の施術は銀座マイアミ美容外科へ

小鼻縮小の施術について気になっている方は、銀座マイアミ美容外科へぜひお気軽にご相談ください。
当院の施術の特徴は、以下のとおりです。
- 豊富な経験を持つ医師が直接カウンセリングを担当
- 患者様一人ひとりの鼻の形や皮膚の状態に合わせたデザインをご提案
- 内側法・外側法・フラップ法など、症例に応じた術式の組み合わせに対応
- 他院での傷跡トラブルに悩む方のための修正相談も常時受付
銀座マイアミ美容外科では、形成外科専門医(日本専門医機構認定)が施術を担当し、基幹病院等で培った技術を美容外科に応用しています。
幅広い知見と豊富な経験があるからこそ、傷跡を目立たせないデザインと縫合を心がけることができます。
鼻の形や皮膚の厚みに合わせて最適なプランをご提案し、傷跡が馴染むその日まで丁寧なアフターフォローをご提供します。
新井医師
小鼻縮小の症例写真

言葉による説明以上に、実際の症例写真はその技術力を示してくれます。
当院において小鼻縮小を受けられた患者様の、ビフォーアフターと傷跡の経過をご紹介します。
加工を一切施していない記録をぜひご覧ください。
術後1ヶ月

全体的な小鼻の広がりがあり、小鼻縮小することで顔全体でのバランスを整えています。
今回は内外側両方の切開で、鼻の穴の自然な丸みを残しつつ、鼻腔底の隆起も温存しながら全体的に小さくするようにしました。
まだ術後1ヶ月であるため、創部の赤みがあります。
リスク:後戻り・瘢痕・左右差・感染など。鼻の穴や鼻の形に微妙な左右差や曲がりが出ることがあります。
内出血:程度は個人差がありますが、平均2週間程度で改善します。
出血や血種:極まれに起こります。追加で処置が必要になります。
腫れ、浮腫み:1〜2週間程度で改善します。稀に月の単位で続くこともあります。
痛み:痛み止めを内服して暮らせる程度です。7日程で楽になり、押えたら痛い程度。
感染:ごく稀に、細菌感染がおこることもあります。その際は、抗生剤の投与や洗浄をすることが必要になる場合があります。
新井医師
術後3ヶ月(修正)
小鼻を挙上させつつ丸みをだし、生えたような違和感を改善させています。
痛みは3〜4日は痛み止めを飲んで生活。
1週間くらいすると押さえると痛い程度になります。
内出血は平均2週間くらいで目立たなくなります。
稀に感染がありますが、そのような際は責任を持って当院で治療します。
仕上がりには個人差があるので、手術を受けた人全員がこの写真の様な変化をするわけではありませんのでご注意下さい。
カウンセリングにて診察させていただいた上でその方一人一人の状態をふまえて、治療法をご提案します。
血液検査:11,000円(税込)
新井医師
術後6ヶ月
上記がご希望の患者様に対しては、小鼻の内側法もしくは、内側+外側法がおすすめです。*内側法の適応
小鼻の形はそこまで気にならないが、横幅を変えたい。
鼻の穴を自然に目立ちにくくしたい。
鼻の外の傷を最小限にしたい。*内側+外側法の適応
小鼻の形を小さく、横幅を変えたい。
鼻の穴をより目立ちにくくしたい。*傷の広がりを防ぐために。
溶ける糸で、中縫い(真皮縫合)をしております。
4-0PDS、6-0PDSで、4-5針縫合することで、キズあとを最小限におさえます。※キズあとの落ち着く期間は、長いと思うかもしれませんが、
術後数ヶ月で赤色からピンク色、半年で自分の肌に馴染みます。
お化粧で隠せます。
痛みは3〜4日は痛み止めを飲んで生活。
1週間くらいすると押さえると痛い程度になります。
内出血は平均2週間くらいで目立たなくなります。
稀に感染がありますが、そのような際は責任を持って当院で治療します。
仕上がりには個人差があるので、手術を受けた人全員がこの写真の様な変化をするわけではありませんのでご注意下さい。
カウンセリングにて、診察させていただいた上でその方一人一人の状態をふまえて、治療法をご提案します。
血液検査:11,000円(税込)
新井医師
小鼻縮小の傷跡に関するよくある質問

ここでは、小鼻縮小を検討されている方から寄せられる、傷跡に関する以下の疑問にお答えします。
小鼻縮小の傷跡はどのくらいの期間で目立たなくなりますか?
個人差はありますが、術後半年程度で傷跡が周囲の肌に馴染んでくる傾向があります。
手術直後から1ヶ月頃までは赤みや硬さが生じることがありますが、これは回復過程における正常な反応です。
半年を過ぎる頃には白から肌色のスジへと変化していき、鼻の溝に沿ったデザインであれば気づかれにくくなるケースが多くあります。
なお、体質によっては赤みが消えるのに1年以上かかる場合もあるとされているため、焦らず経過を見守りながら適切なケアを続けることが大切です。
新井医師
傷跡がケロイドになった場合、治せますか?
ケロイドや盛り上がりが生じた場合、ステロイド注射によってコラーゲンの過剰生成を抑え、改善が期待できます。
早めに対処することで、症状の進行を抑えやすくなるでしょう。
ただし、傷跡の状態によっては傷跡を切り取って縫い直す方法が選択肢となる場合もあります。
新井医師
術後いつから傷跡をメイクで隠せますか?
内側法の場合は傷が鼻の穴の中に収まるため、抜糸不要の溶ける糸を使用しており、比較的早い段階からメイクが可能です。
外側法を含む場合は術後7日前後の抜糸後からメイクが可能になります。
コンシーラー等でカバーすることで、日常生活への影響を軽減できる場合があります。
ただし、メイクの際は指の腹で優しく叩き込むようにして、傷口への負担を避けてください。
クレンジングの際も、擦らずに浮かせて落とすことを心がけましょう。
【まとめ】小鼻縮小の傷跡は適切な術式とアフターケアで目立たなくできる

小鼻縮小の傷跡は、術式の選択と医師の精密な技術、そして術後の細やかなケアがあれば、日常生活で目立ちにくいレベルまで抑えることができます。
メスを入れる以上、傷がゼロになることはありませんが、デザインや縫合の工夫によって自然な鼻を目指すことは可能です。
一人で悩まず、まずはクリニックへご相談ください。
銀座マイアミ美容外科では、患者様の状態に合わせた施術プランをご提案しています。
新井医師
このコラムを監修したドクター

経歴
-
- 2013年
- 昭和大学医学部卒業
-
- 2013年
- 藤枝市立総合病院 初期研修医
-
- 2015年
- 昭和大学病院 形成外科入局
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