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鼻の整形

小鼻縮小

小鼻縮小は、小鼻が大きく外側にひろがっているかた、鼻の穴が大きいかた、笑うとさらに大きく横に広がることに悩んでいるかたに適応になる手術です。

 

小鼻縮小は大きく分けて内側法(鼻内法)、外側法(鼻外法)に分かれます。また、小鼻が肉厚なかたに適応となる特殊な小鼻縮小の方法もあります。実際の手術では、内側法と外側法を患者さんの小鼻の形や大きさの程度に合わせて組み合わせたデザインにすることが多いです。

 

内側法は鼻の穴の中の鼻腔底(びくうてい)という部分を切開して幅寄せします。

外側法は、小鼻の外側を回り込むようにして切開し小鼻そのものを切除する方法です。外側に回り込んで切り取るほどたくさん小鼻の部分を切除できるのですが、あまり上の方まで切り込んで切除すると傷が目立つ傾向にあるので撮り過ぎには注意しないといけません。どうしても、外側に切り込まないといけない場合を除いて、当院では、外側の傷の切開は必要最小限にするようにしています。小鼻を少し回り込むくらいに設定をすることが多いです。

 

小鼻は、人それぞれにバリエーションが多く、デザインに形成外科的な感覚とが必須となります。切り取って縫うという単純な手術ではあるのですが、そこには形成外科的な考え方やテクニックをたっぷり盛り込むことになります。

こんな方におすすめ
  • 鼻の穴を小さくしたい
  • 正面から見て、鼻の穴が目立つかた
  • 鼻の幅を小さくしたい
  • 主張の無い鼻にしたい
  • 笑った時の小鼻の膨らみに悩む

忘れ鼻(わすればな)という言葉は聞いたことがありますか?

存在感のない鼻という意味になりますが、鼻の存在感を決定づける原因として、小鼻の広がりは最も大きな要因と言ってもいいと思います。

小鼻が広がりすぎていると、鼻の主張が増します。力強いイメージになり、いつも興奮している、怒っているような印象を他人に与えかねません。というのも、人間は怒ったり興奮したりすると交感神経の働きが強まり、それによって鼻筋に自然と力が入って鼻の穴が広がる仕組みになっているのです。

また、笑ったりすると両方の小鼻が外側に広がりますが、それに悩んでいる方も多いように思います。小鼻縮小をすると、小鼻の広がりが抑制されるため、コンパクトでスッキリとした印象の顔に近づきます。

 

ただ、小鼻縮小では気をつけなくてはならないこともあります。過ぎたるはまた及ばざるがごとし。やり過ぎてしまうと、いわゆるコンセント鼻とよばれる細長すぎる鼻の穴になってしまいますし、息苦しさが出てしまいます。

では、どの程度が適切なのでしょうか。

鏡を前にして、両方の人差し指を左右の小鼻の横にそれぞれ置きます。そして、両方の指で小鼻を鼻の中央に寄せながら息を鼻から吸ったり吐いたりしてみてください。その時に、息苦しさを感じる手前までがそのかたの小鼻縮小できる幅の限界になります。

なかには、息苦しくなってもいいので限界を超えて小鼻を縮小したいという希望のかたもいらっしゃいますが、呼吸が苦しくなったり、鼻の掃除がしづらくなったりする害の方が大きいと思いますので、やり過ぎはお勧めできません。

また、小鼻縮小は、鼻尖形成や耳介軟骨移植などの鼻先の手術との相性もよく、同時に行うこともあります。鼻先全体をスッキリ整えることができるので顔の印象をきちんと変えることができる手術です。

 

当院では、内側法と外側法を程よくミックスしてデザインしています。また、症例によっては、肉厚な小鼻に対して厚みを薄くする処理(あんこ抜き処理)や、フラップ法という特殊な小鼻縮小も組み合わせることがあります。

あんこ抜き処理は、小鼻が肉厚な場合にその厚みを減らす目的で皮下脂肪や皮脂腺の部分を抜いて薄くする手術です。

フラップ法とは、内側法で普段ならば切り取ってしまう鼻腔底の部分を小鼻から切り離さないようにしてそれを鼻の中心で左右で縫い合わせて後戻りを防ぐ手術です。

また、鼻翼を前鼻棘(ぜんびきょく)という部分に糸で縫い寄せて後戻りしづらくする方法もあります。

 

小鼻縮小で大切なのは、適切なボリュームの組織を切除して切除面を面としてピッタリ合わせることなので、必ずしも全例にフラップ法や糸で寄せることはしなくても大丈夫です。しかし、寄せる幅が大きい時や、他院修正などの再手術の時は、傷を綺麗に後戻りしにくくするためにこれらの方法を採用します。

小鼻縮小_外側法

小鼻縮小_内側法

小鼻縮小_当院

傷跡は、大半は鼻の穴の中にできますので目立ちません。外側に見える部分は、鼻と唇の間をきちんと切れば鼻の下の影に隠れます。

また、外側に小鼻が張り出している場合は小鼻の外側に回り込んで切除するのですが、その際も頬(メーラーの部分)と小鼻の境目を丁寧に切ることによって、目立たない傷になります。半年間くらいピンク色っぽい傷ですが、時と共に白から肌色のスジとなります。

これは脂症(鼻の油が多いかた)のかたに多いのですが、糸の縫い目が膨らんで目立つ方がおられます。細い糸で縫合するのですが糸の跡が盛り上がってしまうことがあります。これは体質的な要因が大きいです。そのような、盛り上がりのある傷になった場合は炭酸ガスレーザーで細かく焼いていきながら、フラクショナルレーザーのように傷をぼかすと目立たなくなっていきます。当院ではそのような傷跡レーザーの治療にも取り組んでいますのでご安心ください。

リスク・副作用・合併症について

切除しすぎると細長いコンセント鼻になる。息がしづらくなる。
微妙な左右差が出ることがあります。
元の形によっては完全に理想の形にできないかたもいる

小鼻縮小の施術料金
小鼻縮小 220,000円(税込)
血液検査    11,000円(税込)
麻酔は局所麻酔または静脈麻酔から選んでいただきます。
局所麻酔ならば55,000円(税込)、静脈麻酔でするならば110,000円(税込)麻酔代金がかかります。
その他、かかる費用はありません。
施術時間 45分程度
ダウンタイム 腫れむくみは5日程度。痛みは疼く感じがありますが、痛み止めでコントロール可能です。鼻の穴のなかは抜糸のいらない溶ける糸ですが、皮膚は7週間後くらいに抜糸をします。特に固定などは基本的にはしません。
入院の必要性 なし
通院回数 ケースにより、翌日再診していただくこともあります。手術後1週間から2週間の間に1度抜糸に来ていただきます。その後の通院は任意ですが、1ヶ月、3ヶ月と検診にてきちんと仕上がっていることを確認できればと思います。遠方の方はLINEのビデオ通話などでオンライン検診もできます。
持続性 永久的
傷跡 鼻の穴の中、小鼻の下、側面にできます。半年くらいはピンク色ですが、通常はお化粧で隠せる程度です。

小鼻縮小FAQ

  • 小鼻の形を変えたい

    小鼻の形を変えたいのですが、小鼻縮小とはちょっと違うと思っています。 希望している形は、単純に手で小鼻を両側から少し押したときのように、鼻の穴を鼻尖方向に長くするイメージです。鼻の容積?自体を変えたいわけではないのです。 「鼻尖形成」で調べてみると、やはり何か入れたり切ったりするようなのですが、そのような手術しか方法はないのでしょうか?
  • 小鼻を目立たなくしたいが。。。

    鼻翼縮小には、小鼻の外側か、内側か、両方かを切ることになると思うのですが。。 ・内側だと小鼻がひしゃげた​​感じになるかもしれない ・外側だと傷跡が目立つかもしれない という点を心配しています。 小鼻はふつう、笑ったときに左右に引っ張られるものだと思います。しばらく傷跡が痛いことは我慢するとして、​ダウンタイムが過ぎても​引きつった笑いになったり、笑い方を抑えるようになったりすると、結局目立​つことになって​しまわないでしょうか? 他のクリニックの症例写真を見ても、笑顔のビフォーアフターはなくて、決断できないでいます。
  • 小鼻が小さい

    小鼻が顔にもぐってしまっているような感じです 文章にすると変なのですが、鼻が全体的に小さくて、小鼻も小さくて、鼻の周囲が盛り上がっているように見えます。鼻が顔の真ん中で埋もれているような感じなんです。 鼻筋だけを高くしても、小鼻がそのままではおかしいと思います。鼻翼縮小の症例写真は見かけますが、鼻翼拡大?というのはあるのでしょうか? または、鼻プロテーゼのような、全体を大きくするように直した方がいいのでしょうか。 診ていただくのが早いとは思うのですが、どうぞよろしくお願いいたします。
  • 人中短縮を考えています。小鼻が大きくなったりしませんか?

    人中短縮は、鼻と唇の間隔を短くする手術、だというのはわかっているのですが、全体の見え方として鼻や全体がどう変わって見えるのかが気になっています。 小鼻が下に引っ張られて鼻の穴の見え方が変わったり、上唇が上がって見えたりしないでしょうか?  
  • 小鼻の付け根が下がっているのですが、プロテーゼをいれて鼻筋を通せばいいのでしょうか

    整形とか今まで何もしたことがなくてよくわからないのですが、小鼻の付け根が下がっているというか、鼻の頭が上を向いているというか、とにかく鼻の穴が見えてる状態なのが気にいらないです。 こういうのを直すには、鼻を高くすればいいんだと思うのですが、具体的にはプロテーゼを入れたらいいのでしょうか?
  • 鼻の高さも長さもあるのですが、そのせいか、鼻の穴が目立ちます。

    鷲鼻にならない程度に鼻筋は通っているし、高さもあります。 小鼻も大きくないんですが、穴が上向き気味で目立つんです。 鼻筋を通す手術や、小鼻を小さくする手術なら色々あるようですが、、、小鼻ではなく穴を小さくする手術はないのでしょうか?   鼻孔縁下降術 このようなかんじです。
  • クローズ法/オープン法はどんな手術ですか?メリットやデメリットを教えてください

    鼻の整形のクローズ法/オープン法とはどんな手術ですか? それぞれどんなメリットやデメリットがあるのでしょうか? どんな施術をどの方法でやるかは、どうやって決めますか?
  • 団子鼻をスッキリさせたいのですが...

    鼻先が丸いのが悩みです。子どもっぽく見えます。 軟骨を持ってきたりするのではなく、簡単にシャープにする方法はあるでしょうか? もしかしたら団子鼻だけでなく、全体的に手を入れた方がよいのかもしれませんが、そうだとしても糸などで何とかする方法はないのかなと考えています。
  • 鼻翼縮小術と人中短縮術について

    小鼻を小さくしたくて色々調べていたら、もしかしたら切る場所が人中短縮と同じなのかも??と思いましたが、実際のところどうなのでしょうか。 鼻翼縮小と人中短縮って一緒にできる手術ですか?それとも別々にやった方がいいですか?

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鼻の整形
その他の診療科目

  • 鷲鼻形成

    鷲鼻に憧れるかたのための手術です。ハンプを作成することで、フラットな鼻筋を鷲鼻に変えることができます。

    当院では、プロテーゼ挿入やハイドロキシアパタイトによる鷲鼻形成、軟骨移植や真皮脂肪移植など自家組織による鷲鼻形成が可能です。ちょっとしたハンプを作ることもできますし、かなりゴツい感じの鷲鼻にすることも可能です。

     

  • 幅よせ骨切り(鼻筋整え骨切り)

    幅よせ骨切りは、鼻骨専用のノミで鼻の穴の中から、鼻骨を切る方法です。

    鼻の穴の中からだけで骨を切れるので、皮膚に傷はつきません。いわゆるクローズ法と言われる方法です。鼻骨は、下から見ると山のような形をしているのですが、富士山のように裾野が広い鼻のかたに適した方法です。広い鼻筋を細く整えることが可能です。
    単独でも行いますが、鼻の印象を薄くするための忘れ鼻の手術やハンプ削りの手術に加えることもあります。

  • 鼻フルコース

    鼻フルコースは、1回の手術で鼻筋も鼻先も小鼻も全て整形してしまおうというセットメニューのことです。

    鼻全体の印象を変えたいと思っていらっしゃるかた、どのような施術をしたらいいかわからないけれども、鼻全体的に気に入っていないかた、漠然とした悩みのかた、悩みの森に迷い込んでしまっているかたなどが対象となります。

    当院では、わかりやすくベーシックな鼻フルコースと色々選べるプレミアムな鼻フルコース、そして忘れ鼻形成という特殊な鼻フルコースの3つの鼻フルメニューから選んでいただくことが可能です。

    ベーシック:
    鼻尖形成耳介軟骨移植小鼻縮小プロテーゼ(鼻筋)

    プレミアム:
    鼻尖形成耳介軟骨移植鼻中隔延長鼻柱形成小鼻縮小プロテーゼ(鼻筋)真皮脂肪移植(鼻筋)、ハンプ削り、幅寄せ骨切りの中から必要なものを全て選べます。

    忘れ鼻:
    鼻尖形成耳介軟骨移植小鼻縮小、ハンプ削り、幅寄せ骨切りの中から必要なものを全て選べます。

  • 鼻翼挙上

    小鼻の下の位置が、鼻柱の根元の位置よりも下に下がっているが、顔全体のバランスから見て鼻柱は正しい位置にある場合に適応になるのが鼻翼挙上という手術です。

    小鼻が垂れ下がっているとアンバランスな鼻になりますし、鼻の穴も見えがちになります。小鼻の下を切開して上の方に引き上げることでバランスが整うようになります。この手術をすることで、小鼻の主張感が減り、また鼻の穴も見えづらくなります。より忘れ鼻に近づくようになる手術です。

  • 鼻孔縁下降術

    正面から見た時に鼻の穴が目立ってしまう、横から見た時に鼻の穴の縁が上に上がりすぎていて鼻柱がはっきりみえてしまう、といった症状を改善できる手術が鼻孔縁下降術です。

    この方法では、耳介から皮膚と軟骨を同時に採取して、それを鼻の穴の縁の下げたい場所に移植することで鼻の穴の縁を下げます。この方法は、皮膚と軟骨のコンポジットグラフトというテクニックを用いて行います。皮膚と軟骨をくっつけたまま採取してきて、鼻の穴の縁に移植することによって尾翼軟骨と鼻の穴の皮膚を両方とも延長できます。真正面からと真横から見て、鼻の穴が見えにくくなりますが、下からあおってみても傷跡などは見えません。

  • ハンプ削り

    ハンプは、段鼻とも呼ばれていますが、鼻筋の中央くらいのところに膨らみがある状態のことを言います。ハンプとは日本語に直訳すると”こぶ”という意味です。重度になると、鷲鼻(わしばな)とも呼ばれるようになります。

    もともと日本人にはあまりなかったのですが、栄養状態が良くなってきたために骨が成長して日本人にもみられるようになったという説もあります。いずれにしても、ハンプの治療は切除や削りです。ハンプには骨性ハンプと軟骨性ハンプと両方あります。骨性の場合は鼻骨が、軟骨性の場合は鼻中隔軟骨や鼻背軟骨が発達しているために起こります。

  • 鼻柱形成

    鼻を正面から見た時に、小鼻の方が鼻柱基部(びちゅうきぶ)より下がっていると良くない、とされています。なぜならば、小鼻と小鼻を結んだ線の方が鼻柱よりも下がっていると実際の鼻の幅よりも鼻の幅が広く見えてしまうからです。

    鼻柱の付け根の方が、下がって、小鼻の付け根のほうが上がって、前から見た時に逆二等辺三角形の形になっている方が形良い鼻に見えます。鼻柱形成とは、耳介軟骨を鼻柱部分に移植することで鼻柱を下に伸ばす施術です。

    鼻中隔延長はどちらかというと、鼻先に近い部分の鼻柱を下に伸ばす効果はありますが、鼻柱の基部(付け根)を下に伸ばす効果は弱いです。鼻柱の付け根を下に伸ばして鼻柱から上唇にかけての角度(鼻唇角)を綺麗に整える手術は鼻柱形成のほうが優れていると言えます。

  • 真皮脂肪移植

    人間の皮膚は、表面から、表皮、真皮、皮下脂肪の順で階層構造になっています。

    真皮脂肪移植とは、この真皮とそれに続く皮下脂肪を、真皮と皮下脂肪がくっついたままの状態で採取して、鼻、唇、ほうれい線などに移植する方法です。

    真皮脂肪を鼻筋に移植することによって、鼻筋を整えることができます。高さが欲しい場合は真皮脂肪の厚みを厚くすることによって、鼻筋を細く整えたい場合は真皮志望の幅を細くすることによって対応します。また、ハンプなどの鼻筋の凸凹感を緩和させる場合はハンプ上は薄く、その上下を厚くというような調整も可能です。患者さんによっては、鼻根部だけを高くしたかったり、眉間まで高くしたかったりする場合がありますがそのようなケースにも対応可能です。

    また貴族手術といって、小鼻の付け根の窪みを埋める手術にも真皮脂肪移植が利用可能です。さらに、耳介軟骨移植やプロテーゼ移植後に鼻さきの皮膚が薄くなってきてしまったケース、鼻尖形成などの手術後に部分的に皮膚が凹んでしまったケースなどの修正にも真皮脂肪移植が適しています。

    皮膚を階層構造ごと移植することによって皮膚の厚みを増し、凹みを改善します。以前に入れたプロテーゼが曲がったり、石灰化を起こしたり、皮膚が薄くなってきたりして抜去したいと思った時に、プロテーゼを抜去して、プロテーゼが入っていたカプセル内に真皮脂肪を移植するというのも良い適応です。プロテーゼ抜去に真皮脂肪移植を併用すると鼻筋の高さを低くせず、プロテーゼよりもナチュラルに鼻筋を仕上げることができます。

  • プロテーゼ

    シリコンプロテーゼを使って、鼻根部(鼻の付け根、目と目の間の部分)から鼻先にかけての鼻筋を高くすることができます。

    美容外科の手術の中では古くからある手術で、比較的簡単に鼻筋を整えることができます。プロテーゼのタイプは大きくL型とI型に分かれます。以前は、L型がもてはやされていましたが、近年では、I型が主流になっています。

    鼻の穴の中から挿入することができるので傷跡は外からは見えません。高さの調整も各人に合わせて行えます。

  • 鼻中隔延長

    鼻中隔延長という手術の名前をよく耳にしますが、鼻中隔ってなんでしょうか。

    鼻中隔とは左右の鼻の穴の間にある仕切りの壁のことです。前方の方は軟骨(硝子軟骨)、後方の方は骨でできています。鼻中隔は、鼻筋と鼻先を支える大切な部位です。
    生まれつきこの鼻中隔が弱いと鞍鼻(あんび)といって鼻筋がとても低い鼻になってしまったり、短鼻(たんび)といって短い鼻、いわゆるブタ鼻の原因となってしまいます。このようなかたに、鼻中隔軟骨にさらに軟骨を足して補うことで鞍鼻、短鼻の改善をしたり、さらに延長させて欧米人のような高い鼻にしたり、下向きに長い鼻にして人中の長さを目立たせなくしたりする方法を鼻中隔延長と言います。

    では、どのような方法、材料で鼻中隔延長をすると良いのでしょうか。

    まず、材料に関してですが、異物は基本的にはお勧めしません。曲がったり、感染したり、飛び出てきてしまったりという合併症が、自家組織に比べて圧倒的に多いからです。鼻中隔延長は自家組織で行なった方が安心です。自家組織として使用可能なものは、鼻中隔軟骨、肋軟骨、耳介軟骨です。
    このページでは、鼻中隔延長について詳しく解説をしようと思います。

  • 耳介軟骨移植

    鼻先を細く高く整えたいかたに適した手術が、耳介軟骨移植(じかいなんこついしょく)です。この方法は、耳から軟骨を少しいただいて鼻先に移植する方法です。鼻先には、人工物は適しません。シリコンや溶けると言われている素材もありますが、そのような人工物の移植後では、鼻先の皮膚が薄くなってしまったり飛び出てきてしまったりというトラブルを起こしやすいので、鼻先はご自身の体の材料で作る方が安全です。

    自分の組織は触り心地も質感も自然で、人工物にはないナチュラルな仕上がりになります。また、人工物よりも細菌感染に強く、手術後に誤ってぶつけてしまったり怪我をしてしまった時のダメージに強い傾向にあります。

    手術は、鼻の穴の中の切開から可能です。軟骨は、耳の後ろの目立たない付け根の部分や、耳の穴の中を切開していただきますので、傷跡は目立ちません。取り出した軟骨を、高さが欲しい場合は階段ピラミッド状に積み重ねて使用したり、ごくナチュラルに仕上げたい場合は、マンゴーを食べる時のようにサイの目を入れて球体に加工して移植したりします(この方法はマンゴーグラフトと呼ばれています)。移植したら鼻の中を溶ける糸で縫合して終了します。耳介軟骨移植だけであれば固定がいらないことが多いです。

  • 鼻尖形成

    鼻先が肉厚のかたや鼻先が丸いかた、いわゆる団子鼻と呼ばれる鼻の形は、鼻尖形成という手術で改善することができます。

    鼻は顔の中心にあって、そのかたの顔の印象の良し悪しを左右する重要な器官です。当院では様々なかたのニーズに合わせて鼻尖形成をするようにしています。

  • 斜鼻形成

    正面から見て、斜めに見える鼻のことを斜鼻(しゃび)と言います。

     

    斜鼻は大きく分けて2つの原因に分かれます。骨性斜鼻と軟骨性斜鼻です。骨性斜鼻とは、鼻骨という鼻の骨が曲がっているために起こる斜鼻で、例えば鼻をぶつけて骨折したとして、その骨折を放置したために斜めにくっついてしまったという時などに起こります。

    軟骨性斜鼻には、鼻中隔軟骨が原因のものと鼻背軟骨や鼻翼軟骨が原因のものに分かれます。また、これらの原因が、合わさって起こる斜鼻も存在します。何が原因かということは、触診や問診でもある程度わかりますが、CT検査をすると診断が確定できます。

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