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男性ホルモンのサプリは効果的?テストステロンを増やす方法を紹介

近年では男性ホルモンの分泌を高めると謳ったサプリが多く登場しています。しかし、サプリメントは健康補助食品の一種であるため、劇的な効果は期待できません。

男性ホルモンの低下を感じているなら、健康的な生活習慣の実践と、専門医への相談がおすすめです。

本記事では男性ホルモンの主な働きと減少時の症状、テストステロンを増やす方法、サプリメントの効果を解説します。

男性ホルモン(テストステロン)とは?

男性ホルモンとは、男性の健康や性機能を支える上で重要な役割を果たすホルモンです。男性ホルモンと一口に言っても、アンドロステロンやジヒドロテストステロンなど、さまざまな種類があります。その中でもとくに重要なのがテストステロンです。

男性ホルモンは男女ともに体内で産生されます。男性の場合、9割強が精巣で作られ、残りは副腎で生成されます。とくに思春期に活発に分泌され、男性らしい体の特徴を形成します。

女性の場合、男性ホルモンは副腎や卵巣で生成され、男性と比べると5~10%程度と分泌量は多くはありませんが、性機能や健康の維持に寄与しています。

ここではとくに、男性ホルモンが男性の体にどのような影響を与えるのか、役割を解説します。

男性ホルモンの役割

男性は胎児のときから母体内でテストステロンを浴びることで、男児らしい特徴が形成されていきます。乳幼児期以降は一度男性ホルモンの分泌が落ち着くものの、10代の思春期頃に分泌量が急激に増え、以下のような男性らしい特徴を形成します。

・生殖機能が発達し精子を生成する
・顔や陰部などの体毛が濃くなる
・筋肉が発達し筋量が増加する
・声変わりで声が低くなる
・積極性や自信が出る
・骨密度が増加する
・性欲が増す

テストステロンは、男性の心身両面に影響するだけでなく、考え方や性格などの精神面にも大きな影響を及ぼします。

男性ホルモンは20代をピークに減少

一般的に、男性ホルモンは20代が分泌量のピークです。20~30代以降は年齢とともに徐々に減少します。とくに、40~60代は加齢だけでなく、ストレスなどの要因もあり、一気にテストステロンの分泌量が低下するケースも少なくありません。

男性ホルモンの低下により起こる心身の不調は「男性更年期」とも呼ばれています。一般化しつつあるものの、女性の更年期障害ほど一般的ではないため、不調に戸惑いを覚える中高年男性も少なくありません。具体的な症状は後ほど紹介します。

男性ホルモンが減少する加齢以外の原因

男性ホルモンは加齢とともに分泌量が低下しますが、分泌量は同じ年齢でも個人差があり、さらに体調の変化を感じるかどうかも異なります。その理由として、男性ホルモンの分泌量低下は、生活習慣や環境の変化、ストレスの有無によっても異なるためです。

とくに、中高年男性は仕事上では役職に就くなど、責任も増える年代です。また、私生活では子の進学や結婚などにより、生活環境が変化することもあるでしょう。

忙しさから生活習慣が乱れれば、さらに男性ホルモンの減少に拍車がかかる恐れもあります。

なお、女性の場合、更年期障害は閉経の前後5年で落ち着きます。しかし、男性の場合、徐々に男性ホルモンが減少するため、不調も長引くケースが多くなります。

そのため、次に紹介する心身への影響を感じたときは、生活習慣を整えたり専門医に相談したり、適切に対処しましょう。

男性ホルモンが減少することで生じる心身への影響

男性ホルモンの減少は体や生殖機能だけでなく、精神面にも大いに影響します。一見、うつ病などの他の精神疾患とも似ているため、以下で紹介する症状に当てはまる場合は、男性ホルモン低下の疑いも十分にあります。

身体への影響

男性ホルモンの減少による身体への影響は以下が挙げられます。

・突然の発汗や火照り
・頭痛やめまい
・疲れやすくなる
・筋肉量が低下
・痛みを感じやすい(関節痛、筋肉痛など)
・メタボリックシンドローム
・頻尿
・背が縮む

男性ホルモンの低下により体に起こる症状は多岐にわたります。なお、女性の更年期障害で一般的な発汗やめまいなどの自立神経症状が男性にも現れることは少なくありません。

また、筋肉量の低下により脂肪が付きやすくなると、メタボリックシンドロームのような生活習慣病の要因にもなり得ます。ほかにも、最近の研究では男性ホルモンの低下が骨粗しょう症など複数の病気と関連があるとも考えられています。

性機能への影響

男性ホルモンの減少では性機能や性行動にも変化が現れます。具体的には以下のとおりです。

・性欲の低下
・ED(勃起不全・勃起障害)である

男性の場合、性欲の有無に関わらず、高齢になっても勃起するのが健康な状態です。男性ホルモンは血管の健康維持機能もあることから、テストステロンが低下するとEDなど勃起不全症状として現れます。

そのため、中高年男性の性機能の症状を「気持ちの問題」「忙しいから」などと放置するのは適切ではありません。

精神への影響

男性ホルモンが減少すると、以下のような精神症状が現れることもあります。とくに、日本人には精神症状が多いとされています。

・些細なことでイライラする
・集中力や記憶力が低下する
・不安感や悲しみが強い
・パニックになる
・不眠症状
・意欲や興味が低下する

男性ホルモンは、認知機能などにも影響のあるホルモンです。うつ病や不安障害などの精神疾患の症状とも酷似しているため、検査を受けるなら、問診だけでなく血液検査などで男性ホルモンの数値も確認しましょう。

男性ホルモンを増やす8つの方法

男性ホルモンの低下を防止したり、活性化を促したりするためには、生活習慣の見直しが大切です。また、重症の場合は専門医にも相談しましょう。

睡眠や食生活など、具体的な方法を紹介します。

1. 質の良い睡眠を取る

睡眠不足は疲れの蓄積やストレスの原因にもなるため、毎日7時間程度の質の良い睡眠が取れるように意識しましょう。夜寝る前にはアルコールやカフェインを摂取しない、スマートフォンやパソコンの画面を見ないなど、睡眠の妨げとなることは控えることが大切です。

加えて、睡眠環境の温度や湿度を適切に設定する、寝る前に入浴などでリラックスするのも効果的です。

2. 有酸素運動をする

有酸素運動はさまざまな疾病の予防や改善に効果があるとされています。世界保健機関(WHO)のガイドラインでは、週に150~300分の中強度または、75~150分の高強度の有酸素運動を、毎週継続するのが望ましいとしています。[注1]

このため、1日30~60分のウォーキングを週3~5日程度するとよいでしょう。

[注1]世界保健機関(WHO)「WHO身体活動・座位行動 ガイドライン(日本語版)」
https://apps.who.int/iris/bitstream/handle/10665/337001/9789240014886-jpn.pdf?sequence=151&isAllowed=y

3. 筋力トレーニングをする

世界保健機関(WHO)のガイドラインでは、有酸素運動だけでなく筋トレのような無酸素運動の重要性も指摘しています。具体的には、週に2日程度、主要な筋肉を動かす中強度以上の運動を進めています。

筋肉量の増加は男性ホルモンの増加にも影響が大きいため、できる範囲で筋トレを継続しましょう。

4. 適正体重や体脂肪率を維持する

体重や体脂肪率は多くても少なくても、男性ホルモンの分泌に悪影響を及ぼします。肥満気味であれば、生活習慣病に疾患する恐れもあるため、運動などにより適性体重を維持しましょう。

また、筋肉量が多くても体脂肪率が極端に低い場合、テストステロンの分泌に悪影響があるとされています。

体重や体脂肪率はBMIなどを参考に、適正値を維持しましょう。

5. ストレスを軽減する

過度なストレスも男性ホルモンの分泌の妨げとなります。ストレスの発散には適度な運動や趣味への没頭、家族や友人との交流、笑うことなどが有効です。

なお、ストレス発散のためとは言え、過度な飲酒や喫煙のように、健康や人間関係に悪影響を及ぼす方法はおすすめできません。また、ストレスは軽減するだけでなく、生活環境を整えたり、仕事を見直したり、受けるストレス自体を減らすことも大切です。

6. バランスのよい食事を心がける

牡蠣や卵黄など、男性ホルモンを増やすと言われる食材はさまざまあります。しかし、大切なのは一つの食材に偏るのではなく、栄養バランスに気を配ることです。

体に必要な栄養素をバランスよく摂取すれば、健康の維持や病気の予防に効果的です。

具体的には炭水化物・脂質・タンパク質・ミネラル・ビタミンの「五大栄養素」を意識して食事をしましょう。視覚的にバランスを確認したいならば農林水産業の「食事バランスガイド」を、手軽に栄養バランスを確かめたいなら専用のアプリなどが役立ちます。[注2]

[注2]農林水産省「『食事バランスガイド』について」https://www.maff.go.jp/j/balance_guide/

7. サプリを活用する

どれだけ食事のバランスに気を配っても、食べ物だけでは必要な栄養素を摂取できないときもあります。

また、亜鉛のように、男性ホルモンの分泌を促す成分の中には、食材のみでの摂取が難しいケースもあります。そのようなときはサプリメントを活用して、足りない成分を補いましょう。

8. 専門の治療を受ける

男性更年期障害など、男性ホルモンの値が極めて低い場合は、専門の治療により増やすことも可能です。治療方法は症状により異なり、漢方薬や抗うつ薬、ED治療薬などを処方します。

また、即効性の高い方法では男性ホルモン補充療法があります。テストステロン注射を所定の回数打ったり、塗り薬をつけたりする方法です。直接、体内に男性ホルモンを注入できるため、確実性の高さがメリットです。

しかし、特定の疾患や病歴がある場合、男性ホルモン補充療法は選択できません。気になるときは専門医へ相談しましょう。

男性ホルモンを増やすサプリの成分

男性ホルモンを増やすサプリメントには2つのタイプがあります。1つは、食事では不足しやすい男性ホルモンの分泌に必要な栄養を補うタイプです。もうひとつは、ハーブのように伝統医学で男性機能に効果があるとされている成分を摂取するタイプです。

ここでは、主に男性ホルモンを増やすサプリメントに配合されている栄養素とその効果を紹介します。

亜鉛

必須ミネラルのひとつである亜鉛は、味覚を正常に保つだけでなく、免疫や新陳代謝など、体内の多くのプロセスに関わる成分です。もちろん、テストステロンの生成にも大きく関わるとされており、とくに精子の形成に必要な栄養素のため、男性機能の改善も期待できます。

牡蠣やレバーなど、好き嫌いの分かれる食品に多く含まれているため、サプリメントで摂取すると効率的です。

ビタミンD

骨の健康維持や、免疫機能の調整など、体内でさまざまな働きをする脂溶性ビタミンです。ビタミンDの増加とテストステロンの増加には相関関係があるとされており、男性機能の維持に必要なビタミンと考えられています。

なお、ビタミンDは過剰に摂取すると高カルシウム血症などの健康障害が生じる恐れがあります。また、紫外線を浴びることで生成が促されるため、サプリメントの摂取と合わせて、短時間の日光浴もおすすめです。

たんぱく質

体を作るだけでなく、酵素やホルモンの分泌にも関わる栄養素です。筋肉の生成にも重要な成分のため、適量の摂取によりテストステロンを増やす効果が期待できます。

なお、たんぱく質は動物性たんぱく質だけでなく、大豆たんぱく質もテストステロンの上昇に影響があると考えられています。理由として、性ホルモンの分泌に関係がある「植物エストロゲン」が含まれるためです。

D-アスパラギン酸

体内でホルモンの分泌に影響を与えるアミノ酸の一種で、テストステロンの分泌を促進する「テストステロンブースター」として注目を集めています。

いくつかの動物実験ではD-アスパラギン酸の摂取により体内のテストステロン濃度の上昇が確認されています。しかし、ヒトを対象とした臨床試験では、体内のテストステロン濃度の上昇が確認された実験と、認められなかった実験が混在するため、効果のほどは定かではありません。

男性ホルモンのサプリの効果は個人差がある

テストステロンを増やすと謳ったサプリメントは多くあります。とくに、食事では補えない栄養素をサプリメントで摂取し、栄養バランスを整えればテストステロンの上昇も期待できるでしょう。

しかし、サプリメントはあくまでも栄養補助食品の一種であり、医薬品ではありません。そのため、効果の現れ方も緩やかです。

伝統医学の考えに基づき、ハーブなどでテストステロンの上昇を促すサプリメントの中には、現代医学の根拠に乏しいものも存在します。とは言え、これらのサプリメントに一切効果がないとは言い切れず、効果を実感する男性もいます。

以上のように、サプリメントはあくまでも食品の一種であり、医薬品ではないため、効果の現れ方には個人差があります。また、継続した摂取が必要であり、いつ頃効果が現れるかも個人の体質や生活環境によって大きく異なる点に注意が必要です。

サプリの摂取は注意すべき点も多い

サプリメントは摂取目的を明確にし、適量を用いれば健康維持に役立つ製品です。しかし、以下のような注意点もあります。

・過剰摂取による健康被害の恐れ
・薬との組み合わせによる効果の増強や減弱
・海外サプリメントは国内不認可成分の混在の恐れ
・粗悪品や偽造品を摂取する恐れ

ビタミンDや亜鉛、マグネシウムなど、特定の栄養素は過剰摂取により健康被害が発生します。そのため、複数の栄養素が入っているサプリメントを併用すると、特定の栄養を取りすぎる危険性があります。

また、特定のサプリメント同士、またはサプリメントと医薬品の組み合わせによっては、それぞれの効果が増強したり、打ち消して減弱したりする恐れがあります。複数種類のサプリメントと薬を服用する際は、組み合わせに問題がないか医師などの専門家に確認しましょう。

海外製のサプリメントの中には、日本国内では販売が禁止されている成分が含まれることがあり、医薬品成分が含まれていたケースもあります。海外から直輸入したサプリメントは、日本国内の検査を経ていないため、粗悪品や偽造品である可能性も否めません。

男性ホルモンの悩みを抱えているなら美容外科で相談しよう!

男性ホルモンの低下などに関する悩みが続いているのであれば、専門医に相談するのも大切です。男性ホルモンに関する悩みは、内科、泌尿器科、神経科、心療内科、美容外科などの専門家に相談できます。

とくに、美容外科であれば、男性ホルモンの低下だけでなく薄毛治療など、男性の悩みやコンプレックスに多方面からアプローチできます。

複数の悩みを抱えている場合、メンズメニューのある美容外科などに相談するのもおすすめです。

まとめ

男性ホルモンのサプリメントは、あくまでも健康補助食品の一種のため、効果の現れ方には個人差があります。また、摂取する際は、特定の栄養素の過剰摂取など、気を付ける点もあるため事前に確認が必要です。

男性ホルモンの低下が気になるのであれば、まずは生活習慣を見直してみましょう。また、症状が長く続いているときは、個人で対処しようとせず、専門医に相談するのがおすすめです。

このコラムを監修したドクター

丸山 直樹

銀座マイアミ美容外科 院長

丸山 直樹 Naoki Maruyama

日本専門医機構 形成外科領域専門医 / 医学博士 /
昭和大学藤が丘病院 形成外科兼任講師

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経歴

  • 1978年
    愛知県豊橋市生まれ
  • 2004年
    昭和大学医学部卒業
  • 2004年
    聖隷浜松病院 勤務
  • 2007年
    昭和大学形成外科学教室 入局
  • 2013年
    昭和大学藤が丘病院形成外科 講師
  • 2014年
    他院 大手美容外科 入職
  • 2015年
    同院 統括院長就任
  • 2017年
    銀座マイアミ美容外科 開院
  • 2018年
    医療法人社団形星会 理事長就任

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若さを保つ再生医療にも力を入れています。そのひとつに、NMN点滴というものがあります。細胞の力を引き出す成分で、サプリも販売しています。サプリを飲みつつ、2週間から4週間に1回で点滴をするのがおすすめです。

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