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クーパー靱帯が切れたら再生できる?切れる原因や対処方法を紹介

クーパー靱帯とは?役割を解説

クーパー靱帯とは、胸(乳房)全体を支え、形や大きさを維持する役割を持った組織です。

乳房は、乳腺と皮下脂肪でできていて、人により乳腺と脂肪の割合は異なりますが、非常にやわらかく、体のなかでも形が崩れやすい部分といえます。乳腺は大胸筋の筋膜の上にあり、皮膚に覆われていますが、乳腺と大胸筋の間を網の目のように結んで補強しているのがクーパー靱帯です。

クーパー靱帯は、皮膚の真皮と呼ばれる層から伸びており、特に乳房の上部に集中して胸全体を覆っています。このクーパー靱帯の働きにより、上を向いたハリのある胸を形作することができます。

しかし、クーパー靱帯の主成分はコラーゲンでできており、あまり伸縮性はありません。どちらかというと硬い組織に分類され、強い衝撃や負荷がかかると、伸びたり切れたりしてしまいます。

クーパー靱帯は一度伸びたり切れたりすると、基本的に元に戻ることはありません。そのため、胸が加齢とともに垂れてしまう原因の一つは、クーパー靱帯の衰えにあるといわれています。

胸のエイジングケアでは、クーパー靱帯に負担をかけないことが大切です。クーパー靱帯が切れる原因を知り、クーパー靱帯の損傷を少しでも軽減しましょう。

クーパー靱帯が切れる原因


クーパー靱帯が切れる原因は、大きく分けて7つあります。

・ブラジャーを長時間着けていない
・ブラジャーのサイズが合っていない
・運動するときにブラジャーを着用していない
・姿勢が悪く、前傾姿勢を長時間続けている
・大胸筋の働きが弱っている
・妊娠や出産により、胸のサイズに変化があった
・加齢により、クーパー靱帯が伸びた

特に注意したいのが、ブラジャーのサイズや着け方です。ブラジャーを長時間着けていなかったり、サイズが合っていなかったりすると、クーパー靱帯に負荷がかかってしまいます。

またクーパー靱帯の損傷を予防するには、日頃の生活習慣も大切です。猫背の方や、ほとんど運動習慣のない方は、知らず知らずクーパー靱帯が切れる原因を作ってしまっているかもしれません。

ブラジャーを長時間着けていない

クーパー靱帯を維持するには、ブラジャーをきちんと着用することが大切です。ブラジャーを着ける習慣がなく、長時間着用していない場合、胸の衝撃や揺れがダイレクトにクーパー靱帯へ伝わってしまいます。

ブラジャーの役割の一つは、胸を外部の衝撃や揺れから守ることです。昼間だけでなく、なるべく夜間もブラジャーを着用してクーパー靱帯を保護しましょう。

ブラジャーのサイズが合っていない

ブラジャーを着用していても、サイズが合っていないと逆効果です。胸とブラジャーに隙間があると、ちょっとした衝撃で胸が揺れてしまい、クーパー靱帯がダメージを受けてしまいます。

またブラジャーの着け方も大切なポイントです。クーパー靱帯を保護するため、ブラジャーのサイズ・着け方が間違っていないかチェックしてみてください。

運動するときにブラジャーを着用していない

また運動するときも、なるべくブラジャーを着用することをおすすめします。ブラジャーを着けていないと、運動中の衝撃や揺れがクーパー靱帯に伝わり、切れてしまう可能性があります。

クーパー靱帯が切れやすいタイミングの一つが、テニスやバレーボールなど、体を激しく動かす運動をしたときです。運動中は普段よりもクーパー靱帯に負荷がかかりやすくなっているため、なるべくブラジャーを着用しましょう。

姿勢が悪く、前傾姿勢を長時間続けている

クーパー靱帯を保護する上で、ブラジャーの着用と同じくらい大切なのが普段の姿勢です。特に姿勢が悪く、背中が丸まった猫背の方は、クーパー靱帯に大きな負荷がかかってしまいます。

胸はクーパー靱帯だけでなく、底にある大胸筋によって支えられています。前傾姿勢を長時間続けると、胸が大胸筋にうまく支えられません。ほとんどクーパー靱帯のみで支えている状態になります。

日常生活でパソコンやスマートフォンを頻繁に使う場合は、前傾姿勢になっていないか要注意です。デスクワークの方は、長時間同じ姿勢にならないよう、こまめに休憩を挟んだり、ストレッチをしたりしましょう。

大胸筋の働きが弱っている

同様に大胸筋の働きが弱っている場合も、クーパー靱帯に負荷がかかり、切れやすくなってしまいます。日頃あまり運動する習慣のない方は、大胸筋の筋力が低下しやすいため要注意です。

大胸筋は日常生活の中であまり使われないため、意識して鍛える必要があります。大胸筋のトレーニング方法については、後の項目で詳しく解説します。

妊娠や出産により、胸のサイズに変化があった

妊娠や出産を経験すると、乳腺が発達し、胸のサイズが急激に大きくなります。この過程でクーパー靱帯も伸びるため、負荷がかかって切れてしまう可能性があります。

加齢により、クーパー靱帯が伸びた

また加齢による衰えも、クーパー靱帯が伸びたり切れたりする原因の一つです。クーパー靱帯はコラーゲンを主成分としているため、加齢に伴いコラーゲンの生成が減少すると、クーパー靱帯の働きも弱まります。加齢によって胸が垂れ下がる原因の一つはこのためです。

妊娠や出産、加齢によるクーパー靱帯の損傷は防ぐことができません。しかし、クーパー靱帯にやさしい生活習慣を心掛けることで、クーパー靱帯が伸びたり切れたりするのを予防することは可能です。

要注意!クーパー靱帯への負担を減らすコツ


クーパー靱帯への負担を減らすには、生活習慣の改善が必要です。クーパー靱帯の損傷を予防するポイントは5つあります。

・寝るときはナイトブラを着ける
・運動するときはスポーツブラを着ける
・姿勢を改善する
・大胸筋を鍛える
・タンパク質が豊富な食品を摂取する

クーパー靱帯は加齢とともにゆるみ、だんだん弱っていきます。胸のエイジングケアのため、クーパー靱帯に負担がかからない生活習慣を取り入れましょう。

寝るときはナイトブラを着ける

前述したように、クーパー靱帯が弱る原因の一つは、長時間ブラジャーを着用しないことにあると説明しました。しかし、ブラジャーを着用すると圧迫感があるため、就寝時はできればブラジャーを着けたくない方もいるのではないでしょうか。そんな方におすすめなのがナイトブラです。ナイトブラは通常のブラジャーよりも圧迫感や締め付け感が少なく、寝るときに気にならないようなつくりになっています。クーパー靱帯の損傷を防ぐため、寝るときはナイトブラを着用する習慣をつけましょう。

運動するときはスポーツブラを着ける

また運動するときは、スポーツブラを着けるようにしましょう。スポーツブラは通常のブラジャーと違って、カップの部分にワイヤーが入っていません。

ワイヤー入りのブラジャーは伸縮性が低いため、運動中に着用すると窮屈に感じることがあります。また激しい衝撃によってワイヤーの部分が肌に食い込み、傷付けてしまうかもしれません。

一方、スポーツブラはスポーツシーンを想定して作られているため、ワイヤーがなく、伸縮性の高い素材で作られています。運動中も動きに合わせて胸にフィットし、しっかりと支えてくれます。

日頃運動する習慣のある方は、運動中はスポーツブラを着用しましょう。

姿勢を改善する

姿勢を改善することも、クーパー靱帯を保護する大切なポイントの一つです。まずは以下の手順で、悪い姿勢になってしまっていないかチェックしてみてください。

1.両足を肩幅に開いて立つ
2.壁を背にして、かかとの部分を壁にぴったり付ける
3.後頭部、背中、お尻の3点が壁に付いているか確認する
4.腰が適度に反り、後ろに手のひら程度の隙間が空いているか確認する

頭や背中が壁から離れていたり、腰と壁の間に大きな隙間が空いていたりする場合は要注意です。もう一度壁の前に立って、正しい姿勢を体で覚えましょう。個人差はあるものの、1週間も正しい姿勢を継続していると、だんだん体が慣れてきます。

大胸筋を鍛える

クーパー靱帯の損傷を予防するには、大胸筋を鍛えることも大切です。大胸筋の働きでしっかりと胸を支えることで、クーパー靱帯の負荷を軽減できます。

大胸筋を鍛えるトレーニング方法は、大きく分けて3つあります。

大胸筋を鍛えるトレーニング やり方
合唱ポーズ 胸の前で両方の手のひらを合わせ、30~60秒を目安に、手を押し合わせた状態をキープする
ワイドプッシュアップ 両手を肩幅より広げ、手のひらをハの字に床に付いた状態で、1セット10回を目安に腕立て伏せをする
※腕立て伏せが難しい場合は、膝を床につけてもOK
インクラインプッシュアップ 机などの台に手を付き、体が斜めになった状態で、1セット10回を目安に腕立て伏せをする

トレーニングは人によって向き不向きがあるため、自分に合ったトレーニング方法を探してください。

タンパク質が豊富な食品を摂取する

クーパー靱帯の状態を維持するため、タンパク質が豊富な食品を摂取しましょう。タンパク質は皮膚や筋肉などの材料になる栄養素です。クーパー靱帯や大胸筋の材料でもあるため、肉や魚、卵、大豆食品など、タンパク質が豊富な食品を摂取しましょう。

またタンパク質は、女性ホルモンの働きにも関わっています。タンパク質が不足すると、女性ホルモンの乱れにつながり、バストの形にも影響します。

再生可能?クーパー靱帯が切れたらどうする?


クーパー靱帯が切れてしまったら、どのように対処すればよいのでしょうか。一度切れたクーパー靱帯はセルフケアでは元に戻せませんが、美容整形なら問題を解決できる可能性があります。

ここでは、クーパー靱帯が切れたかどうかの判断基準や、胸の美容整形という選択肢について解説します。

クーパー靱帯が切れたかどうかの判断基準

クーパー靱帯は手や足の靱帯と違って、伸びたり切れたりしても痛みを感じることはほとんどありません。そのため、クーパー靱帯が切れても、自覚症状がほとんどないため気が付かない方もいます。

クーパー靱帯が切れたかどうかは、胸の見た目の変化から判断する必要があります。以下の特徴に当てはまる場合、クーパー靱帯が伸びたり切れたりしているかもしれません。

・胸のふくらみが脇の下ではなく、脇の下から離れたところから始まっている
・胸がだらりと垂れ、乳頭が下を向いている
・バージスライン(胸の下側と体が接するお椀型のライン)が不鮮明になり、普段着用しているブラジャーと合わなくなった
・胸の上部のボリュームが失われ、デコルテが削げたような「削げ乳」になった

クーパー靱帯は再生できない!美容整形を検討しよう

もしクーパー靱帯が切れてしまったら、後で再生することはできません。クーパー靱帯はコラーゲンを主成分としているため、ある程度の負荷に対しては元に戻ろうとする力が働くものの、強い衝撃や揺れが加わると切れてしまいます。

クーパー靱帯が切れてしまった場合は、美容整形を検討しましょう。例えば、胸の垂れが軽度の場合は、脇の下からバックを入れるシリコンバックによって、キレイに形を整えることができます。また出産や授乳を経て、胸が大きくたるんでしまった場合は、胸を小さくする整形手術も選ぶことが可能です。クーパー靱帯自体を再生することはできませんが、クーパー靱帯が切れて垂れてしまった胸の形を元に戻すことは可能です。

クーパー靱帯に関する悩みは専門家に相談しよう!


クーパー靱帯が伸びたり切れたりしてしまったら、一人で悩まず、専門家に相談することが大切です。一度切れてしまったクーパー靱帯は元に戻せません。しかし、美容外科であれば、クーパー靱帯の損傷によって崩れた胸の形を整え、理想の胸を取り戻すお手伝いができます。

また胸の美容整形は、豊胸手術だけではありません。乳房が大きすぎる方は小さくし、胸の形を整えることも可能です。胸を小さくする整形手術によって、クーパー靱帯の伸びによる胸の垂れを改善できるケースもあります。

特に出産や授乳を経験すると、クーパー靱帯が大きく伸び、胸の形が大きく変わってしまいます。美容整形なら、出産や授乳後の胸の肥大だけでなく、乳輪・乳頭の黒ずみも解決可能です。

胸に関する不安や悩みがある方は、美容外科などの専門家に相談しましょう。

クーパー靱帯が切れないように、しっかりと対策をしよう!

クーパー靱帯には、胸の形や大きさを支えるという大切な役割があります。しかし、クーパー靱帯は主成分がコラーゲンでできているため、強い衝撃や揺れに弱く、激しい運動の後で切れてしまうこともあります。クーパー靱帯は伸縮性が低いため、一度伸びたり切れたりすると基本的に元に戻ることはありません。

「ブラジャーを正しいサイズ・着け方で着用する」「猫背を予防し、姿勢を改善する」「適度な運動習慣を取り入れ、大胸筋を鍛える」といった対策によって、クーパー靱帯に負担をかけないように日常生活を送ることが大切です。

しかし、出産や授乳を経験すると、クーパー靱帯は大きく伸びてしまいます。クーパー靱帯が伸びたり切れたりして胸が垂れてしまったら、胸の美容整形を検討しましょう。切れたクーパー靱帯は元に戻せませんが、崩れた胸の形を整えることは可能です。

このコラムを監修したドクター

丸山 直樹

銀座マイアミ美容外科 院長

丸山 直樹 Naoki Maruyama

日本専門医機構 形成外科領域専門医 / 医学博士 /
昭和大学藤が丘病院 形成外科兼任講師

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経歴

  • 1978年
    愛知県豊橋市生まれ
  • 2004年
    昭和大学医学部卒業
  • 2004年
    聖隷浜松病院 勤務
  • 2007年
    昭和大学形成外科学教室 入局
  • 2013年
    昭和大学藤が丘病院形成外科 講師
  • 2014年
    他院 大手美容外科 入職
  • 2015年
    同院 統括院長就任
  • 2017年
    銀座マイアミ美容外科 開院
  • 2018年
    医療法人社団形星会 理事長就任


このコラムを監修したドクター

宇都宮 裕己

銀座マイアミ美容外科 ドクター

宇都宮 裕己 Hiroki Utsunomiya

日本専門医機構 形成外科領域専門医 / 医学博士 /
日本美容外科学会専門医

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経歴

  • 2010年
    広島大学医学部 卒業
  • 2010年
    東京労災病院初期臨床研修医
  • 2012年
    昭和大学形成外科 入局
  • 2019年
    昭和大学江東豊洲病院 形成外科 講師
  • 2019年
    昭和大学江東豊洲病院形成外科 責任者・講師
  • 2021年
    銀座マイアミ美容外科常勤、昭和大学藤が丘病院形成外科兼任講師
  • 2022年
    宇都宮ひふ科形成外科、銀座マイアミ美容外科非常勤


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