コンデンスリッチ豊胸のデメリット・リスクや対策を徹底解説
- コラム丸山院長監修

コンデンスリッチ豊胸を検討する際、多くの方が気になるのがデメリットやリスクではないでしょうか。
コンデンスリッチ豊胸は、脂肪を濃縮加工してから注入する術式のため、通常の脂肪注入豊胸とは異なる特徴やリスクがあります。
この記事では、コンデンスリッチ豊胸のデメリットやリスク、他の豊胸術との比較、対策について解説します。
- コンデンスリッチ豊胸は、採取した脂肪を濃縮加工してから注入する術式
- 1回の施術でサイズアップできる量には限界がある
- 採取部・注入部の両方にダウンタイムが生じる点に注意が必要
- 感染やしこりなど、発生するかどうか分からないリスクも存在する
- リスクを避けるためには、医師選びやアフターケアの実践が重要
丸山院長
コンデンスリッチ豊胸とは

コンデンスリッチ豊胸は、太ももやお腹など体の部位から吸引した脂肪を、専用の機器で濃縮加工したうえでバストへ注入する脂肪注入豊胸の一種です。
脂肪の採取と注入という、通常の脂肪注入豊胸と同様の工程に加えて、脂肪を濃縮する加工工程が加わる点が特徴です。
そのため施術は、脂肪吸引と注入という複数の工程からなる手術になります。
濃縮加工では、採取した脂肪を遠心分離機にかけることで、水分や老化した細胞などの不純物を取り除きます。
ただし、脂肪注入豊胸は、加工方法にかかわらず注入した脂肪細胞のすべてが生着するわけではなく、一定の割合は体内で吸収されるとされています。[注1]
丸山院長
コンデンスリッチ豊胸のデメリット

コンデンスリッチ豊胸には、施術を受けるうえで理解しておきたいデメリットがあります。
1回でサイズアップできる限界がある
コンデンスリッチ豊胸は、1回の施術で大幅にバストを大きくすることは難しい施術です。
脂肪を安全に注入できる量や、脂肪が定着できる血流環境には限りがあるため、2カップ以上の大幅なサイズアップを1回の施術でかなえるのは困難です。
大幅なサイズアップを希望する場合は、複数回の施術やシリコンバッグ豊胸など他の方法との組み合わせが検討されるケースがあります。
丸山院長
採取部と注入部の2箇所にダウンタイムが生じる
コンデンスリッチ豊胸は、脂肪の採取部と注入部の両方にダウンタイムが生じます。
脂肪吸引と脂肪注入という2つの工程を伴う施術のため、バストだけでなく脂肪を採取した部位にも腫れや内出血が起こります。
シリコンバッグ豊胸のようにバストのみに負担がかかる術式と比べて、回復までに気を配る範囲が広くなる点は、事前に理解しておきたいポイントです。
丸山院長
痩せ型の場合は十分な脂肪を採取できない
極端に痩せ型の方は、コンデンスリッチ豊胸を受けられない場合があります。
コンデンスリッチ豊胸は自身の脂肪を利用する術式のため、脂肪吸引で十分な量の脂肪を確保できない場合は、施術自体を受けられないのです。
採取できる脂肪量は、カウンセリングで確認することが大切です。
丸山院長
他の豊胸術と比較して施術費用が高額になる
コンデンスリッチ豊胸は、他の豊胸術と比較して費用が高額になる傾向があります。
脂肪吸引・濃縮加工・注入という複数の工程を要し、専用の機器や技術料が費用に含まれるため、通常の脂肪注入豊胸よりも費用が上がりやすいのです。
通院を検討しているクリニックがあれば、事前に料金体系を確認しておくことが大切です。
丸山院長
コンデンスリッチ豊胸のリスク

コンデンスリッチ豊胸には、発生するかどうかが確実ではないものの、注意しておきたいリスクもあります。
感染のリスクがある
コンデンスリッチ豊胸は、手術を伴う施術である以上、感染のリスクを完全には避けられません。
脂肪吸引と脂肪注入という2つの創部を伴う手術であるため、術中・術後の管理が不十分な場合、細菌が入り込むことで感染が起こることがあります。
海外で行われた複数の研究データをまとめた報告によると、脂肪注入による豊胸術後の感染発生率は0.6%程度と報告されています。[注2]
頻度自体は高くないものの、発熱や強い腫れ・痛みが続く場合は早めにクリニックへ相談することが大切です。
丸山院長
しこりが生じることがある
コンデンスリッチ豊胸は、術後にしこりが生じることがあります。
注入した脂肪の一部が生着せずに壊死すると、体がそれを異物とみなしてカプセル状に包み込み、しこりとして触れるようになることがあります。
一定確率で壊死した脂肪が石灰化を起こし、マンモグラフィなどの乳がん検診で影の原因となる場合もあるとされています。[注3]
良性の変化であることがほとんどですが、検診時には脂肪豊胸を受けたことがある旨を申告することが大切です。
丸山院長
期待した効果が得られないことがある
コンデンスリッチ豊胸は、期待した効果が得られない場合があります。
脂肪の生着率には個人差があり、体質や血流の状態によっては、想定していたよりもバストが小さく感じられることがあります。
生着率を評価した海外の研究でも報告値には大きなばらつきがあり、統一された評価方法が確立されていないのが実情です。[注4]
丸山院長
再施術や追加注入が必要になる場合がある
コンデンスリッチ豊胸は、1回の施術で終わらない場合があります。
注入した脂肪が想定より吸収されてしまった場合や、より自然なバランスに近づけたい場合には、追加の注入や再施術が必要になることがあります。
再施術になった場合は、初回とは別に費用や脂肪採取部位の確保が必要になるため、あらかじめ可能性として理解しておくことが望ましいです。
丸山院長
コンデンスリッチ豊胸と他の豊胸術のデメリット比較

コンデンスリッチ豊胸のデメリットやリスクは、他の豊胸術と比較することで、より具体的にイメージしやすくなります。
ここでは、以下の豊胸術とコンデンスリッチ豊胸を比較します。
丸山院長
ヒアルロン酸豊胸との比較
ヒアルロン酸豊胸は、コンデンスリッチ豊胸よりダウンタイムが短い傾向があります。
ヒアルロン酸豊胸は注射のみでバストに直接注入するため、脂肪吸引の工程を伴うコンデンスリッチ豊胸と比べて、体への負担が少ない術式です。
一方で、ヒアルロン酸は体内で徐々に吸収される特性があり、半年から2年程度で定期的な再注入が必要になる点は、自身の脂肪を用いるコンデンスリッチ豊胸との大きな違いです。
丸山院長
シリコンバッグ豊胸との比較
シリコンバッグ豊胸は、コンデンスリッチ豊胸よりも大幅なサイズアップに対応しやすい術式です。
バッグのサイズを選べるため、1回の手術で希望するボリュームに近づけやすい一方、体内に異物を挿入するため、被膜拘縮や、まれにバッグの破損といった、脂肪注入豊胸にはないリスクが伴います。
コンデンスリッチ豊胸は自身の脂肪を使用するため異物を体内に入れない安心感がある反面、前述の通りサイズアップの程度には限度がある点は押さえておきたい違いです。
丸山院長
ピュアグラフト豊胸との比較
ピュアグラフト豊胸は、コンデンスリッチ豊胸と同じ脂肪注入豊胸の一種です。
どちらも脂肪吸引で採取した脂肪を加工してから注入する点は共通していますが、脂肪の加工方法(専用の濾過システムを用いるか、遠心分離機を用いるか)が異なります。
加工方法の違いによって生着率や仕上がりに差が出るとする意見もありますが、加工方法ごとの優劣について明確な結論は出ていません。
また、1回で得られる効果には限りがある点も、両者には共通しています。
丸山院長
ハイブリッド豊胸との比較
ハイブリッド豊胸は、シリコンバッグと脂肪注入を組み合わせた術式です。
コンデンスリッチ豊胸の自然な仕上がりと、シリコンバッグ豊胸の確実なサイズアップを両立できる点が魅力です。
一方、2つの術式を組み合わせる分、ダウンタイムや費用がどちらか一方の術式のみを受けるよりも大きくなる傾向があります。
ハイブリッド豊胸のデメリットについては、以下のコラムでも詳しく解説しています。
丸山院長
コンデンスリッチ豊胸でデメリット・リスクを避けるための対策

コンデンスリッチ豊胸のデメリットやリスクは、事前の準備や術後の過ごし方によって、ある程度抑えられる部分もあります。
脂肪吸引と豊胸の手術実績が豊富な医師を選ぶ
コンデンスリッチ豊胸でリスクを抑えるためには、脂肪吸引と豊胸の両方に手術実績がある医師を選ぶことが重要です。
コンデンスリッチ豊胸は、脂肪の採取・濃縮加工・注入という複数の技術が求められる施術のため、経験や症例数によって仕上がりに差が出ると考えられます。
カウンセリングの際に、これまでの症例写真や、脂肪吸引・脂肪注入それぞれの経験年数を確認しておくと安心です。
丸山院長
事前の丁寧なカウンセリングで適切な注入量を決める
コンデンスリッチ豊胸においては、カウンセリングの段階で適切な注入量を見極めることが大切です。
採取できる脂肪の量やバストの状態には個人差があります。
そのため、希望するサイズと実際に対応可能な範囲とのすり合わせを事前に行っておくことで、仕上がりのイメージと実際の結果のズレを防ぎやすくなります。
1回で希望通りのサイズにならない可能性がある場合は、複数回に分けて施術を行う選択肢についても、事前に相談しておくと良いでしょう。
丸山院長
術後の圧迫固定やアフターケアの指示を遵守する
コンデンスリッチ豊胸の術後は、クリニックから指示された圧迫固定やケアを守ることが重要です。
採取部・注入部それぞれに適切な圧迫や安静が必要な期間があり、これを守らないことで腫れや内出血が長引いたり、脂肪の定着に影響が出たりする可能性があります。
特に注入したバストへの強い圧迫や締め付けは、生着前の脂肪に影響を与える場合があるため、指示された期間はブラジャーの締め付けなどにも注意が必要です。
丸山院長
保証・アフターフォロー体制を確認しておく
クリニックを選ぶ際は、施術後の保証やアフターフォロー体制も確認しておくことが望ましいです。
万が一、しこりや左右差など気になる症状が出た場合に、無料で相談・診察を受けられる体制が整っているかどうかは、施術前に確認しておきたいポイントです。
保証内容はクリニックによって異なるため、カウンセリング時に保証の対象範囲や期間について、具体的に質問しておくことをおすすめします。
丸山院長
当院における脂肪豊胸(バレない豊胸)の症例

ここでは、当院で実際に施術した脂肪豊胸(バレない豊胸)の症例を紹介します。
症例1:4回の手術で自然なボリュームを実現した症例

太ももや二の腕、お腹などから脂肪を吸引し、バストへ注入しています。
脂肪を1度に大量に注入すると、しこりや脂肪壊死、感染の原因になることがあります。
適切な量を複数回に分けて注入することで、従来法では高リスクとなるサイズアップにも対応しています。
痛みは3〜4日は痛み止めを服用して過ごし、1週間ほどで押さえると痛い程度になります。
内出血は平均2週間ほどで目立たなくなります。
脂肪を採取した部位は1〜3ヶ月ほどつっぱり感が出ますが、動かしても問題ありません。
ごく稀に感染やしびれが生じることがあり、その際は当院で責任を持って対応します。
仕上がりには個人差があり、全員がこの症例と同様の変化になるわけではありません。
症例2:1回の施術で自然な仕上がりを目指した症例

400ml程度の脂肪を採取し、片胸あたり150〜200mlほどを注入しています。
採取した脂肪は、麻酔液や血液成分を分離したうえで注入しています。
1回の施術によるサイズアップの目安は0.5〜1カップ程度ですが、形を整えることでボリューム感のある仕上がりを目指しています。
出血や血腫はごく稀に起こることがあり、その場合は追加の処置が必要になります。
腫れ、むくみは1〜2週間程度で改善しますが、稀に月単位で続くこともあります。
痛みは痛み止めの内服で対応できる程度で、7日ほどで押さえると痛い程度になります。
感染や、しこりが生じることがまれにあり、感染の場合は抗生剤の投与や洗浄が必要になることがあります。
症例3:2回の手術でしっかり定着した症例

脂肪の定着率は半分程度と言われていますが、この方は6〜7割ほど定着している良好なケースです。
太ももや二の腕、お腹などから脂肪を吸引し、バストへ注入しています。
脂肪を1度に大量に注入すると、しこりや脂肪壊死、感染の原因になることがあります。
適切な量を複数回に分けて注入することで、従来法では高リスクとなるサイズアップにも対応しています。
痛みは3〜4日は痛み止めを服用して過ごし、1週間ほどで押さえると痛い程度になります。
内出血は平均2週間ほどで目立たなくなります。
脂肪を採取した部位は1〜3ヶ月ほどつっぱり感が出ますが、動かしても問題ありません。
ごく稀に感染やしびれが生じることがあり、その際は当院で責任を持って対応します。
仕上がりには個人差があり、全員がこの症例と同様の変化になるわけではありません。
丸山院長
コンデンスリッチ豊胸に関するよくある質問

ここでは、コンデンスリッチ豊胸についてよくいただく以下の質問について回答を紹介します。
コンデンスリッチ豊胸の主なリスクや失敗例は?
主なリスクとして、感染・しこり・生着率の個人差による効果の不足が挙げられます。
失敗例としてよく聞かれるのは、脂肪の生着が想定より少なく期待したサイズにならなかったケースや、複数回に分けて注入すべきところを一度に大量注入したことでしこりが生じたケースです。
これらのリスクは、医師の技術や術後ケアによって抑えられる部分もあるため、実績のあるクリニックを選ぶことが大切です。
丸山院長
痩せていてもコンデンスリッチ豊胸は受けられますか?
体脂肪が極端に少ない場合、十分な量の脂肪を採取できず施術を受けられないことがあります。
一方で、太ももやお腹など複数の部位から少しずつ採取することで、必要な脂肪量を確保できるケースもあります。
実際に施術が可能かどうかは、カウンセリングで体型や脂肪量を確認したうえで医師に判断してもらうとよいでしょう。
丸山院長
豊胸手術の中で、比較的リスクが低いとされる方法はありますか?
どの豊胸術にもそれぞれ異なる種類のリスクがあり、一概にどれが最もリスクが低いとは言えません。
例えば、異物を挿入しないという点ではコンデンスリッチ豊胸を含む脂肪注入豊胸に利点がありますが、サイズアップの確実性という点ではシリコンバッグ豊胸に利点があります。
どのリスクを重視するかによって適した術式は変わるため、それぞれのメリット・デメリットを比較したうえで検討することをおすすめします。
丸山院長
施術後、性交渉やスキンシップはいつから可能ですか?
一般的な目安として、術後1ヶ月程度は胸への強い刺激を避けることが望ましい望ましいでしょう。
注入した脂肪が生着する前にバストへ強い圧迫や刺激が加わると、生着に影響を及ぼす可能性があるためです。
具体的な期間には個人差があるため、術後の経過を見ながらクリニックの指示に従うようにしてください。
丸山院長
【まとめ】デメリットを正しく理解して納得のいく豊胸手術を

コンデンスリッチ豊胸は、自身の脂肪を利用した自然な仕上がりが期待できる一方で、事前に理解しておきたいデメリットやリスクがある施術です。
1回でサイズアップできる量には限りがあり、採取部と注入部の両方にダウンタイムが生じる点、痩せ型の方は施術を受けられない場合がある点は、通常の経過として押さえておきたいポイントです。
また、感染やしこり、生着率の個人差による効果の不足など、発生するかどうか不確実なリスクについても、事前に知っておくことで心の準備がしやすくなります。
これらのデメリットやリスクは、手術実績が豊富な医師を選ぶことや、カウンセリングでの丁寧なすり合わせ、術後のアフターケアを徹底することによって、ある程度抑えられる部分もあります。
他の豊胸術と比較しながら、ご自身が何を優先したいかを整理したうえで、納得のいく選択をしていただければと思います。
丸山院長
このコラムを監修したドクター

経歴
-
- 1978年
- 愛知県豊橋市生まれ
-
- 2004年
- 昭和大学医学部卒業
-
- 2004年
- 聖隷浜松病院 勤務
-
- 2007年
- 昭和大学形成外科学教室 入局
-
- 2013年
- 昭和大学藤が丘病院形成外科 講師
-
- 2014年
- 他院 大手美容外科 入職
-
- 2015年
- 同院 統括院長就任
-
- 2017年
- 銀座マイアミ美容外科 開院
-
- 2018年
- 医療法人社団形星会 理事長就任
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