唇が厚ぼったいかたは、たらこ唇の修正をすることでスッキリさせることができます。赤い唇でも、口紅が塗れる部分と塗れない部分があると思います。その境目のところで唇を切除します。そうすると傷跡が粘膜と唇の境目にくるので目立ちません。通常は、口唇の皮膚と粘膜だけを切除して口輪筋には操作を加えませんが、口輪筋の量が多すぎる場合は一部切除することもあります。目標の薄さになるところで切除を終了して、丁寧に縫い合わせます。基本的には溶ける糸で縫合します。抜糸希望の場合は、手術後1から2週間で抜糸も可能です。
斜めから見てもバランスが整っているのがお分かりかと思います。この手術のポイントは、口紅が塗れる部分の唇の厚さをどうするかをきちんと設定することだと思います。手術前にどのくらいの厚さにするかということをきちんと打ち合わせしてから手術をします。手術は局所麻酔でもできますし、寝ている間に手術を行いたい場合は静脈麻酔で行うことも可能です。