頬骨削りのデメリットは?ダウンタイムやリスクを抑える方法
- 丸山院長監修

「頬骨削り」は、突出した頬骨を削ったり切ったりすることで滑らかな輪郭を形成し、小顔効果が期待できる美容手術です。
大掛かりな手術なので、頬骨削りを検討している方の中には不安や懸念を抱いている方もいるのではないでしょうか?
そこで本記事では、頬骨削りのデメリットやリスク回避方法などを紹介します。

目次
頬骨削りのデメリット
頬骨削りの主なデメリットは以下の通りです。
- 腫れやむくみなどのダウンタイムがある
- 一時的に口が開きにくくなる
- 術後に通院する必要がある
それぞれ詳しく見ていきましょう。

腫れやむくみなどのダウンタイムがある
個人差はありますが、「頬骨削りのダウンタイム症状」は以下の通りです。
症状 | 期間 |
---|---|
腫れ・むくみ | 1〜2週間程度 |
痛み | 3〜4日程度 |
内出血 | 2週間程度 |

痛みに関しては、鎮痛薬でのコントロールが可能です。
内出血が出た場合は消失するまで平均2週間程度かかりますが、化粧で隠せる程度で済むことがほとんどでしょう。
一時的に口が開きにくくなる
頬骨削りでは、開口障害(一時的に口が開きにくくなる)が生じることあります。
開口障害は頬骨が通常サイズから過度に小さくし過ぎたことで生じるリスクです。

術後に通院する必要がある
頬骨削り後は、経過観察のために複数回通院していただく必要があります。
当院・銀座マイアミ美容外科では、手術翌日・手術後1週間・手術後1ヶ月は必ず通院していただき、手術後3ヶ月・手術後6ヶ月は任意ですが通院をおすすめしています。

頬骨削りのリスク
頬骨削りでは、主に以下のリスクが起こり得ます。
- 左右差
- 皮膚のたるみ
- 頬の痺れ
- 顔面神経麻痺
頬骨削りでリスクが起こる要因も含めて詳しく紹介します。
左右差
人間の体は完全な左右対称ではなく、多少の左右差があります。
そして、輪郭は頬骨だけでなく骨膜・筋肉・皮下組織・皮膚などで形成されるため、骨の大きさを手術で揃えたとしても場合によっては左右差が出現することがあります。
術後の腫れによって左右差が目立つことがありますが、ダウンタイム後に顕著な左右差が残ることは少ないでしょう。
皮膚のたるみ
頬骨削りは骨格を小さくする手術ですので、余った皮膚が残ります。
余った皮膚は時間経過とともに目立ちにくくなるものの、人によってはたるみが気になる場合もあります。
特に、以下のような方は皮膚のたるみが残りやすいです。
- 睡眠不足・不規則な生活をしている
- 顔の脂肪量が多い
- 30代以降
- 喫煙者
生活習慣が不規則な方は規則正しい生活を過ごすよう心がけて、体重コントロールを意識することが大切です。

頬の痺れ
頬骨削りの術後、一時的に目の下から上唇にかけて痺れることがあります。
1ヶ月以内に症状が軽快する傾向があり、当院で頬の痺れが残り続けている事例はありません(2025年2月時点)。
万が一、頬の痺れが残った場合でも、日常生活が著しく不便になるということは少ないでしょう。
顔面神経麻痺
稀にですが、顔面神経麻痺を発症し眉毛を上に上げられなくなることもあります。
これを「側頭枝(そくとうし)の麻痺」といい、当院でも術後に眉毛が上げにくくなった方が数名います。
最短3ヶ月、最長8ヶ月で完治しており、後遺症としてずっと残り続けた事例はありません(2025年2月時点)。

頬骨削りのデメリットを回避する方法
ここでは、頬骨削りのデメリットを回避する方法を紹介します。
- 輪郭形成の経験豊富な医師を選ぶ
- カウンセリングでの医師との共有を入念に行う
- 他の輪郭形成術の併用や変更を検討する
- アフターケア体制を確認する
納得のいく手術を受けるためにも、各ポイントをしっかり押さえておきましょう。
輪郭形成の経験豊富な医師を選ぶ
輪郭形成は大掛かりかつ繊細な技術力も求められる高度な美容手術です。
医師の知識・経験は仕上がりに直結するため、頬骨削りを検討する際は「輪郭形成の実績が豊富な医師」を選びましょう。
経験豊富な医師を見極めるポイントは、以下の通りです。
- 経歴
- 症例数の多さ
- 説明の丁寧さ
- 日本専門医機構認定「形成外科専門医」の有無[注]
院長含め当院・銀座マイアミ美容外科に在籍する医師全員が「形成外科専門医」の資格を有しています。
また、院長の丸山医師は形成外科専門医として大学病院や他美容クリニックで統括院長を務めた実績もあります。

[注] 一般社団法人 日本形成外科学会:形成外科 専門医制度
カウンセリングでの医師との共有を入念に行う
頬骨削り含め美容手術で満足度の高い仕上がりに近づけるためには、カウンセリングで医師との情報共有を入念に行うことが必要不可欠です。
お互いの意見が相違していると納得のいく手術が受けられず、失敗や後悔してしまう可能性もゼロではありません。
カウンセリングを受ける際は、以下のポイントを把握・共有しておくようにしましょう。
- カウンセラーではなく医師が担当するか
- 医療用語ばかりではなく説明が分かりやすいか
- リスク・デメリットの説明があるか
- 美的センスが一致しているか
- アフターケアに関する説明があるか
- 契約を急かさないか
当院・銀座マイアミ美容外科のカウンセリングは完全予約制で、同じ医師がカウンセリングから術後ケアまで一貫して担当します。
また、カウンセリングではライフスタイル・仕事・体力・取れる休みの日数・予算など考慮し、ベストな提案を根拠や理由も含めて分かりやすく説明します。

ほかの輪郭形成術の併用や変更を検討する
顔の脂肪量が多い方や既に顔にたるみがある方は、「輪郭形成術の変更や併用」が必要な場合もあります。
当院・銀座マイアミ美容外科では、頬骨削りのほかに以下の輪郭形成術をご用意しています。
- エラ削り
- 小顔注射
- あごの整形
- リフトアップ
アフターケア体制を確認する
頬骨削りを含めて美容医療は、手術を受けて終了というわけではありません。
術後ケアが不十分だと十分な仕上がりにならず、ダウンタイム症状が長引いたり不満足な結果になる可能性もあります。
そのため、手術を受ける前にクリニック内でどのようなアフターケア体制が整っているのか、以下のようなポイントを事前に確認しておきましょう。
- 定期検診の有無・回数
- 困ったときのサポート体制
- 失敗した場合の対応・費用
当院・銀座マイアミ美容外科では、術後に電話もしくはLINEで24時間医師と連絡が取れる体制を整えています。

頬骨骨切り・頬骨削りの症例
以下では、当院・銀座マイアミ美容外科の頬骨削りの症例を3つ紹介します。

頬骨骨切り・頬骨削り①
この投稿をInstagramで見る
・内出血:2週間
・頬の痺れ:1ヶ月
・稀な感染あり
※全身麻酔代込み
頬骨骨切り・頬骨削り②
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(術後8ヶ月)
・内出血:2週間
・頬の痺れ:1ヶ月
・稀な感染あり
※全身麻酔代込み
頬骨骨切り・頬骨削り③
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(術後3ヶ月)
・内出血:2週間
・頬の痺れ:1ヶ月
・稀な感染あり
※全身麻酔代込み

頬骨削りのデメリットに関するQ&A
最後に、頬骨削りのデメリットに関してよくいただく質問にお答えします。
- 頬骨を削った後のダウンタイムは?
- 頬骨削り手術の後遺症はなんですか?
- 頬骨を削るとたるむことはありますか?
それぞれ詳しく見ていきましょう。
頬骨を削った後のダウンタイムは?
頬骨削りでは、以下のようなダウンタイム症状が出現する場合があります。
症状 | 期間 |
---|---|
腫れ・むくみ | 1〜2週間程度 |
痛み | 3〜4日程度 |
内出血 | 2週間程度 |
腫れや内出血は経過とともに軽快し、痛みに対しては鎮痛薬でのコントロールが可能です。

頬骨削り手術の後遺症はなんですか?
頬骨削りでは、以下のような後遺症が残る場合があります。
- 頬の痺れ
- 顔面神経麻痺
- 開口障害
上記の症状が出現しても一時的なものが多く、当院で頬骨削りを受けた患者様も一定期間で症状が治っています。

頬骨を削るとたるむことはありますか?
以下の条件に該当する方は、頬骨削りで皮膚がたるむことがあります。
- 睡眠不足・不規則な生活をしている
- 顔の脂肪量が多い
- 30代以降
- 喫煙者
皮膚のたるみはフェイスリフトとの併用で予防することも可能なため、まずはカウンセリングでお気軽にご相談ください。
【まとめ】頬骨削りのデメリット
頬骨削りはダウンタイム症状や術後の通院などのデメリットがある一方、大きな小顔効果が期待できます。
デメリットやリスクを避け納得のいく手術を受けるためには、「輪郭形成術の経験が豊富な医師」を選ぶことが重要です。
当院・銀座マイアミ美容外科に在籍する医師全員が日本専門医機構認定の「形成外科専門医」の資格を持ち、輪郭形成術の知識や実績も豊富です。

このコラムを監修したドクター

経歴
-
- 1978年
- 愛知県豊橋市生まれ
-
- 2004年
- 昭和大学医学部卒業
-
- 2004年
- 聖隷浜松病院 勤務
-
- 2007年
- 昭和大学形成外科学教室 入局
-
- 2013年
- 昭和大学藤が丘病院形成外科 講師
-
- 2014年
- 他院 大手美容外科 入職
-
- 2015年
- 同院 統括院長就任
-
- 2017年
- 銀座マイアミ美容外科 開院
-
- 2018年
- 医療法人社団形星会 理事長就任
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