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コラーゲンの取りすぎによる副作用|副作用を防ぐ摂取方法も紹介

コラーゲンの取りすぎによる副作用|副作用を防ぐ摂取方法も紹介

美容に欠かせない成分として広く知られている「コラーゲン」ですが、「飲み続けたら副作用が起きるのか」気になっている方も多いでしょう。

そこで本記事では、コラーゲンの摂り過ぎによる副作用の症状や正しいコラーゲンの摂取方法などを紹介します。

コラーゲン生成を促すことが期待できる美容医療の施術も紹介しているので、ぜひご参考ください。

コラーゲンの摂りすぎによる副作用

コラーゲンの摂りすぎによる副作用
コラーゲンの摂りすぎによる副作用は、以下の通りです。

コラーゲンの過剰摂取による副作用

  • 太りやすくなる
  • ニキビ・吹き出物ができやすくなる
  • 便秘がちになる
  • アレルギー反応やかゆみを起こす可能性がある
  • むくみやすくなる

それぞれの副作用について解説します。

太りやすくなる

コラーゲンの代謝量には限界があり、過剰に摂取すると余ったぶんはアミノ酸として分解されます。

アミノ酸はブドウ糖と同じく、1gにつき約4kcalの熱量になるため、摂取しすぎるとカロリー過多になる恐れがあります。[注1]

また、コラーゲンは食品からも摂取できますが、コラーゲンをたくさん含んでいる食品は総じて脂質が高い傾向にあります。

脂質を摂取しすぎると、中性脂肪が蓄えられて肥満の原因となるので注意が必要です。

食品以外でも、糖分入りのコラーゲンドリンクやゼリーを過剰に摂取すると、カロリー過多になる可能性があります。

コラーゲンを食事やドリンク、ゼリーなどから摂取する場合は、なるべく油を使わずに蒸す、煮るなどして調理する、ノンシュガータイプのドリンク、ゼリーを選ぶなど、脂質・カロリー過多を防ぐ工夫を取り入れましょう。

[注1] 厚生労働省:日本人の食事摂取基準(2020年版)エネルギー産生栄養素バランス

ニキビ・吹き出物ができやすくなる

コラーゲンを摂取する過程で脂質も一緒に取り過ぎてしまうと、毛穴から皮脂が過剰に分泌されるようになります。

皮脂は皮膚にうるおいを与えたり、外的刺激から肌を守ったりする役割を担う大切な分泌物ですが、多すぎる皮脂は毛穴をつまらせる要因となります。

毛穴に詰まった皮脂は雑菌のエサとなり、ニキビや吹き出物の原因となるアクネ菌の増殖につながります。

また、脂質の分解には大量のビタミンB群を消費しますが、ビタミンBは健康な肌や髪を作るためにも必要な成分です。

脂質の分解にビタミンBを消費してしまうと、健康な肌を保ちにくくなり、肌荒れを招きやすくなってしまうでしょう。

便秘がちになる

コラーゲンに限った話ではありませんが、体内に摂取したものを消化・吸収・代謝する際には、胃腸などの内臓に負担がかかります。

コラーゲンを大量に摂取すると、消化器官への負担が大きくなり、便秘や下痢を引き起こす可能性があるでしょう。

とくに便秘が慢性化すると肌荒れを誘発するため、コラーゲンで美容効果を得るどころか、かえって逆効果になってしまう恐れがあります。

また、腎臓に負担がかかると、体内の余分なものをろ過・排出する働きが低下します。

老廃物や余分な水分が体内に蓄積されると、むくみが起こりやすくなり、顔がぱんぱんになる、ふくらはぎが張って痛いなど、日常生活でさまざまな支障を来す原因となります。

アレルギー反応やかゆみを起こす可能性がある

アレルギーというと、鶏卵や牛乳、小麦などの食材をイメージしがちですが、実はこの世にある物質のすべてがアレルゲンになる可能性があります。

コラーゲンがアレルゲンとなる体質の方が、コラーゲンを過剰に摂取すると、発疹や頭痛、めまいや下痢といったアレルギー症状が現れる可能性があります。

アレルギー反応の中でも特に多い症状の1つに、かゆみが挙げられます。

食事から普通に摂取するだけであれば、アレルギー反応が起こるリスクは低い傾向にありますが、コラーゲンドリンクやコラーゲンサプリメントは高濃度のコラーゲンを手軽に摂取できるため、適量を守らないとアレルギー反応を引き起こす恐れがあります。[注2]

[注2] 国立研究開発法人 医療基盤・健康・栄養研究所:「 健康食品 」の安全性・有効性情報 - コラーゲン

コラーゲンを摂取した後に気になる症状が現れた場合は、かかりつけの病院を受診し、診察や検査を受けるようにしましょう。

むくみやすくなる

コラーゲンを過剰摂取すると、消化する過程で腎臓や肝臓に負担がかかります。

腎臓に異常が起きると、尿が正常にろ過されなくなります。

これにより、アルブミンというタンパク質が過剰排泄され、むくみの原因になるでしょう。

また、肝臓に異常が起きると胆汁の分泌量の低下につながります。

これによって便秘が起きると、これもむくみの原因となる可能性があります。

副作用を防ぐコラーゲンの摂取方法

副作用を防ぐコラーゲンの摂取方法
副作用を防ぐためのコラーゲンの正しい摂取方法は、以下の通りです。

  • コラーゲンの用法・用量を守る
  • コラーゲンの合成を促す成分を同時摂取する
  • コラーゲン入りのドリンクやサプリメントを活用する
  • なるべく毎日摂取する
  • 美容医療でコラーゲン生成を促す

それぞれの摂取方法について解説します。

コラーゲンの用法・用量を守る

コラーゲンの摂取に関する研究によると、1日あたり5〜10gのコラーゲンを摂取すると肌状態が改善するなどの報告がされています。[注3]

規定量以上のコラーゲンを摂取しても、代謝できなかったコラーゲンはアミノ酸に分解されてしまいますので、一度に大量に摂ったからといって美肌効果がアップしたり、即効性が高まったりすることはありません

むしろ、副作用のリスクが高まったり、コストがかさむ原因になりますので、適量を遵守することが大切です。

コラーゲンの用法・用量を守る

なお、同じコラーゲンドリンク、サプリメントでも、製品によって摂取目安量は異なりますので、用法・用量をよく確認してから摂取しましょう。

[注3] 栄養学雑誌:20代から50代日本人女性における食事由来コラーゲン推定摂取量の特徴 - 70(2)120-128(2012)

コラーゲンの合成を促す成分を同時摂取する

コラーゲンは単体で摂取するよりも、その合成を促す成分と同時に摂取するのが理想です。

たとえば、ビタミンCは、コラーゲンを生成するために必要不可欠な栄養素です。

いくら食品やドリンク、サプリメントからコラーゲンを摂取しても、体内に十分なビタミンCがないとコラーゲンがうまく合成されません。

そのため、コラーゲンを摂取するときは、あわせてビタミンCも摂取する習慣をつけましょう。

ビタミンCは果実類やイモ類などに多く含まれているほか、赤ピーマンやブロッコリー、かぶ、キャベツなどの野菜類にも含まれているため、これらの野菜類をコラーゲンを多く含む鶏腿肉や豚レバーなどと一緒に摂取すれば、効率よくコラーゲンとビタミンCを補えるでしょう。

ただし、ビタミンCは茹でると茹で水に成分が溶け出してしまいますので、焼く・炒めるなどの調理を行うか、あるいは茹で水も一緒に摂取するスープ料理などを作ることをおすすめします。

ビタミンC以外には、ビタミンB群や鉄分もコラーゲンの生成に欠かせません。

ビタミンB群は脂質の代謝にも関わる成分ですので、意識的に摂取していれば、コラーゲンの過剰摂取による肥満の予防にもつながり、豚肉やレバー、ウナギ、マグロ、サバ、卵などに含まれています。

一方の鉄分はミネラルの一種ですが、とくに女性は月経で慢性的に鉄分が不足しがちなため、鉄分が多く含まれるレバーやまぐろ、ほうれん草、プルーンなどを摂取しましょう。

コラーゲン入りのドリンクやサプリメントを活用する

コラーゲンは食品からも摂取できますが、1日の摂取目安量である5~10gを毎日摂取するには、特定の食品を大量に食べなければなりません。

たとえば、1日で10g摂取するためには、コラーゲンが多く含まれるフカヒレや牛すじを食べる必要があります。

しかし、これらの食材を料理するには手間がかかる上に脂質過・カロリー過多になるリスクがあります。

コラーゲンをすべて食品から補うよりも、コラーゲン入りのドリンクやサプリメントを上手に活用したほうが、体に負担をかけずにコラーゲンを摂取できるでしょう。

コラーゲンドリンク、サプリメントにはいろいろな種類がありますが、中にはコラーゲンと相性の良いビタミン類や鉄分などが配合されているものもあり、より効率的にコラーゲンを補えます。

ドリンクとサプリメントのどちらを選ぶかは、ニーズや好みによって異なりますが、「錠剤を飲むのが苦手な方はドリンクを選ぶ」「ドリンクの風味が苦手な方はサプリメントを選ぶ」などの工夫をしてみましょう。

なるべく毎日摂取する

コラーゲンは医薬品ではないため、摂取するタイミングに決まりはありません。

ただし、コラーゲンは体内に摂取してから24時間でなくなってしまう傾向にあるため、コラーゲンによる美容効果を維持するためにも、なるべく毎日コラーゲンを摂取する習慣をつけましょう。

コラーゲンドリンクやサプリメントを利用する場合は、入浴後や就寝前など、摂取するタイミングをあらかじめ決めておくと飲み忘れを予防できます。

美容医療でコラーゲン生成を促す

コラーゲン生成は、繊維芽細胞を増やし活性化する美容医療や再生医療によって促進させることが期待できます。

例えば、「ハイフ(HIFU)」と呼ばれる美容医療では、繊維芽細胞に直接熱を加えることで効果を発揮します。また、自分の細胞を培養して繊維芽細胞を移植する再生医療では、シワやくぼみなどの気になる部分に直接コラーゲン生成を促すことができます。

コラーゲンを経口摂取して体内の生成環境を整えながら、気になる部分には美容医療で直接アプローチすることで、理想の美しさに近づけましょう。

当院・銀座マイアミ美容外科では、コラーゲン生成を促す治療を複数ご用意しております。

カウンセリングは無料でお受けいただけるためお悩みの方は、ぜひご相談ください。

無料のご相談はこちら

コラーゲン生成を促すことが期待できる美容医療

コラーゲン生成を促すことが期待できる美容医療
コラーゲン生成を促すことが期待できる美容医療の施術は、以下の通りです。

  • 真皮線維芽細胞移植術
  • 多血小板血漿(PRP)
  • ハイフ(HIFU)

それぞれの施術について解説します。

真皮線維芽細胞移植術

真皮線維芽細胞移植術は、ご自身の皮膚から「真皮線維芽細胞」という細胞を取り出し、培養・増殖させた後に、気になる部分に注入する治療です。

この治療で培養・増殖させた肌細胞は、凍結保存が可能です。

コラーゲンは真皮線維芽細胞で生成されているため、この細胞を増やすことで、コラーゲン生成の促進を図れます。

真皮線維芽細胞移植術の施術ページはこちら

多血小板血漿(PRP)

多血小板血漿(PRP)とは、血液のベースとなる溶液である血漿が通常の数倍の血小板を含んでいて、このPRPは患者様ご自身の血液から作り出すため、自身の体と親和性があります。

PRPは、様々な細胞間伝達物質(サイトカイン)という物質を含むことが特徴です。

このサイトカインの中にコラーゲン増生作用を持つものがあり、その働きによってコラーゲンの生成を期待できます。

多血小板血漿(PRP)の施術ページはこちら

ハイフ(HIFU)

ハイフは日本語で「高密度焦点式超音波」と呼ばれる治療です。

超音波をV字の形で照射しながら皮膚の中の一点に集め、特定の層をピンポイントに刺激できることが特徴です。

ハイフは皮膚の様々な層を刺激できますが、真皮層を刺激した場合、真皮線維芽細胞が活性化します。

真皮線維芽細胞はコラーゲン生成を担う細胞であるため、この活性化によってコラーゲン生成の促進を期待できます。

ハイフ(HIFU)の施術ページはこちら

コラーゲンを摂ることによる美容効果

コラーゲンを摂ることによる美容効果
コラーゲン摂取によって期待できる美容効果は、肌のうるおい、ハリ、弾力のアップです。

人の皮膚は外側から表皮、真皮、皮下組織の3層構造になっていますが、表皮を支える真皮層の大部分はコラーゲンで構成されています。

コラーゲン摂取によって期待できる美容効果

コラーゲンはもともと体内で生産される生体成分ですが、加齢にともなって生産量は徐々に減少していきます。

コラーゲンが不足すると、真皮が表皮を支えにくくなってシワやたるみの原因になるほか、うるおいが失われる要因にもなるため、コラーゲンを食事やドリンク、サプリメント、あるいはコラーゲン注射などで摂取すれば、肌のうるおいやハリ、弾力アップにつながります。

コラーゲンは表皮と真皮をつなぐ基底膜にも存在しているため、肌のキメを整える効果も期待できるでしょう。

なお、コラーゲンは皮膚だけでなく、骨や腱、靭帯などにも存在するため、丈夫な骨の形成や関節の動きのサポートにも役立ちます。

コラーゲンの効果や副作用に関してよくある質問

コラーゲンの効果や副作用に関してよくある質問
コラーゲンの効果や副作用に関してよくある質問は、以下の通りです。

  • コラーゲンとプロテインは同じですか?
  • コラーゲン不足にはどんな症状がありますか?
  • コラーゲンの摂取で内臓に負担がかかりますか?

それぞれの質問にお答えします。

コラーゲンとプロテインは同じですか?

コラーゲンはプロテイン(タンパク質)の一種です。

コラーゲンも含め全てのタンパク質は、消化されるとアミノ酸になります。

アミノ酸には20種類ありますが、そのいずれかの種類になった後、体に吸収されます。

つまり、コラーゲンを食事で摂取しても、卵・肉・大豆などを食べても、20種類のいずれかのアミノ酸になり、このアミノ酸が体内でコラーゲンを生成する原材料となります。

そのため、コラーゲンを増やすために重要なことは、コラーゲンだけを摂取することではなく20種類のアミノ酸がバランスよく揃うように様々な食材からタンパク質を摂取することです。

最終的には「栄養バランスが重要」「様々な食品を食べることが重要」という、基本に行き着くと考えましょう。

コラーゲン不足にはどんな症状がありますか?

コラーゲン不足で起こる症状は、以下の通りです。

  • 皮ふのシワ・たるみ
  • 抜け毛・薄毛
  • 肌荒れ
  • 骨粗しょう症
  • 動脈硬化
  • 関節炎
  • 眼精疲労・老眼

コラーゲンは全身の様々な組織の新陳代謝に必要な栄養素です。

そのため、コラーゲンが不足すると上の一覧の通り、髪・眼・皮膚・骨・関節と、全身のあらゆる部分に症状が起きる可能性があります。

コラーゲンの摂取で内臓に負担がかかりますか?

コラーゲンを過剰に摂取すると、内臓に負担がかかります。

しかし、過剰摂取ではなく用法・用量を正しく守った摂取であれば、内臓に大きな負担がかかることはありません。

コラーゲンを過剰に摂取した場合、負担がかかる内臓は腎臓と肝臓です。

【まとめ】副作用を防ぐコラーゲンの摂取方法

【まとめ】副作用を防ぐコラーゲンの摂取方法
副作用を防ぐコラーゲンの摂取方法は「用法・用量を正しく守る」ことに尽きます。

この基本を守れず過剰摂取をしてしまう原因は、やはり「短期間で効果を出したい」ということでしょう。

そのように短期間で効果を出したい場合、美容医療の施術を受けることも一つの選択肢です。

美容医療では「真皮線維芽細胞移植術・多血小板血漿・ハイフ」などの施術によって、コラーゲン生成の促進を期待できます。

当院・銀座マイアミ美容外科ではこれらの施術全てにご対応しており、いずれの施術でも一定の実績を持ちます。

カウンセリングでも親身に患者様のお悩みやご希望に寄り添うことをモットーとしており、医師が時間をかけてじっくりとお話しさせていただきます。

「コラーゲンを増やして理想の美肌に近づきたい」「エイジングケアを図りたい」とお考えの方は、ぜひ当院までご相談ください。

無料のご相談はこちら

このコラムを監修したドクター

幸地 茉莉子

銀座マイアミ美容外科 ドクター

幸地 茉莉子 Mariko Kochi

日本専門医機構 形成外科領域専門医

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経歴

  • 2011年
    琉球大学 卒業
  • 2012年
    昭和大学藤が丘病院 初期臨床研修
  • 2014年
    昭和大学形成外科教室 入局
  • 2015年
    昭和大学病院形成外科 助教

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肌のコラーゲンアップには、ダーマペンや水光注射などの若返り施術がお勧めです。当院では、美容皮膚科メニューにも力を入れておりますので、お悩みの方はぜひご相談ください。

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