ふくらはぎが細くならない原因とは？ふくらはぎを絞る方法も紹介

「ふくらはぎが細くならない…」と悩んでいる方は、年齢や性別を問わず多くいらっしゃるのではないでしょうか。

本記事では、細くならないふくらはぎのお悩みを抱えた時に知りたい「ふくらはぎが細くならない原因」や「太いふくらはぎを絞る方法」を紹介します。

ふくらはぎの太さが気になる方やふくらはぎの絞り方を知りたい方は、ぜひ最後までご覧ください。

ふくらはぎが細くならない原因

ふくらはぎが細くならない原因は、以下の通りです。

それぞれの原因について解説します。

冷え

体が冷えると血行が悪くなり、代謝が下がります。

代謝が下がると脂肪が燃焼しにくい体質になるため、ふくらはぎを細くするのも難しくなってしまうでしょう。

むくみ

ふくらはぎも含め、全身の各部はむくむことで太く見えてしまう可能性があります。

むくみの原因は、日常的に見られる軽いものでは以下が挙げられるでしょう。

上記のような原因によるむくみは、それぞれの原因を解消することで症状の改善も期待できるでしょう。

以下のような原因のむくみもあり、これらの可能性がある場合は、一度医療機関を受診すべきといえます。[注1]

[注1]足の腫れ・むくみの原因は？｜国立研究開発法人 国立長寿医療研究センター

筋肉が硬い

ふくらはぎの筋肉が発達して硬くなると、筋肉組織の間に脂肪が蓄積されることで、ふくらはぎが太くなることがあります。

筋肉が発達する原因としては、激しい運動や間違った歩き方などが挙げられます。

筋肉を鍛えるのは良いことですが、ふくらはぎが太くなることを自身が望んでいないのであれば、運動量や歩き方を見直してみましょう。

脂肪の付き過ぎ

脂肪が付き過ぎていれば、当然ふくらはぎは細くなりません。

ふくらはぎの脂肪の量は、基本的に全身の脂肪の量に比例します。

脂肪吸引などの施術を受けない限りは「ふくらはぎだけ太い・細い」ということは、一部の例外を除くと少ない傾向にあります。

姿勢が悪く骨盤が歪んでいる

骨盤とはお尻の骨のことで、太ももの骨と背骨を繋いで支えている部分です。

より正確に説明すると、大腿骨と脊柱の間で体を支える、一群の骨のことです。

骨盤が歪むとふくらはぎの筋肉の動きが悪くなり、血液やリンパの流れも悪化しやすくなるでしょう。

これによって代謝が落ちることや、老廃物を含んだ体液が蓄積されてむくむことで、ふくらはぎが太くなることがあります。

セルライトが形成されている

セルライトとは、脂肪細胞が固まり、肌の表面がでこぼこした状態になる症状です。

元々医学用語ではなく、美容業界から広がった言葉です。

セルライトはふくらはぎにも多く発生します。

セルライトは、コラーゲン繊維によって脂肪の塊が包み込まれているため、通常の脂肪よりも運動などで落としにくいことが特徴です。

セルライトの除去方法や予防方法は、以下の記事でも解説していますので、合わせてご覧ください。

セルライト除去は自分でできる？予防方法や除去方法を紹介

細くならないふくらはぎを絞る方法

細くならないふくらはぎを絞る方法は、以下の通りです。

それぞれの方法について解説します。

ふくらはぎの筋トレを行う

ふくらはぎの筋トレを行うと、ふくらはぎだけでなく全身の脂肪が減ります。

筋トレで全身の脂肪が減る理由は以下の通りです。

ふくらはぎの筋トレを行うことでは「ふくらはぎだけ痩せる」という部分痩せは期待できないでしょう。

しかし、逆にいえば全身のどこの運動をしても、消費したカロリーに応じて、ふくらはぎの脂肪も一定の割合で減るということです。

歩き方や立ち方の改善を行う

正しい歩き方が出来ていないと、ふくらはぎが細くなりにくいでしょう。

このような場合「かかとから順番に地面につける」などの正しい歩き方を意識すると、ふくらはぎを細くできる可能性があります。

立ち方については、間違った姿勢で立つ習慣がついていると、腓骨（ひこつ）に影響が出る恐れがあります。

腓骨はふくらはぎの外側にあり、体のバランスを取っている骨です。

左右どちらかに偏った立ち方をしていると、バランスを取るために腓骨に負担がかかり、腓骨が外側に飛び出るような形になってしまう可能性があります。

このような形になると、ふくらはぎの肉の量は同じでも、骨が横に広がることで太く見えてしまうでしょう。

立ち方を改善し正しい姿勢で立つようにすれば、腓骨の形も正しくなり、ふくらはぎを細くすることが期待できます。

筋肉をほぐすマッサージを行う

筋肉は、疲労が蓄積されると硬くなり、横側に広がって太く見えてしまう傾向にあります。

この状態を改善するためには、筋肉をほぐすマッサージを行うことも有効でしょう。

筋肉をほぐすマッサージは、例えばリンパマッサージやツボ押しなどが挙げられます。

ツボ押しの場合は、ふくらはぎにある承筋（しょうきん）と呼ばれるツボなどを押しましょう。

有酸素運動やウォーキングを行う

有酸素運動やウォーキングを行うと、全身の脂肪の減少が期待できます。

これにより、ふくらはぎの脂肪も減るため、ふくらはぎを細くすることも期待できるでしょう。

筋トレと同じく、これらの運動でも「ふくらはぎの脂肪だけを落とす」ことはできません。

しかし、全身の無駄な脂肪を減らすことは、美容と健康の両面で大きなメリットがあるでしょう。

ストレッチで凝り固まった筋肉を伸ばす

ストレッチで凝り固まったふくらはぎの筋肉を伸ばすと、むくみの解消につながります。

これにより、むくみが原因でふくらはぎが太く見えていた場合に、細くすることが期待できます。

また、ストレッチにより血流が改善されると代謝も向上するため、この点でもふくらはぎを細くしやすいでしょう。

早期にふくらはぎ痩せしたい場合は美容医療も検討しよう

ここまで紹介してきた方法は全て、実際にふくらはぎを細くするまでに時間がかかる方法です。

このため、早期にふくらはぎ痩せをしたい場合は、美容医療の施術を受けることも検討しましょう。

なお当院では、患者様にあった美容医療をご提案しておりますので、セルライトでお悩みの方はお気軽にご相談ください。

ふくらはぎを細くする上で効果を期待できる美容医療は次の段落で紹介します。

細くならないふくらはぎを絞る美容医療

細くならないふくらはぎを絞る美容医療の施術は、以下の通りです。

それぞれの施術について解説します。

脂肪吸引

脂肪吸引は、脂肪を減らしたい部位の脂肪を直接吸引する治療です。

ふくらはぎにカニューレという専用の管を注入し、この管から脂肪を吸引します。

脂肪溶解注射と比較してより多くの脂肪を、一度に減らすことが期待できるでしょう。

吸引した脂肪はバストなどへの脂肪注入の治療にも利用できます。

脂肪吸引の施術ページはこちら

ボトックス注射

ボトックス注射は、ボツリヌス菌を注射することで、筋肉の働きを弱める治療です。

スポーツなどが原因で、ふくらはぎの筋肉（下腿三頭筋）が大きくなっている方に適しています。

1回の注射で効果が続く期間は、半年～1年程度です。

筋肉の働きが弱まっている間、運動をしないことで筋肉が退縮します。

この退縮によってふくらはぎが細くなる効果を期待できます。

なお当院では、ふくらはぎの脂肪吸引とボトックス注射を同時に行う「ふくらはぎすっきりセット」をご提供しております。

以下の記事では、ふくらはぎすっきりセットの1か月の経過をまとめていますので、ぜひご確認ください。

ふくらはぎスッキリセットのページへ

ふくらはぎを絞る美容医療を受けるときの注意点

ふくらはぎを絞る美容医療を受けるときの注意点は、以下の通りです。

それぞれの注意点について解説します。

カウンセリング前に理想のイメージを決める

カウンセリングを受ける前に、ふくらはぎをどの程度細くしたいのかなど、理想のイメージを明確にしておく必要があります。

理想が漠然とした状態でもカウンセリングは受けられますが、カウンセリングの所要時間はある程度決まっています。

同じ時間内で、より明確なイメージを医師と共有できれば、仕上がりに満足できる確率も高くなるでしょう。

あまりに細過ぎるふくらはぎをイメージしているなどの場合には、医学的に医師が対応できないこともあります。

必ずしも1回の施術で理想のイメージに近づけるとは限りませんが、まずはイメージを明確に持つことが重要です。

医師やスタッフの対応が信頼できるクリニックを選ぶ

実際にカウンセリングに訪れ、医師やスタッフの対応を見て、信頼できると感じたクリニックを選ぶようにしましょう。

公式サイトやSNSから受ける印象も重要ですが、これらの印象はある程度テクニックによって操作できる部分もあります。

しかし、実際に対面した時に感じられる人間的な印象は、テクニックによる操作が難しいです。

その医師やスタッフが患者様のことを親身に考え、治療に誠実に向き合っているかは、カウンセリングでの対応で、一定のレベルまで判断できるでしょう。

リスクやアフターケアの説明があるクリニックを選ぶ

ふくらはぎを細くする治療にも、当然一定のリスクがあり、アフターケアも必要です。

これらのリスクやアフターケアについて、明確な説明のあるクリニックを選びましょう。

アフターケアについては、例えば当院の場合、施術後は時間外電話やLINEによって、24時間医師と直接話せる体制を整えています。

こうした体制が整っているクリニックであれば、術後に万が一合併症などが起きてしまった場合にも、悪化するリスクを小さくできる可能性があります。

教示された術後のケア方法を守る

どのような治療方法でも、術後の生活の中でのケアが必要です。

このケア方法について、指示された内容を正しく守ることも重要です。

具体的には、患部を過度に触らない、激しい運動をしない、施術当日の入浴を避けるなどのケア方法を守る必要があります。

ふくらはぎが細くならないことに関するQ&A

ふくらはぎが細くならないことに関してよくある質問は、以下の通りです。

それぞれの質問にお答えします。

ふくらはぎが太い原因はなんですか？

ふくらはぎが太い主な原因は、「脂肪・むくみ・筋肉」のいずれかです。

当然ながら、脂肪がついていれば体のどの部位でも太くなります。

むくみについては、老廃物を含んだ水分が、排出されずに体内に留まってしまうことで太くなります。

筋肉については、ふくらはぎにあるのは「下腿三頭筋」です。

この筋肉は2つの腓腹筋と1つのヒラメ筋に分かれ、合計3つの筋肉であるため「三頭筋」と呼ばれます。

ふくらはぎが細くならないのは遺伝ですか？

ふくらはぎが細くならない原因は、基本的に遺伝ではなく生活習慣です。

遺伝的に太りやすい体質は存在しますが、それでもふくらはぎを細くすることが不可能というわけではありません。

痩せやすい体質の人と比較するとやや不利ではあるものの、本記事で紹介していた有酸素運動や筋トレ、マッサージや姿勢の改善などの努力で細くすることが期待できるでしょう。

ふくらはぎをマッサージすると細くなりますか？

ふくらはぎをマッサージすると、ある程度細くできる可能性があります。

マッサージをすると血行が促進され、全身の代謝が活発になることで、脂肪が減りやすくなるためです。

また、リンパ液や血液の流れが良くなることで、老廃物が体外に排出されやすくなり、むくみの改善も期待できます。

むくみによってふくらはぎが太く見えていた場合、この変化によってもふくらはぎが細くなる可能性があります。

ふくらはぎと太ももが細くならない理由は同じですか？

ふくらはぎと太ももが細くならない理由はほぼ同じで、以下の理由は双方で共通します。

最後の筋肉太りはどちらも共通ですが、筋肉の種類は異なります。

ふくらはぎの筋肉は下腿三頭筋で、太ももの筋肉は大腿四頭筋・ハムストリングス・内転筋です。

太ももが細くならない理由については、以下の記事で詳しく解説していますので、合わせてご確認ください。

太ももの脂肪が落ちにくい原因

【まとめ】ふくらはぎが細くならない原因と絞る方法

ふくらはぎが細くならない原因は、一言で言えば「生活習慣」です。

冷えやむくみ、運動不足や姿勢の悪さなど、原因となる生活習慣を改善することで、ふくらはぎも細くできる可能性があります。

ただし、こうした生活習慣の改善による方法は、実際に細くなるまでに時間がかかるため、短期間でふくらはぎを細くしたいのであれば美容医療を検討していただくことも一つの選択肢です。

美容医療では、脂肪吸引・ボトックス注射などの施術によって、ふくらはぎを細くすることを期待できます。

なお当院は、日本専門医機構が認定する「形成外科専門医」が施術を担当しており、ふくらはぎへの施術に必要な形成外科の知識と経験を有していることが特徴です。

カウンセリングは医師が直接じっくりと時間をかけて行い、患者様のお悩みやご希望、ふくらはぎの状態に適した治療をご提案させていただきます。

「ふくらはぎを細くしたい」「理想の脚に近づきたい」とお考えの方は、ぜひ当院までご相談ください。

このコラムを監修したドクター

銀座マイアミ美容外科 ドクター

新井 清信 Kiyonobu Arai

日本専門医機構　形成外科領域専門医

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経歴

• 2013年

  昭和大学医学部卒業

• 2013年

  藤枝市立総合病院　初期研修医

• 2015年

  昭和大学病院　形成外科入局

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ふくらはぎ・足首の脂肪吸引

料金・費用

メッセージ

当院では、ふくらはぎすっきりセットという脂肪吸引とふくらはぎボトックス、静脈麻酔や圧迫下着がセットになったメニューがあります。ふくらはぎは、皮下脂肪もありますが、筋肉も多いので、皮下脂肪と筋肉両方に働きかける施術をすると効果的です。