眼瞼下垂の原因となる病気はありますか?

若返り治療
眼瞼下垂

50代・女性

眼瞼下垂の原因となる病気はありますか?

両目ともに下垂気味です。
毎日これを気にしているくらいなら、早く手術で解決してしまいたいです。
でもまだ若い方だと思うので、もしかしたら老化ではなく、別の病気かもしれない、とも考えています。
眼瞼下垂は、別の病気に起因して発症することもあるのでしょうか?

先生からの回答

眼瞼下垂を起こす病気には、先天性のものと後天性のものがあります。

1:先天性眼瞼下垂症
生まれた時から目が開けられない状態です。
そのような状態の場合は、重度だと赤ちゃんの時期に手術をすることになります。なぜならば、まぶたが開けられなくて、目に光が入らないと弱視(視力が出ないこと)の原因になるからです。
  
先天性眼瞼下垂でも、症状が軽度から中等度の場合は、治療することなく大人になる場合があります。50代になるまで、未治療のかたもおられることでしょう。挙筋機能という、目を開ける機能が4mm以下の場合は筋膜による釣り上げ術の適応になり、4mm以上ある場合は挙筋短縮術という手術の適応になります。

2:後天性眼瞼下垂症
生まれつきということではなく、加齢や病気から眼瞼下垂になるケースを後天性眼瞼下垂症と呼びます。
  
加齢;瞼は常日頃から瞬きしています。
10秒に1回瞬きをするとして
1分間に6回1時間に360回
1日に8640回
1年では315万回
10年で3150万回
途方も無い数ですね。
30年経ったら1億回超えるでしょう。
そのような日常的に動き続けている瞼ですから目を開ける筋肉は弱って当然。
皮膚もたるみますし年齢とともに瞼は開きづらくなります。
  
外傷;怪我が原因で眼瞼下垂になることもあります。
交通事故などで瞼をぶつけてから開かなくなったというかたを以前経験したことがありますが、上眼瞼挙筋腱膜という瞼をあげる膜がちぎれていました。手術でつなぎ合わせることで再び目が開くようになります。
ハードコンタクトレンズを長期装用しているかたや、目の手術を受けるときに開瞼器という目を広げる器具を装着した経験のあるかたにも眼瞼下垂が生じますが、これらも一種の外傷と言っても良いです。

病気;上記二つに当てはまることがなく、突然眼瞼下垂になってしまった場合は、重症筋無力症、脳腫瘍、胃がんや肺がんなどの転移、脳動脈瘤、顔面神経麻痺、甲状腺疾患などを鑑別する必要があります。
検査ですぐに分かりますので、まずはかかりつけの内科の先生にみていただき、必要時に眼科へ紹介していただくのが良いと思います。生命に関わるケースもありますので、早めの対応が肝心です。