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小顔矯正(輪郭形成)について教えてください。
小顔矯正に興味があります。 顔の肉付きがかなりふっくらしていて、頬が特に気になっています。 こういう場合、脂肪吸引か小顔注射のBNLSがよく効くのではないかと思うのですが、その反面、たるみが出てしまうのかも??と不安になります。 たるみが出たら、ボトックスで消せばいいのでしょうか?
医師の回答
お問い合わせありがとうございます。顔の皮下脂肪が多くて、特に頬が気になるということですね。小顔にする場合、3つのアプローチ方法があります。つまり、骨、皮下脂肪、筋肉です。
小顔にしたい場合は、この3つの要素のうちどの部分のボリュームがあるために顔が大きいのかということを判断しなくてはなりません。今回は、肉付きということですので、脂肪と筋肉という要素に関して考えることになります。
脂肪に対しては、脂肪吸引またはBNLS neoが効果的です。それぞれメリットとデメリットがあります。
脂肪吸引のメリットは脂肪細胞ごと除去できるという点と皮膚の引き締め効果があるという点です。脂肪を除去すると同時にある程度の皮膚のたるみであれば引き締まりリフトアップするということです。デメリットとしては、1週間ほどダウンタイムがあるということです。ダウンタイムの詳細はこちらをご覧ください
BNLS neoのメリットは、ダウンタイムが短いということです。基本的には、注射をしたその日は、注射した箇所が入れた量に応じて浮腫みますが翌日には治ります。また、針を刺した箇所の内出血がたまに起こりますがお化粧で隠せる程度です。デメリットとしては1箇所につき3回程度はする必要があるという点と、脂肪吸引のような引き締めの効果は無いという点です。
顔の皮膚にたるみがない方の場合は、BNLS neoをしたことで顔がたるむということはありませんが、皮膚がたるんでいるかたはさらにたるみがますというリスクがあります。たるんでしまった場合は、糸のリフトや脂肪吸引とリフト、フェイスリフトなどのリフトアップ術でアップさせることになるのですが、そもそもそのような手術をするならばBNLS neoのメリットがなくなってしまいますよね。
ボトックスに関しては、そのようなたるみを改善する効果はありません。ボトックスの効果は、筋肉を痩せさせて小顔にするという効果です。咬筋という噛みしめる筋肉に注射することで、エラの張りを改善させることができますし、オトガイ筋という筋肉に注射すると顎先のシャクレ感や笑ったときのモリっと出る感じが改善して、小顔の印象になります。
効果は3ヶ月から6ヶ月ですので、効果がなくなったらゆっくりと元に戻ります。ボリュームを結構下げたいような場合は、半年ごとに3回くらいすると良いと思います。3回すると1年半くらい筋肉が動かないわけですから、廃用性萎縮という状態が筋肉に起こり長期間筋肉が痩せます。