胸に肉割れができる原因は?ケア方法や豊胸時の注意点も紹介
- 幸地先生監修

胸にできる「肉割れ」は、バストの皮膚が急激に引き伸ばされることで生じる赤紫色や白っぽい線状の跡です。
妊娠や授乳後、体重の急激な変化後に、肉割れで見た目に悩む方もいらっしゃるのではないでしょうか?
そこで本記事では、胸に肉割れができる原因や予防方法について詳しく解説します。

目次
胸に肉割れができる原因
胸に肉割れができる主な原因は、急激な体型変化・急激な皮膚の膨張によるものです。
具体的な原因は、以下の通りです。
- 成長期
- 妊娠・授乳期
- 肌の乾燥
- 急激な体重・筋肉量
具体的な原因とあわせて、予防方法・対策方法についても解説していきます。
成長期
思春期の急激なバストの発達により、皮膚の伸びが追いつかず肉割れが起こることがあります。
特に、思春期・成長期は、ホルモンバランスの影響で短期間にバストサイズが変化しやすい時期です。
この時期の肉割れを防ぐには、以下のような日常ケアを取り入れることが大切です。
- 成長期の早い段階から保湿ケアを心がける
- 肌への刺激を避けるやさしい素材の下着を使用する
- バストを安定させるナイトブラで皮膚の負担を軽減する
無理に成長を抑えることはできませんが、日頃のケアで肉割れのリスクを抑えましょう。
妊娠・授乳期
妊娠中や授乳期は、ホルモンの影響でバストサイズが急激に変化します。
この変化に皮膚が対応しきれないと、肉割れができることがあります。
バストの変化が大きくなる前から、以下のような予防策を取り入れておくことをおすすめします。
- 妊娠初期から保湿ケアを徹底する
- マタニティブラでバストの重さをしっかり支える
- ビタミンC・Eなど肌の弾力を保つ栄養を意識的に摂取する
体調に負担をかけないように、無理のない範囲でケアを続けましょう。
肌の乾燥
肌が乾燥していると、弾力や柔軟性の低下によって、わずかな刺激でも真皮層が裂けやすくなります。
季節の変わり目や空調による乾燥も要因となるため、注意が必要です。
乾燥を防ぎ、肌の状態を整えるために、次のようなケアを日常に取り入れましょう。
- 保湿力の高いケア用品を選ぶ
- 毎日の保湿を習慣づける(特に入浴後はすぐに)
- 下着や衣類の摩擦にも配慮して外的刺激から守る
乾燥は見落としがちな要因ですが、日々の保湿が最もシンプルで効果が期待できる予防策です。
急激な体重・筋肉量
短期間での体重増加や筋肉の肥大によって、胸まわりの皮膚が引き伸ばされると、肉割れが起こることがあります。
ボディメイクや急なダイエットのリバウンドでも注意が必要です。
肉割れを防ぐには、次のような点を意識しながら体型変化に向き合うことが重要です。
- 増量や筋トレはゆるやかなペースを意識する
- バストの変化を感じたら早めに保湿ケアを取り入れる
- 皮膚が薄い部位は特に丁寧に保湿する
急な変化を避けるだけでも、肌への負担を大きく軽減することができます。

豊胸でも急激なバストアップで肉割れが生じる
豊胸手術によってバストサイズが急激に変化すると、皮膚が伸びに追いつけず、肉割れが生じることがあります。
特に、以下のような特徴を持つ方は、豊胸後に肉割れが起こりやすい傾向があります。
- 乾燥肌の方
- 皮膚の弾力が弱い方
- 豊胸で大幅なサイズアップを希望する方
肉割れを完全に防ぐことは難しいですが、日頃のスキンケアや施術前後の工夫によってリスクを減らしましょう。

豊胸による肉割れを防ぐ方法
豊胸をし、憧れのバストを手に入れた際に肉割れが起こらないようにするためには、下記のような予防法があります。
- 保湿で乾燥を防ぐ
- 無理のないサイズアップを目指す
それぞれ詳しく解説していきます。
保湿で乾燥を防ぐ
皮膚が乾燥していると柔軟性が失われ、急激な膨らみに対応できず真皮層が裂けやすくなります。
豊胸の施術後は、特に皮膚がデリケートな状態になるため、こまめな保湿ケアが重要です。
入浴後の肌が乾燥しやすいタイミングなど、施術前から保湿を習慣づけしておきましょう。
無理のないサイズアップを目指す
一度の豊胸で大きなサイズアップを行うと、皮膚が急激に伸びて肉割れのリスクが高まります。
もともとの皮膚の伸びやすさや体型に合わせて、適切なバストサイズを選びましょう。
当院・銀座マイアミ美容外科では、術前のカウンセリングで医師が皮膚の状態やご希望を確認したうえで、無理のないサイズアップをご提案しています。

無理のないサイズアップを叶える「バレない豊胸」
当院・銀座マイアミ美容外科では、無理のない脂肪注入豊胸で美しいバストを目指す「バレない豊胸」のメニューをご提供しております。
バレない豊胸の特徴は、以下の通りです。
- 胸に必要な量のみを脂肪吸引して豊胸を行う
- 体のことを熟知した形成外科専門医が施術を担当
- カウンセリングから施術まで医師が一貫して担当
- 術後の緊急電話・緊急LINEは24時間医師が対応
- 無痛の静脈麻酔で身体への負担が少ない施術が可能
「脂肪豊胸をしてみたいけれど、脂肪吸引には抵抗がある・・・」という方もいらっしゃるのではないでしょうか?
当院の「バレない豊胸」は、胸に必要な脂肪量(最大400cc)だけを吸引し、片側200ccずつ注入するシンプルな施術です。
カウンセリングや手術を担当する医師全員が、日本専門医機構認定の「形成外科専門医」であり、一人ひとりに合わせた丁寧な診療とサポートを行うことも可能です。[注]

[注] 一般社団法人 日本形成外科学会:形成外科 専門医制度
胸の肉割れに関するQ&A
胸の肉割れに関するよくある質問は、以下の通りです。
- 胸の肉割れの原因は?
- 肉割れは自然に消えますか?
- 痩せたら肉割れは治りますか?
それぞれ詳しく解説していきます。
胸の肉割れの原因は?
胸に肉割れができる主な原因は、急激な体型変化・急激な皮膚の膨張によるものです。
皮膚の膨張が生じる具体的な要因は、以下の通りです。
- 成長期
- 妊娠・授乳期
- 肌の乾燥
- 急激な体重・筋肉量
急激な体型変化が起こりやすい時期を知って、肉割れの予防や対策を行うことが大切です。

肉割れは自然に消えますか?
肉割れは一度できると完全に消えることは難しいですが、時間の経過とともに目立ちにくくなる場合があります。
保湿ケアや美容クリームなどのヒアルロン酸やビタミンEを含むクリームを継続的に使用することで、肌の柔軟性を保ち、肉割れの改善を促すことが可能です。
さらに目立ちにくくしたい場合は、レーザー治療やピーリングなどの美容医療を検討しましょう。

痩せたら肉割れは治りますか?
痩せても肉割れは治りません。
むしろ、急激な体重減少によって皮膚のハリが失われ、肉割れがより目立つこともあります。
痩せることで肌の質感は変わりますが、肉割れ自体をなくすには継続的なケアが必要です。
【まとめ】胸に肉割れができる原因は?
胸の肉割れについて、原因や対策を解説していきました。
胸に肉割れができる主な原因は、急激な体型変化・急激な皮膚の膨張によるものが挙げられます。
豊胸によっても肉割れが生じるリスクがありますので、「皮膚に負担をかけない適切なサイズ選び」で肉割れを防ぎましょう。

[注] 一般社団法人 日本形成外科学会:形成外科 専門医制度
このコラムを監修したドクター

経歴
-
- 2011年
- 琉球大学 卒業
-
- 2012年
- 昭和大学藤が丘病院 初期臨床研修
-
- 2014年
- 昭和大学形成外科教室 入局
-
- 2015年
- 昭和大学病院形成外科 助教
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