痩せ型はバストアップはしにくいが対策は可能|具体的な方法を解説
- 小野寺院長監修
「痩せ型で胸が小さいとバストアップは難しい」と考えている方も多いでしょう。
実際、痩せ型の方は通常の体型の方と比較して、いくつかの理由でバストアップが難しいです。
しかし、やり方次第では痩せ型の方でも十分なバストアップを期待できます。
本記事では、そのような痩せ型の方がバストアップを成功させるための方法を解説します。
目次
痩せ型がバストアップしにくい理由
痩せ型がバストアップしにくい理由は、以下の通りです。
- 遺伝や体質
- 脂肪がつきにくい・脂肪が少ない
- 筋肉量が少ない
- 分泌される女性ホルモンが少ない
それぞれの理由について解説していきます。
遺伝や体質
バストの約9割は脂肪であるため、脂肪がつきにくい体質が遺伝している方は、バストアップをしにくいといえます。
脂肪がつきやすい体質かどうかは、必ずしも遺伝だけで決まるわけではなく、生活習慣によって後天的に決まる部分も多いです。
しかし「明らかに太るような生活をしているにもかかわらず太らない」「家族も同様である」という場合は、脂肪がつきにくい体質が遺伝している可能性があります。
そのような理由で痩せ型である方は、バストアップをしにくくなります。
脂肪がつきにくい・脂肪が少ない
前述の通り、痩せ型の方の中には、脂肪がつきにくい体質が遺伝している方が少なくありません。
このような方の場合は、バストの脂肪を増やしてサイズアップする上で、普通の方よりも多くの努力が必要になります。
また、体質は普通であっても、痩せ型ということは現時点でついている脂肪が少ないため、この点でもバストアップで不利になります。
脂肪があれば、バスト周辺の脂肪を寄せて集めることで、見た目のサイズをある程度大きくすることも可能です。
しかし、痩せ型であればこのような方法も使えないため、この点でもバストアップをしにくくなります。
また、脂肪が少ないと女性ホルモンの分泌が減少します。[注1]
女性ホルモンが減ると乳腺が発達しにくく、乳腺が発達しなければバストも大きくなりません。
このような理由からも、脂肪が少ないことはバストアップの妨げとなります。
筋肉量が少ない
バストのサイズを大きくするためには、バストの土台となる筋肉である大胸筋も必要です。
筋トレなど体を鍛えている男性は、女性のような脂肪がなくとも胸に厚みがあり、大きく見えます。
同じように、痩せ型の女性でも大胸筋を鍛えて胸の厚みを増すことで、バストアップを図ることができます。
逆に、このような大胸筋が少ない方は、その分バストを大きく見せるのが難しいということです。
分泌される女性ホルモンが少ない
バストアップには乳腺の発達が不可欠ですが、乳腺の発達には女性ホルモンが必要です。
このため、女性ホルモンの分泌が少ない女性は、バストアップが難しくなります。
そして、前述の通り痩せ型で脂肪の少ない女性は、女性ホルモンの分泌量が減少します。
この点も、痩せ型の女性がバストアップをしにくい原因です。
確実性はないがバストアップが期待できる方法
確実性はないものの、バストアップが期待できる方法を一覧にすると、以下の通りです。
- 筋トレを行う
- 質の良い睡眠を取る
- 栄養バランスを整える
- バストアップブラをつける
それぞれの方法について解説します。
以下の記事でもバストアップする方法について解説しているので、合わせて参考にしてみてください。
筋トレを行う
大胸筋の筋トレを行うと、筋肉の厚みによるバストアップを期待できます。
大胸筋は上部・中部・下部という3つの部位に分かれるため、これらの部位をバランスよく鍛えることが重要です。
上部・中部・下部の大胸筋が存在する部位をまとめると、以下の通りです。
名称 | 存在する部位 |
---|---|
大胸筋上部 | 鎖骨から胸骨上部 |
大胸筋中部 | 胸骨の上部から中部 |
大胸筋下部 | 胸骨の中部から下部 |
これらの部位を満遍なく鍛えるためには、様々な筋トレのメニューをこなすことが重要です。
メニューが変われば当然使う筋肉も異なるため、異なる部位を刺激できるためです。
代表的なメニューは腕立て伏せですが、以下のような様々なバリエーションがあります。
例えば「膝付き腕立て伏せ」は、膝を床に付けながら行うため負担が小さく、初心者の方でも無理せずトレーニングを継続しやすくなります。
また、壁で腕立て伏せを行う「ウォールプッシュアップ」は、街中でもちょっとした隙間時間に行えるため、トレーニングの習慣をつけやすいことがメリットです。
このほか、椅子や台の上に脚を上げて行う「脚上げ腕立て伏せ」は、大胸筋の上部を集中的に鍛えられます。
あるいは、床に付く手を合わせてひし形を作る「ダイヤモンド腕立て伏せ」では、大胸筋の中部を集中的に鍛えることが可能です。
このように、腕立て伏せひとつでも様々なメニューがあり、これらを組み合わせることで、異なる部位を鍛えることや、無理なくトレーニングを継続することができます。
質の良い睡眠を取る
睡眠中は女性ホルモンが活発に分泌されるタイミングです。
女性ホルモンの分泌が活発になれば乳腺が発達し、乳腺を守るための脂肪も増え、バストが大きくなります。
そして、睡眠の質が上がるほど、睡眠中の女性ホルモンの分泌は活発になります。
このため、質の良い睡眠をとることはバストアップにも繋がるのです。
栄養バランスを整える
バストの成長には、乳腺・クーパー靭帯・大胸筋の発達や、女性ホルモンの分泌が欠かせません。
そして、これらの発達や分泌を促進するためには、栄養バランスのとれた食事を摂ることも重要です。
バランスをとるためにあらゆる栄養素が重要となりますが、中でもバストアップと直接関わりのある栄養素をピックアップすると、以下の通りです。
- イソフラボン
- タンパク質
- ビタミンC
イソフラボンは大豆食品に多く含まれ、女性ホルモンと似た働きをするため、乳腺の発達につながる可能性があります。[注2]
タンパク質は、バストの土台となる大胸筋を成長させるために欠かせない栄養素です。
ビタミンCはコラーゲンの生成につながり、バストを支えているクーパー靭帯の強化につながります。[注3]
[注3]厚生労働省eJIM | ビタミンC[サプリメント・ビタミン・ミネラル - 一般]
クーパー靭帯はコラーゲン繊維でできているとされているためです。
これらの栄養素は単独で機能するものではなく、他の栄養素と補い合って機能します。
このため、特定の栄養素にこだわるのではなく、あらゆる栄養素をバランスよく摂取することが重要です。
バストアップブラをつける
バストアップブラとは、バストを大きく美しく見せる補正機能を持つブラジャーのことです。
具体的には、脇や背中に流れた脂肪をバスト周りに集めて固定します。
脂肪を集める分、通常時よりもバストが大きくなるため、普通のブラジャーと比較してカップのサイズがやや大きめに作られています。
また、バストを大きく見せるだけでなく、胸の谷間などの形を美しく見せる機能を持つことも特徴です。
特に体の各部に脂肪が流れてしまっている方の場合、バストアップブラの装着は、即効性の高いバストアップの方法といえます。
短期間でのバストアップを期待するなら豊胸手術
痩せ型の方が短期間でのバストアップを希望する場合、豊胸手術が選択肢の一つとなります。
豊胸手術の種類は主に、以下の3パターンに分かれます。
このうち、痩せ型の方に適しているのは、脂肪注入豊胸とヒアルロン酸豊胸です。
理由は、痩せ型でバストが小さい方の場合、シリコンバック豊胸を行うと、シリコンの縁が目立ち、不自然な印象になってしまうことが多いためです。
これに対して、脂肪注入豊胸やヒアルロン酸豊胸であれば、不自然な印象もほとんどなく、自然な仕上がりになります。
脂肪注入豊胸は、1回の施術で通常0.5〜1カップ大きくできます。
ヒアルロン酸豊胸の場合、1回の施術で通常1.5カップ程度までのサイズアップが可能です。
これらの数値には個人差があり、医師の技術やクリニックの方針などによっても異なります。
いずれにしても、豊胸手術以外の方法では、短期間でバストアップを図ることは基本的にできません。
そのため、短期間でのバストアップを望むのであれば、豊胸手術を受けることが一つの選択肢となるでしょう。
銀座マイアミ美容外科では痩せ型の方の豊胸にも対応
当院・銀座マイアミ美容外科では、痩せ型の方の豊胸にも対応可能です。
一般的に痩せ型の方の豊胸は難しいとされていますが、当院では痩せ型の方の豊胸でも様々な症例があります。
これまでには、BMIが14(18以下は痩せ)の方や、体脂肪率が10%を切ったボディービルダーの方などの豊胸を行った実績があります。
このように脂肪の少ない方々の場合、脂肪を採取する脂肪注入豊胸は、一般的には難しいとされる施術です。
しかし、当院では脂肪吸引の経験が豊富なため、痩せ型の方でも脂肪注入豊胸が可能であり、上述の2名の患者様のケースでも、脂肪注入豊胸の施術を行っています。
もし極端に痩せてしまっている場合は、丸山院長の診察をお勧めします。
他院で断られてしまったケースでも、脂肪注入豊胸を行えるケースがあります。
このように、当院では痩せ型の方の豊胸にも対応しているため、痩せ型でバストアップを図りたい方は、ぜひ一度お気軽にご相談ください。
痩せ型の方のバストアップに関するQ&A
痩せ型の方のバストアップに関して、よく見られる疑問点は以下の通りです。
- 太ればバストアップできますか?
- プロテインはバストアップに効果的ですか?
- 骨格にも関係がありますか?
それぞれの疑問点に回答していきます。
太ればバストアップできますか?
バストの構成組織は約90%が脂肪です。
そのため、太って全身の脂肪が増えれば、その分バストアップをできる可能性があります。
しかし、この場合はバストだけでなくウエストも含めた全身に脂肪が付いてしまうため、理想のスタイルにはなりにくいでしょう。
また、バストの脂肪は乳腺を守るためにつくものです。
そのため、太っても乳腺が発達していなければ、体重の増加に対してバストのサイズがそれほど増えないという可能性もあります。
プロテインはバストアップに効果的ですか?
確実性はないものの、プロテインは以下の3点で、バストアップにつながる可能性があります。
- ①:大胸筋の発達を助ける
- ②:クーパー靭帯の強化につながる
- ③:乳腺の発達を促進する
①については、筋肉の材料となる栄養素はタンパク質(プロテイン)であるためトレーニングと並行してプロテインを摂取することは、大胸筋の発達に直結します。
②については、クーパー靭帯はコラーゲン組織によって形成されており、そのコラーゲンを合成するために必要な栄養素がタンパク質です。
③については、乳腺組織自体も、乳腺に栄養を届ける血管なども、全てタンパク質によって作られているため、プロテインの摂取が乳腺の発達にも繋がります。
このようにプロテインはバストアップにも関わりのある栄養素です。
しかし、前述の通りプロテインも含めて全ての栄養素は他の栄養素との相乗作用によって機能するため、栄養バランスのとれた食事を意識しましょう。
骨格にも関係がありますか?
骨格診断では、骨格タイプが以下の3通りに分類されます。
このうち、骨格ナチュラルの方は、他のタイプの方と比較するとバストが小さく見えます。
骨格ナチュラルの方は肩幅が広く、バストの脂肪も横に広がり、縦のサイズが出にくいためです。
また、骨格ナチュラルの方は全体的に細めであり、デコルテが痩せていて鎖骨がくっきり出ることが多いため、これらの点でもバストが小さく見えます。
このような理由で骨格ナチュラルの方はやや不利ではあるものの、バストアップ自体は問題なく可能です。
筋トレや生活習慣の改善などは、確実性はないものの一定の変化を期待できます。
また、豊胸手術を受ければどのような骨格であっても、その方の骨格やバストの形に合った施術を受けられます。
【まとめ】痩せ型の方でバストにお悩みの方は当院にご相談ください
痩せ型の方のバストアップは様々な原因により、通常の体型の方よりも難しくなります。
しかし、それでも筋トレや生活習慣の改善などの方法により、確実性はないものの、一定のバストアップを期待できます。
また、豊胸手術であれば短期間で目に見えるサイズのバストアップも可能です。
痩せ型の方の豊胸手術は一般的に難しいとされていますが、当院では痩せ型の方の豊胸手術にも対応できます。
「ばれない豊胸」や「ビューティフィル豊胸」などのメニューも提供しており、患者様のお悩みやお体に合った施術をご提案させていただきます。
「痩せ型でもバストアップをしたい」とお考えの方は、ぜひ当院までお気軽にご相談ください。
このコラムを監修したドクター
経歴
-
- 2006年
- 和歌山県立医科大学卒業
-
- 2006年
- 東京医科歯科大学附属病院 勤務
-
- 2008年
- 昭和大学形成外科教室 入局
-
- 2013年
- 昭和大学病院形成外科 助教
-
- 2015年
- 他院 大手美容外科入職
-
- 2018年
- 船橋眼瞼下垂クリニック 院長
-
- 2019年
- 銀座マイアミ美容外科SALONE
院長就任
-
- 2019年
- 医療法人社団形星会 理事就任
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