鼻の穴が大きい悩みを解消!原因や自力で小さくする方法とは?
- 小野寺院長監修

鼻の印象と顔全体の印象を大きく左右する「鼻の穴」ですが、「大きいから何とかして小さくしたい・・・」と悩んでいる方も少なくありません。
鼻の穴が大きいことには様々な原因がありますが、原因によっては自力での改善を期待できる方法もあります。
本記事では、「鼻の穴が大きくなる原因」と「自力で改善する方法」を解説します。

目次
鼻の穴が大きい原因
鼻の穴が大きい原因は、以下の通りです。
- 鼻が低すぎる・高すぎるから
- 鼻翼がめくれ上がっているから
- 笑ったときに鼻の穴が広がるから
それぞれの原因について詳しく解説していきます。

鼻が低すぎる・高すぎるから
鼻は低すぎても高すぎても、鼻の穴が目立ってしまいます。
鼻が低い人のうち、鼻の穴が正面に近い方向を向いてしまう豚鼻(アップノーズ)の状態の人は、特に目立ちやすいでしょう。
アップノーズではなくても鼻がつぶれている場合は、鼻の穴が横に広がっていることが多く、横幅の広さから大きく感じられることがあります。
逆に、鼻の中心部が小鼻より下に大きく伸びているなどして鼻が高すぎる場合、小鼻との距離が離れて鼻の穴も大きくなってしまう可能性もあるでしょう。
鼻翼がめくれ上がっているから
鼻翼(小鼻)がめくれ上がっていると、正面から見た場合に鼻の穴が目立ちやすくなります。
団子鼻の方は小鼻がめくれあがりやすい傾向があります。

笑ったときに鼻の穴が広がるから
普段は鼻の穴が目立たなくても、笑うと目立ってしまうことがあります。
笑うと鼻の穴が広がる理由は、頬の表情筋に小鼻部分が引っ張られるためです。
表情筋の強さや小鼻との位置関係などにより、笑った時の鼻の穴の広がり方が変わります。

以鼻の穴が目立つようになった理由
鼻の穴が以前より目立つようになった場合の理由は、主に以下の通りです。
- 加齢によって肥大化した
- 歯ぎしりや頬杖などで骨格が歪んだ
- 日常生活の癖や習慣で鼻の形が変形した
それぞれの理由について詳しく解説していきます。
加齢によって肥大化した
年を重ねるにつれて私たちの体には様々な変化が起こりますが、その一つが骨密度の低下です。
骨が徐々に萎縮していくと、周囲の軟部組織(肉や皮膚)もその変化に合わせて位置を変えていきます。
例えば、顔の骨格が加齢により変化すると、それまでくっついていた肉や皮膚も、空洞ができないように、萎縮した骨に沿って移動します。
この変化の現れ方には個人差があり、鼻が全体的に低くなる人もいれば、鼻孔が目立つようになる人もいます。
歯ぎしりや頬杖などで骨格が歪んだ
歯ぎしりや食いしばりなどの習慣によって、上顎の骨が歪むと小鼻が大きくなる傾向があります。
また、「頬杖」などの習慣も上顎の骨の歪みにつながることがあり、これも鼻の穴が大きくなる原因となり得るでしょう。
日常生活の癖や習慣で鼻の形が変形した
歯切りしや頬杖以外でも、鼻の形を変形させるような日常生活のクセや習慣は、鼻の形を変形させる可能性があります。

大きい鼻の穴を自力で小さくする方法
大きい鼻の穴を小さく見せる方法は、以下の通りです。
- メイク
- エクササイズ
- リンパマッサージ
それぞれの方法について詳しく解説していきます。

メイク
メイクで鼻の穴を小さく見せる方法として、鼻意外の部位に相手が注目させて鼻の穴にフォーカスされないようにするメイク術が挙げられます。
具体的なメイク方法は以下の通りです。
- 細めのブラシでシェーディングパウダーをV字を描くように塗る。
- 小鼻の膨らみの根本部分にもシェーディングを仕込む。
- ハイライトは鼻根〜鼻の中間と鼻先に乗せる。
上記の方法では、ハイライトを入れた部分(鼻筋と鼻先)に注目が集まります。
また、影になる部分にシェーディングを入れるのもハイライトを目立たせるためです。
「正面からの見た目」であれば、上記の方法で鼻の穴を小さく見せることができるでしょう。
エクササイズ
鼻の周辺の表情筋が衰えると、鼻の形を支える力が弱まり、鼻の形がゆるむことがあります。
このゆるみが原因で鼻の穴が大きく見えている場合は、エクササイズも有効な選択肢です。
エクササイズのやり方は以下の通りです。
- 小鼻に力を入れる。(顔の筋肉を集めるような感覚で)
- 緩めて戻す。
- 満足できるまで繰り返す。(回数は自由)
上記のエクササイズによって、小鼻の横にある「上唇鼻翼挙筋」などの筋肉を鍛える効果を期待できます。
継続することで鼻の形も引き締まり、鼻の穴が小さく見える可能性があるでしょう。
リンパマッサージ
小鼻などのパーツのむくみで基本的に鼻の穴自体は大きくなりませんが、小鼻が目立つことで鼻の穴にも注目が集まることがあります。
もともと鼻の穴が少し大きい場合、「鼻が注目されること」で以前より大きく見えてしまう可能性もあるでしょう。
上記のような場合、小鼻周辺のリンパマッサージによってむくみの解消を図ることもできます。
具体的な小鼻周辺のリンパマッサージのやり方は、以下の通りです。
- 小鼻の横のくぼみを指先で数秒押す
- 小鼻の外側を上下にマッサージする
- 中指と薬指で鼻筋を挟むようにしながら「小判〜眉頭」まで滑らせる
- 眉頭のツボを指先で数秒押す
- 眉頭から眉尻まで指を滑らす
- 顔の輪郭の外側ラインに沿って首まで指を滑らす
上記の手順をひとことでまとめると、『小鼻周辺に溜まっている老廃物を「鼻筋⇒眉毛⇒顔の外側⇒首」という順番で指で押し流していく』という作業です。

大きい鼻の穴を小さくする鼻の整形
大きい鼻の穴を小さくする鼻の整形には、以下の鼻の整形があります。
- 小鼻縮小
- 鼻翼挙上
- 鼻柱形成
- 鼻孔縁下降術
それぞれの施術について詳しく解説していきます。
小鼻縮小
小鼻縮小は、小鼻を小さくすることで鼻の穴の縮小も図れる手術です。
小鼻縮小の手術は、「内側法」と「外側法」の2種類に分かれます。
内側法では、鼻の穴の中の鼻腔底(びくうてい)という部分を切開し、左右の組織を縫い合わせます。

外側法では、小鼻の外側の余分な組織(皮膚と肉)を切除します。
切除する部分は小鼻の付け根と頬の境目部分であるため、傷跡も目立ちにくいでしょう。

小鼻縮小については以下のページで詳しく紹介しています。
鼻翼挙上
鼻翼挙上とは、鼻翼(小鼻)の位置を高くする手術です。

小鼻が低い位置にあると、相対的に鼻の先端が高く見えて「アップノーズ」(いわゆる豚鼻)になってしまいます。
アップノーズは、正面から鼻の穴が目立つ形であり、「鼻の穴が大きくなくても大きいように見えて」しまう形状です。
アップノーズに対して鼻翼挙上を行うと、以下の流れで鼻の穴を小さくする効果が期待できます。
- 小鼻の位置を高くする
- 相対的に鼻の先端が低くなる
- 鼻の穴が正面から見えにくくなる
- 同じ鼻の穴の大きさでもより小さく見える
鼻翼挙上については以下のページで詳しくご説明しています。
鼻柱形成
鼻柱形成とは、耳の軟骨を鼻柱に移植することで鼻柱を下に伸ばす手術です。
鼻柱とは「鼻の穴の間にある壁のような部分」で、鼻柱が上向きの場合にはアップノーズになってしまうでしょう。
鼻柱を下方向に伸ばして、上向きでも下向きでもない適切な位置に移動させる必要があります。
鼻柱形成の施術のイメージは、以下のイラストの通りです。
鼻柱形成の詳しい説明は以下のページでまとめていますので、ぜひご参照ください。
鼻孔縁下降術
鼻孔縁下降術とは、鼻の穴の縁の肉を下方向に下げる手術です。

鼻孔縁が持ち上がっていると、以下のような仕組みで鼻の穴が大きく見えてしまいます。
- 鼻の穴を「上方向に広げる」形になる
- 鼻の中心も下の方に尖ったような形状になる
- 特徴的な鼻の形になることで、広がった鼻の穴がさらに目立つ
上記の状態の改善のために、持ち上がった鼻孔縁を下げる手術が鼻孔縁下降術です。
鼻孔縁下降術については、以下のページで詳しくご紹介しています。
どの施術が良いかお悩みの方は銀座マイアミ美容外科まで
美容整形の手術で鼻の穴を小さくしようと考えたものの「どの施術が良いか迷う」ということも多いでしょう。

当院の鼻整形の特徴には、以下のような特徴があります。
- 鼻全体を整形できる「鼻フルコース」をご用意
- カウンセリングから施術まで担当医が行います
- 全ての施術を形成外科専門医が執刀します
- 他院修正も積極的に行なっています
理想的な鼻の形を目指すうえで、複数の施術が必要になるケースが多くあります。

なお当院の「鼻フルコース」では、必要な施術をまとめて一度に行うことで体への負担と経済的な負担の軽減を図ることができます。
鼻の整形の症例
当院で実際に行われた鼻の整形の症例を紹介します。

鼻フルコース(プレミアム)
(鼻骨骨切り+鼻尖形成+軟骨移植+鼻中隔延長+小鼻縮小)
・内出血:2-3 週程度
・痛み:抜歯後くらいの痛み(痛み止めお渡しします。)
・感染:非常にまれ(起こった場合は適切な治療をします。)
・たるみ: たるみを感じることがあります。
・痺れ:半年程度で改善することがほとんどです。
・そのほか:拘縮・つっぱり感・傷跡など。
※静脈麻酔代込み
鼻フルコース(忘れ鼻)①
(鼻骨骨切り+ハンプ削り+鼻尖形成+軟骨移植+小鼻縮小)
・内出血:2-3 週程度
・痛み:軽度です。痛み止めお渡しします。
・感染:非常にまれです。起こった場合は適切な治療をさせていただきます。
・そのほか:拘縮やつっぱり感、傷跡など。
※静脈麻酔代込み
鼻フルコース(忘れ鼻)②
(鼻骨骨切り+鼻尖形成+軟骨移植+小鼻縮小)
・内出血:2-3 週程度
・痛み:軽度です。痛み止めお渡しします。
・感染:非常にまれです。起こった場合は適切な治療をさせていただきます。
・そのほか:拘縮やつっぱり感、傷跡など。
※静脈麻酔代込み

カウンセリングでは、ホームページやInstagramで紹介しきれない症例もお見せできます。
カウンセリングのご予約は、以下のボタンからお申し込みください。
鼻の穴が大きいことに関するQ&A
鼻の穴が大きいことに関して、よくいただく質問は以下の通りです。
- 鼻の穴が大きく見えるのは遺伝ですか?
- 鼻の穴が広がって見えるのは何が原因ですか?
- 鼻の穴を小さくする施術は半永久的に持続しますか?
- 鼻をほじると鼻の穴は大きくなりますか?
- 鼻の穴が大きくならないようにする対策はありますか?
それぞれの質問に詳しくお答えしていきます。
鼻の穴が大きく見えるのは遺伝ですか?
鼻の穴が大きく見える原因は、遺伝が大きい割合を占めます。
遺伝以外では、以下の原因が挙げられます。
- 加齢による頭蓋骨の縮小
- 歯ぎしり
- 頬杖
「加齢によるもの」や「日常的なクセによるもの」など、原因は様々です。

鼻の穴が広がって見えるのは何が原因ですか?
鼻の穴が広がって見える鼻の構造として、以下が挙げられます。
- 小鼻が大きい
- 小鼻の位置が低すぎる・高すぎる
- 鼻の中心(鼻柱)の位置が低すぎる・高すぎる
- 豚鼻(アップノーズ)である
これらの原因は「自力での改善が難しい」ため、改善を希望される場合は鼻整形の手術が必要となります。

鼻の穴を小さくする施術は半永久的に持続しますか?
切開を伴う鼻の穴を小さくする手術は、半永久的に持続します。
手術後に癒着した組織は、半永久的にその形を維持することが期待できるでしょう。

鼻をほじると鼻の穴は大きくなりますか?
鼻の穴を大きくする原因について、よく誤解されているのが「鼻をほじる」という行為です。
実際には、小鼻の皮膚は非常に厚く硬いため、通常の鼻をほじる程度の力で鼻の穴が大きくなることはありません。
仮に鼻の穴に影響が出るとすれば、以下のような極端な条件が必要になります。
- 鼻の穴が張り裂けるくらいの力でほじる
- 1時間おきに1日10回以上行う
- 6カ月程度継続する
しかし、このような非現実的な行為を続けたとしても、鼻の穴がわずかに大きくなる可能性があるという程度に留まるでしょう。
鼻の穴が大きくならないようにする対策はありますか?
鼻の穴の大きさを維持するためには、「日常生活での習慣改善」と「適切な栄養摂取」が重要です。
以下のような対策を心がけましょう。
- 食いしばりや歯ぎしりの癖をなくす
- 左右でバランス良く咀嚼する
- 頬杖をつかない
- 骨密度の維持に必要な栄養を十分に摂取する
食いしばりや歯ぎしり、偏った咀嚼、頬杖といった習慣は、骨格の歪みを引き起こし、結果として鼻の穴が大きく見える原因となることがあります。
また、加齢による骨密度の低下は、頭蓋骨の縮小を招き、それに伴って鼻の形状も変化する可能性があります。

【まとめ】鼻の穴の大きさで悩む方は美容外科で相談しよう!
鼻の穴の大きさは大部分が「遺伝」で決まっています。
そのため、鼻の穴を小さくするためには鼻整形の手術が必要です。
当院では、複数の手術をまとめて受けられる「鼻フルコース」のメニューを提供しており、複数の手術が必要になった場合も、経済的な負担を小さくできます。
「鼻の穴を小さくして理想の鼻に近づきたい」「鼻整形で信頼できるクリニックを見つけたい」とお考えの方は、当院までお問い合わせください。

このコラムを監修したドクター

経歴
-
- 2006年
- 和歌山県立医科大学卒業
-
- 2006年
- 東京医科歯科大学附属病院 勤務
-
- 2008年
- 昭和大学形成外科教室 入局
-
- 2013年
- 昭和大学病院形成外科 助教
-
- 2015年
- 他院 大手美容外科入職
-
- 2018年
- 船橋眼瞼下垂クリニック 院長
-
- 2019年
- 銀座マイアミ美容外科SALONE
院長就任
-
- 2019年
- 医療法人社団形星会 理事就任
この記事を読んでいる人はこちらの記事も読んでます
CONTACT
お問い合わせ
まずは無料のご相談から。
お気軽にお問い合わせください。
お電話でのご相談・ご予約はこちら
受付時間
10:00 - 19:00
OTHER
NEWS & COLUMNS
その他のお知らせ & コラム
すべて
お知らせ
コラム
-
自転車に乗る際に股が痛い?女性に起きるお悩みを解説!
幸地先生監修
-
小陰唇縮小のデメリットとは?リスクや後悔しない方法も解説!
幸地先生監修
-
あごが長いと感じる原因とは?短くする方法を解説
丸山院長監修
-
鼻整形の感染リスクはいつまで続く?原因や対策についても解説
新井先生監修
-
鼻柱下降術と鼻中隔延長の違いは?施術方法とリスクから違いを解説
新井先生監修
-
鼻孔縁挙上の失敗例とは?後悔しない対策や症例を紹介!
新井先生監修
-
豚鼻は自力で治すことができる?マッサージの可能性やリスクを解説
小野寺院長監修
-
そげ胸の進行を防ぐ!老けた胸を若々しい状態にするには?
小野寺院長監修
-
脂肪注入豊胸の定着率はどのくらい?生着率を高める方法を解説
丸山院長監修
-
当院の脂肪豊胸に関する論文がアメリカ形成外科医師会の刊行するPRSグローバルオープンに掲載されました。
お知らせ
-
脂肪吸引ができるクリニックのおすすめ【2024年】目頭切開のおすすめクリニック!費用が安いクリニックも紹介【2024年】の記事監修を丸山医師が行いました。
お知らせ
-
大人のためのファスティングNaviに当院の沖野医師の記事が紹介されました。
お知らせ
-
輪郭メイクの名医として当院の沖野医師が紹介されました。
お知らせ
-
ばれない豊胸(ロゴ)など、商標登録しました。
お知らせ
-
お役立ち情報満載の、銀座美容LABO、始めました!
お知らせ
-
ラジオ出演しました「北條元治のメディカルカフェ」ぜひお聴きください。
お知らせ
-
輪郭形成の名医として紹介されました。
お知らせ
-
鼻整形の名医として紹介されたました。
お知らせ
-
自転車に乗る際に股が痛い?女性に起きるお悩みを解説!
幸地先生監修
-
小陰唇縮小のデメリットとは?リスクや後悔しない方法も解説!
幸地先生監修
-
あごが長いと感じる原因とは?短くする方法を解説
丸山院長監修
-
鼻整形の感染リスクはいつまで続く?原因や対策についても解説
新井先生監修
-
鼻柱下降術と鼻中隔延長の違いは?施術方法とリスクから違いを解説
新井先生監修
-
鼻孔縁挙上の失敗例とは?後悔しない対策や症例を紹介!
新井先生監修
-
豚鼻は自力で治すことができる?マッサージの可能性やリスクを解説
小野寺院長監修
-
そげ胸の進行を防ぐ!老けた胸を若々しい状態にするには?
小野寺院長監修
-
脂肪注入豊胸の定着率はどのくらい?生着率を高める方法を解説
丸山院長監修