小陰唇が長い・はみ出るのはなぜ？｜原因や対策方法を具体的に解説

小陰唇が長いのではないかと気になっていませんか。

小陰唇が長くて大陰唇からはみ出ていると、女性器の見た目の美しさが損なわれます。小陰唇が長いとトラブルが起こりやすいので、対処した方が良いでしょう。

小陰唇の長さ・大きさには個人差があります。

本記事では、小陰唇が長くなる原因と対策を詳しくまとめました。

小陰唇が長いのが悩みになっているときには、小陰唇縮小がおすすめです。

小陰唇縮小の施術の概要も紹介しますので、悩みを解消する方法として検討してみてください。

小陰唇の一般的な長さは？

小陰唇は大陰唇の内側にあるびらびらのことで、小陰唇の長さは日本人では4cm～5cmが一般的です。小陰唇の幅は1cm～1.5cmくらいあります。

小陰唇は大陰唇から少しはみ出るくらいの長さが標準的で、大きくはみ出ていなければ特に問題になることはありません。大きくはみ出るくらいに小陰唇が長いと、擦れて痛みやかゆみを感じることが多くなります。

小陰唇がはみ出ていても、特にトラブルがなければ気にする必要はありません。

はみ出ているのが原因で悩みがあるときには、美容外科に相談して対処しましょう。

自分の小陰唇の形が気になる方は、以下の記事で小陰唇の主な形やタイプについて解説しているので、あわせて参考にしてみてください。

女性器の形や構造・役割について

小陰唇が長い・はみ出る原因

小陰唇が長くなって大陰唇からはみ出てしまうのはなぜなのでしょうか。

小陰唇のサイズに影響する要因として、以下の4つが知られています。

小陰唇が長くなる原因がわかれば対策を考えられます。

ここでは小陰唇のサイズが大きくなる主な原因を説明します。

生まれつきによるもの

小陰唇のサイズは生まれつきによって変わります。

遺伝による先天的要因によって、小陰唇が大きくなりやすい方もいます。遺伝的要因で小陰唇が長い場合には、私生活を改善しても小陰唇のサイズを小さくすることは困難です。

小陰唇が長くてはみ出しているのが生まれつきの場合には、自然に小陰唇が小さくなって状態が良くなることはありません。

外科手術をして不要な部分を切除することを検討しましょう。

ホルモンバランスの乱れ

小陰唇のサイズはホルモンバランスによって変わります。

女性ホルモンは小陰唇の長さや大きさに影響します。ホルモンバランスが乱れる出産、思春期、更年期などの時期には小陰唇のサイズが変わることも稀ではありません。

ホルモンバランスの乱れによって小陰唇のサイズが大きくなることはあります。

出産のときに一時的に小陰唇が長くなる場合もありますが、一時的な変化の場合もあります。

ホルモンバランスは小陰唇への影響が大きいので、変化の大きい時期には注意が必要です。

加齢による女性器の老化

小陰唇などの女性器が加齢によって老化してきたのが原因で、小陰唇のはみ出しが気になる場合もあります。

年齢を重ねるとだんだんと小陰唇が大きくなる傾向があります。

肌が老化するとハリが失われることが一般的です。小陰唇の皮膚も老化の影響を受けるので、加齢と共にハリがなくなって垂れてきます。

加齢によって女性器が老化すると、小陰唇が垂れ下がってきて長くなってしまう場合があります。

若いうちは小陰唇をしっかりと支えられる皮膚や筋肉があった方も、加齢に伴って皮膚の質や筋肉の量が減って小陰唇が垂れて長くなることがあります。

疾患によるもの

疾患によって小陰唇が肥大化する場合があります。炎症が起こると腫れて大きくなってしまうので、注意が必要です。

小陰唇が大陰唇からはみ出ている原因としてよくあるのが、皮膚炎です。

アレルギー性皮膚炎やアトピー性皮膚炎などによって、炎症が起きて腫れる場合があります。皮膚炎が起きるとかゆみが出てくるので、かいてしまって炎症を増悪させることもあります。

皮膚炎は肌が乾燥して荒れると悪化することが多いので、注意が必要です。

また、小陰唇が長くなるのは性感染症が原因の場合もあります。

性感染症は主に性行為を通して感染するのが特徴です。細菌やウイルス、原虫に対する感染で、淋病、梅毒、ヘルペスウイルス、クラミジア、コンジローマなどの様々な種類があります。

性感染症によって小陰唇が炎症を起こして腫れると、サイズが大きくなってしまう場合があります。

さらに、小陰唇はリンパ浮腫によって長く見えることもあります。リンパ浮腫はむくみの一種ですが、増悪すると皮膚が厚くなってしまう場合もあります。小さな水ぶくれができて、痛みを伴うことも多い疾患です。

性感染症と混同される場合もあるので、皮膚科の医師による診察を受けて診断してもらうことが大切です。

小陰唇が長い・はみ出ることによるデメリット

小陰唇が長くても特に問題はないのではないかと思う方もいるでしょう。

しかし、小陰唇が長いと以下のようなデメリットがあるので注意が必要です。

小陰唇が長いとデリケートゾーンのトラブルが起こりやすくなります。

ここでは、小陰唇が長くて大陰唇からはみ出るときに発生するデメリットを5つ解説します。

排尿時に飛び散ってしまう

小陰唇が長いと排尿トラブルが起こる場合があります。

小陰唇が尿道口を覆ってしまうくらいに大きいときには、排尿をするときに尿が飛び散ってしまいます。

尿が飛び散ると周囲に付着してしまうため、キレイに拭き取れないと細菌が増える原因になるのがデメリットです。

擦れて痛みを感じてしまう

小陰唇がはみ出るくらいに大きいと、擦れてしまうのが悩みになります。

小陰唇が大陰唇からはみ出ていると、下着に擦れるので摩擦による刺激があります。

繊細なデリケートゾーンへの刺激は様々なトラブルを引き起こすリスクがあり、痛みや痒みを我慢できなくなることもあるので注意が必要です。

小陰唇の肥大化が軽微なら大きなトラブルになりません。しかし、ショーツやジーンズに巻き込まれて出血する場合もあります。

小陰唇が擦れるくらいに長いときには、痛みだけでなく、出血をすることもあるので注意が必要です。

黒ずみやすくなってしまう

小陰唇が長いと黒ずみが起こりやすくなります。

小陰唇の黒ずみの主な原因は摩擦です。小陰唇が長くて露出していると、擦れた刺激によって黒ずみが発生します。

黒ずみはメラノサイトと呼ばれる細胞が産生するメラニン色素によって起こります。メラニン色素は代謝によって除去されますが、多量のメラニン色素ができてしまうとなかなかなくなりません。

小陰唇が長くて大陰唇から大きくはみ出していると、摩擦による刺激で黒ずみが起こりやすくなります。

黒ずみがないキレイな小陰唇にするには、小陰唇を短くする対処が必要です。

汚れや臭いの原因になってしまう

小陰唇が長いと汚れや臭いの原因になります。

小陰唇が長いと尿やおりものなどをキレイに拭き取ることが難しくなるからです。

汚れが原因で細菌が繁殖してしまい、臭いが発生する可能性があります。小陰唇の痒みの原因になる場合もあります。

小陰唇が長かったとしても、毎日お風呂でキレイに洗っていれば汚れや臭いの対策は可能です。ただ、洗いにくいので、汚れが残ってしまって恥垢が溜まりやすくなります。

小陰唇が長い人は慎重に陰部を洗う習慣を作らないと、汚れや臭いが悩みになる可能性が高いのがデメリットです。

パートナーの目が気になってしまう

小陰唇が長くて大陰唇からはみ出ていると、パートナーの印象が気になることがあります。

パートナーが陰部を見たときに違和感があったり、見た目で幻滅したりする場合があるのがデメリットです。

小陰唇の見た目を気にするかどうかはパートナー次第です。自分が気にしているだけで、パートナーは気にかけない場合もあります。

しかし、パートナーにこだわりがあると、小陰唇が長くてみすぼらしいと思った時点で性交渉をできなくなる可能性もあります。

不安があると女性側からパートナーとの性交渉に抵抗を感じてしまう場合もあるでしょう。

パートナーとの関係で悩みが生じる原因になるため、小陰唇の悩みは前向きに解消を目指すことが大切です。

小陰唇を短くするには小陰唇縮小

小陰唇が長くてはみ出ているときには、「小陰唇縮小」の施術をして対処しましょう。

小陰唇縮小とは、小陰唇の一部を切除して小さくする美容外科手術です。

小陰唇が長くてはみ出ているときには、小陰唇の皮膚と組織を切り取って小さくします。小陰唇縮小は外科的に不要な部分を減らせる方法なので、即効性があるのがメリットです。

小陰唇縮小は女性器に関する様々な悩みに対応できます。小陰唇が長いのが原因で起きるデメリットを解消するだけでなく、小陰唇に左右差があって気になっている悩みも解消可能です。

ただし、小陰唇縮小にはダウンタイムがあるので、手術後3日程度は患部を刺激しないように気を付けて生活する必要があります。

外科手術による傷が治るまでは、走ったり、大股で歩いたりしないようにしてケアをすることが大切です。

銀座マイアミ美容外科の小陰唇縮小の特徴

当院の小陰唇縮小ではトータルで女性器の悩みを解消できるようにしているのが特徴です。

小陰唇を切除する小陰唇縮小の施術だけで対応することもできますが、小陰唇縮小セットとして他の施術も組み合わせてケアをするメニューも用意しています。

小陰唇縮小セットは、小陰唇縮小を通して理想的な女性器にしたい方におすすめしています。見た目だけでなく、機能的にも優れている女性器にできるのが当院の強みです。

また当院では、女性医師による小陰唇縮小の手術に対応しています。デリケートゾーンの悩みは男性には知られたくないと思う方もいます。

当院では日本専門医機構認定の形成外科専門医である女性医師が、カウンセリングから施術まで一貫して対応することが可能です。完全個室のプライベート空間で施術を受けていただけます。

小陰唇縮小の施術ページはこちら

小陰唇が長い・はみ出ることに関するQ&A

小陰唇の長さやはみ出しについては当院でもよくご質問を受けています。

ここでは小陰唇が長い悩みに関連する質問をまとめました。

小陰唇が長いときには小陰唇縮小が有効ですが、初めて施術を受けるときには不安があるでしょう。

ここでは小陰唇縮小に関する疑問にも合わせて回答します。

セルフケアでは対策できますか？

一般的にはセルフケアでは小陰唇を短くすることは困難です。

小陰唇が大きくはみ出ている原因が物理的な刺激や細菌の感染による炎症の場合には、セルフケアで対処できる場合があります。

しかし、生まれつきの体質やホルモンバランスの影響によって肥大化した小陰唇は、自然に小さくなることはありません。

小陰唇が感染によって炎症を起こしているときにも、抗生物質による治療をした方がスムーズに対策できます。

小陰唇が長い、大きいといった悩みがあるときには、美容外科クリニックで医師に相談しましょう。

小陰唇縮小のデメリットは？

小陰唇縮小では手術に伴う3つのデメリットがあります。

小陰唇縮小ではメスを入れて切開をするので、出血や感染によるトラブルが起こる可能性はあります。

ダウンタイムが数日～1週間くらいあるので、手術後は激しい運動を避けて安静にすることが必要です。

シャワーは1日～2日後にはできるようになりますが、1週間くらいは入浴を避けた方が良いでしょう。どうしても入浴したい場合は、手術後3日目以降に、お風呂に洗い湯を張って一番風呂に入るようにしてください。

小陰唇縮小の手術後に患部で激しい腫れが生じたときには感染を疑い、抗生物質による治療をします。

衛生管理をきちんとしていれば感染が起こる可能性は低いですが、手術後に起こり得るトラブルなので注意が必要です。

また、小陰唇縮小では小さくし過ぎてしまうと簡単には元に戻せないのもデメリットです。皮膚や組織を切除する施術だからです。

小陰唇を小さくし過ぎると、尿が飛び散りやすくなって臭いや感染が悩みになる場合があります。修正の施術は可能ですが、小さくしすぎてしまうと困難なこともあります。

小陰唇縮小をするときには、理想のイメージを医師とよく相談して決めてから施術を受けることが大切です。

小陰唇縮小は保険が適用されますか？

小陰唇縮小は保険適用外の自由診療です。小陰唇縮小にかかる費用は全額を自己負担することになります。

自由診療の施術はクリニックが料金を自由に設定できるため、施術を受けるクリニックによって費用が異なります。

当院では税込165,000円で小陰唇縮小の施術を提供しています。小陰唇縮小セットではクリトリス包茎、副皮切除、膣口贅皮も含めて385,000円です。

リピーターの方のための価格設定もしています。

明朗会計でわかりやすいサービスを心がけていますので、ぜひ当院にご相談ください。

【まとめ】小陰唇が長い・はみ出る原因と解決方法

小陰唇が長くて大陰唇からはみ出ているときには、美容外科で小陰唇縮小の施術を受けて対処しましょう。

小陰唇が長くなるのは先天的な原因に加えて、ホルモンバランスや老化などの影響を受けます。セルフケアでは対応が難しいので、小陰唇がはみ出ていて気になったときには美容外科で施術を受けて対処しましょう。

小陰唇縮小は女性器の見た目を美しく整えられるだけでなく、機能面も高められる施術です。

当院ではトータルケアをするメニューも用意しています。経験豊富な医師が対応していますので、気軽にカウンセリングにお越しください。

このコラムを監修したドクター

銀座マイアミ美容外科 ドクター

幸地 茉莉子 Mariko Kochi

日本専門医機構　形成外科領域専門医

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経歴

• 2011年

  琉球大学 卒業

• 2012年

  昭和大学藤が丘病院 初期臨床研修

• 2014年

  昭和大学形成外科教室 入局

• 2015年

  昭和大学病院形成外科 助教