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乳が垂れる原因|胸がたるむ対策や予防法も紹介

乳が垂れる

バストの形は、多くの方が悩みやコンプレックスを抱えやすい部分です。

「最近乳が垂れてきた…」「昔から乳が垂れている…」などのお悩みを抱えている方も少なくありません。

このようなお悩みは、バストが垂れてしまう原因やその対処法を知ることで、解決しやすくなります。

この記事では、そのような「乳が垂れる原因とその改善方法」を解説します。

胸治療のページはこちら

乳が垂れる原因

乳が垂れる原因
乳が垂れる原因は、以下の通りです。

  • 姿勢の悪さによる筋力低下
  • 授乳後のバスト縮小による皮膚のたるみ
  • 加齢によるクーパー靭帯の伸び
  • 運動不足による血行不良

それぞれの原因について解説していきます。

姿勢の悪さによる筋力低下

猫背などの悪い姿勢は大胸筋を用いないため、大胸筋の筋力が低下の原因となることがあります。

大胸筋はバストの形を支える筋肉であるため、大胸筋の筋力が低下すると、バストの垂れにつながる可能性があります。

授乳後のバスト縮小による皮膚のたるみ

授乳中はバストが大きくなりますが、授乳期が終わるとバストが縮小します。

この縮小によってバストの皮膚が余ってしまい、たるむことがあります。

加齢によるクーパー靭帯の伸び

年齢を重ねると、クーパー靭帯が伸びてしまうことがあります。

クーパー靭帯とは、乳房全体に網目状に広がり、バストの形を支えている組織です。

このクーパー靭帯が伸びてしまうと、バストを支える力が弱くなり垂れてしまうことがあります。

クーパー靭帯は切れてしまうこともありますが、この原因や対処法については、以下の記事で詳しくご紹介しているため、ぜひご参照ください。

クーパー靱帯が切れたら再生できる?切れる原因や対処方法を紹介

運動不足による血行不良

運動不足によって全身の血流が悪化すると、バストも血行不良になりやすいです。

バストが血行不良になると、バストの成長に必要な栄養素も運ばれにくくなります。

栄養素が不足することで、バストの組織の新陳代謝が起きにくくなり、垂れてしまうことがあります。

乳の垂れを予防する方法

乳の垂れを予防する方法
乳の垂れを予防する方法は、以下の通りです。

  • 習慣的に運動を行う
  • 良い姿勢でいるように心がける
  • サイズのあったブラジャーを着用する
  • 栄養のバランスを考えた食事を摂取する

それぞれの方法について詳しく解説していきます。

習慣的に運動を行う

習慣的に適度な運動を行うことで、全身とバストの血流の促進を図れます。

この促進によってバストに運ばれる栄養素を増やすことで、バストの垂れを防ぎやすくなると期待できます。

ただし、過度の運動を行うと全身の脂肪が減少してしまうため、注意が必要です。

バストの構成組織の約9割は脂肪であるため、全身の脂肪を適度に残すことも重要です。

良い姿勢でいるように心がける

常に胸を張る・背筋を伸ばすという良い姿勢を意識すると、大胸筋を日常的に使うようになります。

これによって、大胸筋が鍛えられることでバストを支える力が強くなり、バストの垂れを防ぎやすくすることが期待できます。

また、胸を張っているとその格好によっても、バストが上向きになったように見せることが可能です。

さらに、大胸筋が鍛えられ、筋肉によってバストのボリュームがアップすることでも、バストに張りがあるように見えやすくなります。

サイズのあったブラジャーを着用する

サイズが小さいブラジャーを着用していると、バストが圧迫され血流が悪化します。

バストの血流悪化によって胸に必要な栄養素が不足してターンオーバーが滞り、バストの垂れにつながる恐れがあるでしょう。

逆にサイズが大きいブラジャーを着用していた場合、日頃からバストを支えられないため、バストが常に垂れた状態になり、その状態が定着してしまうことがあります。

これらの胸への血流悪化やバストの垂れを防ぐためにも、サイズが自身にぴったり合ったブラジャーを着用することが重要です。

栄養のバランスを考えた食事を摂取する

バストの新陳代謝を活発に行い、垂れない綺麗な形をキープするためには、様々な栄養素をバランスよく摂取することが必要です。

女性ホルモンに似た作用を持つとされる大豆イソフラボンなどは、バストのたるみ防止に直結しやすい栄養素です。[注1]

[注1] 厚生労働省:大豆及び大豆イソフラボンに関するQ&A

しかし、これらの栄養素の吸収を助けるためには、他の栄養素も必要となります。

そのため、特定の栄養素や成分だけにこだわらず、あらゆる栄養素・成分をバランスよく摂取することが重要です。

乳の垂れを改善する方法

乳の垂れを改善する方法
乳の垂れを改善する方法は、以下の通りです。

  • 大胸筋を鍛える
  • バストマッサージを行う
  • すぐ改善したい場合は美容整形を行う

それぞれの方法についてご説明します。

大胸筋を鍛える

大胸筋を鍛えることで、筋肉の力によってバストの形をキープしやすくなります。

また、大胸筋のボリュームがアップすると、それによってバストが大きくなったように見え、この点でもハリが出たように感じられます。

大胸筋を鍛えられるメニューは多くありますが、代表的なメニューの例は以下の通りです。

  • 膝付き腕立て伏せ
  • ウォールプッシュアップ
  • ダイヤモンド腕立て伏せ
  • 脚上げ腕立て伏せ

それぞれの腕立て伏せのやり方は、以下のイラストの通りです。

バストアップが期待できる腕立て伏せのメニュー

これらは、いずれも日常のスキマ時間で簡単に行いやすいメニューです。

あまり難しく考えず、まずは少ない回数から気軽に継続していただくと良いでしょう。

バストマッサージを行う

バストマッサージを行うと、バストの血流の促進を期待できます。

血流が促進されれば、バストの成長やターンオーバーに欠かせない栄養素が運ばれやすくなります。

バストの成長やターンオーバーが促進されることで、たるみを防ぐことも期待できるでしょう。

すぐ改善したい場合は美容整形を行う

ここまでご紹介してきた方法は、ある程度の垂れ防止を期待できるものの、効果が出るまでに時間がかかります。

そのため、今すぐバストの垂れを改善したい場合には、美容整形の施術を受けることも一つの選択肢となるでしょう。

美容整形では「乳房縮小術・乳房吊り上げ」などの手術によって、バストの垂れの改善を図ることが可能です。

当院もこれらの手術にご対応しており、全ての手術を日本専門医機構が認定する「形成外科専門医」が担当しております。[注2]

[注2] 一般社団法人 日本形成外科学会:形成外科/形成外科医とは

「今すぐバストの垂れを改善したい」という方は、ぜひ当院までご相談ください。

無料のご相談はこちら

乳の垂れを改善する美容整形

乳の垂れを改善する美容整形
乳の垂れを改善する美容整形には、以下のような手術があります。

  • 乳房縮小術
  • 乳房吊り上げ

それぞれの手術について詳しくご説明します。

乳房縮小術

乳房縮小術
乳房縮小術とは、バストの余分な皮膚や脂肪などの組織を切除し、丁寧に縫合することでバストを小さくする手術です。

バストの皮下脂肪が多過ぎて垂れてしまっている場合や、皮膚が余って垂れてしまっている場合などは、この手術によって改善できる可能性があります。

皮下脂肪が原因の場合は、切開手術ではなく脂肪吸引で改善を図ることも可能です。

乳房縮小術については、以下のページで詳しくご説明しているため、ぜひこちらもご参照ください。

乳房縮小術の詳細はこちら

乳房吊り上げ

乳房吊り上げとは、バストの伸びた皮膚を切除することで、ハリのあるバストの形を目指せる手術です。

わかりやすくご説明すると、乳輪の上の方の皮膚を切除しその部分に乳輪を移動させ、縫合して固定する、という仕組みです。

こうすることで乳輪の位置が高くなり、バストの形が上向きになります。

また、余分な皮膚も切除するため、余った皮膚によるたるみの解消も期待できます。

乳輪の周囲の縫合については、乳輪の外周のラインと重なるため、傷跡がほとんど目立ちません。

乳輪周囲以外では、左右に離れた皮膚を真ん中に寄せて縫合するため、乳輪の下に縦の縫合線が1本残ります。

この縫合も形成外科の真皮縫合などの手法を用いて丁寧に行うため、傷跡は徐々に目立たなくなっていきます。

また、乳輪が大きめで少し垂れている方の場合「乳輪縮小」という手術だけで、垂れの改善を図ることも可能です。

この場合は、切開は乳輪の周囲だけで済むため、目立つ傷跡は残りません。

乳房吊り上げについては以下のページで詳しくご紹介しているため、こちらもぜひご参照ください。

乳房吊り上げの詳細はこちら

乳の垂れを治療した方の症例

乳の垂れを治療した方の症例
当院で実際にバストの垂れを治療された、患者様の症例を紹介します。

理想とするイメージを伝える際にも役立つため、ぜひ参考にしてください。乳房吊り上げは、垂れた分の肉を吊り上げつつボリュームとして利用できます。施術前後イメージ

施術内容
乳房下垂があると、なんだかぺったんこな乳房に見えますが、ボリュームとしてはしっかりあることが多いです。その証拠に垂れて入るけれどもブラジャーに収めたら、形よく大きな胸になるかたは多いと思います。乳房吊り上げ術を行うと、このブラジャーに乳房を収めるのと同じ効果を下着なしで実現できることになります。乳輪からおっぱいのしたのところに向かって1本筋の傷ができてしまうのですが、1年くらいすると肌色に近くなってそんなに目立たなくなります。このかたは、体質的に若干目立ちやすいですが、それでももっと経過を見るとこの写真よりは目立たなくなってきます。
リスクや副作用
腫れ、浮腫、内出血などの合併症が1から2週間くらいあります。抜糸は1週間後に行います。まれに最近感染で傷の治りが悪かったりばい菌が原因で皮膚壊死が起こるリスクもあります。その様な際も適切な処置をいたします。傷跡は通常上記のような経過となりますが、体質で目立ちやすい方もいらっしゃいます。
執刀医
丸山 直樹
施術料金
990,000円(税込)
手術代金と静脈麻酔代金となります。その他、血液検査11,000円(税込)必要な場合があります。

乳房吊り上げの切開した傷の様子がわかる写真施術前後イメージ

施術内容
垂れ下がりが強い乳房のかたの場合は、吊り上げ術が適応となります。軽度の下垂だったら脂肪注入でバストアップ感を出せますが、中等度以上は、思い切って切る手術をしてしまっても良いのかなと思います。半年くらいはピンクっぽい色の傷ですが、1年くらいすると白から肌色になってきます。この方は、手術まえのたるみが強かったので、傷になったとしても切るメリットがあると判断しました。
リスクや副作用
腫れ、浮腫、内出血などの合併症が1から2週間くらいあります。抜糸は1週間後に行います。まれに最近感染で傷の治りが悪かったりばい菌が原因で皮膚壊死が起こるリスクもあります。その様な際も適切な処置をいたします。傷跡は通常上記のような経過となりますが、体質で目立ちやすい方もいらっしゃいます。
執刀医
丸山 直樹
施術料金
990,000円(税込)
手術代金と静脈麻酔代金となります。その他、血液検査11,000円(税込)必要な場合があります。

乳房吊り上げで垂れた(下垂した)乳房をバストアップできます。施術前後イメージ

施術内容
垂れてしまった乳房は切る手術になりますが、乳房吊り上げでバストアップすることができます。傷の様子は手術後半年で写真の様になります。もう少し時間が経過するともっと目立たなくなってきます。乳房が大きくて垂れてしまっているかたは乳房縮小術1,100,000円(税込)という方法で小さくしてバストアップすることもありますが、傷の感じとしては同様です。小さくて、垂れている方はこの手術をした後に脂肪注入やシリコンバッグで大きくすることもあります。垂れを治したい方はご検討いただければと思います。
リスクや副作用
出血や感染、それらが原因のリスクがあります。傷跡は、写真の様に半年くらいはピンク色でその後、白から肌色の傷に術後1年くらいかけて変化します。体質で傷跡が目立ちやすい方もいらっしゃいます。ダウンタイムは2週間程度、手術後1週間で抜糸をします。
執刀医
宇都宮 裕己
施術料金
990,000円(税込)
手術代金と静脈麻酔代金となります。その他、血液検査11,000円(税込)必要な場合があります。

その他の症例は、以下のページでご紹介しています。

施術のイメージが明確になり、患者様のバストの状態やお悩みに近い条件の症例も見つかる可能性があるため、ぜひあわせてご覧ください。
胸の症例写真はこちら

当院のカウンセリングは、まだ施術を受けるかどうか迷われている段階でも、全く問題なく受けていただけます。

メールやLINEでのご相談も承っているため、ぜひご利用ください。

無料のご相談はこちら

乳が垂れることに関するQ&A

乳が垂れることに関するQ&A
乳が垂れることに関してよくいただくご質問は、以下の通りです。

  • 乳が垂れてくる年齢は何歳ですか?
  • 垂れた乳を元に戻す方法はありますか?
  • 胸が大きい人は乳が垂れやすいですか?

それぞれの質問にお答えしていきます。

乳が垂れてくる年齢は何歳ですか?

バストが垂れてくる年齢には個人差があるものの、20代で下垂が始まる方も存在します。

30代・40代・50代と年齢が上がるほど下垂が進行する傾向が見られるため、それぞれの年代でのバストケアが必要です。

20代・30代・50代での対策については、それぞれ以下のページで詳しくご紹介しているため、ぜひご参照ください。

垂れた乳を元に戻す方法はありますか?

垂れてしまったバストを元に戻す方法はありますが、垂れた原因や現在の状況によって方法は様々です。

単純にブラジャーが大きすぎる場合や、着用方法が間違っている場合は、バストに合ったサイズを正しく着用することで解決可能です。

大胸筋が弱って垂れてしまっている場合は、大胸筋を鍛えることで改善を期待できます。

その他、姿勢や生活習慣などの改善によっても、わずかに変化する可能性があります。

これらの方法で改善できない状況や、短期間での改善を期待したい場合は、美容整形の手術が有効な選択肢の一つです。

美容整形では、乳房縮小術や乳房吊り上げなどの手術によって、バストの垂れを直接、物理的に治療できます。

ダウンタイムの腫れなどの症状が治まれば、その時点から若々しく張りのあるバストになることを期待できます。

胸が大きい人は乳が垂れやすいですか?

胸が大きい人は、小さい人と比較するとバストが垂れやすい傾向があります。

理由は、胸が大きいほど重量も大きくなり、重力の影響を受けやすくなるためです。

バストの形を支える大胸筋にも大きな力が要求され、クーパー靭帯も伸びやすくなります。

これらの理由でバストが垂れやすくなる欠点はあるものの、バストが大きいこと自体は長所といえます。

形をうまく支えることができれば、バストのボリュームは張りのある見た目にもつながるため、ポジティブに捉えていただくのが良いでしょう。

【まとめ】乳が垂れる原因と対処法

【まとめ】乳が垂れる原因と対処法
バストが垂れる原因は加齢や大胸筋の筋力低下、運動不足による血行不良など様々です。

自力でできる対策もありますが、これらの対策では垂れを大きく改善することや、短期間で改善することはできません。

そのため「短期間で大きな変化を出したい」という場合には、美容整形の手術を受けることも、検討していただくのが良いでしょう。

バストの垂れは、乳房縮小術や乳房吊り上げなどの手術によって改善を図れます。

これらの手術は形成外科と深く関わるため、形成外科の知識と経験が豊富な医師に手術を依頼することが重要です。

そのような医師の条件の一つは、日本専門医機構が認定する「形成外科専門医」の資格を保有していることです。

当院・銀座マイアミ美容外科では、全てのバストの手術をこの形成外科専門医のみがご担当しています。

また、カウンセリングは医師が直接行い、じっくりと患者様のお悩みをヒアリングさせていただいた上で適した治療をご提案させていただきます。

「張りのある綺麗なバストを手に入れたい」「若々しく上向きのバストに戻したい」とお考えの方は、ぜひ当院までご相談ください。

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このコラムを監修したドクター

丸山 直樹

銀座マイアミ美容外科 院長

丸山 直樹 Naoki Maruyama

日本専門医機構 形成外科領域専門医 / 医学博士 /
昭和大学藤が丘病院 形成外科兼任講師

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経歴

  • 1978年
    愛知県豊橋市生まれ
  • 2004年
    昭和大学医学部卒業
  • 2004年
    聖隷浜松病院 勤務
  • 2007年
    昭和大学形成外科学教室 入局
  • 2013年
    昭和大学藤が丘病院形成外科 講師
  • 2014年
    他院 大手美容外科 入職
  • 2015年
    同院 統括院長就任
  • 2017年
    銀座マイアミ美容外科 開院
  • 2018年
    医療法人社団形星会 理事長就任

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