小鼻縮小(鼻翼縮小)のデメリットとは?デメリットやリスクを回避する方法も紹介
- 新井先生監修
小鼻や鼻の穴を小さくすることで、理想の鼻を目指せる小鼻縮小(鼻翼縮小)。
この小鼻縮小に興味を持った時「デメリットやリスクを知りたい」と思う方は多いでしょう。
そこで今回は、小鼻縮小のデメリットやリスク、それらを回避するための対策などを解説します。
目次
小鼻縮小(鼻翼縮小)のデメリット
小鼻縮小(鼻翼縮小)のデメリットは、以下の通りです。
- 施術中と施術後に痛みを感じる
- 切開を行うためダウンタイムが長め
- 切除した部分は元に戻せない
それぞれのデメリットについて解説します。
施術中と施術後に痛みを感じる
小鼻縮小(鼻翼縮小)は切開を伴う手術であるため、施術中と施術後には一定の痛みを感じます。
施術中の痛みについては麻酔を使用するため、麻酔をかける瞬間以外の痛みはほとんどありません。
また、施術後の痛みについては痛み止めの服用で対応できるレベルです。
切開を行うためダウンタイムが長め
小鼻縮小の手術では切開を行うため、切開を行わない施術と比較すると、ダウンタイムが長めです。
ダウンタイムの症状としては、腫れやむくみが5日程度続きます。
小鼻の外側に行う縫合の抜糸は、手術から7週間ほど後です。
他の鼻整形のダウンタイムについては、以下のページで詳しくまとめていますので、ぜひご参考ください。
切除した部分は元に戻せない
小鼻縮小(鼻翼縮小)では、小鼻の外側もしくは鼻の穴の中を切除します。
糸で留めるような手術と異なり、組織の一部を取り除くため、その部分を完全に元に戻すことはできません。
変化が足りなかった場合には、再手術でより大きな変化を出すことも可能です。
そのため、切除の量は基本的に控えめにすることが推奨されます。
当院では、どうしても外側に切り込まなければならない場合を除き、外側の傷の切開は必要最小限にするようにしています。
小鼻縮小(鼻翼縮小)のリスク
小鼻縮小(鼻翼縮小)のリスクは、以下の通りです。
- 切除しすぎて息がしづらくなる
- 微妙な左右差が出る可能性がある
- 元の形によって理想の形にできない方もいる
それぞれのリスクについて解説します。
切除しすぎて息がしづらくなる
小鼻縮小では小鼻の組織を切除しますが、切除しすぎて「コンセント鼻」になり、息をしづらくなることがあります。
コンセント鼻とは「小鼻縮小(鼻翼縮小)が原因で、鼻の穴がコンセントの差込口のように見えてしまう状態」のことです。
以下のイラストの通り「鼻の穴が狭すぎる」ことと「鼻の穴に丸みがない」ことが特徴です。
微妙な左右差が出る可能性がある
小鼻(鼻翼)も含め、人間の顔には元々わずかな左右差があります。
しかし、手術に失敗した場合や、最初のデザインに問題があった場合、左右差が目立つ仕上がりになってしまう可能性があります。
このような場合、状況によっては修正手術を行うことも可能です。
元の形によって理想の形にできない方もいる
元々の小鼻の形によっては、理想の形を目指すのが難しいケースもあります。
例えば団子鼻の方の場合、小鼻縮小を行うと鼻先(鼻尖)の太さが、逆に目立ってしまうこともあるため注意が必要です。
団子鼻かどうかのセルフチェック方法は、以下のInstagramで紹介していますので、ご確認ください。
この他にも、鼻の形状によって「小鼻縮小だけを行うと逆に違和感のある仕上がりになる」というケースがしばしばあります。
このようなケースでは、他の手術を組み合わせることで理想の鼻を目指せることも多いため、様々な鼻整形の手術に対応している医師に相談していただくのが良いでしょう。
小鼻縮小(鼻翼縮小)のデメリットやリスクを回避する方法
小鼻縮小(鼻翼縮小)のデメリットやリスクを回避する方法は、以下の通りです。
- カウンセリング前に小鼻縮小に関して調べる
- 小鼻縮小の経験豊富な医師が在籍するクリニックを探す
- カウンセリングで希望を明確に伝える
- もしもの手術後のトラブル対応を確認する
- ダウンタイムについて理解しておく
- 手術後は医師の指示に従って安静に努める
それぞれの回避方法について解説します。
小鼻縮小で後悔しないためのポイントについては、以下の記事で解説しているので、あわせてご覧ください。
小鼻縮小(鼻翼縮小)で後悔する原因や失敗事例|対策方法も解説
カウンセリング前に小鼻縮小に関して調べる
カウンセリングの前に小鼻縮小に関して調べておくと、カウンセリングで医師が説明している内容をよく理解できます。
説明を理解できれば、その医師が信頼できる医師かどうかも判断しやすくなるでしょう。
調べている過程で、小鼻縮小以外の施術が自身の鼻の形に適していた場合、それに気づくこともできます。
もちろん、適応する手術についてはカウンセリングで医師から教えてもらえます。
しかし、事前に自身で理解し、適応する手術でカウンセリングを申し込む方が、同じ時間でもより役立つ情報を得られるでしょう。
小鼻縮小に関して以下のページで説明していますので、ぜひカウンセリング前にご確認ください。
小鼻縮小の経験豊富な医師が在籍するクリニックを探す
小鼻縮小の手術経験を十分に持つ医師であれば、あらゆるデメリットやリスクを回避しやすくなると期待できます。
そのような医師が在籍するクリニックを探すためには、まずホームページに掲載されている症例写真を見ることが重要です。
症例の件数は事実であるかどうかの確認ができませんが、症例写真は実際に手術が行われたことを確認できるコンテンツです。
写真だけでなくその症例の詳細や費用、担当医なども記載されているため、手術の詳しい内容をイメージしやすいこともメリットといえます。
この他には、ホームページやSNSでの手術の説明、カウンセリングでの医師の説明のわかりやすさも評価できるポイントです。
また、医師や看護師だけでなく受付のスタッフさんも含めた、クリニック全体の雰囲気も信頼性を測る基準になります。
雰囲気については建物のおしゃれさも大事ですが、対応の丁寧さ、親切さを重視するようにしましょう。
カウンセリングで希望を明確に伝える
カウンセリングで自身の希望を明確に伝えることで、イメージのずれが減り、理想の仕上がりを目指しやすくなります。
希望を明確に伝えるためには「この人のような鼻になりたい」というイメージ写真を持参する、自身の写真で「このラインまで小さくしたい」という線を引いて持参する、など様々な方法があります。
しかし、これらの希望は医学的に実現が難しいこともあり、必ずしも希望通りの手術を受けられるとは限らないことも、理解しておくことが必要です。
美容整形の手術では「失敗しないこと・不自然な仕上がりにならないこと」が重要であり、そのためには過度に大きな変化を出すことは避けるべきといえます。
このように、自身の希望と異なる見解を医師から伝えられた場合も、なぜそう考えられるのかの説明を一度聞くようにしてください。
その説明で納得ができない場合は、他の美容外科でセカンドオピニオンをとっていただくのも良いでしょう。
なお、小鼻縮小のデザインの描き方は以下のInstagramでご覧いただけますので、カウンセリングで希望を伝える際のご参考にご活用ください。
もしもの手術後のトラブル対応を確認する
小鼻縮小や美容整形の手術に限らず、全ての手術には術後にトラブルが起きるリスクがあります。
そのため、万が一そのようなトラブルが起きた時の対応についても、事前に確認しておきましょう。
具体的には「患部に異変が起きた時にすぐ対応してもらえるか」「手術が失敗していた場合に再手術に対応してもらえるか」などの確認が必要です。
当院・銀座マイアミ美容外科では、手術後に時間外電話やLINEを介して、24時間医師と直接連絡がとれる体制を整えています。
万が一術後にトラブルが起きてしまった場合も、このような体制ですぐにご対応できることが特徴です。
「術後のトラブル対応が明確なクリニックで小鼻縮小をしたい」とお考えの方は、ぜひ当院までご相談ください。
ダウンタイムについて理解しておく
ダウンタイムで起きる症状や治まるまでの期間を理解していれば、ダウンタイムの辛さで手術を後悔することが少なくなります。
また、ダウンタイムの正しい過ごし方を理解していれば、注意事項を守らずに仕上がりが悪化し、後悔することも少なくなるでしょう。
小鼻縮小含め、鼻整形のダウンタイムについては、以下のページで詳しくまとめていますので、ぜひご参考ください。
手術後は医師の指示に従って安静に努める
手術後は医師の指示に従い、安静に努めましょう。
指示を破って飲酒や激しい運動などを行ってしまった場合、仕上がりが悪くなる、回復が遅れるなどのリスクがあります。
安静に努めることで、より良い仕上がりを期待できる、回復を早められるなどのメリットがあります。
小鼻縮小(鼻翼縮小)のメリット
小鼻縮小(鼻翼縮小)のメリットは、以下の通りです。
- 鼻の穴を小さくできる
- 笑ったときの小鼻の膨らみを解消できる
- 忘れ鼻に近づけることができる
それぞれのメリットについて解説します。
鼻の穴を小さくできる
小鼻が大きいことが原因で鼻の穴が大きく見えている場合、小鼻縮小によって鼻の穴を小さく見せられます。
鼻の穴の中を切除する「内側法」、外側を切除する「外側法」のどちらでも、鼻の穴を小さく見せることが可能です。
内側法の場合、小鼻(鼻翼)の付け根の位置が少し下がります。
これによって鼻孔(鼻の穴)が見えやすくなることがあります。
鼻の穴の大きさは小さくなったものの、逆に目立ってしまうこともあるわけです。
このように、単純に鼻の穴を小さくすれば良いとは限らないため、鼻全体のバランスを考えて手術のデザインを行える医師に相談する必要があります。
当院では、内側法と外側法をほどよくミックスし、患者様一人ひとりにあわせてデザインしています。
笑ったときの小鼻の膨らみを解消できる
人間の顔の構造は、元々笑った時に小鼻がわずかに膨らむようにできています。
この膨らみが大きくなる原因は、主に以下の2つです。
- 頬の筋肉が強い(表情グセ)
- もともとの鼻の形
頬の筋肉が強い(表情グセ)が原因の場合は小鼻縮小では対応できませんが、もともとの鼻の形が原因の場合には対応できる可能性があります。
実際に対応できるかどうかには個人差があるため、医師の診察を受ける必要があります。
忘れ鼻に近づけることができる
忘れ鼻とは「存在感のない鼻」のことで、多くの人にとっての「美人の条件」といわれています。
忘れ鼻の条件などは、以下のInstagramをご覧ください。
なお、小鼻が大きい状態は、この忘れ鼻の対極であり、小鼻縮小を行うことで忘れ鼻に一歩近づくことが可能です。
改善したい点が小鼻の大きさだけであれば、小鼻縮小だけで忘れ鼻に近づくことができるでしょう。
しかし、他にも改善したい点がある場合、必要な鼻整形の手術をまとめて受けることも一つの選択肢です。
忘れ鼻については、以下の記事でも詳しく紹介しているため、興味がある方はこちらもぜひご参照ください。
小鼻縮小(鼻翼縮小)の症例
当院で実際に行われた「小鼻縮小」の症例を紹介します。
理想とするイメージを伝える際にも役立つため、是非参考にしてください。
鼻全体を小さくしたいとのことでしたが、金銭的な都合よりフルでの施術はご希望されず、単一での施術をご希望されました。
全体的な小鼻の広がりがあり、小鼻縮小することで顔全体でのバランスを整えています。
今回は内外側両方の切開で、鼻の穴の自然な丸みを残しつつ、鼻腔底の隆起も温存しながら全体的に小さくするようにしています。
抜糸:1週間後
リスク:後戻り・瘢痕・左右差・感染など
小鼻縮小は鼻尖形成などの施術同時にしないと不自然になる場合もございますが、今回の患者さまのように、適応が合えば小鼻縮小の単独施術で鼻を整えることができる場合もございます。
内外側両方の切開で、小鼻を挙上させる方向で皮下縫合での固定もしています。鼻の穴の自然な丸みを残しつつ、鼻腔底の隆起も温存しながら全体的に小さくするようにしています。
抜糸:1週間後
リスク:後戻り・瘢痕・左右差・感染など
内外側両方の切開で、小鼻を挙上させる方向で皮下縫合での固定もしています。鼻の穴の自然な丸みを残しつつ、鼻腔底の隆起も温存しながら全体的に小さくするようにしています。
抜糸:1週間後
リスク:後戻り・瘢痕・左右差・感染など
小鼻縮小の症例に関しては、Instagramで随時投稿していますので、合わせてご覧ください。
なお、カウンセリングでは公式サイトに掲載しきれない症例もご覧いただけます。
小鼻縮小(鼻翼縮小)も含め、鼻整形やその他の手術を受けるかどうか迷っている状態でのご相談も歓迎ですので、「より美しい鼻を目指したい」とお考えの方は、ぜひ当院のカウンセリングまでお越しください。
小鼻縮小(鼻翼縮小)のデメリットに関するQ&A
小鼻縮小(鼻翼縮小)のデメリットに関して、よくある質問は以下の通りです。
- 小鼻縮小はバレますか?
- 小鼻縮小をすると笑えなくなりますか?
- 小鼻縮小後の通院回数はどのくらいでしょうか?
それぞれの質問にお答えします。
小鼻縮小はバレますか?
医師が適切な手術を行っている限り、小鼻縮小の手術を受けたことが周囲にバレることはほとんどありません。
医師が不適切な手術を行った場合、以下の原因によってバレる可能性があります。
- 仕上がりが不自然
- 傷跡が目立つ
- ダウンタイムが通常より長い
①のように仕上がりが不自然であれば、普通に生活していて鼻の形がおかしくなることは少ないため、手術がバレる可能性が高いでしょう。
②の傷跡については、小鼻の外側を切除する「外側法」を用いた場合に目立つことがあります。
当院の小鼻縮小では、小鼻と頬の境目で切除を行うため、傷跡は境目のラインに隠れてほとんど目立ちません。
また、形成外科で用いられる真皮縫合などの手法を用いることで、より傷跡が目立ちにくくなる工夫を凝らしています。
③のダウンタイムについては、腫れなどの副作用が大きく、期間が長いほどバレやすいです。
手術経験が少ない医師の場合、患部に不要なダメージを与えてしまう、手術が長時間になるなどの原因で、ダウンタイムが長くなる恐れがあります。
形成外科の知識と経験を十分に持つ医師であれば、このようにダウンタイムが通常より長くなるリスクは低いと期待できます。
小鼻縮小をすると笑えなくなりますか?
小鼻縮小の術後しばらくは、笑いにくいことがあります。
笑いにくい理由は「痛む・皮膚がつっぱる・思うように動かない」などです。
これらの状況は、術後の回復とともに自然に解消されることが多いです。
術後一定期間が経過してもまだ笑えない、笑いにくいという場合は、手術が失敗している可能性が高いといえます。
この場合は、信頼できる医師に修正手術を受けることが必要です。
こうした「小鼻縮小の術後に笑えない」という原因や対処法については、以下の記事で詳しく解説しています。
小鼻縮小後の通院回数はどのくらいでしょうか?
小鼻縮小の術後の通院回数は1〜4回です。
まず、ケースによって翌日再診していただくこともあります。
術後1週間〜2週間の間に、一度抜糸に来ていただきます。
この抜糸は全ての患者様で必要な通院です。
その後の通院は任意ですが、1ヶ月後と3ヶ月後にも通院していただくと、検診によってしっかり仕上がっていることを確認できます。
この検診については、遠方の方はLINEのビデオ通話などを用いた、オンライン検診も可能です。
【まとめ】小鼻縮小(鼻翼縮小)のデメリット
小鼻縮小(鼻翼縮小)には様々なデメリットがありますが、いずれも信頼できる医師に手術を依頼し、術後の注意事項を正しく守れば回避しやすいデメリットです。
信頼できる医師を探す際の基準としては、日本専門医機構が認定する「形成外科専門医」の資格の有無が挙げられます。
この資格を保有する医師であれば、小鼻縮小の手術に直結する形成外科の分野で、一定の知識と経験を持っていると判断できます。
当院・銀座マイアミ美容外科は、このような形成外科専門医のみが小鼻縮小の手術を担当していることも特徴です。
カウンセリングでは医師がじっくりとお悩みをお聞き、お鼻の状態を丁寧に診察した上で、患者様に適した手術をご提案させていただきます。
「小鼻や鼻の穴を小さくして、理想の鼻を目指したい」とお考えの方は、ぜひ当院までご相談ください。
このコラムを監修したドクター
経歴
-
- 2013年
- 昭和大学医学部卒業
-
- 2013年
- 藤枝市立総合病院 初期研修医
-
- 2015年
- 昭和大学病院 形成外科入局
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