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45歳女性です。うわまぶたの皮膚のたるみについて相談させてください。
45歳女性です。うわまぶたの皮膚のたるみについて相談させてください。 以前は幅の広めの末広型の二重まぶたでしたがここ数年、皮がたるんできてしまっていて二重の線に被っているようで奥二重に見えます。 なんとなく重たい感じがして眉毛をあげてものを見ている癖がついてしまいました。 特に夕方になると、皮膚のかぶさる感じが強くなってきてとても不快です。 特に、目尻側の皮の垂れが気になります。二重の幅は、もともとの幅で良いのですが、まぶたの余った皮だけ切除できるのでしょうか。 二重の線のところで切る場合と、眉毛の下で切る場合と2通りの方法があるとのことですが、どちらの方法が適しているのでしょうか。 できれば、自然な感じに仕上げて欲しいのですが、手術をしたことが周りに分かってしまいますでしょうか。 傷跡はどのようになりますか? 明らかに目立つ傷だと困りますし、お化粧で隠れる程度でしょうか。 また、手術直後は腫れや内出血、痛みが強く出ますでしょうか。ホットヨガなどの運動は手術後どのくらいからできますか。40代 | 女性
医師の回答
年齢とともに、まぶたの皮膚もだんだんと弛んできてしまっています。
特に、目尻側の皮膚はゆるんでくると、かぶさりが強くなってきて見た目にも歳をとってみえますし、まぶたが重くて不快な感じがしますよね。
物をよく見ようとして、眉毛を挙げる癖がついてしまうと、おでこにシワが寄ってしまうのでそれも問題ですし、その力みが頭痛の誘因となることもあります。
ご相談いただいたかたのケースでは、まず眼瞼下垂の状態がないかどうかはチェックする必要があります。
もし、まぶたを開ける筋肉の機能が低下しているような場合は、眼瞼下垂の手術をしつつ、まぶたのたるみを取っていきます。まぶたのたるみ取りは、おっしゃるように二重の線を切る場合と、眉毛の下を切る場合に分かれます。基本的には、45歳くらいの年齢ですと皮のあまりが7ミリくらいまでならば二重の線の切開で対応できますが、それ以上の切除が必要な場合は、眉毛の下で皮を取った方が自然な感じになります。
切除の部位を変えていく理由は、瞼の皮膚は、まつ毛側から眉毛側にゆくにつれて厚くなっているため、二重の線のところであまりいっぱい皮をとると、薄い皮からいきなり厚い皮になってしまって段差が目立つからです。また、眉下で皮膚をとった場合は、厚い皮同士を縫い合わせられるため段差ができないからです。
手術直後は、眉下の切開の方が腫れにくいです。二重の線で切った時は、元の二重のラインの1.5倍くらいの幅の二重に、1週間くらいなります。内出血は出たとしてもお化粧で隠れる程度、痛みも出たとしても軽いものです。
傷跡は半年くらいかけて目立たなくなってきます。その間もお化粧で隠れるくらいの傷ですし、半年以降はすっぴんでも近づいて見ないと分からないくらいになります。
ホットヨガなどの運動や、飲酒など、血の巡りがよくなることは腫れや、内出血の原因になるので4日くらいはしないほうが良いですし、できれば抜糸が終わるまでしない方が無難です。抜糸は、手術後1週間くらいです。