脂肪吸引

脂肪吸引で一度に大量の脂肪を取り除こうとすると、「出血」「体液の損失」「麻酔の影響」などが問題となるため、体重の約5〜7%が一度の施術で取り除ける脂肪の限界量とされています。例えば、体重が60kgの方であれば、3〜4リットル程度が限界です。

つまり脂肪吸引とは、「体重を減らすための治療」ではなく、「ボディラインを整えるための施術」です。極端な肥満の状態で脂肪吸引すると、限界量を超えなくとも皮膚のたるみや不均衡が発生します。また、施術そのもののリスクも上がります。麻酔の影響や手術中の合併症のリスクが高い、術後の回復に時間がかかりやすい、腫れや内出血も強く出る、などの傾向があります。
ボディーマスインデックスというものがありまして、３０以上が肥満ということになります。体重Kg割る身長m割る身長mで求めます。例えば６０kgの人で１５０cmのかたは６０割る1.5割る1.5というふうに計算します。３０以上ある方は、場合によっては綺麗な形が作れないことがあるのである程度痩せてから脂肪吸引するほうが望ましいと思います。

ただ、３０以上と言っても筋肉量が多い場合もありますので、実際に脂肪吸引をした方が良いのかどうかは、医師によるカウンセリングで個々の体型や健康状態を確認しながら決定すべきです。太りすぎかどうかを一律に判断することはありませんが、安全かつ満足のいく結果を得るために、カウンセリングでご自身に合った方法を見つけていきますので、迷っているかたはご相談ください。