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鼻筋を通したくてプロテーゼを考えていますが。。
鼻筋を通したい、全体的に少し高くしたい、と思っていますが、こういうときはプロテーゼが第一選択になるのでしょうか? 鼻尖形成というメニューもあるので、鼻筋のプロテーゼで鼻尖も同時に整えるのかと思っていましたが、違うのでしょうか?
医師の回答
鼻筋を通す方法は、大きく分けて2種類あります。1つ目は、鼻筋に何かをいれて鼻筋を通す。2つ目は、鼻の骨を切ることで鼻筋を通すです。
1:何かを入れる場合
入れる材料として人工物と自家組織に分かれます。
人工材料:プロテーゼ、ゴアテックス、PCLメッシュ、溶ける糸、ヒアルロン酸など
自家組織:肋軟骨、筋膜、真皮脂肪、脂肪など
このように色々な材料があります。シリコンプロテーゼはこのような、鼻筋を通すための材料の一つとなります。当院では、人工材料の第一選択として、シリコンプロテーゼを利用しています。自家組織の第一選択としては真皮脂肪を利用することが多いです。
2:鼻の骨を切る場合
鼻の穴からノミを入れて、鼻骨の幅寄せ骨切りをすると鼻筋が通ります。当院では、幅寄せ骨切りは皮膚を切るのではなくて、鼻の穴の中から切りますので表に傷ができません。何か鼻筋に入れることをしないで鼻筋を通すやりかたの第一選択は、鼻骨の幅寄せ骨切りとなります。
鼻尖形成というのは、鼻先の幅を狭める手術で、団子鼻解消のための手術です。鼻先が小さくなるので、鼻筋を整える手術と同時にすることでより忘れ鼻感、小鼻感がでます。昔は、L型のプロテーゼがもてはやされていてプロテーゼで鼻先を整えていた時期がありましたが、シリコンプロテーゼを鼻先に入れると鼻先の皮膚が薄くなったり飛び出てしまったりすることがあるので、現在ではI型のプロテーゼを鼻筋だけに入れる方法が主流です。そして、鼻先は鼻尖形成や耳介軟骨移植で整えるという方針が良いとおもいます。