M字リップ形成の失敗例とは?対策や対処方法も徹底解説!
- 小野寺院長監修

女性らしいM字型の唇を形成する美容整形である「M字リップ形成」。
かわいらしい雰囲気にできる一方で、「修正が難しい」といった情報もあり、失敗が不安に感じいる方もいらっしゃるかもしれません。
そこでこの記事では、「M字リップ形成の失敗例」や「失敗しないための対策方法」を紹介します。

目次
M字リップ形成で失敗するとどうなる?
M字リップ形成には、以下に挙げるような失敗例があります。
- 傷跡が目立つ
- 唇の機能に障害が残る
- 唇のバランスが悪くなる
- 見た目が腫れぼったくなる
これらの失敗例は、M字リップ形成を受ける前に知っておくべき知識として重要です。
失敗する原因まで解説するので、M字リップ形成を検討している方はぜひ最後までチェックしてみましょう。
傷跡が目立つ
M字リップ形成で起こりやすい失敗例のひとつが、唇に傷跡が残って目立ってしまうケースです。
傷跡が強く残ると、仕上がりに不満を感じたり、修正を検討せざるを得なくなることもあります。
M字リップ形成で傷跡が目立つ主な原因は、主に以下の通りです。
- 切開デザインが不適切
- 縫合技術が不十分
- 術後の腫れや感染
- 術後ケア不足
これらは医師の技術不足だけでなく、「術後ケア不足による炎症や乾燥」も影響する場合があります。
「術前は経験豊富な医師を選ぶこと」や「術後は保湿や清潔管理を徹底すること」が重要です。

当院に在籍している医師はこちら
[注] 一般社団法人 日本形成外科学会:形成外科 専門医制度
唇の機能に障害が残る
M字リップ形成で失敗すると、唇の機能に障害が残る可能性があります。
見た目の不自然さだけでなく、日常生活にも影響が及ぶ恐れもあるでしょう。
なお、M字リップ形成後に起こりうる障害の具体例は以下の通りです。
- 口が閉じにくい
- 唇の痺れや麻痺
- 笑った時の違和感
- 慢性的な腫れやむくみ
これらの障害は、「唇を過剰に切除した」や「神経や筋肉を傷つけてしまった」などの場合に起こりやすい症状です。
リスクを避けるためには、術前に医師とデザインを綿密に相談し、無理のない範囲で施術を行うことが重要です。

唇のバランスが悪くなる
M字リップ形成で見られる失敗例のひとつに、唇のバランスが悪くなることも挙げられます。
口元のバランスが崩れると、左右非対称に見えたり、自然な笑顔が作りにくくなったりします。
唇のバランスが崩れる主な原因は以下の通りです。
- 切除デザインの不適切
- もともとの左右差
- 切除量の過不足
- 術後の瘢痕拘縮
このような失敗のうち、「軽度の非対称や瘢痕による引きつれ」であれば、修正手術で改善できる可能性があります。
ただし、皮膚を過剰に取りすぎたケースや筋肉を損傷した場合は修正が難しい傾向があります。
M字リップ形成で失敗しないためにも、「術前のデザインや切除量の管理を徹底すること」が重要です。

見た目が腫れぼったくなる
M字リップ形成で最後に注意したい失敗例は、唇の見た目が腫れぼったくなることです。
本来の目的とは逆に唇が重たい印象になり、仕上がりに不満を感じてしまうケースがあります。
なお、M字リップ形成で腫れぼったくなる主な原因は、以下の通りです。
- 皮膚や片膜の切除不足
- 術後の腫れやむくみ・内出血
- 瘢痕(傷跡)による盛り上がり
このうち、一時的な腫れやむくみであれば時間の経過とともに改善していく傾向があります。
ただし、切除不足や瘢痕が原因となっている場合には、再手術などの追加対応が必要になることを覚えておきましょう。

M字リップ形成で失敗しない対策
M字リップ形成で失敗しない対策として、以下に挙げる行動があります。
- まずはヒアルロン酸で試す
- 知識や経験が豊富な医師へ依頼する
- カウンセリングで不安点を解消する
- 指導されたアフターケアを徹底する
これらの対策は、M字リップ形成で失敗しないために重要なことです。
M字リップ形成を検討されている人は、最後までチェックしてみてください。
まずはヒアルロン酸で試す
M字リップ形成で唇を切開する前に、「ヒアルロン酸注入」などの注入系の美容整形で試してみる方法をおすすめします。
切らない施術であるためリスクが低く、仕上がりのイメージを確認する目的にも適しています。
なお、ヒアルロン酸注入による口元の形成のメリットは以下の通りです。
- 切らずにできる
- やり直しができる
- デザインの自由度が高い
- 自然な仕上がりが期待できる
一度施術してから微調整も可能な施術です。
そのため、「初めて口元の美容整形に挑戦する方」や「失敗が怖い方」に向いた方法でしょう。
知識や経験が豊富な医師へ依頼する
M字リップ形成で失敗を避けるためには、口元や人中に関する知識や施術経験が豊富な医師に依頼することが重要です。
術前のデザインから術後のケアまで一貫して任せられるため、リスクを最小限に抑えられます。
なお、「口元や人中に関する知識や施術経験が豊富な医師の特徴」は以下の通りです。
- デザインセンスがある
- 解剖学への深い理解がある
- 豊富な症例数と経験がある
- 複数の手法に精通している
- リスク説明と術後ケアが丁寧
このような医師であれば、術前のデザインを的確に行えるだけでなく、経験に基づいた判断で失敗を回避できるでしょう。
医師選びの際には、『SNSや口コミで高評価を得ている医師』や『日本専門医機構認定の「形成外科専門医」の資格を持つ医師』を選ぶことをおすすめします。[注]

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[注] 一般社団法人 日本形成外科学会:形成外科 専門医制度
カウンセリングで不安点を解消する
M字リップ形成で失敗を避けるためには、カウンセリングで不安点を全て解消することも欠かせません。
カウンセリングで不安点を解消するメリットは主に以下の通りです。
- リスクを理解して納得できる
- 施術方法の選択が適切になる
- 仕上がりイメージのすり合わせができる
特に、仕上がりイメージが医師と一致していないと「思っていたのと違う」と感じ、失敗して後悔につながることがあります。
そのため、不安な点や理想のデザインは納得するまで話し合うことが大切です。

指導されたアフターケアを徹底する
M字リップ形成後には、施術を担当した医師から指導されたアフターケアを徹底して行いましょう。
術後のケアを怠ると、傷跡が目立ったり腫れやむくみが長引いたりするリスクが高まります。
m字リップ形成の施術後、特に意識すべきアフターケアは以下の通りです。
- 保湿
- 口腔ケア
- 紫外線ケア
- 大きく動かさない
これらのアフターケアを徹底すれば、自然なM字ラインを長く維持できる可能性が高まります。
術後の経過を良好にするためにも、医師の指示に沿って日々のケアを継続しましょう。

M字リップ形成で失敗したと思った時の対処法
M字リップ形成で失敗したと感じている方は、以下の対処方法をご確認ください。
- ダウンタイムが終わるまで待つ
- 注入やレーザーで微調整する
- 修正手術を検討する
失敗したと思っても、焦ってはいけません。
落ち着いて、まずは以下で紹介する方法を試してみましょう。
ダウンタイムが終わるまで待つ
M字リップ形成を受けて「失敗したかも」と感じても、まずはダウンタイムが終わるまで待つことが大切です。
一時的な腫れやむくみが落ち着く前に判断すると、不要な不安や誤解につながる恐れがあります。
なお、M字リップ形成のダウンタイム症状と目安期間を以下の表にまとめました。
症状 | 期間 |
---|---|
腫れ・むくみ | 1〜2週間程度 長くとも1ヶ月で落ち着く |
傷跡 | 1〜3ヶ月で目立たなくなる |
このように、腫れや傷跡が落ち着くまでには時間がかかります。
少なくとも「1ヶ月程度」は経過を見守り、焦らず待つようにしましょう。
注入やレーザーで微調整する
M字リップ形成のあとに「左右差が気になる」「もう少し自然にしたい」と感じる場合には、注入やレーザーによる微調整を検討するのも選択肢のひとつです。
切開を伴わない施術が中心のため、身体への負担が少なく修正できることが特徴として挙げられます。
なお、微調整に用いられる代表的な施術方法と特徴は、以下の表でまとめました。
施術方法 | 特徴 |
---|---|
ヒアルロン酸注入 | 唇周囲にヒアルロン酸を注入する施術 M字ラインの強調や左右差の調整が可能 |
ボトックス注射 | 筋肉を弛緩させる効果に期待できる注射 唇を下に引っ張る筋肉の働きを弱め、M字ラインを強調できる |
レーザー治療 | 傷跡や瘢痕にレーザーを当てる施術 手術後の傷跡緩和、引きつれ予防効果を期待できる |
PRP(多血小板血漿治療) | 組織の再生効果に期待が持てる多血小板血漿(PRP)を注入する方法 傷跡・引きつり・シワの緩和効果が期待できる |
気になる違和感が残っている場合は、医師と相談して無理のない範囲で調整してみると良いでしょう。

修正手術を検討する
ダウンタイムを過ぎても違和感が残り、注入やレーザーでの微調整でも改善できない場合は、修正手術を検討する必要があります。
ただし再手術では切除できる量が少ないため、より高い技術を持つ医師に依頼することが重要です。
当院では、以下のような特徴を持つ「美容外科トラブル外来」を設けております。
- 修正手術を担当する医師に直接相談できる
- 在籍医師全員が日本専門医機構認定の「形成外科専門医」
- カンファレンスで医師団として検討
- 大学病院や総合病院も紹介できる体制
- 弁護士と協力可能
複数の医師が連携して治療にあたる体制を整えているため、難しい症例や複雑なケースにも対応可能です。
他院での手術後に悩みを抱えている方も、お気軽にご相談ください。

[注] 一般社団法人 日本形成外科学会:形成外科 専門医制度
M字リップ形成のことなら銀座マイアミ美容外科へ!
M字リップ形成の施術で失敗が不安な方は、ぜひ当院・銀座マイアミ美容外科までご相談ください。
当院のM字リップ形成の「特徴」や「強み」を以下にまとめました。
- 日本専門医機構認定の形成外科専門医が担当
- カウンセリングから執刀まで同じ医師が担当
- ホームページに明記された適正価格でご提供
- 施術後24時間医師が対応する緊急電話とLINEを完備
- 口角から口元まで整える「人中口元フルコース」をご提供
当院では、口元や人中に関する知識や施術経験の豊富な医師がカウンセリングを通して、患者さまの理想に合わせたデザイン案をご提示いたします。
さらに「人中口元フルコース」では、M字リップ形成以外の美容整形を組み合わせることで、口元全体のバランスも整えることが可能です。
まずは無料カウンセリングで、理想の口元についてご相談ください。
M字リップ形成術の詳細はこちら
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M字リップ形成に関してよくある質問
M字リップ形成に関してよくある質問は以下の通りです。
- M字リップ形成のデメリットは?
- M字リップ形成の失敗は修正できますか?
- >M字リップ形成で失敗しない対策はありますか?
これらの質問は、M字リップ形成で失敗しないために知っておくべき知識です。
M字リップ形成を検討されている方は、ぜひ最後までご覧ください。
M字リップ形成のデメリットは?
M字リップ形成の主なデメリットは以下の通りです。
- 修正が難しい
- 傷跡が残る可能性がある
- 非対称になるリスクがある
- 口の動きに違和感が出ることがある
これらのデメリットの発生率は、「M字リップ形成の術式」「切除デザインや縫合」「術後ケア」などで変わります。
経験と症例の多い医師であればデメリットの低減は期待できますが、ゼロにはなりません。
施術を受ける前に、カウンセリングで「リスクの説明」「修正方針」「瘢痕の管理方法」など具体的に確認したうえで、依頼先は慎重に選びましょう。

M字リップ形成の失敗は修正できますか?
M字リップ形成の失敗は、「修正が可能なケース」と「修正が難しいケース」の両方があります。
以下の表に、修正が可能なケースと難しいケースをまとめました。
具体例 | |
---|---|
修正が可能なケース | 左右差、軽度の傷跡、ボリューム不足など 唇を切除する余地がある場合 |
修正が難しいケース | 皮膚を取りすぎたケース、筋肉・神経損傷、骨格由来の非対称など 唇を切る余地がなく、唇以外の組織に由来する症状 |
このように、「唇の切除余地が少ない場合」には修正が難しい傾向があります。
そのため、術前に「どの程度切るのか」を医師としっかり相談しておくことが大切です。

M字リップ形成で失敗しない対策はありますか?
M字リップ形成で失敗を防ぐためには、「事前準備」や「術後の行動」が重要です。
代表的な対策方法は以下の通りです。
- まずはヒアルロン酸で試す
- 知識や経験が豊富な医師へ依頼する
- カウンセリングで不安点を解消する
- 指導されたアフターケアを徹底する
特に、「口元や人中に関する知識や施術技術のある医師を選ぶこと」と「カウンセリングで不安点を解消しておくこと」が大切です。

【まとめ】M字リップ形成術の失敗例と対策
今回は、M字リップ形成術の失敗例と対策方法について解説してきました。
M字リップ形成で失敗しない具体的な対策方法は以下の通りです。
- まずはヒアルロン酸で試す
- 知識・経験が豊富な医師へ依頼する
- カウンセリングで不安点を解消する
- 指導されたアフターケアを徹底する
M字リップ形成は、症例によっては修正が難しい手術です。
実際にM字リップ形成の施術を受ける前の「事前準備」がとても重要になります。
この記事を読み返し、医師の調査とカウンセリングを入念に行いましょう。

[注] 一般社団法人 日本形成外科学会:形成外科 専門医制度
このコラムを監修したドクター

経歴
-
- 2006年
- 和歌山県立医科大学卒業
-
- 2006年
- 東京医科歯科大学附属病院 勤務
-
- 2008年
- 昭和大学形成外科教室 入局
-
- 2013年
- 昭和大学病院形成外科 助教
-
- 2015年
- 他院 大手美容外科入職
-
- 2018年
- 船橋眼瞼下垂クリニック 院長
-
- 2019年
- 銀座マイアミ美容外科SALONE
院長就任
-
- 2019年
- 医療法人社団形星会 理事就任
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