タレ目形成(グラマラスライン)の失敗例は?対策や対処方法を紹介!
- 小野寺院長監修

- タレ目形成を受けようか迷っている・・・
- 失敗して後悔するのが嫌で一歩踏み出せない
- 施術前にトラブル例や対策法を知っておきたい!
上記のお悩みにお答えできるよう、今回は「タレ目形成(グラマラスライン)の失敗例」や「失敗前の対策・失敗時の対処法」を紹介していきます。
美容クリニックの施術ページを見る前に、チェックしておきましょう。

タレ目形成(グラマラスライン)の失敗例
タレ目形成術(グラマラスライン)の代表的な失敗事例は、以下の通りです。
- 傷跡が目立つ
- 左右差が生じる
- 元に戻せず後悔する
- 不自然な見た目になる
- 期待したほど効果が感じられない
それぞれの事例について解説していきます。
傷跡が目立つ
タレ目形成(グラマラスライン)の代表的な失敗例のひとつが、「傷跡が目立ってしまうこと」です。
施術を行う下まぶたは皮膚が薄くデリケートなため、赤みや色素沈着が残る場合があります。
特に傷跡が目立ちやすい原因の一例は以下の通りです。
- 皮膚切開を伴うタレ目形成を行なった
- 二重ラインよりメイクで隠しにくい部位である
- ケロイド体質や色素沈着を起こしやすい体質である
- 術後のダウンタイム中に摩擦や刺激を加えてしまった
時間の経過とともに薄くなる傾向にありますが、体質やアフターケアの仕方によっては長引くこともあるでしょう。
左右差が生じる
タレ目形成(グラマラスライン)の失敗例として、仕上がりに左右差が出てしまうことも挙げられます。
左右差が生じやすい原因は以下の通りです。
- 切開の範囲や角度が左右でわずかに異なった
- 腫れや内出血の回復スピードが左右で異なった
- 術前からある目の形や皮膚の厚みの左右差に配慮できなかった
下まぶたの皮膚や筋肉は個人差が大きく、もともとの左右差を十分に考慮せずに施術を行うと、目の形や下まぶたのラインに違いが残ってしまう可能性があります。
ダウンタイムが落ち着くと自然に改善する場合もありますが、強い左右差が残ると「修正手術」が必要になるケースもあるでしょう。

元に戻せず後悔する
タレ目形成(グラマラスライン)は、やり過ぎなければ修正できる場合もありますが、完全に手術前の状態へ戻すのは難しい施術です。
そのため、「やっぱり施術前の状態に戻したい」と思ったときに修正が困難になるリスクがあることを理解しておく必要があります。
将来後悔しないために、事前に知っておきたいポイントは以下の通りです。
- タレ目形成の皮膚切開法は特に戻しにくい
- タレ目形成の埋没法や結膜切開法の検討も一案
- 皮膚切開法でも皮膚移植や皮弁形成などで修正は可能
施術を受ける前には、カウンセリングで修正の可否やリスクについて医師と十分に相談することをおすすめします。

不自然な見た目になる
タレ目形成(グラマラスライン)の失敗例として、「不自然な見た目になる」ケースも挙げられます。
不自然さが生じる要因の一例は以下の通りです。
- 目尻の形が角ばって四角形に見える
- 白目部分が広がりすぎてきつい目元になる(三白眼)
- 下まぶた裏の赤い粘膜(結膜)が過剰に露出する(外反)
こうした不自然さは、とくに「下まぶたを過度に下げすぎた場合」に起こりやすい傾向があります。
そのため、施術前に下げる幅や仕上がりのイメージを医師と細かく共有しておくことが重要です。
期待したほど効果が感じられない
タレ目形成(グラマラスライン)の失敗要因として、施術を受けても目元の印象が大きく変わらず、「期待していた仕上がりと違った」と感じるケースがあります。
効果を実感しにくい主な要因は以下の通りです。
- もともと下まぶたの皮膚や粘膜に余裕が少なく下げ幅が限られていた
- 理想と実際の仕上がり後のイメージに差があった
- 変化の出しにくいタレ目形成の埋没法を選択した
大きな変化を望みすぎて過度に下げてしまうと、かえって不自然さや別の失敗例につながる可能性もあります。
そのため、施術前には「どの程度の変化が可能なのか」をシミュレーションや症例写真を活用して確認し、医師と仕上がりのイメージを共有しておくことが大切です。

タレ目形成(グラマラスライン)で失敗しない対策
タレ目形成(グラマラスライン)で失敗しない対策方法は、主に以下の通りです。
- 適切な術式を選択する
- 目元の知識や施術経験が豊富な医師へ依頼する
- カウンセリングで仕上がりイメージを確認する
前の項目で紹介した「失敗例」を避けるためには、あらかじめ対策方法を把握しておくことが欠かせません。
ここからは、それぞれの具体的な方法について解説していきます。
適切な術式を選択する
タレ目形成(グラマラスライン)は大きく分けて、「埋没法」「結膜切開法」「皮膚切開法」の3つの術式があります。
それぞれにメリット・デメリットがあるため、自分の希望やリスク許容度に応じて最適な方法を選ぶことが大切です。
以下の表に、タレ目形成の術式の違いをまとめました。
術式 | 特徴 | デメリット |
---|---|---|
埋没法 |
|
|
結膜切開法 |
|
|
皮膚切開法 |
|
|
タレ目形成の術式ごとに「変化の大きさ」「ダウンタイム」「リスク」のバランスは異なります。
希望する目元のイメージや将来的な修正のしやすさまで含めて検討しましょう。

目元の知識や施術経験が豊富な医師へ依頼する
タレ目形成(グラマラスライン)で失敗を防ぐには、は、目元の構造に精通し、施術経験が豊富な医師に依頼することが欠かせません。
目元施術に熟練した医師を見極めるポイントは主に以下の通りです。
- 形成外科専門医の資格を持っている
- 他の手術との併用や修正にも対応できる
- カウンセリングを執刀医自身が担当している
- 自身の理想に近い症例写真が掲載されている
皮膚の厚みや粘膜の余白などは一人ひとり異なります。
経験豊富な医師であれば、こうした個人差を踏まえてデザインを調整し、自然な仕上がりを目指すことができます。
また、万が一のトラブルや修正が必要になった場合でも、柔軟に対応してもらえるでしょう。

カウンセリングで仕上がりイメージを確認する
タレ目形成(グラマラスライン)の失敗を防ぐには、施術前のカウンセリングで「どのような仕上がりになるのか」を医師と明確に共有しておくことが重要です。
カウンセリングで確認しておきたいポイントは以下の通りです。
- 実際の症例写真を提示してもらえるか
- リスクやデメリットについても説明してくれるか
- 自然に見える下げ幅はどの程度かを教えてくれるか
- シミュレーションを用いて仕上がりイメージを確認できるか
シミュレーションや症例写真を参考にすることで、理想と現実の差を事前に理解でき、過度な期待や不自然な仕上がりを避けやすくなります。
また、疑問点や不安がある場合はカウンセリングの場で遠慮せずに質問し、納得したうえで施術に進むことが大切です。

タレ目形成の失敗は「セカンドオピニオン外来」で相談を!
タレ目形成(グラマラスライン)で「失敗したかもしれない」「担当医師の治療方針が本当に正しいのか」とお悩みの方もいるのではないでしょうか?
当院・銀座マイアミ美容外科では、このようなお悩みに対して専門的かつ中立的な立場から意見をお伝えする「セカンドオピニオン外来」を設けています。
当院のセカンドオピニオン外来の「強み」や「特徴」は以下の通りです。
- 在籍医師全員が日本専門医機構認定の形成外科専門医[注]
- 院内カンファレンスで複数の医師による検討
- オンライン相談(LINE/メール)も対応可能
- 必要に応じて紹介状や診断書も作成可能
複数の医師の視点から意見を聞くことで、自分にとってより納得できる治療方針を見つけやすくなるでしょう。
タレ目形成のカウンセリングや施術後の不安や違和感を抱えたままにせず、まずは一度ご相談ください。

セカンドオピニオン外来の詳細はこちら
[注] 一般社団法人 日本形成外科学会:形成外科 専門医制度
タレ目形成(グラマラスライン)の失敗に関するQ&A
タレ目形成(グラマラスライン)の失敗に関連してよくいただく質問は、以下の通りです。
- タレ目形成のデメリットは?
- タレ目形成は後戻りしないですか?
- グラマラスラインはどのような人に向いていますか?
それぞれの質問に回答していきます。

タレ目形成のデメリットは?
タレ目形成(グラマラスライン)は下まぶたを下方向に広げて優しい印象の目元を形成する施術ですが、以下のようなデメリットも存在します。
- ダウンタイム中の腫れや内出血など不快な症状が一時的に続く
- 切開を用いる術式で行うと完全に元の状態に戻すことが難しい
- 下まぶたの皮膚が薄いため傷跡が目立ちやすい
これらのデメリットは、医師の技術力や術式の選び方によってリスクを抑えることが可能です。
施術前に「どのようなダウンタイムや傷跡が予想されるのか」を確認し、自分の体質や希望に合っているかをしっかり判断することが重要です。

タレ目形成は後戻りしないですか?
タレ目形成(グラマラスライン)は、術式や術後の過ごし方によっては元に近い状態へ戻ってしまうことがあります。
後戻りが起こる主な要因は以下の通りです。
- 皮膚や粘膜が自然に元に戻ろうとする力(瘢痕拘縮)が働く
- 抜糸までの間に目元へ摩擦や強い刺激が加わった
- 縫合や固定が不十分で安定しなかった
タレ目形成の「埋没法」では糸が緩んだり切れたりすることで後戻りが起こりやすく、「切開法」は後戻りが少ない傾向にあります。
ただし、どの術式を選んでも「多少の後戻り」は避けられないことがあります。
そのため、施術前に術式ごとの特性を理解し、医師と十分に相談しておくことが大切です。

グラマラスラインはどのような人に向いていますか?
グラマラスライン(タレ目形成)は、特に以下のような希望や悩みを持つ方に向いています。
- つり目が気になる
- 目元がキツく見える
- タレ目を形成したい
- 目をパッチリさせたい
- カラコンを映えさせたい
- 毎日のデカ目メイクが面倒
ただし、下まぶたの皮膚や粘膜の余裕が少ない場合や、体質的に傷跡が残りやすい方は不向きなケースもあります。
施術を検討する際には、「自分が適応にあたるかどうか」をカウンセリングで医師に確認してもらうことが重要です。

【まとめ】タレ目形成(グラマラスライン)の失敗例と対策
今回は、「タレ目形成(グラマラスライン)の失敗例とその対策方法」を紹介してきました。
タレ目形成の代表的な失敗事例は以下の通りです。
- 傷跡が目立つ
- 左右差が生じる
- 元に戻せず後悔する
- 不自然な見た目になる
- 期待したほど効果が感じられない
上記のような失敗を防ぐには、目元施術の経験が豊富な医師のもとで、適切な術式を選択してもらうことが重要です。
施術前のカウンセリングで仕上がりイメージやリスクを丁寧に確認してもらい、納得したうえで施術を受けるようにしましょう。

[注] 一般社団法人 日本形成外科学会:形成外科 専門医制度
このコラムを監修したドクター

経歴
-
- 2006年
- 和歌山県立医科大学卒業
-
- 2006年
- 東京医科歯科大学附属病院 勤務
-
- 2008年
- 昭和大学形成外科教室 入局
-
- 2013年
- 昭和大学病院形成外科 助教
-
- 2015年
- 他院 大手美容外科入職
-
- 2018年
- 船橋眼瞼下垂クリニック 院長
-
- 2019年
- 銀座マイアミ美容外科SALONE
院長就任
-
- 2019年
- 医療法人社団形星会 理事就任
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