顎下の脂肪吸引後にたるみは生じる?後悔しないための対策と注意点を解説
- 丸山院長監修

「顎下の脂肪吸引後にたるみは発生するの?」と疑問に感じる方や、もしくは「元々あるたるみは脂肪吸引で本当に改善されるの?」と思う方もいらっしゃるのではないでしょうか?
顎下の脂肪吸引では、たるみは必ず生じるわけではなく、一定の条件で起こりやすい症状であり、対策を取ることも可能です。

たるみの主な原因が皮膚の場合でも、顎下の脂肪吸引によって皮膚が引き締まり、効果が見込めます。
そこで本記事では、「顎下の脂肪吸引でたるみが起こる原因と対策」「併用でおすすめの施術や注意点」などを解説します。
顎下の脂肪吸引でたるみが生じることはある?
「顎下の脂肪吸引でたるみが生じることはあるのか」について、ポイントをまとめると以下の通りです。
- ダウンタイム期間後に皮膚が引き締まる
- 脂肪の吸引量が多すぎるとたるむ可能性がある
- 皮膚の弾力性が低下している場合は注意!
それぞれのポイントごとに詳しく解説していきます。
ダウンタイム期間後に皮膚が引き締まる

しかし、施術が適切に行われていれば、以下のような仕組みや流れによってダウンタイム期間後に皮膚が引き締まります。
- 術後に空白になった部分を埋めるために、周囲の皮膚や皮下組織がくっつこうとする
- 上記の過程では術後1カ月頃から「拘縮」が起こる
- 3~6カ月が経過する頃には皮膚が引き締まっていく
拘縮が起こると皮膚に凹凸や突っ張り感を感じることがありますが、これらの症状は回復が順調に進んでいる証拠です。
脂肪の吸引量が多すぎるとたるむ可能性がある
脂肪の吸引量が多過ぎると、施術後に皮膚がたるむ可能性があります。
たるむ原因は、「術後にできる空白が大きくなりすぎる」ためです。

しかし、空白が多過ぎて皮膚が余り過ぎると、「拘縮が起きても不自然なフェイスラインになる」「たるみを引き起こす」などの症状が起こる可能性があるでしょう。
皮膚の弾力性が低下している場合は注意!
以下のような方は、顎下の脂肪吸引の施術前から、皮膚の弾力性が低下している可能性があります。
- 60代~70代の高齢者の方
- 肥満体型の方
肥満体型の方については、「脂肪の重みによって顔の皮膚が引き伸ばされやすいこと」が弾力性の低下の原因です。
弾力性が低い状態で顎下の脂肪吸引を行うと、弾力がある方々と比較して術後に皮膚がたるみやすい傾向があるので注意が必要です。

- 顎下の脂肪吸引によるたるみがどの程度起こりそうか
- 他の施術によって同じ効果を期待できないか
当院・銀座マイアミ美容外科のカウンセリング・メール相談・LINE相談は全て医師が対応しています。
そのため、最初のご相談の段階で顎下の脂肪吸引で皮膚がたるむリスクを適切に判断してお伝えできます。

顎下の脂肪吸引によるたるみで後悔しないための対策
顎下の脂肪吸引によるたるみで後悔しないための対策は、以下の通りです。
- 高齢者の方や肥満体型の方は要相談
- 脂肪吸引の施術経験が豊富な名医を選ぶ
- 術後の圧迫固定をしっかり行う
- 他の施術との併用を検討する

高齢者の方や肥満体型の方は要相談
「高齢者の方」や「肥満体型の方」は、顎下の脂肪吸引によるたるみが発生しやすい傾向があるため、事前に医師に相談していただくことが必要です。
カウンセリングを医師が担当しているクリニックであれば、「たるみのリスクが許容範囲であるかどうか」を最初の段階で判断できるでしょう。

事前の相談ができないケースもありますので、注意しましょう。
脂肪吸引の施術経験が豊富な名医を選ぶ
患者様の年齢や体型などの条件が同じであっても、脂肪吸引の施術経験が豊富な「名医」が施術を行えば、術後のたるみをより小さくすることが期待できるでしょう。
脂肪吸引の名医の条件・特徴は以下の通りです。
- 脂肪吸引の施術実績がある
- デメリットやリスクを丁寧に説明してくれる
- 患者様ごとに複数の選択肢を提案してくれる
- 日本形成外科学会認定の形成外科専門医である
それぞれの条件については以下の記事で詳しく解説していますので、あわせてご覧ください。
術後の圧迫固定をしっかり行う
術後のフェイスバンドによる圧迫固定は、しっかりと行うようにしましょう。
フェイスバンドによる圧迫は、単に腫れや内出血を抑えるためだけのものではありません。
脂肪を除去したことによってできたスペースで皮膚がたるんでしまうのを防ぎ、下の組織に滑らかに癒着させる役割があります。
圧迫を怠ってしまうと、皮膚が伸びた状態で固定されてしまったり、デコボコになったり、体液が溜まって回復が遅れたりする可能性があります。

他の施術との併用を検討する
顎下の脂肪吸引と他の施術を併用することで、術後のたるみの軽減を図ることができます。
併用でおすすめの施術は後ほど紹介しますが、併用する場合は全ての施術で十分な実績を持つ医師に施術を依頼することが重要です。
また、クリニックによっては、関連する施術をセットで受けられるメニューを提供しているケースもあるでしょう。

- 体への負担の軽減を゙図れる
- 料金をリーズナブルにできる
顎下の脂肪吸引によるたるみで後悔しないための対策は、以上の通りです。
当院・銀座マイアミ美容外科では、脂肪吸引と合わせて、お顔周りに必要な施術をまとめて受けられる『小顔セット』のメニューもご提供しています。
カウンセリングだけでなくメール相談・LINE相談も無料で医師がご対応しておりますので、ぜひお気軽にご相談ください。
顎下の脂肪吸引との併用をおすすめする施術
顎下の脂肪吸引との併用でおすすめの施術は、以下の通りです。
- 糸リフト
- ボトックス注射
- ハイフ
- ペリカン手術
それぞれの施術がおすすめの理由と、適したケースを解説します。
糸リフト
糸リフトとは、溶ける糸を皮膚の下に入れて引っ張ることにより、「顔面のリフトアップ」を行う施術です。
顎下の脂肪吸引と糸リフトを併用すると、切開手術によるフェイスリフトよりも短いダウンタイムで、切開手術に近い効果を期待できます。
糸リフトだけでは皮膚を持ち上げる力に限界がありますが、顎下の脂肪吸引を同時に行うことで、特に顎周辺の皮膚を引き上げやすくなります。
皮膚のたるみが気になっている方や二重顎が気になっている方は、顎下の脂肪吸引と糸リフトを組み合わせるのが良いでしょう。

ボトックス注射
小顔のためのボトックス注射は、以下のような仕組みで「エラの張りの解消」を図れる施術です。
- エラの筋肉である咬筋に注射する
- ボトックスの働きにより咬筋の運動を抑える
- 運動をしなくなることで過剰発達した咬筋が縮小する
- エラが小さくなる
顎周辺に多くの脂肪があり加えてエラも張っている方の場合は、顎下の脂肪吸引とエラボトックスの注射を併用することによって双方のお悩みの解消を期待できるでしょう。
順番については以下の理由から、先に脂肪吸引を行うことをおすすめします。
- 脂肪が多い状態でエラボトックスの注射を行っても効果を実感しにくい。
- 先に脂肪吸引を行うことでエラボトックス注射の効果も実感しやすい。

当院では、併用が必要な施術をまとめて一度に行える「小顔セット」のメニューをご提供しています。

ハイフ
ハイフ(HIFU)は、高密度の超音波により、肌の土台となるSMAS筋膜に熱エネルギーを届け、引き締めやリフトアップを狙う施術です。
ハイフを照射することで、深部真皮層とSMAS層におけるコラーゲン産生が促進されます。
そのため、脂肪吸引後のハイフ照射により、拘縮によって癒着・固定される皮膚そのものが、より厚く、弾力のある組織への変化が期待できます。

脂肪吸引後のハイフを行うタイミングについては、拘縮の程度など、患者様によって異なりますが、脂肪吸引後3ヶ月から6ヶ月が目安です。
ハイフを受けるタイミングは、医師に確認して判断してもらうようにしてください。
ペリカン手術
加齢などにより、顎下の皮膚がたるんで伸びてしまっている方の場合は、脂肪吸引だけでは限界があります。
このようなケースでは、「ペリカン手術」を行うことが根本的な解決策です。
手術方法は2種類あり、皮膚の余りが強く、皮膚も切除する方が顎下のラインが綺麗に出そうな方であれば、「縦切り」の方法で行います。
皮膚の余りが少しの方の場合は、「横切り」の法で皮膚の下を剥がし、「広頸筋」と呼ばれる筋肉を中央で寄せて、たるみを解消します。

顎下の脂肪吸引に関してよくある質問
顎下の脂肪吸引に関してよくいただく質問は、以下の通りです。
- 顎下の脂肪吸引のデメリットはなんですか?
- 顎下の脂肪吸引ででこぼこができるのはなぜですか?
- 顎下の脂肪に対して脂肪溶解注射と脂肪吸引のどちらが綺麗に仕上がりますか?
それぞれの質問に詳しくお答えしていきます。
顎下の脂肪吸引のデメリットはなんですか?
顎下の脂肪吸引のデメリットは、以下の通りです。
- ダウンタイムの症状がある
- 失敗するリスクがある
- 費用がかかる
ダウンタイムに起こりうる症状は以下の通りです。
- 拘縮
- 内出血
- ぼこつき
- 皮膚のたるみ
拘縮については、「正常な治癒の過程」であるため必ず発生する症状です。
その他の症状については、起きるケースと起きないケースがあります。
失敗のリスクは顎下の脂肪吸引に限らず、どんな美容整形にも存在するデメリットと言えるでしょう。

顎下の脂肪吸引ででこぼこができるのはなぜですか?
脂肪吸引で顎下にでこぼこができるのは、「拘縮」が起きたことが原因でしょう。
脂肪吸引を行うと、吸引した部分と皮膚の間に空洞が生じて、「皮膚と皮下組織をくっつける働き」によって拘縮が起こります。

拘縮は正常な回復過程であり、3~6カ月程度で治る傾向があります。
顎下の脂肪に対して脂肪溶解注射と脂肪吸引のどちらが綺麗に仕上がりますか?
顎下の脂肪に対しては、脂肪吸引を行う方が綺麗に仕上がる傾向があります。
顎下に限らず、脂肪吸引が可能な全て部位で脂肪溶解注射よりも脂肪吸引の方が脂肪を取り除く強い効果を期待できるでしょう。
顔のパーツの中で脂肪吸引が可能な範囲は、下図の通りです。
鼻と頬骨は脂肪吸引の施術を行えませんが、顎下は問題なく行なえます。
【まとめ】顎下の脂肪吸引でたるみが不安な方はご相談ください
当院・銀座マイアミ美容外科では、顎下の脂肪吸引だけでなく、併用が可能な関連の脂肪吸引の施術においても十分な実績があります。
必要な施術をまとめて行える「小顔セット」のメニューも提供しているため、複数の施術を同時に希望される際にもお役に立てます。
施術は全て日本専門医機構認定の形成外科専門医が担当しており、術後は24時間直接医師と連絡を取れる緊急連絡先を完備しています。

このコラムを監修したドクター

経歴
-
- 1978年
- 愛知県豊橋市生まれ
-
- 2004年
- 昭和大学医学部卒業
-
- 2004年
- 聖隷浜松病院 勤務
-
- 2007年
- 昭和大学形成外科学教室 入局
-
- 2013年
- 昭和大学藤が丘病院形成外科 講師
-
- 2014年
- 他院 大手美容外科 入職
-
- 2015年
- 同院 統括院長就任
-
- 2017年
- 銀座マイアミ美容外科 開院
-
- 2018年
- 医療法人社団形星会 理事長就任
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