豚鼻は自力で治すことができる？マッサージの可能性やリスクを解説

「正面から見たときの鼻の穴が目立つ」「鼻先が上に向いている」など豚鼻に対するコンプレックスがある方もいるでしょう。

この記事では、豚鼻を自力で治す方法やセルフケアによるリスクについて解説していきます。

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豚鼻を自力で治す方法

豚鼻を自力で治す方法は以下になります。

詳しく解説していきます。

マッサージをする

豚鼻はむくみによって、目立って見える可能性があるでしょう。

マッサージによりリンパの流れが良くすることでむくみの軽減を図ることが期待できます。

クリームを使用して、鼻周りをくるくる円を描くように顔の外側に向かって指を動かしてマッサージします。

矯正アイテムを使う

矯正アイテムの使用によって、一時的な鼻の形の変化を期待できます。

代表的な矯正アイテムは以下の通りです。

アイテム名	特徴
ノーズクリップ	小鼻をクリップでつまみ、その圧力で鼻の形を矯正するアイテム
鼻プチ	鼻の内側にプラスチック製のスティックを入れて、鼻の穴を上に押し上げるアイテム

素材やサイズ、形状に加えて、ノーズクリップの場合は挟む強さにも違いがあるため、自分に合ったものを選ぶことが大切です。

メイクで豚鼻を目立ちにくくする

ハイライトやシェーディングを使用すると、鼻の印象の変化を期待できるかもしれません。

高さを出したい部分には「ハイライト」、低く見せたい部分には「シェーディング」を入れることで、鼻周りの立体感を表現して豚鼻を目立ちにくくできるでしょう。

豚鼻が自力で治る可能性はあるのか？

豚鼻を自力で治す方法を紹介してきましたが、以下のようにどの方法も一時的な変化が見えるだけで根本的に治すのは難しいいかもしれません。

方法	難しい理由
マッサージ	マッサージでむくみはスッキリするが、再度むくむ可能性はある。
矯正アイテム	装着中は鼻が高く見えるが、外すと元の鼻の形に戻ってしまう。
メイクアップ	メイクを落とすと戻る。

鼻は脂肪などの軟部組織があるため触ると柔らかいですが、土台は骨や軟骨です。

見た目をスッキリできたとしても骨格自体は変わらないため、豚鼻の形が変わることはないでしょう。

豚鼻の間違ったセルフケアが引き起こすリスク

自力で豚鼻を治す方法について解説してきましたが、方法を誤ると鼻周りにトラブルが起こる可能性があります。

豚鼻の間違ったセルフケアが引き起こすリスクは以下の通りです。

詳しく解説していきます。

感染のリスク

鼻プチは鼻の内部に装着するため、着脱時に粘膜を傷つけてしまう可能性があります。

傷がついた粘膜から細菌が入り込むと炎症が起こり、感染症が発症するかもしれません。[注]

また、繰り返し使用すると感染症を引き起こす原因となるため、使用するアイテムは洗浄して清潔にしておきましょう。

[注] オレオサイエンス：解説ここが知りたい！炎症反応について（一般論を中心に）

皮膚トラブル

皮膚は長時間圧迫されると血液が十分に送れなくなり、傷ができる可能性があります。[注1]

ノーズクリップは外側から、鼻プチは内側から鼻の皮膚や粘膜を圧迫するため、皮膚トラブルを引き起こすかもしれません。

また、できた傷は、治る過程の中で傷跡となって残ってしまうかもしれません。[注2]

マッサージも力が強かったり、長時間行ったりすることで皮膚に負担をかけてしまうでしょう。

[注1] 日本老年医学会雑誌：褥瘡
[注2] 日本形成外科学会：瘢痕（傷跡）

鼻軟骨の変形

豚鼻を治すために使用する矯正アイテムも、長時間使用すると鼻の軟骨に負担がかかり変形する可能性があります。

鼻の軟骨が変形するとバランスが崩れ、見た目の印象に影響を与えるかもしれません。

セルフケアは一時的な変化であり、使用方法を間違えるとトラブルを起こすリスクがあるため、使用の際は注意が必要です。

豚鼻を根本的に治すなら美容医療を検討

豚鼻を自力で治す方法は一時的でしかなく、根本的に治したいなら美容医療を検討するのも良いでしょう。

鼻手術には様々な種類があるため、医師とよく話し合い自分に適した手術を受けること大切です。

当院では、複数の鼻整形を一度に受けられる「鼻フルコース」をご提供しています。

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豚鼻を自力で治すことに関してよくある質問

豚鼻を自力で治すこと関してよくある質問は以下の通りです。

それぞれの質問に回答していきます。

豚鼻になる原因は何ですか？

豚鼻は、鼻筋が短いことで鼻が上向きになっている状態を指します。

豚鼻になる原因として以下が考えられるます。

原因	詳細
遺伝による影響	骨格は遺伝により、家族や親族と似る傾向があります。[注1] そのため、身近に豚鼻の方がいれば、似た鼻を持つ可能性があるでしょう。
加齢による影響	加齢により骨密度は低下する傾向にあります。[注2] 骨密度の低下により鼻の骨格が変化し、豚鼻に見えてしまうかもしれません。
うつ伏せで寝る習慣がある	うつ伏せで寝ると強い力が長時間鼻に加わるため、軟骨が変形するかもしれません。

[注1] 人類学雑誌：骨形態の遺伝性および環境効果に関する計測的研究I:金関家および他の家系骨格資料における類似性の分析
[注2] e-ヘルスネット：骨密度

豚鼻は痩せれば治りますか？

鼻に過剰な脂肪がついている場合は、痩せることで鼻の脂肪を減らせる可能性はあります。

脂肪が減ることで、鼻がスッキリして目立ちにくくなるかもしれません。

ただし、脂肪を減らすだけでは鼻の骨格までは変えられないないため、鼻に脂肪があまり付いていない場合には豚鼻を治すことは難しいでしょう。

豚鼻をセルフチェックする方法はありますか？

正面から鏡で見たときの「鼻の先端」と「鼻柱の根元」の位置を確認しましょう。

鼻柱は鼻の穴を隔てる壁となる軟骨部分を指します。

豚鼻である可能性が高い場合と低い場合を以下でまとめました。

豚鼻の可能性が低い	鼻の先端と鼻柱の根元が同じ位置で、鼻の穴が正面から見えにくい状態である
豚鼻の可能性が高い	鼻の先端が鼻柱の根元より上の場合、鼻の長さが短い傾向にあり、鼻の穴が見えやすい状態である

ただ、鼻が上向きの場合は全ての鼻が豚鼻ではなく、アップノーズである可能性もあります。

【まとめ】豚鼻でお悩みの方はぜひ当院にご相談ください

豚鼻はセルフケアで一時的に治ったように感じるかもしれませんが、根本的に治すには手術が必要です。

「根本的に治したい」「鼻の整形を受けたい」とお考えの方は、自分の希望や理想に合わせた適切なプランの提案があるクリニックを選ぶようにしましょう。

豚鼻のコンプレックスをなくしたいとお考えの方は、ぜひ当院までご相談ください。

このコラムを監修したドクター

銀座マイアミ美容外科 SALONE 院長

小野寺 剛慧 Takaaki Onodera

日本専門医機構 形成外科領域専門医

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経歴

• 2006年

  和歌山県立医科大学卒業

• 2006年

  東京医科歯科大学附属病院 勤務

• 2008年

  昭和大学形成外科教室 入局

• 2013年

  昭和大学病院形成外科 助教

• 2015年

  他院 大手美容外科入職

• 2018年

  船橋眼瞼下垂クリニック 院長

• 2019年

  銀座マイアミ美容外科SALONE
  院長就任

• 2019年

  医療法人社団形星会 理事就任