微乳とは何カップのこと?原因や美乳にするための方法を解説
- 小野寺院長監修
貧乳というほどではないものの、「小さめの胸=微乳」でコンプレックスを抱えている方もいるのではないでしょうか?
そこで本記事では、「微乳になる原因は何か」の内容に加えて、「微乳に見える人の特徴」や「微乳を大きくするためにおすすめの施術」などを紹介します。
なお、「お悩みや希望ごとにどの豊胸を選べばいいのか?」以下の記事で紹介していますので、合わせてご確認ください。
目次
微乳とは?
微乳の条件について、ポイントをまとめると以下の通りです。
- 「やや小さい胸」のことを言う
- C〜Dカップ以下だと微乳と言われる傾向にある
それぞれのポイントについて詳しく解説します。
「やや小さい胸」のことを言う
微乳とは「やや小さい胸」のことです。
さらに小さくなり「明確に小さい胸」になると、やや言葉が良くないものの「貧乳」と呼ばれることもあります。
C〜Dカップ以下だと微乳と言われる傾向にある
現代では、C〜Dカップ以下の場合、微乳と言われる傾向にあります。
日本女性のバストサイズはこの数十年急成長しており、平成の30年間のみで3倍となりました。[注1]
[注1] 発表!トリンプ「下着白書 vol.19」2019年版の注目は 女性のバストサイズの “大きな” 変化Dカップ以上割合53.1% 平成30年間で3倍に
2019年時点で「Dカップ以上」の女性が過半数であり、2024年現在ではさらに大きくなっていると推測できます。
Dカップ未満であれば平均以下ということであり、微乳と言われやすい傾向にあります。
微乳に見える人の特徴
微乳に見える人の特徴は、以下の通りです。
- デコルテ部分が薄い
- 乳房の脂肪が少ない
- 乳腺が発達していない
- 慢性的な冷えや肩こり
それぞれの特徴について詳しく解説します。
デコルテ部分が薄い
デコルテ部分とは、首から胸元にかけてのエリアです。
この部分の肉づきが薄いと、スレンダーな印象がある反面、貧相に見えてしまうこともあります。
同じ胸のサイズでも、デコルテが薄いとより「痩せている・貧相である」という印象が強まってしまう可能性があります。
乳房の脂肪が少ない
乳房(バスト)の約9割は脂肪でできています。
そのため、乳房の脂肪が少なければ微乳に見えます。
乳房の脂肪が少ない原因は主に、元々乳房に脂肪がつきにくい体質であることや、乳房だけでなく全身の脂肪が少ないことです。
過度なダイエットも全身の脂肪を減らすことに繋がり、結果乳房の脂肪も少なくなってしまいます。
乳腺が発達していない
乳腺とは、母乳を作り出し分泌するための組織です。
バストには、この乳腺が網目のように張り巡らされています。
そして、その乳腺を守るような形で脂肪がついているのが、バストの構造です。
このような構造で脂肪がつくため、バストのサイズは基本的に乳腺の量に比例します。
そのため、乳腺が発達していないとバストも小さくなり、微乳になることがあります。
慢性的な冷えや肩こり
冷えや肩こりは、全身の血流の悪化に繋がります。
血流が悪化すると、バストの成長に必要な栄養素などが、バストに届きにくくなります。
このためバストの成長が促されず、微乳になってしまうことがあるのです。
微乳になる原因
微乳になる原因は、以下の通りです。
- 遺伝
- 少食
- 姿勢が悪い
- 痩せ型の体質
- 女性ホルモンの乱れ
- サイズが合っていないブラをしている
それぞれの原因について詳しく解説します。
なお、ぽっちゃり体型で貧乳になる理由については、以下の記事もあわせてご確認ください。
遺伝
バストのサイズには、ある程度遺伝的な要素が関わると言われています。
例えば、東京大学などの研究グループが行った研究によれば、バストが小さい人と大きい人では、特定の遺伝子領域に異なる遺伝型の組み合わせがあることがわかりました。[注1]
エストロゲンという女性ホルモンの分泌量が多いほど、バストが発達しやすくなります。
このエストロゲンも含めて、あらゆるホルモンの分泌量には個人差があり、この個人差には一定の割合で遺伝が関与すると言われています。
少食
バストの約9割は脂肪であるため、バストを大きくするためには脂肪が必要です。
そして、少食であれば全身の脂肪が少なくなるため、バストの脂肪も少なくなります。
また、バストを含めて全身の各部を成長させるには、様々な栄養素が必要です。
少食な方の場合、それらの栄養素が不足してしまう可能性があります。
姿勢が悪い
姿勢が悪いと血流が悪化しやすく、女性ホルモンの減少や、バストに必要な栄養素が運ばれにくいなどの問題が起こり得ます。
この2つの原因から、微乳になってしまうことがあるのです。
また、特に猫背の場合は大胸筋を使わない姿勢であるため、大胸筋が弱まります。
大胸筋が弱まることで「筋肉量によるバストアップを図れない」「バストが崩れて同じサイズでも小さく見えやすい」などの問題が起こり得ます。
痩せ型の体質
元々痩せ型の体質であれば、全身の他の部位と同じく、バストの脂肪も少なくなります。
食べても太らない痩せ型体質の原因は、主に「胃腸が弱い」ことや「脂肪細胞が少ない」ことです。
胃腸が弱い方はカロリーも含めてあらゆる栄養素を吸収しにくいため、脂肪だけでなく筋肉もつきにくいことが特徴です。
また、脂肪は脂肪細胞に蓄積されて初めて体内に定着しますが、その脂肪細胞が少なければ、食べても太りにくい体質になります。
女性ホルモンの乱れ
女性ホルモンには大別して、エストロゲンとプロゲステロンの2種類があります。
この両者のバランスが乱れると、月経不順や避妊などの様々な問題が起こります。
その問題の一つとして乳腺の発達阻害が起き、バストが成長しない可能性があるのです。
女性ホルモンが乱れる原因は、主にストレスや生活習慣の乱れなどですが疾患の可能性もあるため、不安に感じた場合は医療機関を受診するようにしてください。
サイズが合っていないブラをしている
サイズが合わないブラをしていると、ブラが小さくても大きくても、微乳で止まってしまう原因となります。
まず小さい場合は、バストを圧迫することで血流を妨げ、成長に必要な栄養素がバストに送られることを阻害してしまうことがあります。
逆に大きい場合は、ブラがバストを支えられずにバストの形が崩れてしまいます。
微乳と美乳の違い
微乳と美乳の違いは、以下の通りです。
- 微乳は「やや小さい胸」
- 美乳は「小ぶりで美しい胸」
それぞれの違いについて説明していきます。
微乳は「やや小さい胸」
微乳は、冒頭でも説明した通り「やや小さい胸」です。
明確な定義はないものの、Dカップ未満であれば、現代の日本人女性の間では平均以下のサイズとなります。
美乳は「小ぶりで美しい胸」
美乳は「小ぶりで美しい胸」のことです。
必ずしも小ぶりとは限りませんが、大きいバストは「巨乳」と評価される傾向があります。
このため「大ぶりで美しい胸」よりは「小ぶりで美しい胸」が、美乳と分類されることが多いです。
美乳は微乳と異なりネガティブなニュアンスがなく、褒め言葉として使われる傾向にあります。
微乳を美乳にする方法
微乳を美乳にする方法は、以下の通りです。
- 生活改善で肌を健康にする
- バストの皮膚のたるみを引き締める
- クーパー靭帯のたるみを引き締める
- 短期間で微乳を目指すなら豊胸術を受ける
それぞれの方法について詳しく解説します。
生活改善で肌を健康にする
バストの肌質が良ければ、同じ大きさ・同じ形でもより美しく見えます。
このため、生活の改善によって肌質を向上させることも、微乳を美乳に変えることにつながります。
具体的には「早寝早起きを心がける」「栄養バランスのとれた食事をする」「適度な運動をする」などの、広く知られている基本的な努力が重要です。
バストの皮膚のたるみを引き締める
バストの皮膚がたるんでいる状態では、美乳を目指すことはできません。
バストの皮膚のたるみを引き締める方法は、主に以下の通りです。
- 正しいサイズのブラジャーを着用する
- ブラジャーを正しい着用方法で着ける
- 姿勢を正しくする
- 大胸筋を鍛える
- 仰向けで寝る(うつぶせ寝を避ける)
- バストケアマッサージをする
これらの方法によってバストの皮膚のたるみ改善を、一定のレベルで期待できます。
クーパー靭帯のたるみを引き締める
クーパー靭帯とは、バストと皮膚、バストと筋肉を繋いでいる組織です。
胸の構造は外側から「皮膚⇒バスト⇒筋肉」となっていますが、この構造の中でバストが正しい形を保つためには、皮膚や筋肉としっかりくっつくことが必要です。
その役目を果たすのがクーパー靭帯ですが、クーパー靭帯がゆるむことで「バストがたるむ・萎む」などの問題が起きてしまうでしょう。
クーパー靭帯自体を直接引き締めることはできませんが、バスト周囲の筋肉を鍛えることで、その筋肉によってクーパー靭帯のフォローを行えます。
また、美容外科で乳房挙上術などの手術を受けると、クーパー靭帯が緩んでもバストを持ち上げる効果を期待できます。
なお、「クーパー靭帯」に関しては以下の記事でも紹介していますので、合わせてご確認ください。
クーパー靱帯が切れたら再生できる?切れる原因や対処方法を紹介
短期間で美乳を目指すなら豊胸術を受ける
短期間で美乳を目指したいのであれば、豊胸術を受けることも一つの選択肢です。
豊胸術はただバストを大きくするだけでなく、形を整えることもできます。
例えばバストに左右差がある場合には、片方のみを大きくすることでバランスを整えることが可能です。
また、脂肪注入豊胸やヒアルロン酸注入豊胸であれば、脂肪やヒアルロン酸を細かく分けて注入することで、美しい形の仕上がりを期待できるでしょう。
ただし、豊胸術の種類は複数あるため、「自分に合った豊胸はどれなのか」迷われる方もいるかと思います。
以下の記事では、希望ごとにおすすめする豊胸術を紹介していますので、合わせてご覧ください。
なお、当院の豊胸術の料金などの詳細については、以下のボタンでもご確認いただけます。
微乳でお悩みの方は当院の「バレない豊胸」をご検討ください
微乳でお悩みの方は、ぜひ当院の「バレない豊胸」の施術を受けることも、ご検討ください。
「バレない豊胸」の施術には、以下のような特徴があります。
- 段階的に胸を大きくして周囲にバレにくい
- 自分の脂肪を使うため仕上がりが自然
- 1回の脂肪注入量が少なく体への負担が少ない
- 脂肪を採取した箇所は部分痩せもできる
それぞれの特徴について詳しくご説明します。
なお、バレない豊胸の詳細は以下の動画でも解説していますので、合わせてご確認ください。
段階的に胸を大きくして周囲にバレにくい
バレない豊胸では段階的に胸を大きくしていくため、名前の通り周囲にバレにくいことが特徴です。
1回の施術で、片胸につき150〜200mlの脂肪を注入します。
注入した脂肪の定着率は最大70%程度であるため、バストサイズは100〜140ml程度大きくなると期待できます。
これはカップ数でいうなら1〜1.4カップであり、パッと見でスタイルが良くなったと感じられるものの、豊胸の施術を受けたことはバレにくいレベルです。
自分の脂肪を使うため仕上がりが自然
バレない豊胸では、ご自身の体から採取した脂肪を注入します。
注入した脂肪は最大50〜70%程度定着し、一度定着した脂肪は半永久的に残り続けます。
もともとバストの約9割は脂肪であるため、バストアップした後の感触も、本来のバストと全く変わりありません。
体を動かした時や寝転んでいる時のバストの動きなども、全て天然のバストと同様になります。
谷間の形もシリコンバック豊胸のようにY字になることはなく、自然なI字になります。
1回の脂肪注入量が少なく体への負担が少ない
バレない豊胸では少しずつバストを大きくしていくため、1回当たりの脂肪注入量も少なくなることが特徴です。
注入する脂肪はご自身の体から採取するため、体に一定の負担がかかります。
しかし、注入量が少なければ採取量も少なくなるため、体への負担の軽減を図れます。
また、脂肪が少ない痩せ型の方でも、必要量を採取しやすいことも特徴です。
脂肪を採取した箇所は部分痩せもできる
バレない豊胸では、太もも・お尻・お腹・二の腕などの部位から脂肪を採取します。
この脂肪を採取した部分は、部分痩せをできることもメリットです。
通常のダイエットでは全身の脂肪がほぼ均一に減るため、部分痩せはできません。
しかし、脂肪注入豊胸では採取部位の脂肪をピンポイントに減らすことができます。
微乳に関してよくある質問
微乳に関してよくある質問は、以下の通りです。
- 微乳と美乳は何が違いますか?
- 微乳と貧乳は何が違いますか?
- 微乳とは具体的に何カップのことを指しますか?
それぞれの質問にお答えしていきます。
微乳と美乳は何が違いますか?
微乳と美乳の違いは「形が綺麗かどうか、肌が美しいかどうか」です。
サイズについては、どちらも「やや小さい」傾向があります。
形が綺麗でサイズも大きい場合は、美乳ではなく「巨乳」に分類されることが多いです。
微乳と貧乳は何が違いますか?
微乳と貧乳の違いは、バストが「やや小さいか、明らかに小さいか」です。
やや小さいのが微乳で、明らかに小さいのが貧乳です。
カップ数で言えば、微乳はB〜Cカップ、貧乳はAカップと分類される傾向があります。
微乳とは具体的に何カップのことを指しますか?
微乳はB〜Cカップを指すことが多いです。
Aカップは貧乳に分類されることが多く、Dカップは平均サイズであるため、巨乳ではないものの微乳ではありません。
Cカップについては、必ずしも微乳に分類されるとは限りません。
Dカップ以上の日本人女性が過半数であることを考えると、平均よりはやや小さいサイズですが、微乳とまでは評価されないこともあります。
こうして考えると、高い確率で微乳に分類されるのはBカップといえます。
【まとめ】微乳を磨いて美乳を目指しましょう
サイズがやや小ぶりの微乳であっても、形や肌質の改善によって美乳を目指すことができます。
形の改善に必要な筋トレや姿勢の矯正は、全身の美容と健康にもつながるものです。
肌質の改善に必要な努力も同じで、生活習慣全般の改善はあらゆる面でメリットがあります。
これらの基本的な努力に加え、美容外科・美容皮膚科の施術を受けることも、美乳を目指すことにつながります。
肌質を美しくするだけでなく、形を整えたり、サイズアップも図りたいという場合は、当院の「バレない豊胸」などの豊胸施術をご検討ください。
施術を担当するのは日本専門医機構が認定する「形成外科専門医」で、医師が一定の知識と経験を有していることも当院の特徴です。
「微乳を卒業して美乳になりたい」「程よいバストアップを図りたい」とお考えの方は、ぜひ当院までご相談ください。
このコラムを監修したドクター
経歴
-
- 2006年
- 和歌山県立医科大学卒業
-
- 2006年
- 東京医科歯科大学附属病院 勤務
-
- 2008年
- 昭和大学形成外科教室 入局
-
- 2013年
- 昭和大学病院形成外科 助教
-
- 2015年
- 他院 大手美容外科入職
-
- 2018年
- 船橋眼瞼下垂クリニック 院長
-
- 2019年
- 銀座マイアミ美容外科SALONE
院長就任
-
- 2019年
- 医療法人社団形星会 理事就任
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