ニキビなどの肌荒れになりづらくする為の生活習慣とは
- コラム幸地先生監修
目次
ニキビなどの肌荒れは生活習慣の乱れに起因しているケースが多いので、ニキビに悩んでいるのなら生活習慣の見直しを行うことが大切です。バランスの良い食事や質の良い睡眠、適度な運動など体に良いことを行うのはもちろんですが、喫煙や過度の飲酒など肌に悪影響を与える習慣を控えるのも重要なポイントとなります。ここではニキビなどの肌荒れになりにくくする理想の生活習慣についてわかりやすく紹介しています。
思春期だけでなく、大人になってからも起こりやすいニキビ。
思春期ニキビは成長にともなうホルモンの分泌量増加が原因ですが、大人ニキビはストレスや生活習慣の乱れなど複数の要因が重なっているので治りにくく、繰り返しやすいと言われています。特に生活習慣の乱れは慢性化しているケースが多いので、「毎日スキンケアしているのにニキビになりやすい…」と悩んでいる方は、まず生活習慣の見直しから始めてみることをおすすめします。
今回は、肌荒れに悩んでいる方向けに、ニキビになりにくい生活習慣のポイントをまとめてみました。
ニキビになりにくくする生活習慣のポイント6つ
ニキビができにくい肌にするには、生活習慣を整える必要があります。
主に
*バランスの良い食事
*良質な睡眠
*適度な運動
*ストレスを発散
*過度の飲酒の制限
*節煙、禁煙
などが挙げられます。
ポイント1.脂肪分、糖質の高い食べ物を避けバランスの良い食事を摂る
肌は食事の影響を非常に受けやすいため、食生活が乱れているとニキビなどの肌荒れを引き起こす原因となります。
特に揚げ物や甘い物など、脂肪分と糖質の多い食べ物は皮脂の過剰分泌を招くのでNG。
基本的には1日3食バランスの取れた食事を摂取すればOKですが、野菜やフルーツには健やかな皮膚をサポートするビタミンBやCが豊富に含まれているので積極的にとるようにしましょう。
ポイント2.良質な睡眠をとり成長ホルモンの分泌を促す
私たち人間の体は睡眠中に成長ホルモンを分泌しています。
成長ホルモンは日中受けたダメージをいたわるはたらきがあると言われており、肌を健康的な状態に保つためには欠かせない要素のひとつ。
睡眠不足になると成長ホルモンの分泌量も低下してしまうので、早寝早起きを心がけ、良質な睡眠をとるよう心がけることが大切です。
ポイント3.適度な運動を行い血行を促進させる
肌は血液から酸素や栄養素を受け取ることによって正常な状態をキープしています。
血液は筋肉がポンプの役割を果たすことによって全身を循環しているため、筋力が衰えると血行が悪くなり、肌にも悪影響を及ぼしてしまいます。
ストレッチやウォーキングなど軽い運動でかまいませんので、定期的に体を動かし、血液の流れをスムーズにするよう心がけることが大切です。
ポイント4.ストレスを発散させて老化のもとである活性酸素を抑える
ストレスは万病のもとと言われていますが、肌にも悪影響を与える原因となります。
慢性的にストレスを感じていると血管が収縮して血液の流れが悪くなりますし、老化のもとと言われる活性酸素の発生も活発になります。
特に活性酸素はニキビの炎症を悪化させる要因になると言われているため、ニキビに悩まされている人にとっては大きな悩みの種となります。
ストレスは慢性化すると自覚症状が薄くなりますので、音楽を聴いたり、お風呂にゆったり浸かったりするなど、自分なりのストレス発散法を見つけて定期的に実行することをおすすめします。
ポイント5.過度の飲酒を控えて肝臓の負担を軽くする
毎日お酒を飲んだり、飲酒量が多すぎたりするとアルコールの分解を行う肝臓に大きな負担をかけることになります。
肝臓にはアルコールの他に体中の毒素を浄化する役割があるのですが、過度の飲酒によって肝臓のはたらきが鈍ると毒素を浄化しきれなくなり、体に老廃物が蓄積されやすくなります。
すると老廃物は皮膚を通して体外に排出されるようになり、ニキビ発生の一因となってしまいます。
アルコールは適度にたしなむ程度なら血行をスムーズにする効果が期待できますので、お酒を飲むのなら休肝日をもうけつつ、酒量にも注意しましょう。
ポイント6.節煙・禁煙することで血行停滞が改善される
タバコは健康にとっても肌にとっても百害あって一利なし。
タバコに含まれるニコチンには血管を収縮させるはたらきがあるとされていて、喫煙習慣があると血行の状態が悪くなりやすい傾向にあります。
飲酒と違ってタバコは少量でも悪影響しか及ぼしませんので、ニキビなどの肌荒れに悩んでいるのなら思い切って禁煙するか、または節煙を心がけるようにしましょう。
生活習慣を見直してニキビに負けない肌を作ろう
肌の状態は生活習慣に左右されやすいので、大人ニキビを繰り返す方は生活習慣の見直しが必須。
特に現代人は仕事や家事、育児などに追われて生活習慣が乱れやすい傾向にあるので、肌荒れを起こしたり、皮膚の不調を感じたりしたら自分の生活に問題はないかどうかチェックしてみると良いでしょう。
一度にすべて改善するのは難しいかもしれませんが、できることから少しずつ取り入れていくとニキビに負けない強い肌づくりを目指せますよ。
それでもなお治らないシツコイニキビは、銀座マイアミ美容外科では薬の内服、外用、プラズマシャワーによる薬剤の導入によって治療をしています。
色々なニキビがあります。化膿しているニキビには抗生剤の内服を行います。体質改善のため漢方薬を処方する場合もあります。毛穴が詰まってしまったニキビには、ピーリングやエピデュオゲルというニキビの治療薬で詰まりを解消させて治癒に向かわせていきます。また、プラズマシャワーといって、大気圧で皮膚表面にプラズマを発生させて、皮膚の表面の除菌を行うとともに薬品を皮膚に効率よく浸透させる方法もあります。ご希望のかたは、医師のカウンセリングをお受けください。
このコラムを監修したドクター
経歴
-
- 2011年
- 琉球大学 卒業
-
- 2012年
- 昭和大学藤が丘病院 初期臨床研修
-
- 2014年
- 昭和大学形成外科教室 入局
-
- 2015年
- 昭和大学病院形成外科 助教
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