クレーター肌の原因とは?自分でできる対処方法や治療方法を紹介
- コラム幸地先生監修
ニキビ跡などによって生じてしまう「クレーター肌」。
本記事では、「クレーター肌になる原因」の内容に加えてクレーター肌をメイクで隠すコツや、日常でできるセルフケアの方法などを紹介します。
ひどいクレーター肌が気になる方や治したいと考えている方は、ぜひ最後までご覧ください。
目次
クレーター肌とは?
ここでは、クレーター肌の意味や仕組みを解説します。
- 肌表面がデコボコしている状態
- クレーター肌のメカニズム
以下、それぞれの解説です。
肌表面がデコボコしている状態
クレーター肌とは、表面がデコボコしている肌のことを示します。
クレーターは、もともと隕石の衝突エネルギーによってできる円形の凹みのことで、その様子によく似ていることからクレーター肌と呼ばれるようになりました。
クレーター肌のメカニズム
肌は表皮・真皮・皮下組織の3層構造になっています。
ニキビや吹き出物ができると、一番外側にある表皮(角質層)に炎症が起こります。
早い段階で炎症が治まれば、ニキビや吹き出物によるダメージは角質層でストップするでしょう。
角質は肌のターンオーバーによって生まれ変わる仕組みになっているので、角質層まででダメージを食い止められればクレーターになることはありません。
しかし、ニキビや吹き出物が長引いて炎症がどんどん悪化してしまうと、ダメージが真皮層にまで達してしまいます。
真皮層は表皮を下から支える働きを担っているため、真皮にダメージが及ぶと皮膚に凹みができてクレーター肌になってしまうことがあります。
真皮も新陳代謝によって生まれ変わる性質を持っていますが、表皮よりも所要期間が長いため、元に戻るまでに時間がかかります。
その間に新たなダメージを負ってしまうと、さらに生まれ変わりに時間がかかってしまうため、クレーター肌の改善は難しいといわれています。
クレーター肌や皮膚の凹みの原因
クレーター肌や皮膚の凹みの原因は、以下の通りです。
- ニキビ・吹き出物
- 肌のたるみ
- 乾燥
- 毛穴パックのしすぎ
- 皮膚炎
それぞれの原因について解説します。
ニキビ・吹き出物
クレーター肌になるもっとも大きな原因がニキビと吹き出物です。
初期のニキビ・吹き出物は毛穴に酸化した皮脂が詰まっているだけなので、この段階で適切にケアすればダメージが真皮にまで及ぶ心配はありません。
しかし、ニキビや吹き出物を潰してしまったり、適切な治療を行わずに放置したりすると、炎症が起こってダメージが真皮にまで及んでしまいます。
初期段階の白ニキビから、患部が赤く腫れる赤ニキビや、膿がたまる黄ニキビにまで進化してしまうと、クレーター肌になるリスクが高まるといわれています。
そのため、クレーター肌を予防するには、ニキビ・吹き出物を作らないこと、なるべく初期段階で治療することが大切なポイントです。
以下のページでは、「ニキビになりにくい生活習慣のポイント」について紹介していますので、合わせてご覧ください。
肌のたるみ
年齢を重ねると、表皮を支える真皮の主成分であるコラーゲンやエラスチンの生産量が徐々に減ってきます。
すると、真皮が表皮を支えきれなくなり、重力に従って皮膚が下がり、肌にたるみが出てくるようになります。
皮膚が下がると毛穴も涙型に下垂するため、毛穴が開いてクレーターができてしまうことがあります。
毛穴が開くと皮脂汚れが詰まりやすくなり、ニキビや吹き出物ができるリスクも高まるため、炎症によるクレーターを誘発する原因となります。
肌のたるみは老化現象の一種ですが、スキンケアの方法を見直せば、皮膚下垂による凹みをある程度食い止めることが可能です。
乾燥
肌が乾燥すると、皮膚のうるおいやふっくら感が失われてしまい、毛穴が開きやすくなります。
さらに、乾燥は肌のターンオーバーを乱す原因にもなり、古い角質が堆積してニキビや吹き出物を誘発することがあります。
また、人の皮膚にはもともと外的刺激から身を守るためのバリア機能が備わっていますが、乾燥するとその機能が低下し、紫外線や摩擦などの影響を受けやすくなります。
こうした刺激もニキビや吹き出物といった肌トラブルに繋がるため、間接的にクレーター肌の要因となる場合があります。
肌の乾燥は老化だけでなく、日々の生活習慣や誤ったスキンケアなどが原因になることもありますので、必要に応じて日常生活や肌のお手入れ方法を見直す必要があります。
毛穴パックのしすぎ
毛穴パックとは、毛穴に詰まった汚れを吸引して除去するアイテムのことです。
ニキビや吹き出物の原因となる皮脂や角栓を取り除いてくれるので、肌荒れ予防に役立ちます。
毛穴パックで一時的に開いた毛穴はしばらくすると元に戻りますが、短期間に繰り返し毛穴パックを使い続けると、毛穴が開きっぱなしになる場合があります。
毛穴パックの使いすぎは肌にダメージを及ぼすため、肌バリア機能の低下や乾燥を招き、皮膚の凹みを誘発する可能性もあります。
以下のページでは、毛穴が開いてしまう他の原因についても、詳しく解説していますので、合わせてご覧ください。
皮膚炎
皮膚炎は、肌に起こる炎症全般のことです。
皮膚炎が起きている時は、肌が通常よりもダメージを受けやすくなっています。
その状態で適切な治療を行わなかった場合、表皮だけでなく真皮層もダメージを受け、クレーター肌になってしまうことがあります。
特に皮膚炎によって水泡ができた場合、これを潰すとクレーター肌になるリスクが高まるため、注意が必要です。
以上がクレーター肌や皮膚の凹みの原因ですが、いずれの原因で症状が起きるかについては、個人差があります。
このため、まずは原因を把握する目的でカウンセリングでご相談いただくことも、有意義な選択肢といえます。
当院・銀座マイアミ美容外科のカウンセリングは無料でご対応しているため、クレーター肌や皮膚の凹みでお悩みの方は、ぜひご相談ください。
クレーター肌や皮膚の凹みをメイクで隠すコツ
クレーター肌や皮膚の凹みをメイクで隠すコツは、以下の通りです。
- 保湿をしっかり行う
- シリコン系の下地を使う
- ファンデーションはリキッドタイプがおすすめ
- フェイスパウダーで化粧崩れを防ぐ
- ハイライトで凹みを目立たなくする
それぞれのコツについて解説します。
保湿をしっかり行う
皮膚が乾燥していると、下地やファンデーションがうまくのらず、ムラのある仕上がりになりがちです。
下地の仕上がりが悪いと、ファンデーションが毛穴に詰まって、かえって凹凸が目立つ原因になります。
毛穴詰まりはニキビや吹き出物の原因にもなりますので、下地を作る際は、まず皮膚の保湿をしっかり行うようにしましょう。
具体的には、化粧水と乳液でしっかり水分と油分を補給し、肌を柔らかくしておくことが大切です。
時間がある場合は、スキンケアの前に蒸しタオルで肌を温め、しっかり毛穴を開かせておきましょう。
その後に、すぐ化粧水でケアすると、開いた毛穴から水分や保湿成分が浸透し、効率よくうるおいを補給できます。
化粧水で水分を補った後は乳液を塗って皮膚にフタをし、水分の蒸発を防ぐようにしましょう。
化粧水はヒアルロン酸やセラミドなど、皮膚の保湿に役立つ成分が配合されているものを選ぶのがおすすめです。
また、収れん作用のある成分入りのスキンケアを使用すると、毛穴が引き締まってクレーター肌の予防にも役立ちます。
なお、保湿後すぐに下地を塗るとヨレの原因になりますので、数分おいて化粧水や乳液がしっかり肌になじんでからベースメイクを始めるようにしましょう。
シリコン系の下地を使う
化粧下地にはさまざまな種類があり、それぞれ期待できる効果が異なります。
クレーター肌や皮膚の凹みに悩んでいる場合は、ジメチコンやシクロペンタシロキサンといったシリコン系の下地を使うのがおすすめです。
シリコン系下地を使用すると、皮膚の凹みをしっかりカバーすることができるため、凹凸のないなめらかな肌に仕上げやすくなります。
シリコン系下地を使用するときのポイントは、指やスポンジを使って優しくぽんぽんとなじませることです。
力を入れすぎると、下地がクレーターに密着しすぎて、かえって皮膚の凹みを強調させる原因となります。
シリコン系下地はもともと肌なじみがよく、皮膚にのせるのに強い力は必要ありませんので、軽いタッチで塗ることを意識しましょう。
ファンデーションはリキッドタイプがおすすめ
下地を作ったら、その上からファンデーションを塗っていきます。
クレーターを隠したいときはパウダーファンデーションよりもカバー力の高いリキッドファンデーションを使うのがおすすめです。
まず皮膚の凹みが気になる部分にファンデーションをつけ、その周囲をぼかすようなイメージで肌全体に伸ばしていくのがポイントです。
クレーターが目立つ場合は、全体に塗ったファンデーションが乾いたタイミングで、もう一度薄く重ねると、凹みのカバー率がアップします。
フェイスパウダーで化粧崩れを防ぐ
メイク後にある程度の時間が経過すると、毛穴から出てくる皮脂によって化粧が崩れてくることがあります。
化粧がヨレるとクレーターが目立つ原因になりますので、ファンデーションの上からフェイスパウダーを重ねて密着性をアップしておきましょう。
なお、フェイスパウダーはあくまで化粧崩れを予防するためのものなので、厚塗りするのはNGです。
ハイライトで凹みを目立たなくする
皮膚の凹みがある部分は影になりやすく、平らな部分とのコントラストによってクレーターが目立つことがあります。
クレーター部分にハイライトをのせておけば、影を飛ばして凹みを目立たなくすることが可能です。
ただ、ラメの入ったクレーターを使うとかえって凹みが悪目立ちしてしまいますので、クレーター隠しにはパール系のハイライトを使うのがおすすめです。
自分でできるクレーター肌への対処方法
自分でできるクレーター肌への対処方法は、以下の通りです。
- 肌をリフトアップする
- スキンケアは保湿を重視する
- 美顔器でケアする
- セルフケアのみでは根本的な改善は難しい
それぞれの対処方法について解説します。
肌をリフトアップする
肌のたるみが原因のクレーター肌には、リフトアップによる対処が効果的です。
具体的には、収れん作用のある成分(ビタミンC誘導体など)を配合したスキンケアを使用したり、リフトアップマッサージや顔筋トレーニングを習慣にしたりします。
リフトアップマッサージの方法はいろいろありますが、以下では代表的なやり方の手順を紹介します。
- 両手の親指の付け根をこめかみに当て、上下左右に動かす
- 親指以外の指の第2関節を使って、顎から耳の下、口角から耳の横、小鼻からこめかみにかけてを、それぞれ引き上げるようにマッサージする
- 頬骨の下に親指を当て、上方向にぐっと押し上げる
リフトアップマッサージはいつやってもOKですが、スキンケアと一緒に行うと皮膚の滑りがよくなるうえ、その後のスキンケアの浸透率もよくなるので一石二鳥です。
リフトアップマッサージは毎日行うのを習慣にするとよいでしょう。
スキンケアは保湿を重視する
乾燥が原因のクレーターには、スキンケアによる保湿が有効です。
ヒアルロン酸やセラミド、コラーゲンなど、高い保水効果を期待できる成分を使った化粧水、美容液、乳液などを使用し、肌にたっぷりのうるおいを補給しましょう。
基礎化粧品は手で少し温めてから肌にのせ、そのまましばらくハンドプレスすると皮膚への浸透率がアップします。
スキンケアは朝晩に1回ずつ、計2回が基本ですが、日中の乾燥が気になったときはミストタイプの化粧水を使用するのもおすすめです。
メイクの上から肌全体にミストを吹きかけ、そっとティッシュオフした後にメイク直しすれば、うるおい補給とともに化粧崩れ防止にも役立ちます。
美顔器でケアする
近年は自宅で手軽に使える家庭用美顔器が広く普及しています。
美顔器のタイプは大きく分けて「イオン導入タイプ」「LEDタイプ」「RFタイプ」の3つがあります。
イオン導入タイプは微弱な電流を流すことで美容成分の浸透率をアップさせることを目的としたもので、保湿成分や収れん作用のある成分を肌の奥まで効率よく届けやすくなります。
LEDタイプは特殊な光を照射することで、肌のコラーゲン生成を促したり、ニキビの原因とされるアクネ菌の繁殖を抑えたりする働きを期待できます。
RFタイプはラジオ波で肌細胞に刺激を与え、皮膚の弾力性やハリのアップに役立ちます。
自分のクレーター肌の原因に合った美顔器を使用すれば、素手でケアするよりも効率よく皮膚の凹みに対処できるでしょう。
ただ、市販されている美顔器は家庭で安全に使えるよう、美容外科やクリニックで使われている業務用に比べるとエネルギーの出力が低くなっています。
効果を実感できるまでには相応の時間がかかりますので、即効性を求めるのなら美容外科やクリニックを利用したほうがよいでしょう。
セルフケアのみでは根本的な改善は難しい
クレーター肌や皮膚の凹みの症状が軽度であれば、セルフケアでも一定の効果は期待できます。
また、症状を治すことが目的でなく「重症化を遅らせる」ことが目的である場合にも、セルフケアには一定の効果を期待できるでしょう。
しかし、根本的にクレーター肌や皮膚の凹みを治療することは、セルフケアでは非常に難しいです。
基本的には美容皮膚科・美容外科などでの治療が必要となります。
それらの治療の方法については、次の段落で紹介します。
当院ではこうしたクレーター肌や皮膚の凹みに対する、様々な治療方法にご対応しています。
カウンセリングは完全無料で行っているため、クレーター肌や皮膚の凹みの治療に関心をお持ちの方は、ぜひ当院までご相談ください。
クレーター肌の治療方法
クレーター肌の治療方法は、以下の通りです。
- 水光注射
- ダーマペン
- マッサージピール
- ベルベットスキン
それぞれの治療方法について解説します。
水光注射
水光注射とは、真皮の浅い層(真皮浅層)に薬剤を直接注入する、韓国発祥の治療です。
成長因子・アミノ酸・ヒアルロン酸・抗酸化成分などの有効成分を皮膚へダイレクトに注入することで、様々な効果を期待できる施術です。
クレーター肌治療の場合、PRP(多血小板血漿)などの成分を注入します。
PRPを注入すると、クレーターができている真皮層も含めたターンオーバーの促進を期待できます。
水光注射の施術ページはこちら
ダーマペン
ダーマペンとは、極細の針で皮膚に刺激を与え、肌の再生力を高める施術のことです。
ダーマペンは何度かリニューアルされていますが、最新のダーマペン4には髪の毛よりも細い針が先端に16本も備わっており、最大深度3.0mmまで調整可能になっています。
部位に合わせて針を刺す深度を調整することで、真皮層にある線維芽細胞を効率よく刺激し、コラーゲンの生成を促進します。
治療時間も従来のダーマペンより短縮されているため、より少ない負担でクレーター肌の改善を目指すことが可能となっています。
ダウンタイムはありますが、肌の深部に直接刺激を与えられるぶん、高い即効性を期待できるところが特徴です。
ダーマペンについては、以下のページで詳しく紹介しています。
ダーマペンの施術ページはこちら
マッサージピール
マッサージピールとは、専用のピーリング剤をマッサージしながら浸透させ、コラーゲンの生成促進を目指す施術のことです。
ピーリングにはもともと表皮に堆積した古い角質を除去する作用があるため、ニキビや吹き出物ができにくい肌へと導く効果も期待できます。
ピーリング剤に使用される薬剤は美容外科ごとに異なりますが、古い角質の剥離やコラーゲンの増生に効果的な成分が使用されます。
針やメスを使う外科施術に比べると、肌や体にかける負担が少ないため、ダウンタイムがほとんど発生しないところが利点です。
以下のページでは、院長が実際にマッサージピールを試してみたブログを公開していますので、ご覧ください。
マッサージピールの院長ブログはこちら
ヴェルベットスキン
ヴェルベットスキンとは、前述したダーマペンとマッサージピールを組み合わせた施術です。
ダーマペンを使って表皮に微小な穴を開けた後、マッサージピールをなじませることで、皮膚の奥にまで有効成分を浸透させることが可能です。
ダーマペンによる刺激と、マッサージピールによる成分浸透のダブル効果で、単体よりも高い改善効果を期待できます。
ヴェルベットスキンについては、以下のページで詳しく紹介しています。
ヴェルベットスキンの施術ページはこちら
クレーター肌の治療を受けるときの注意点
クレーター肌の治療を受けるときの注意点は、以下の通りです。
- 日本形成外科学会の認定医がいるクリニックを選ぶ
- カウンセリングやヒアリングが丁寧なところを選ぶ
- 肌の乾燥を避けて保湿をかかさずに行う
- 術後肌に刺激を与えない
それぞれの注意点について解説します。
日本形成外科学会の認定医がいるクリニックを選ぶ
ダーマペンやマッサージピールはクレーター肌や皮膚の凹みに対して高い効果を発揮する反面、細心の注意が必要な施術でもあります。
患者さんの肌状態や悩みなどに合わせて適切な施術を行わないと、肌に赤みが残ったり、ダウンタイムが長引いたりすることがあります。
場合によってはほかの肌トラブルが発生することもあり、新たな悩みが増えてしまったというケースも少なくありません。
クレーター肌の施術を受ける際は、信頼できる安全な美容外科を選ぶことが何よりも重要なポイントです。
優良な美容外科を選ぶ際の基準として、一般社団法人日本形成外科学会に認定されているドクターが在籍しているかどうか調べるという方法があります。
日本形成外科学会では、独自の認定試験を実施し、合格者を形成外科専門医として認定する専門医制度を導入しています。[注1]
専門医として認知されるためには、2年にわたる初期臨床研修を修了した後、定められた研修カリキュラムによって4年以上の専門医研修を修め、かつ資格試験に合格しなければなりません。
[注1]一般社団法人 日本形成外科学会:形成外科/形成外科医とは
つまり、形成外科専門医の認定を受けたドクターは、一定の知識と経験を兼ね備えていることになります。
安全かつ適切な施術を受けたいのなら、形成外科専門医に認定されたドクターが在籍する美容外科を選ぶことをおすすめします。
日本形成外科学会 形成外科専門医制度で認定された専門医は、以下のサイトで確認できます。[注2]
[注2]一般社団法人 日本形成外科学:形成外科専門医制度で認定された専門医
カウンセリングやヒアリングが丁寧なところを選ぶ
クレーター肌の改善に効果的な施術は複数あり、それぞれ特徴やメリット、費用に違いがあります。
どの方法が適しているかは、クレーターの度合いや予算、施術への要望などによって異なるため、医師としっかり話し合い、自分に合った方法を選択することが大切です。
美容外科では事前にカウンセリングを行いますが、その際、こちらの悩みや要望をきちんとヒアリングしてくれるか、質問に対して丁寧に対応してくれるか、などをきちんと見極めましょう。
一方的におすすめの施術を押しつけてきたり、質問に対してきちんと返答してくれなかったりする医療機関は検討し直したほうが無難です。
肌の乾燥を避けて保湿をかかさずに行う
美容医療によってクレーター肌を治療できても、また肌トラブルを起こしてしまえば、クレーター肌に戻ってしまう可能性があります。
そのような事態を避けるためにも、肌の乾燥を避け、保湿を欠かさず行うことが重要です。
これらのケアはクレーター肌の再発を防ぐだけでなく、シワ・たるみなどのあらゆる肌トラブルを防ぐことにつながります。
術後肌に刺激を与えない
施術後の肌は通常よりもダメージに弱くなっています。
この状態でダメージを与えてしまうと、皮膚炎などのトラブルが起き、再びクレーター肌になってしまう恐れがあります。
そうした事態を引き起こさないためにも、術後は肌に刺激を与えないように注意しましょう。
クレーター肌に関してよくある質問
クレーター肌に関してよくある質問は、以下の通りです。
- クレーター肌は完治しますか?
- ニキビを潰すとクレーターができますか?
- クレーター肌治療のダウンタイムはありますか?
それぞれの質問にお答えします。
クレーター肌は完治しますか?
クレーター肌は正しい治療を行えば完治します。
クレーター肌を完治させるためには、症状に合わせて以下のような治療が必要です。
- フラクショナルレーザー
- ダーマペン
- ポテンツァ
- ピーリング
いずれの施術もレーザー・薬剤・針・高周波などによって、皮膚に軽度のダメージを与え、傷から立ち直るための「創傷治癒作用」を引き起こします。
この作用が起きると皮膚は新陳代謝が活性化し、表皮だけでなく真皮層でもターンオーバーを期待できます。
これにより、真皮層まで入り込んでしまったクレーターの解消を期待でき、クレーター肌の完治も期待できるのです。
ニキビを潰すとクレーターができますか?
ニキビを潰すことは、クレーターの原因になり得ます。
原因の1つは、ニキビを潰すことが皮膚によって強い刺激となり、その刺激で真皮層を傷つけてしまう可能性があることです。
もう1つの原因は、ニキビを潰すと細菌感染を起こしやすく、皮膚炎のリスクが高まることです。
皮膚炎が起きると、そのダメージが真皮層まで到達してクレーターができることがあります。
クレーター肌治療のダウンタイムはありますか?
クレーター肌の治療にもダウンタイムがあります。
ダウンタイムの長さや起きる症状は、治療の内容によって様々です。
例えばダーマペン4の場合、施術当日は顔が赤くなり、体質によっては3〜5日程度赤い方もいらっしゃいます。
お化粧・メイクは施術の翌日から可能です。
内出血が起こることもあり、この期間は1週間程度です。
このようなダウンタイムの症状が、施術ごとに見られます。
【まとめ】クレーター肌の原因と改善方法
クレーター肌の原因は様々ですが、どのような原因であっても完治を目指すことは可能です。
軽症の場合はセルフケアでも改善できる可能性がありますが、中等度以上の症状であれば、セルフケアで改善することは難しくなります。
そのような症状の場合は、美容医療の施術を受けることも1つの選択肢です。
美容医療では、水光注射やダーマペン、マッサージピールやヴェルベットスキンなどの様々な手法による治療が可能です。
これらの治療に対応していることに加え、日本専門医機構が認定する「形成外科専門医」が在籍しているクリニックであれば、適正な施術を期待できます。
当院・銀座マイアミ美容外科では、この形成外科専門医が美容整形の手術を行うことが特徴です。
また、上記の施術にも全て対応しており、患者様のお悩みや肌の状態に適した治療をご提案できます。
カウンセリングは医師が直接、じっくりと時間をかけて丁寧に行っています。
「クレーター肌を治したい」「皮膚の凹みを改善したい」とお考えの方は、ぜひ当院までご相談ください。
このコラムを監修したドクター
経歴
-
- 2011年
- 琉球大学 卒業
-
- 2012年
- 昭和大学藤が丘病院 初期臨床研修
-
- 2014年
- 昭和大学形成外科教室 入局
-
- 2015年
- 昭和大学病院形成外科 助教
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