陥没乳頭を自力で治すためのマッサージ方法を分かりやすく解説

乳首がへこんでいても、誰にも相談できず1人で悩んでいませんか?陥没乳首の症状がある方でも、乳頭マッサージで改善することがあります。マッサージにはいくつか注意点もあるため、事前に詳細を確認しておきましょう。また、どのようなタイプの人がマッサージで改善しやすいのかも解説しています。 乳頭マッサージで改善しにくいタイプの方が試したい解消法も併せて紹介していきます。

コラム
  1. 目次
  2. *陥没乳首とは?(特徴と原因)
  3. *陥没乳首改善のために乳頭マッサージは入浴中にやさしく行う
  4. *陥没乳頭のマッサージで注意すること
  5. *陥没乳頭は美容外科でも対処可能
  6. *まとめ

陥没乳首とは?(特徴と原因)

陥没乳頭は、疾患のひとつです。日本人は約3割が陥没乳頭だともいわれています。

乳首がへこんでいる状態が陥没乳首

陥没乳頭は、乳首がへこんだ状態のことをいいます。乳首がへこんだままだと授乳に支障が出るため、妊娠の可能性がある方は改善しなければいけません。また陥没乳頭だとゴミが溜まって不衛生になり、乳腺炎になるリスクもあります。

乳腺と乳管の発育でバランスが悪くなったため

陥没乳頭の原因は、乳腺と乳管の発達バランスが悪くなったため起こります。乳腺は乳汁を分泌する器官で、乳腺には乳汁を乳頭に運ぶ乳管もあります。思春期のはじめから乳管が発達し、思春期以降は乳腺組織が肥大します。
乳腺と乳管のバランスが悪く乳管の発育不全があることが、陥没乳頭の原因になります。

陥没乳首改善のために乳頭マッサージは入浴中にやさしく行う


陥没乳頭には、「真正陥没乳頭」と「仮性陥没乳頭」の2種類があります。指で刺激をすると乳頭が出てくる場合は仮性です。仮性陥没乳頭の場合は、マッサージや吸引で改善できます。

乳頭マッサージは、乳首を出やすくするのと、清潔を保つためにやります。入浴中であればマッサージと清潔を保つ2つの対策ができるのでおすすめです。赤ちゃんがおっぱいを飲みやすくするには、5mm以上の乳首の高さが必要になります。

乳頭マッサージは圧迫や伸ばすやり方

人差し指と親指を使って、乳首をつまみます。最初は、乳首の周りを指の腹を使って圧迫します。乳頭マッサージをはじめたばかりだと、乳首が硬く感じられることがあります。また乳首の刺激が強く痛みを感じる場合も、無理せず時間をかけてマッサージしてください。
圧迫する場所は、乳頭・乳輪部分です。場所や方向を変えながら、1か所につき3秒くらい圧をかけます。圧は十分に力が入る程度にやりますが、痛みや刺激がある場合は力を入れないでください。

乳首に圧をかけたら、指の腹を使って乳首をつまみ横や縦に伸ばします。指先でこよりを作るような感覚で乳首を横や縦に伸ばしていき、乳首が敏感で痛みを感じる場合は、圧をかけるところから慣らしてください。

陥没乳頭のマッサージで注意すること


陥没乳頭は授乳の支障になるため、妊娠中の方や妊娠を希望される方は、できるだけ早く治したいという気持ちが強いでしょう。しかし、妊娠中の乳頭マッサージは制限があるため、事前に注意事項を確認しておいてください。

妊娠中の乳頭マッサージは医師や助産師に相談してから

妊娠中は産後に向けて乳頭マッサージをしますが、はじめる時期は注意が必要です。乳頭マッサージをするとオキシトシンというホルモンが分泌しやすく、ホルモンの影響で子宮収縮を招く恐れがあります。妊婦さんの状態によっても乳頭マッサージをはじめる時期は異なるため、妊娠中の方は医師や助産師に相談してください。

妊娠初期のように子宮収縮を抑えたい時期はマッサージをできるだけ避けて、妊娠中期以降からはじめるのが一般的です。中期は乳首の汚れを除去する程度に留め、後期から本格的な乳頭マッサージをしていきましょう。
安定期に入れば流産のリスクは減りますが、乳頭マッサージでお腹の張りがあるようでしたら、医師の診察を受けてください。妊娠10ヶ月はいつ赤ちゃんが生まれてもよい状態ですから、乳頭マッサージを積極的にやっても問題ありません。

乳頭を石鹸で洗う必要はない

乳頭マッサージ中に汚れが気になるからといって、石鹸を使って洗う必要はありません。乳首は非常にデリケートな部分ですから、石鹸で刺激を与えるのは避けましょう。汚れが気になる場合は、ぬるま湯で洗い流す程度でかまいません。

白い塊があったらオイルをつけてやさしく除去する

乳頭がへこんでいる方は、へこみ部分に白い塊が見えることがあります。白い塊は乳汁が固まったものです。今まで妊娠の経験がない女性でも、乳汁の分泌が見られることがあります。また妊娠中の女性は乳腺が発達して乳汁が出やすくなっていますから、乳頭の詰まりを解消させておきましょう。乳頭の白い塊を見つけたら、オリーブオイルなどで10分くらい馴染ませると、入浴するだけで落ちます。

陥没乳頭は美容外科でも対処可能

仮性陥没乳頭でも症状がひどい場合、真正陥没乳頭の方は、美容外科での治療も考えてみてください。また乳腺炎を起こしている方も治療が必要です。病院では乳首の根元を切開し、乳頭を出やすくします。注意しないと乳管を切断する恐れもあるため、クリニック選びは慎重に行ってください。

まとめ

乳首のへこみがあっても、美容上の問題があるだけだと考えるかもしれません。しかし陥没乳頭は授乳や乳腺炎の原因にもなるため、マッサージでしっかり改善していく必要があります。症状によっては保険適用となり、病院での治療費の負担を軽減できるでしょう。