全切開 挙筋短縮
眼瞼下垂の手術です。保険診療の眼瞼下垂の手術では、審美的な目的は達成できませんが、当院では自由診療で眼瞼下垂の手術を行なっています。左右差を揃えたい、並行型にしたい、ナチュラルに形作りたい、若返った印象にしたい、など個々の患者さんの美容的、審美的な理想も叶えられるように配慮した手術が可能です。
施術料金:550,000円
全切開、挙筋短縮、局所麻酔が上記に含まれています。その他、血液検査11,000円(税込)必要な場合があります。


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施術内容
ご希望の二重の線をまずデザインします。デザインのところで皮膚を切開して、上眼瞼挙筋腱膜とミュラー筋という目を開ける筋肉を結膜から剥がします。そして、正しい位置(ホワイトラインの中央くらい)で瞼板という瞼の縁にある固い組織に糸で結びつけます。そうすることで、目を開ける力がダイレクトに瞼の縁に伝わるので簡単に目が開くようになります。この操作を挙筋短縮といいます。他に挙筋前転という方法がありますが、この方法は挙筋腱膜だけを糸でたくしあげるようにして瞼板に固定するだけなので、引き上げるパワーが挙筋短縮よりも弱いです。ですから当院では、挙筋前転というよりはよりしっかりとした挙筋短縮で眼瞼下垂を治療するようにしています。
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リスクや副作用
腫れやむくみなどのダウンタイムが1週間程度あります。内出血した場合は、2週間くらいで青あざがひきます。それまでは、お化粧で隠していただく必要があります。5日から7日で抜糸可能です。目の開きが良くなるので、ドライアイになる場合があります。その際は市販の点眼薬等で対応していただくことになります。次第に慣れてくることがほとんどです。目の開きが良くなるので、今までよりも涙の蒸発量が増えてドライアイになると考えられています。傷跡に関しては、半年くらいピンク色の線ですがお化粧で隠せる程度です。半年すると白から肌色の傷となります。痛みは痛み止めでコントロールできます。手術当日は、傷からの出血が見られることがあります。ごく稀に感染
この方は、中等度から少し重いくらいの眼瞼下垂でした。うっすら二重の線がついていますがほとんど一重の状態です。このような眼瞼下垂のかたは、埋没法では綺麗な二重瞼を作成することはできません。できないばかりか、すごく眠たげな目になってしまいます。なぜそのようになってしまうかというと、それは、二重がなんでできるかという理由を考えるとわかります。実は、目を開ける筋肉から繊維が皮膚に向かって伸びていて、目を開けた時にその筋肉が皮膚を引っ張り込むことで二重の線ができるのです。完全に一重のかたは、この筋肉の力が弱いことが多いです。したがって、皮膚を引き込む力が弱くて二重瞼になりづらいということです。挙筋短縮をすることで、瞼を引き上げる力が増します。そうすると、皮膚を引き込む力も増して、二重の線のところで癖がつくようになるのです。上眼瞼挙筋やミュラー筋の力が弱い状態で、埋没法をすると皮膚と筋肉は埋没の糸によってつながるのですが、筋肉が皮膚を引き込まないために二重の線はつくものの強く線がつかないため眠たげな目になってしまうのです。このかたは、挙筋短縮をしてしっかりと二重の線を作ったので、手術後は黒目の見える面積も広がり、二重もくっきりになりました。
施術内容の詳細
施術料金 | |
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全切開 | 330,000円(税込) |
挙筋短縮 | 165,000円(税込) |
局所麻酔 | 55,000円(税込) |
血液検査 | 11,000円(税込) |
上記以外に必要な費用はありません。