目尻切開のやりすぎで起こる問題は? 不自然な仕上がり防止の対策を紹介!
- 小野寺院長監修

- これから目尻切開を考えてるけど・・・
- やりすぎて不自然にならないか不安で決断できない
- 不自然な仕上がりにならないための判断基準を知りたい!
上記のお悩みにお答えできるよう、今回は「目尻切開をやりすぎた時に起こる問題」から「やりすぎ防止の対策・やりすぎた時の対処法」まで徹底解説していきます。
美容クリニックの施術ページを見る前に、チェックしておきましょう。

目尻切開のやりすぎで起こる問題
目尻切開をやりすぎた時に生じる可能性がある問題は、主に以下の通りです。
- 不自然な段差やまつ毛の生えない部分が生じる
- 通常は隠れている粘膜が目立つ
- ドライアイや結膜炎になる
それぞれの問題について解説していきます。
不自然な段差やまつ毛の生えない部分が生じる
目の縁にあるグレーライン(まつ毛が生えているピンク色のライン)は、目尻切開で広げた部分には存在せず、まつ毛も生えてきません。
少量の切開であれば違和感は目立ちにくいものの、切除範囲が広がるほど「まつ毛がない」という不自然な印象につながるリスクが高まります。
このような状態では、以下のような問題が生じることがあります。
- 目尻の皮膚に段差が生じて不自然さが残る
- アイラインを引いてもラインが途切れて見える
- まつ毛が欠けているように見えてメイクで隠しにくい
対処法としては、「アイメイクでラインを補う」あるいは「つけまつげで不足部分をカバーする」といった方法が挙げられます。
ただし根本的な改善にはならないため、状態によっては修正手術を検討するケースもあることを覚えておきましょう。
通常は隠れている粘膜が目立つ
目尻切開をやりすぎると、本来まぶたに覆われていて見えないはずのピンク色の粘膜部分が外に露出してしまうことがあります。
粘膜が目立つことで、具体的に以下のような見た目の問題が起こる可能性もあります。
- 白目部分が大きく見えすぎる
- 赤みのある粘膜が強調される
- 眼球と目尻が離れすぎて浮いた目元になる
こうした粘膜の露出はメイクでも隠しづらいため、仕上がりの自然さを求める場合には注意が必要です。
ドライアイや結膜炎になる
目元の皮膚やまぶたには、眼球を覆って保護し、細菌やゴミの侵入を防ぐ役割があります。
しかし、目尻切開をやりすぎると眼球の露出が増えると「乾燥」や「刺激」を受けやすくなるため、ドライアイや結膜炎を発症するリスクが高まります。
なお、ドライアイや結膜炎が疑われる主なサインは以下の通りです。
- 目の乾燥感や異物感が強い
- 充血やかゆみが長引いている
- まばたきの際に痛みや違和感がある
こうした症状が見られる場合は、自己判断で放置をしてはいけません。
施術を受けたクリニックや眼科で、早めに治療の相談をしましょう。

目尻切開のやりすぎ防止の対策方法
目頭切開をやりすぎないための対策方法は、主に以下の通りです。
- 自然さを優先して無理のない切開幅を選ぶ
- 目元の知識や施術経験が豊富な医師へ依頼する
- カウンセリングで仕上がりイメージを確認する
目頭切開の過剰切開で後悔しないためにも、それぞれの項目を最後までご確認ください。
自然さを優先して無理のない切開幅を選ぶ
目尻切開は「広げれば広げるほど良い」わけではありません。
顔全体や目元のバランスなどを考慮したうえで、自然に見える切開幅を選ぶことが重要です。
無理のない切開幅を判断するポイントを以下にまとめました。
- グレーラインが不連続にならないか
- 粘膜の露出が最小限に抑えられているか
- 目尻の下げすぎで「三白眼」に見えないか
- 正面・斜め・横から見たときのバランスが保たれているか
- 段階的に調整できるように「少し物足りない」程度のデザインか
仕上がりの自然さを最優先に、一度で欲張らず段階的に検討することをおすすめします。
目元の知識や施術経験が豊富な医師へ依頼する
目尻切開のやりすぎを防ぐには、目元の構造に詳しく、施術経験が豊富な医師に依頼することが欠かせません。
その目元施術が上手い先生を見極めるポイントを以下のまとめました。
- カウンセリングを担当医自身が行う
- 形成外科専門医の資格を持っている
- 他の施術との併用や修正にも対応できる
- 自身の理想に近い症例写真が掲載されている
皮膚の厚みやグレーラインの位置、粘膜の見え方は人によって大きく異なります。
経験豊富な医師であれば、こうした個人差を踏まえながら自然な仕上がりを実現し、万が一のトラブルや修正にも柔軟に対応できます。
これは、目元施術を数多く手がけてきた医師だからこそ可能な強みといえるでしょう。
カウンセリングで仕上がりイメージを確認する
目尻切開のやりすぎを防ぐには、施術前のカウンセリングで仕上がりイメージを医師と丁寧に共有することも欠かせません。
まずはカウンセリングを施術を担当する医師が直接行うクリニックを選び、以下のポイントを確認してみましょう。
- 症例写真を提示してもらえるか
- リスクやデメリットも含めて話してくれるか
- どの程度の切開で自然に見えるかを説明してくれるか
- シミュレーションを用いた仕上がりイメージの確認ができるか
上記のポイントを参考にして理想と現実の差をあらかじめ理解しておくことは、目尻切開による不自然さや後悔を防ぐためにも重要です。
さらに、カウンセリング中に疑問や不安を感じた際は、その場で質問して解消し、納得できる状態で施術に臨むようにしましょう。

目尻切開のやりすぎ修正は「美容外科トラブル外来」で相談を!
目尻切開を受けたあとに「切りすぎて不自然に見える」「修正したいけど誰に相談すればいいのか分からない」と悩んでいる方もいらっしゃるのではないでしょうか?
当院・銀座マイアミ美容外科では、そのようなお悩みに対応する「美容外科トラブル外来」を設けています。
当院の美容外科トラブル外来の「強み」や「特徴」は以下の通りです。
- 在籍医師全員が日本専門医機構認定の形成外科専門医[注]
- 院内カンファレンスで複数の医師による検討
- 修正手術を担当する医師に直接相談可能
- 修正費用も医師が責任をもって説明
- 大学病院や総合病院の紹介も可能
- 診断書や意見書の発行も可能
- 弁護士との協力も可能
当院ではカウンセラーを介さず、医師が直接ご相談から修正手術の対応まで担当いたします。
目尻切開で生じた不自然さや違和感をそのままにせず、まずはお気軽にご相談ください。

美容外科トラブル外来の詳細はこちら
[注] 一般社団法人 日本形成外科学会:形成外科 専門医制度
目尻切開のやりすぎに関するQ&A
目頭切開のやりすぎに関連してよくいただく質問は、以下の通りです。
- 目尻切開のデメリットとは?
- 目尻切開で後戻りする原因はなんですか?
- 目尻切開がおすすめなのはどんな人ですか?
それぞれの質問に回答していきます。

目尻切開のデメリットとは?
目尻切開は目元を大きく見せられる一方で、以下のようなデメリットもあります。
- ダウンタイム中の腫れや痛みなどで一時的に不快に感じる
- 一度手術を行うと元の状態に戻すことが難しい
- 目尻の皮膚が薄く傷跡が目立ちやすい
これらのデメリットには個人差があるものの、施術前に理解しておくことが大切です。
目尻切開で後戻りする原因はなんですか?
目尻切開は後戻りしにくい施術ですが、条件によっては元に近い状態に戻ってしまうこともあります。
後戻りが起こる主な原因は以下の通りです。
- 皮膚や粘膜が元に戻ろうとする力(瘢痕拘縮)が働く
- 抜糸までの期間に強い摩擦や刺激を受けた
- 縫合や固定が十分でなかった
後戻りには体質や自然な治癒過程に加え、医師の技術やダウンタイム中の過ごし方も影響します。
そのため、「経験豊富な医師による適切なデザインの選定」と「患者さま自身の丁寧なアフターケア」が重要です。
目尻切開がおすすめなのはどんな人ですか?
目尻切開は特に以下のような希望やお悩みを持つ方に向いています。
- 小顔に見せたい
- つり目に悩んでいる
- タレ目に悩んでいる
- 目の横幅を広げたい
- 優しい雰囲気の目にしたい
- 大人っぽい雰囲気の目にしたい
- カラコンやメイクが似合う目にしたい
ただし、誰にでも効果が出るわけではなく、まぶたの厚みや皮膚の状態によっては期待した変化が得られないこともあります。
そのため、施術を検討する際には必ずカウンセリングを受け、「自分の目元が目尻切開の適応にあたるか」を確認することが大切です。

【まとめ】目尻切開のやりすぎには注意!
今回は「目尻切開をやりすぎた時に起こる問題」や「やりすぎ防止の対策方法」について紹介してきました。
目尻切開は目の印象を大きく変えられる施術ですが、やりすぎると「不自然さ」や「術後のトラブル」につながるリスクがあります。
そのため、施術を検討する際には以下のような対策を意識しておくことが重要です。
- 自然さを優先して無理のない切開幅を選ぶ
- 目元の知識や施術経験が豊富な医師へ依頼する
- カウンセリングで仕上がりイメージを確認する
過剰な切開によるリスクを避けるためには、施術前の準備が欠かせません。
「やりすぎ」とはどういう状態なのかを具体的に理解したうえで、自分なりの判断基準を明確にした状態で施術を受けるようにしましょう。

[注] 一般社団法人 日本形成外科学会:形成外科 専門医制度
このコラムを監修したドクター

経歴
-
- 2006年
- 和歌山県立医科大学卒業
-
- 2006年
- 東京医科歯科大学附属病院 勤務
-
- 2008年
- 昭和大学形成外科教室 入局
-
- 2013年
- 昭和大学病院形成外科 助教
-
- 2015年
- 他院 大手美容外科入職
-
- 2018年
- 船橋眼瞼下垂クリニック 院長
-
- 2019年
- 銀座マイアミ美容外科SALONE
院長就任
-
- 2019年
- 医療法人社団形星会 理事就任
CONTACT
お問い合わせ
まずは無料のご相談から。
お気軽にお問い合わせください。
お電話でのご相談・ご予約はこちら
受付時間
10:00 - 19:00
OTHER
NEWS & COLUMNS
その他のお知らせ & コラム
すべて
お知らせ
コラム
-
【自分の陰嚢の大きさは普通?】袋の垂れが大きい男性に起こる問題と解決法
丸山院長監修
-
タレ目形成(グラマラスライン)の失敗例は?対策や対処方法を紹介!
小野寺院長監修
-
目尻切開のやりすぎで起こる問題は? 不自然な仕上がり防止の対策を紹介!
小野寺院長監修
-
目頭切開の失敗例は?対策や対処方法を徹底解説!
小野寺院長監修
-
鼻フル(鼻フルコース)の費用相場はいくら?値段比較時のチェックポイントを紹介!
新井先生監修
-
脂肪注入豊胸の持続期間は?長持ちさせる医師選びのコツも紹介!
幸地先生監修
-
豊胸の入れ替えや抜去が必要なケースは?タイミングや注意点も徹底解説!
幸地先生監修
-
小陰唇縮小で痛みが生じるタイミングは?麻酔法や和らげる方法も徹底解説!
幸地先生監修
-
M字リップ形成の失敗例とは?対策や対処方法も徹底解説!
小野寺院長監修
-
【自分の陰嚢の大きさは普通?】袋の垂れが大きい男性に起こる問題と解決法
丸山院長監修
-
タレ目形成(グラマラスライン)の失敗例は?対策や対処方法を紹介!
小野寺院長監修
-
目尻切開のやりすぎで起こる問題は? 不自然な仕上がり防止の対策を紹介!
小野寺院長監修
-
目頭切開の失敗例は?対策や対処方法を徹底解説!
小野寺院長監修
-
鼻フル(鼻フルコース)の費用相場はいくら?値段比較時のチェックポイントを紹介!
新井先生監修
-
脂肪注入豊胸の持続期間は?長持ちさせる医師選びのコツも紹介!
幸地先生監修
-
豊胸の入れ替えや抜去が必要なケースは?タイミングや注意点も徹底解説!
幸地先生監修
-
小陰唇縮小で痛みが生じるタイミングは?麻酔法や和らげる方法も徹底解説!
幸地先生監修
-
M字リップ形成の失敗例とは?対策や対処方法も徹底解説!
小野寺院長監修