鼻尖形成の失敗する事例は?原因と対策を解説
- 新井先生監修

団子鼻の解消など、美しい鼻先を目指せる手術として人気の「鼻尖形成」。
この鼻尖形成の手術に興味を持ちつつも「失敗したら怖い…」と迷っている方は多く存在します。
そのような不安を解消できるよう、本記事では鼻尖形成で失敗する原因と、失敗しないための対策を解説します。
「失敗しない鼻尖形成の手術を受けたい」と考えている方は、ぜひ参考になさってください。
また、当院では鼻整形の他院修正も行っています。

鼻尖形成の代表的な失敗事例
鼻尖形成の代表的な失敗事例は、以下の通りです。
それぞれの失敗事例について解説します。

鼻尖形成で後悔する原因は?後悔した時の対処方法&しないための対策も紹介
糸が出てきてしまった

「糸が出てきてしまう」というのは、鼻翼軟骨を引き寄せるために鼻の内部で使用された糸が、皮膚を突き破って外部に露出する状態を指します。
この糸はそのまま鼻尖に残り続けますが、糸を結ぶ位置が浅かった場合などは、皮膚の外に出てきてしまうことがあります。
基本的には、糸が外部に露出する可能性は低いです。
ただし、高い技術が要求されるクローズ法において、経験の浅い医師が執刀した場合に、糸が出てきてしまう可能性があります。
また、手術が問題なく成功しても、術後に患部が大きく動いてしまった場合などは、糸が外部に出てきてしまうケースも見られます。
糸が出てきてしまった場合は、自分でなんとかしようとせず、まずは担当医に相談するようにしましょう。

細菌に感染してしまった
先に説明した「糸が出てきてしまった」場合に、露出した糸が感染の原因になる可能性もあります。
また、鼻尖形成に限らず、切開を伴う手術には全て、細菌感染のリスクがあります。
当然ながら、手術で細菌感染を起こさないことは、全ての医師やクリニックにとっての基本です。
そのため、細菌感染が起きる確率は非常に低いですが、リスクはゼロではありません。
同じように細菌に感染した場合も、抵抗力の高さによって症状の有無が異なります。

ピンチノーズになってしまった
ピンチノーズとは、鼻先が洗濯バサミでつままれたように細くなった状態のことです。

鼻尖形成では団子鼻を解消するために鼻先の形を細く整えますが、その際に細くし過ぎてピンチノーズになってしまうことがあります。
また、鼻翼軟骨を糸で強く縛りすぎると、軟骨の自然な構造が潰れてしまう可能性があります。
術後のギプスによる過度な圧迫も原因となる場合があるでしょう。
もし著しく変形してしまった場合は、修正手術が必要です。
この手術は、単なるやり直しではなく、耳介軟骨や肋軟骨を用いた軟骨移植によって、鼻先にボリュームを与え、自然な丸みを取り戻します。
パロットノーズになってしまった
パロットノーズとは、鼻の先端がオウム(パロット)のくちばしのように、下に曲がってしまっている状態です。

鼻尖形成の手術でパロットノーズになる原因は、鼻の軟骨を過度に切除し過ぎた、大鼻翼軟骨を強く寄せ過ぎた、などです。
土台を失ったことにより、鼻先が重力で垂れ下がってしまうのです。
術後の腫れが著しい場合、パロットノーズのように見える場合もありますが、この場合は時間の経過とともに治まっていきます。
アップノーズ・豚鼻になってしまった
鼻尖形成は鼻先の形を整える手術であるため、それに失敗すると鼻先が様々な形に変化します。
そのパターンの1つとして、アップノーズ(豚鼻)もあります。
鼻尖形成は本来アップノーズの修正のために用いられることもある手術です。
しかし、医師の経験不足などが原因で失敗すれば、逆にアップノーズになってしまうことがあります。
アップノーズは、鼻中隔延長などの手術を行うことで修正が可能です。
自身の耳介軟骨や肋軟骨を鼻中隔に移植し、アップノーズを目立ちにくくします。
ただし、鼻中隔延長はより高度な技術が求められるため、経験豊富な医師に対応してもらうことが重要です。

鼻尖形成の効果を得られなかった

このような失敗については、実際に医師が失敗しているケースもあれば、手術自体は成功していたケースもあります。
手術自体は成功していた場合、医師と患者様との間での、事前の仕上がりイメージの共有が不足していたことが、主な原因です。
また、人によって皮膚の厚さや軟骨の強度も異なるため、事前の見極めやコミュニケーションが重要となります。
なお、切開せずに糸のみで行う「切らない鼻尖形成」は後戻りしやすく、軟部組織の除去を伴わない軟骨の縫合だけでは、十分な変化が得られないことがあります。
そのため、「効果を得られなかった」と感じてしまう原因にもなるでしょう。
鼻の穴の左右差や変形が生じてしまった
鼻の穴の形や大きさには、元々わずかな左右差があります。
しかし、その左右差が鼻尖形成の失敗によって、一定以上のレベルに達してしまう失敗例も見られます。

このような仕上がりを事前にデザインすることはないため、これらの失敗は単純に医師の技量が不足していたことが原因といえます。
例えば、鼻翼軟骨の不均等な縫合や、軟骨を移植する場合に移植軟骨の不適切な位置への固定が原因の一つと言えるでしょう。
また、移植された軟骨が土台となる軟骨を圧迫し、片側に傾いてしまうことで、二次的な変形を引き起こすこともあります。
修正手術を行っても、うまくいかないケースがあるため、左右差が生じてしまった場合は技術力のある医師に相談するようにしましょう。
鼻尖形成で失敗しないための対策
鼻尖形成で失敗しないための対策は、以下の通りです。
- 鼻尖形成の特徴を理解しておく
- 実績・評判が信頼できる医師に担当してもらう
- 医師に理想のイメージを正確に伝える
- 他の鼻整形の併用や変更を検討する
- アフターケア対応も確認する
それぞれの対策について解説します。
鼻尖形成の特徴を理解しておく
鼻尖形成がどのような手術なのか、どのような悩みや希望、鼻の形に適しているのかを、事前に理解しておくことが重要です。
これらの説明は、クリニックのカウンセリングで医師から伝えられることが多いです。
しかし、例えば鼻尖形成より適した手術があっても、医師がその手術に対応していない、もしくは得意ではないという可能性もあります。

自身の鼻に本当に適した手術を受けるためには、事前に鼻尖形成についてよく理解し、自身に適した施術かどうかを見極める必要があります。
実績・評判が信頼できる医師に担当してもらう
鼻尖形成の手術で一定の実績があり、評判が信頼できる医師であれば、安心して手術を任せやすくなります。
実績については、公式サイトに掲載されている症例写真が特に参考となるデータです。
症例件数の数字は事実かどうか判断しにくい部分がありますが、症例写真であれば実際に手術が行われたことがわかります。

評判については、SNSやGoogleマップ、美容医療のポータルサイトなどの様々な媒体で見ることが可能です。
ただ、これらの情報には一定の割合で「ステマ」などの投稿が混ざっている可能性があります。
そのため、内容や文章の自然さに加えて、アカウント自体の自然さや信頼性も含めて、評判をチェックするようにしましょう。
医師に理想のイメージを正確に伝える
どのような形の鼻を目指したいのかという理想のイメージを医師に正確に伝えることも重要です。
このイメージの共有ができていないと、手術が問題なく成功した場合も満足できないことがあります。

しかし、変化の大きすぎる手術はリスクがあるため、必ずしも理想のイメージ通りの鼻を目指せるとは限らないことを理解しておく必要があります。
他の鼻整形の併用や変更を検討する
目指す鼻の形や現在の鼻の形によっては、他の鼻整形の併用が必要になることもあります。
また、鼻尖形成が適した手術でない場合は、変更の検討も必要です。
事前に鼻整形について学んだ上で「鼻尖形成が適している」と考えられた場合も、医師が診察すると別の手術が適していることもあります。
美容整形で必要なことは手法にこだわることでなく、最終的に良い結果を手に入れることです。

アフターケア対応も確認する
万が一術後に合併症などが起きた場合のアフターケアの対応についても、確認しておくことが必要です。
例えば当院の場合、術後は時間外電話やLINEによって、24時間いつでも医師と直接連絡を取れる体制を整えています。
このような体制により、術後に万が一のトラブルが発生した場合も、鼻や皮膚へのダメージを抑えることを期待できます。

鼻尖形成で失敗したときの対処法
鼻尖形成で失敗したときの対処法は、以下の通りです。
- 担当医に相談して再手術を検討する
- 鼻尖形成の失敗修正は当院でも可能
それぞれの対処法について解説します。
担当医に相談して再手術を検討する

最初に担当医に相談すべき理由は、その手術の内容や失敗の原因などを、一番正確に把握しやすいためです。
しかし、担当医の経験不足やコミュニケーション不足で失敗した場合などは、その担当医に依頼したくないということもあるでしょう。
その場合は他の医師や他のクリニックでの再手術を検討しましょう。
鼻尖形成の失敗修正は当院でも可能
当院では、鼻尖形成の失敗の修正手術にも対応しています。
当院の場合、鼻尖形成の失敗修正は「鼻フルコース」のメニューでご対応可能です。

鼻尖形成の失敗の修正を図れるだけでなく、鼻全体を理想の形に近づけることも期待できます。
「鼻フルコース」のメニューの詳細については、以下の画像からご覧いただけます。
鼻尖形成の症例写真
当院で実際に行われた「鼻尖形成」の症例を紹介します。
理想とするイメージを伝える際にも役立つため、是非参考にしてください。
団子鼻の改善をご希望され受診されました。
団子鼻のみを改善したい場合、複雑な施術はしなくても先を細くする鼻尖形成の施術のみで正面から見た時もスッキリした鼻にすることができます。
抜糸:1週間後
リスク:後戻り・瘢痕・左右差・感染など
モニター価格:35万円
(税別、静脈麻酔代込)
団子鼻の改善をご希望され受診されました。
団子鼻のみを改善したい場合、複雑な施術はしなくても先を細くする鼻尖形成の施術のみで正面から見た時もスッキリした鼻にすることができます。
抜糸:1週間後
リスク:後戻り・瘢痕・左右差・感染など
モニター価格:35万円
(税別、静脈麻酔代込)
団子鼻の改善をご希望され受診されました。
団子鼻のみを改善したい場合、複雑な施術はしなくても先を細くする鼻尖形成の施術のみで正面から見た時もスッキリした鼻にすることができます。
抜糸:1週間後
リスク:後戻り・瘢痕・左右差・感染など
モニター価格:35万円
(税別、静脈麻酔代込)
鼻尖形成の症例につきましては、Instagramでも随時投稿していますので、合わせてご覧ください。
なお、カウンセリングでは公式サイトで紹介しきれない症例もご覧いただけますので、興味をお持ちいただけたら、ぜひ当院までご相談ください。
鼻尖形成の失敗に関してよくある質問
鼻尖形成の失敗に関してよくある質問は、以下の通りです。
- 鼻尖形成は後戻りしますか?
- 鼻尖形成のダウンタイムはどのくらい続きますか?
- 鼻尖形成のダウンタイム中の注意点はありますか?
それぞれの質問にお答えします。
鼻尖形成は後戻りしますか?
鼻尖形成は、手術が正しく行われていれば、基本的に後戻りしません。
しかし、手術の処置に間違いがあった場合や、医師の経験が不足していた場合などは、後戻りしてしまう可能性もあります。
また、通常の鼻尖形成と異なり、鼻の穴の中も含めて一切切開を行わない「切らない鼻尖形成」という施術も存在します。

こうしたトラブルによっても、鼻尖形成が後戻りすることがあります。
鼻尖形成のダウンタイムはどのくらい続きますか?
鼻尖形成のダウンタイムは、3日〜7日程度続きます。
軽い腫れは3日程度、軽いむくみは7日程度です。

傷跡については、クローズ法は鼻の中のみにできるため、外からは見えません。
オープン法の場合、鼻尖と鼻柱にピンク色の傷ができ、半年ほどで目立たなくなります。
鼻尖形成も含めた鼻整形のダウンタイムについては、以下のページで詳しくまとめています。
鼻尖形成のダウンタイム中の注意点はありますか?
鼻尖形成のダウンタイム中の注意点は、以下の通りです。
- ①:患部への強い刺激を避ける
- ②:腫れやかゆみがある時は冷やす
- ③:血行が良くなる行動を避ける
①については、強く押したりこすったりしないことはもちろん、寝る時にうつぶせ寝を避ける、メガネを長時間掛けないなどの点にも注意が必要です。

③については、入浴や飲酒、運動などを1週間程度避けます。
【まとめ】鼻尖形成の失敗例と対処法
鼻尖形成の様々な失敗は、信頼できる医師に手術を依頼することで防ぎやすくなります。
鼻尖形成の手術の経験や知識を十分に持つ医師であれば、まず手術自体の失敗が少なくなります。
それに加えて、イメージのずれが起きないようなカウンセリングや、鼻尖形成よりも適した施術の提案なども的確に受けられるでしょう。
そのような医師を探す際の基準の一つは、日本専門医機構が認定する「形成外科専門医」の資格の有無です。
この資格を持つ医師は、鼻尖形成に直結する形成外科の手術で、一定の知識を経験を有していると判断できます。
そして、当院はこのような形成外科専門医のみが鼻尖形成の手術を担当していることも特徴です。
カウンセリングではじっくりと患者様のお悩みをお聞きし、鼻の形やご希望に適したデザインをご提案させていただきます。

このコラムを監修したドクター

経歴
-
- 2013年
- 昭和大学医学部卒業
-
- 2013年
- 藤枝市立総合病院 初期研修医
-
- 2015年
- 昭和大学病院 形成外科入局
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