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【医師監修】豊胸の名医・上手い先生の基準について丸山先生にインタビュー

「豊胸の名医」を探していても、特定の医師を名医と断定することはできません。

そこでこの記事では、銀座マイアミ美容外科の丸山院長に「どういう医師を上手いと考えるか」という判断の基準をお聞きし、患者さんご自身で見極められる形にまとめました。

豊胸は、症例写真のどこを見れば上手さが判断できるのかも、手術のどの工程で差がつくのかも、患者さんからは見えにくい施術です。症例の見方から、仕上がりを分ける工程、注入量の考え方、カウンセリングで確認すべきことまで伺いました。

豊胸の名医を見極める3つの基準

  • シリコンバッグは体格に合ったサイズが選べているか、脂肪注入は定着とデザインができているかを症例写真で見る
  • 脂肪注入の適切量は片胸150〜200cc。量を増やすことよりもデザインが大事で、入れすぎはしこりの原因になる
  • ヒアルロン酸・脂肪・シリコンのすべてに対応でき、しこりの除去や抜去といった修正まで診ている医師を選ぶ

この記事でお話を伺った医師

銀座マイアミ美容外科 院長 丸山直樹

銀座マイアミ美容外科 院長

丸山 直樹 Naoki Maruyama

日本専門医機構 形成外科領域専門医 / 医学博士 /
昭和大学藤が丘病院 形成外科兼任講師

ばれない豊胸
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豊胸の名医とは|症例を見て「上手い」と感じるポイント

豊胸をした方の症例を見て「これを施術した医師は上手い」と感じるとき、どこを見てそう感じますか。

シリコンバッグは「サイズ選定」と「動きのある胸」

丸山先生

シリコンバッグ豊胸の症例で上手だなと思う先生の特徴は、まず自然に仕上げられることです。自然というのは、ひとつは体の大きさに対するシリコンのサイズ選定が上手いということ。

体の大きさに対してシリコンを大きくしすぎると、縁がはっきり見えてしまったり、明らかに不自然な盛り上がり方をしてしまいます。

もうひとつは、動きのある胸が作れることです。立った時は立った形になり、仰向けに寝た時には横に流れるような作り方ができる先生は上手いと思います。

シリコンだと仰向けになった時に上を向いたまま固まってしまいがちですが、自然な胸のように横に流れる動きを再現できる先生の手術跡を見ると、上手だなと感じます。

仰向けで固まる胸と、横に流れる胸の差は「剥離範囲」

仰向けで上を向いたまま固まってしまう胸と、自然に横へ流れる胸とでは、どこで差がついているのでしょうか。

丸山先生

バッグを入れるための剥離範囲、つまり組織を剥がして作る隙間の作り方で差がつきます。隙間をキツキツに作ってしまうとバッグが動かなくなりますが、適切に広く作ってあげることで、中でバッグの形が変化して自然な流れが生まれます。

逆に広げすぎても困るので、患者さんの体格に合わせてどこまで剥がすかを計画し、見極める技術が必要です。また、極端に大きすぎるバッグを選ぶと動くスペースがなくなってしまいます。

ナチュラルさを希望される場合は、体格に合った適切なサイズを選ぶことが大切です。

脂肪注入は「定着」と「デザイン」

丸山先生

脂肪豊胸の症例で言うと、まずビフォーアフター写真で定着が良いこと。これは入れ方が上手いということです。

次に、胸の形を綺麗にデザインできること。形が綺麗になることで、結果的に大きく見せることができます。

具体的には、斜めから見た時にデコルテからバストトップにかけてのくびれや削げ感をしっかりなくせていること、前から見た時に体の外側のラインよりも胸がはみ出して見えるように作れていることです。

それから、下乳にしっかり脂肪を入れられること。下乳に入れるのは結構難しいのですが、そこにもしっかり脂肪を注入できる先生は上手いです。

もともと胸が凹んでいる方の凹みを治しつつ、さらにその上に綺麗な胸を再現できる先生も本当に上手だと感じます。

上手い仕上がりを見分けるポイント

  • 体格に対してサイズが大きすぎないか/縁が見えていないか(シリコンバッグ)
  • 立位と仰向けで形が変わる「動き」があるか(シリコンバッグ)
  • 定着が良いか/デコルテの削げ感が消えているか(脂肪注入)
  • 前から見て体の外側のラインより胸がはみ出しているか/下乳に入っているか(脂肪注入)

症例数と資格は、豊胸の上手さとどう関係するのか

脂肪注入やヒアルロン酸注入、シリコンバッグ、修正などを含めて、これまで何件くらいの施術を行ってきましたか。やはり症例数が多い医師の方が施術は上手ですか。

症例数は必要だが、それだけでは決まらない

診察の様子を説明する丸山院長

丸山先生

2017年5月から2026年9月11日現在のところで、私自身、豊胸の手術は1,634件行ってきました。クリニック全体では1万件以上です。開業する以前の分も入れると、おそらく2,000件程度の豊胸手術をしていると思います。

やはりある程度症例数が多い医師の方が手術は上手です。ただ、数が多ければいいというものではなくて、元々の素質やセンスも関係します。

やればやるほど上手になるかというと、いくらやっても下手なままの先生もいらっしゃると思います。ただ、もともとセンスや素質がある人がたくさんの症例数をこなすと、上手くなります。

銀座マイアミ美容外科では、そもそも形成外科の専門医の先生にしか手術を許していません。最初の頃は僕も一緒に手術に入り、サポートしたり教えたりしながら手術を進めることになりますが、皆さんだいたい100例程度手術を経験すると、だいぶ上手になられます。

「センス・素質」とは、立体的な空間把握と造形の能力

その「センス・素質」とは、具体的にどういうものを指しますか。

丸山先生

立体的な空間把握能力と、それを頭の中でイメージして造形できる能力だと思います。美容外科は無いところから作ったり、かさ増しして形を補正したりする作業なので、彫刻や粘土細工のような芸術的なことが得意な人は上手いかもしれません。

具体的には、この胸の状態に対して、どの位置にどれだけの量の脂肪やバッグを入れればどういう形になるかという「アフター像」を正確に予想できる能力ですね。自分の中でアフター像が理解できていないと、そもそもバッグのサイズも決められません。

その技術やイメージ力は、数をこなすことで上達していくものでしょうか?

丸山先生

自分がやった結果を評価してトライ&エラーを繰り返せば、基本的には誰でも上手くなっていきます。ただ、人間の体でエラーはできないので、医師の指導は僕がしっかりサポートしながら行います。

それでも本当に向いていないと感じる医師には、事故を起こす前に「美容外科は向いていないから、元々の形成外科に戻りなさい」とはっきり伝えます。

形成外科専門医はスタートラインに過ぎませんので、適性がないままトラブルを起こすより、正直に伝えるのが指導者としての責任だと思っています。

形成外科専門医などの資格や肩書は、豊胸の上手さとどう関係しますか。資格を持っている医師の方が施術が上手いと判断しても大丈夫ですか。

形成外科専門医は必須。差が出るのは合併症が起きたとき

丸山先生

豊胸術でも他の手術でも、美容外科の手術というのは形成外科専門医資格を持っていることが必須だと僕は考えています。

形成外科専門医は、専門医を取得するまでに手術の質や数に関する一定の基準が設けられていて、それをパスしないと取得できませんし、筆記試験や面接試験もあるため、知識と技術がある程度担保されています。

形成外科は体のパーツを扱う外科であり、体の解剖学的な構造や性質を一番理解していると言っていい科です。体の構造や性質を理解した上で豊胸手術を行うのと、そういったことを知らないまま上辺だけの知識で行うのとでは、雲泥の差があると思っています。

特に、万が一合併症が生じてしまった際に、形成外科専門医として経験を積んできた医師でないと対処法に差が出てきます。

そもそも我々は、乳がんや感染症、怪我などで胸を失ってしまった方の胸を再建してきた医師たちです。そういった知識や経験がないと、感染が起きたときや、しこりができてしまったときの対応ができないと思います。

上手さが出る工程|脂肪注入とシリコンバッグ

脂肪注入での豊胸のなかで、仕上がりを分けるのはどんな工程ですか。またシリコンバッグの時はどうですか。

脂肪注入は、吸引した脂肪の「質」から決まる

丸山先生

まず脂肪吸引ですね。脂肪吸引の時に良質な脂肪を取らないといけません。血液を多く含んでしまったり、皮膚のコラーゲン繊維を多く含んだような脂肪を取ってくると、取ってきた脂肪の質が悪いんですね。なので、純度の高い脂肪を吸引できるテクニックが大切です。

そのためには、チュメセント法といって、脂肪組織の中にきちんと局所麻酔と止血剤の入った液を注入するところが大切で、目的とする脂肪層を吸いやすくします。

脂肪吸引はシリンジ法というのが一番体にも脂肪にも優しいのですが、注射器にカニューレを付けたもので、注射器を引くことによって中に脂肪が入ります。

それを行う時も、筋膜直下をこすりすぎたり皮膚の裏側部分をこすりすぎたりすると、血や不純物が入りやすくなってしまうので、ドンピシャで目的とする脂肪層の中をカニューレ操作することが大事です。

脂肪を注入する場合はコールマンテクニックという方法に準じて行います。

だいたい10cmくらいの長さのところに直径2mmの線を置いてくるような形で注入していくのですが、当院ではさらにそれを細かくして、20cmくらいの長さで直径2mmくらいのスパゲッティの麺を置いてくるようなイメージで、線を重ねて立体を作るように注入をしています。

その方の胸をデザインする時に、ただ漫然と全体的に入れるのではなくて、例えば胸の上の削げているところが強い場合はそこに集中して少し多めに入れたり、左右差がある場合は片方を多く、片方を少なくといった調節をしたりします。そういったデザインを考えて注入するという工程がとても大事ですね。

皮下に入れる場合はシート状に入れることを意識する、筋肉の中に入れる場合は筋肉の立体を意識して筋肉全体にまんべんなく入れるなど、入れる場所によっても脂肪の入れ方が多少異なってくるので、その場所に応じた入れ方の設計をするというのもとても大事です。

シリコンバッグは、選定・入れる層・剥離の正確さ

丸山先生

シリコンバッグに関しては、まず体に合ったシリコンバッグを選定するところから大切ですね。

体の大きさに対して大きすぎるようなバッグを入れた場合は、そもそも設計の時点で間違っていて、目立ちやすい形になってしまいます。

入れる場所に関しては、乳腺下、筋膜下、大胸筋下、デュアルプレーンという方法がありますが、その方の元の状態を見極めた上で適切な層に入れるというプランニングも、仕上がりを分けるのにとても大事です。

シリコンバッグ豊胸の施術方法

基本的には大胸筋下、またそこから派生したデュアルプレーンに入れる方が安全性は高いです。

そして、目的とする層を正確に見極めて、正確に剥離することです。バッグを入れる場所は剥がさないといけないので、例えば大胸筋下であれば正確に大胸筋下を剥がすというテクニックもとても大事です。

剥がす時に正しい層に入っていれば、あまり出血しないんですよ。なので出血させないということも結構大事で、シリコンバッグを入れた時にその周りにたくさん血が溜まってしまうと、それが分厚いカプセルを作る原因になってしまったり、何十年も後のカプセル拘縮の原因になってしまったりします。なるべく出血を少なく、正しい層にシリコンバッグを入れることが大事になってきます。

当院の豊胸の症例

豊胸の症例(術前・術後)

【施術名】ばれない豊胸【費用】330,000円〜550,000円(税込)※脂肪吸引代、脂肪注入代、静脈麻酔代含む【副作用・ダウンタイム】傷跡:脂肪注入箇所は脇の下のシワの中に2から3mm程度。3ヶ月くらいで目立たなくなります。 脂肪吸引する箇所は4から5mm程度。1年くらい茶色ですが、いずれは肌色から白になります。 お尻の下のシワの中など、目立たない箇所から脂肪吸引をします。 痛み:筋肉痛の様な痛みで、3から4日痛み止めを内服します。 内出血:平均2週間程度、脂肪吸引箇所と胸に青あざ(内出血)ができます。 感染:700人に1人ほどの確率(2020年時点)で、手術後に感染をします。 傷が感染した場合は、抗生剤の点滴をしたり傷を洗ったりすることで、1週間ほどで治ります。 シコリ:現時点でシコリを生じたケースはありませんが数千人に1人ほどの確率で起こりうると思います。 手術が原因の合併症が起こった場合は、当院で責任を持って治療をいたします。

注入量とバッグサイズの決め方

注入量やバッグのサイズは、何を見て決めていますか。上手い医師ほどこれを見ている、といったものはありますか。

脂肪注入は片胸150〜200cc。量よりデザイン

丸山先生

脂肪注入の適切量は片胸150〜200ccで、どんなに多かったとしても250ccくらいまでにしておく方が良いです。元々の胸のサイズが大きい人はたくさん入りますが、元の胸のサイズに対して入れすぎるとしこりの原因になってしまったりします。

脂肪注入に関しては注入量が適切であることが大前提ですが、やはりデザインをして大きく見える形に仕上げることが、注入量の多さよりももっと大事なことだと考えています。

左右の胸の左右差の程度を見極めることも大切で、注入できる脂肪の量は決まっています。そのため、左右差を調整しつつ両胸をバストアップするためには、どのような配分で脂肪注入をするべきか。これを的確に判断できる人が「上手い医師」と言われます。

「バレない豊胸」に行き着いた理由

これまで豊胸の手術を約2,000件手がけてこられたなかで、昔と今とで「上手な豊胸」に対する考え方が変わった部分はありますか。

丸山先生

経験を積めば積むほど、僕が2017年に考案した「バレない豊胸」、400ccの脂肪を吸引して200ccずつ胸に配分するメニューがベストだと実感します。

昔の美容業界では、両方の太もも全体から2Lもの脂肪を吸引して大量に捨て、脂肪吸引の費用を稼ぐような手法が横行していました。脂肪吸引で取る量を多くすればするほど、脂肪吸引代を稼げたからです。

しかし患者さんがしたいのは脂肪豊胸であって、無駄に多く脂肪吸引されたいわけではありません。胸に必要な量だけ取れればいいですし、その方が何回もできますし、残った脂肪は他のアンチエイジングにも使えます。最小限の脂肪吸引量で豊胸してあげる方が、手術後も楽です。

200ccという量に行き着いたのは、コールマンテクニックに準じて胸全体に丁寧に注入する場合、定着率が高くしこりにならない限界量が片胸150〜200cc程度だからです。

初期の頃は80ccにしてみたり100ccにしてみたりということもありましたが、すぐに200ccというところに落ち着きました。入れすぎてもしこりになりますし、逆に入れなさすぎても変化が少ない。そのいいところを狙ったのが150〜200ccです。

一度に入れすぎた場合のリスク

  • 一度に300〜400ccなど過剰に注入すると、しこりや感染、変形のリスクが非常に高くなる
  • 目立つしこりができる方が5人に1人以上になることもある
  • しこりができると、除去や修正が必要になったり、変形や硬さ、感染につながることがある

1回で大きくしたいという希望にどう向き合うか

丸山先生

1回で大きくしたいと思っている患者さんは一定数いらっしゃいますが、それは医学的には正しくないということをちゃんと教えてあげないといけません。

知識のない方にお医者さんも同調してしまうのは良くないと思っています。医学的に正しい方法を教えて、正しく導くのが医師の役割だと考えています。

シリコンバッグは計測とサンプルで決める

丸山先生

シリコンバッグのサイズは、胸の横幅と縦幅、胸郭から突出している高さを測って決めています。

一番わかりやすい方法は、サンプルを下着と胸の間に挟んでボリューム感を確かめ、好みのボリューム感を選んでもらうことです。

また、乳房の垂れ具合で、あまり下垂が強い人にはシリコンバッグは向かないので、軽度の下垂くらいまでをシリコンバッグの適応にするというような、見抜く目が大事かと思っています。

医師の力量が問われるケース|痩せ型と胸郭の変形

痩せ型の人は脂肪注入での豊胸手術は対応が難しいという話がありますが、名医と呼ばれる医師はそのような患者さんに対してどのように施術を選択することになりますか。

痩せ型ほど、脂肪豊胸が適応になる

丸山先生

痩せ型の人であればあるほど、やはり脂肪豊胸という選択肢が適応となってきます。

「痩せているのに脂肪豊胸?」と矛盾を感じるかもしれませんが、大体の痩せ型の方は脂肪豊胸ができるだけの脂肪を吸引できます。

痩せている方は皮下脂肪が少ないため、シリコンバッグを入れるとバッグの輪郭が浮き出て目立ってしまいます。その点、脂肪豊胸であれば皮下脂肪が少ない胸に対して自然な仕上がりを形成できます。

したがって、痩せ型の方へのファーストチョイスは脂肪豊胸です。さらにボリュームを出したいと考えている方には、脂肪注入とシリコンバッグを組み合わせたハイブリッド豊胸を選択していく形になります。

痩せた方からでもしっかりと脂肪吸引・脂肪注入を行い、さらにバストアップを希望される方にはシリコンバッグも併用したハイブリッド豊胸まで対応できることこそが、名医と呼ばれる医師の技術力だと思います。

胸郭に変形がある方は、補正した上で胸を作る

形成外科専門医の先生でも「この方の豊胸は難しい」と感じるのは、どのような状態のときですか。

丸山先生

乳がん後の再建などを除くと、胸郭に変形がある方は難しいですね。

例えば漏斗胸のように上が凹んでいる方の場合、その凹みを補正した上で、その上に胸を作らなければなりません。

また逆に、鳩胸で胸骨の前が出っ張っている人は、おっぱいが離れやすいので、綺麗に谷間ができるよう工夫して盛り付ける必要があります。変形の程度もさまざまで、弱い変形の方は多少あってもあまり支障ありませんが、しっかり凹んでいる方は綺麗に作るのが大変です。

変形が強い場合は1回で注入できる脂肪の量に限度があるため、初回で凹みの補正プラスα程度にとどめ、2ヶ月以上空けて2回目の注入を行うなど、回数が必要になることもあります。

シリコンだけだと全体が一様に大きくなるため、凹みを埋めつつ大きくするというのは難しいです。そのため、凹み部分は脂肪注入で埋め、全体の大きさをシリコンで作るようなハイブリッド豊胸を提案することもあります。

「取る・直す」手術を扱っているかどうか

豊胸には、しこりの除去や、他院で入れたシリコンバッグの抜去といった「取る・直す」手術もあります。こうした手術を扱っているかどうかは、医師を選ぶうえで判断材料になりますか。

修正まで対応できる施設のほうが当然良い

丸山先生

豊胸の手術だけをしているという医療施設よりは、もししこりができてしまったり、シリコンバッグの瘢痕拘縮が起こってリップリングなどの変形が起こったりした時に、バッグの除去や部分的な修正のような手術もきちんとできる医療施設のほうが、当然良いと思います。

修正まできちんとできる医師に依頼しないと、万が一しこりが発生したり、瘢痕拘縮でバッグの拘縮や破損が起こってしまったような時に、きちんと対処してもらえません。

当院で対応している「取る・直す」手術

患者さんが豊胸の名医を見極める方法

もし自分が豊胸を受ける立場にあったとしたら、何を基準に医師やクリニックを選びますか。

ガイドラインの3つの術式がすべてできるクリニックを選ぶ

丸山先生

日本形成外科学会の美容外科ガイドラインにある豊胸手術は、ヒアルロン酸豊胸、脂肪豊胸、シリコンバッグ豊胸の3つです。

つまり豊胸手術はこの3つが主な方法で、それ以外は特にガイドラインには載っていません。

そのため、豊胸手術を受ける立場だとしたら、この3つすべてを行っているクリニックをまず選んだ方がいいです。

例えば、ヒアルロン酸しかやっていないところに行けばヒアルロン酸しか勧められませんし、シリコンバッグしかしていないところであれば脂肪豊胸は勧められません。

当然、ハイブリッドという方法も選択肢に入りません。すべての施術に対応できた上で、何がその人にとって適切かを判断できる医師の診察を受けるべきだと思います。

脂肪幹細胞豊胸やその他の専門的な機械を使った脂肪豊胸ができるクリニックというのも、より望ましいとは思います。

ただ必ずそれがないといけないというわけではないので、まずはガイドラインに載っている治療が全部できるクリニックに相談したらいいでしょう。

超音波診断装置(エコー)があるかどうか

丸山先生

さらに、合併症に関してもきちんと対応できるクリニックに依頼しないといけないので、最低限、超音波診断装置でのエコー検査ができるクリニックじゃないと選ぶべきではないと思います。

豊胸手術の合併症の主なものとして、感染症や脂肪壊死、しこりなどが挙げられますが、これらは初期の段階でエコー検査によって診断が可能です。

また、しこり等の除去を検討する際や、ヒアルロン酸を溶解するような際にもエコー検査が有用で、手術の補助として使います。最低限、エコー検査ができないと、きちんとした合併症に対する診断や治療ができません。

カウンセリングで必ず確認すべき3つのこと

豊胸において上手い医師かどうかを見極めるために、カウンセリングで必ず確認すべきことを3つ挙げるとしたら、何ですか。

丸山先生

まず、豊胸に関わるすべての手術ができるかどうかを聞いてみてください。全ての手術の良し悪しを知っていないと、正しく適応を決められないからです。

次に、今までの経歴や資格を聞いてみてください。形成外科専門医であることは必須ですが、これまで大学病院や総合病院等で、乳がんの再建等にも携わってきているかどうかも尋ねてみてください。

最後に、合併症が生じたときの対応について尋ねてみてください。説明がしどろもどろになったり、具体的な検査や治療を説明できない方の場合は要注意です。

カウンセリングで聞くべき3つの質問

  • 「豊胸に関わるすべての手術ができますか」── 適応を正しく決められるか
  • 「これまでの経歴と資格は」── 形成外科専門医か、乳がん再建に携わってきたか
  • 「合併症が起きたらどう対応しますか」── 具体的な検査と治療を説明できるか
銀座マイアミ美容外科のカウンセリングルーム

カウンセリングルームの一つ。形成外科専門医(日本専門医機構認定)が無料でカウンセリングを行っています。

豊胸の名医選びでよくある質問

症例数が多い医師を選べばよいのでしょうか。
症例数がある程度多い医師のほうが上手いものの、数だけでは決まらず、元々の素質やセンスも関係するとのことでした。センスや素質がある人が症例数をこなすと上手くなる、というのが丸山先生の見解です。
脂肪注入の量は多いほうが大きくなりますか。
適切量は片胸150〜200ccで、多くても250cc程度までとのことでした。入れすぎるとしこりの原因になり、量を増やすことよりもデザインで大きく見える形に仕上げることのほうが大事だと語られています。
痩せていても脂肪豊胸はできますか。
痩せ型の方ほど脂肪豊胸が適応になるとのことでした。大体の痩せ型の方は豊胸に必要なだけの脂肪を吸引でき、皮下脂肪が少ない方はシリコンバッグだと輪郭が浮き出てしまうためです。
クリニックを選ぶとき、設備で見ておくべきものはありますか。
最低限、超音波診断装置でのエコー検査ができることを挙げられています。感染症や脂肪壊死、しこりといった合併症は初期段階でエコーによって診断が可能で、しこりの除去やヒアルロン酸の溶解の際にも使うとのことでした。

形成外科専門医(日本専門医機構認定)が無料でカウンセリングを行っています

本記事は自由診療に関する情報です。効果には個人差があり、リスク・副作用が生じる可能性があります。

このコラムを監修したドクター

丸山 直樹

銀座マイアミ美容外科 院長

丸山 直樹 Naoki Maruyama

日本専門医機構 形成外科領域専門医 / 医学博士 /
昭和大学藤が丘病院 形成外科兼任講師

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経歴

  • 1978年
    愛知県豊橋市生まれ
  • 2004年
    昭和大学医学部卒業
  • 2004年
    聖隷浜松病院 勤務
  • 2007年
    昭和大学形成外科学教室 入局
  • 2013年
    昭和大学藤が丘病院形成外科 講師
  • 2014年
    他院 大手美容外科 入職
  • 2015年
    同院 統括院長就任
  • 2017年
    銀座マイアミ美容外科 開院
  • 2018年
    医療法人社団形星会 理事長就任

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