豊胸後の授乳は可能?手術後の母乳への影響やリスクを解説!
- 小野寺院長監修
一度の施術で、すぐに理想のバストに近づける「豊胸」。
クリニックの技術も年々向上しており、シリコンバッグなどの製品の品質も向上し、多くの女性にとって以前より身近な施術となっています。
しかし、これから妊娠を考えている女性の場合は「豊胸をした後で授乳はできるのか」という点が気になるでしょう。
また「授乳ができても何らかのデメリットはあるのか」「安全に施術を受けるためにはどうすればいいか」なども、気になる点かと思います。
本記事では、このような「豊胸手術の授乳への影響」について、詳しくまとめていきます。
妊娠前に豊胸を考えている女性は、ぜひ参考になさってください。
目次
脂肪注入豊胸は基本的に授乳への影響は少ない
脂肪注入豊胸の場合、基本的に授乳への影響は少ないといえます。
理由は、乳腺自体には脂肪を注入せず、あくまで乳房のみに注入を行うためです。
脂肪注入以外の、シリコンバック豊胸やヒアルロン酸豊胸などの施術については、極めて稀に授乳に影響することがあります。
妊娠中や授乳中に乳腺炎になった場合、その炎症がバッグやヒアルロン酸に波及するケースがあるためです。
そのようなケースでは、追加の治療が必要となることもあります。
授乳への影響を可能な限り抑えて豊胸施術を受けたい場合、脂肪注入豊胸が有力な選択肢といえるでしょう。
豊胸後の授乳で懸念されること
豊胸後の授乳で懸念されることは、豊胸の手法によって異なります。
ここでは、以下の3種類の手法それぞれで、懸念されることを解説します。
- 脂肪注入豊胸の場合
- シリコンバッグ豊胸の場合
- ヒアルロン酸豊胸の場合
脂肪注入豊胸の場合
前述の通り、脂肪注入豊胸で授乳に影響が出ることは、基本的に少ないといえます。
しかし、それは適量を注入した場合に限られます。
一度に大量の脂肪を注入してしまった場合、一部の脂肪には酸素や栄養素が十分に行き渡りません。
そのような脂肪は定着せずに体内で異物となり、部分的に壊死してしまう可能性もあります。
壊死した脂肪は炎症を引き起こす・硬いしこりになるなどのリスクもあります。
授乳期の乳房・乳腺の炎症は主に乳腺炎ですが、乳腺炎でも授乳をできなくなるわけではありません。
しかし、授乳できなくなるケースもあることや、授乳ができても痛みや熱感などの症状を伴うことが多い点に注意が必要です。
しこりについては、それ自体がただちに悪影響を及ぼすことは少ないといえます。
しかし、しこりは乳腺炎や乳管閉塞、良性腫瘍や悪性腫瘍の症状というケースもあります。
脂肪注入によってしこりができると、これらの症状の発見が遅れるリスクもあるため、注意が必要です。
炎症・しこりといういずれのリスクについても、脂肪を一度に大量に注入しない限りは、起こりにくいリスクといえます。
このため、脂肪注入で豊胸を行う場合は、一度に大量に注入せず、医師とよく相談して適量の注入を行うようにしましょう。
シリコンバッグ豊胸の場合
シリコンバッグ豊胸の場合、バッグの破損が原因で炎症が起こることが懸念されます。
近年のシリコンバッグは耐久性も考慮して設計されているため、授乳期に乳腺が発達して大きくなっても、破損することは考えにくいです。
しかし「カプセル拘縮」を起こしてシリコンバッグを覆う被膜が厚くなった場合、その被膜の力によって変形して、破損する可能性もゼロではありません。
万が一破損を起こした場合は、バッグの中身のシリコンジェルが漏れ、これが原因で炎症を起こすリスクも考えられます。
この場合、炎症によって腫れや痛み、皮膚のただれなどの症状が起こり得るため、注意が必要です。
ヒアルロン酸豊胸の場合
ヒアルロン酸豊胸では、脂肪注入と同様に「炎症・しこり」の発生が懸念されます。
炎症が発生する原因は、主に以下の通りです。
- ①:ヒアルロン酸製剤の管理が不十分だった
- ②:粗悪な製剤を使用していた
- ③:医師の技術が未熟だった
- ④:器具・設備の清潔が十分に保たれていなかった
- ⑤:ヒアルロン酸の注入量が多過ぎた
①や②のようなケースでは、ヒアルロン酸が注入部位から乳腺や乳管に流れ、炎症を引き起こしてしまうことがあります。
③のケースでは、医師が注入時に乳房を必要以上に損傷させるなどの原因で、炎症が起こり得ます。
④も当然、感染症などの炎症の原因となるパターンです。
⑤については注入量が多いほどしこりもできやすくなります。
しこりについては注入量も含めて問題のないヒアルロン酸豊胸でも、一定の割合で起こり得ます。
脂肪注入と同様、しこり自体は授乳に直接悪影響を与えるものではありません。
しかし、乳腺炎などの症状と混同しないように、注意することが必要です。
豊胸による授乳へのリスクを抑える方法
豊胸による授乳へのリスクを抑える方法は、以下の通りです。
- 実績と経験が豊富な医師のいるクリニックを選ぶ
- 授乳に与えうる影響について十分に確認する
- 卒乳後に豊胸手術を受ける
実績と経験が豊富な医師のいるクリニックを選ぶ
豊胸手術に関して実績と経験が豊富な医師のいるクリニックを選べば、ここまで解説してきた様々なリスクを軽減可能です。
医師に十分な技術があれば、シリコンバッグの挿入時や脂肪・ヒアルロン酸の注入時に、乳腺や乳房を傷つけるリスクが低くなります。
また、器具や設備の衛生も当然万全に保たれており、粗悪なヒアルロン酸製剤やシリコンバックなどを使用することも少ないといえるでしょう。
脂肪やヒアルロン酸の注入量についても、しこりが発生しにくい適量を的確に判断しやすくなります。
これらの理由から、実績と経験が豊富な医師の在籍するクリニックであれば、豊胸による授乳へのリスクも抑えやすいといえるでしょう。
そのようなクリニックをお探しの場合、当院・銀座マイアミ美容外科の豊胸施術もぜひご検討ください。
当院は「バレない豊胸」や「ビューティフィル豊胸」など、独自の豊胸手術のメニューを複数提供しており、豊胸で確かな実績を有しています。
日本専門医機構認定の形成外科専門医が施術を担当しており、医師の実績と経験も十分といえます。
脂肪注入・シリコンバッグ・ヒアルロン酸注入と、様々な種類の豊胸手術に対応しているため、ご自身のニーズに合った施術を受けていただきやすいこともメリットです。
関心をお持ちいただけたら、ぜひ以下のボタンから当院の豊胸施術の詳細をご覧ください。
授乳に与えうる影響について十分に確認する
最終的に豊胸手術を受ける場合も受けない場合も、事前に授乳に与えうる影響を、十分に確認しておくことは不可欠です。
影響をよく理解した上で「メリットの方が大きい」と判断すれば、施術を受けることについても、その後の授乳についても、迷いやストレスが少なくなるでしょう。
逆に「デメリットやリスクの方が大きい」と判断すれば、後述するように「卒乳後に施術を受ける」のも良いでしょう。
卒乳後に豊胸手術を受ける
ここまで解説してきた通り、豊胸手術が授乳に与える影響は小さいものの、完全なゼロではありません。
そのため「少しでもリスクがあるなら不安」という方は、卒乳後に豊胸手術を受けることを検討しましょう
卒乳後はバストのボリュームが急激に落ちるため、豊胸手術を受けたいと希望する女性が多いです。
このため、クリニック側も卒乳後の豊胸手術で十分な症例を持っていることが多く、授乳前より気持ち的に施術を受けやすいといえます。
豊胸を受けるなら授乳後のバストの変化も考慮しよう
授乳後は女性ホルモンの分泌が減るため、授乳中と比較して乳腺が萎縮します。
これによって乳房がボリュームダウンするため、この変化も考慮して豊胸手術を受けることが重要です。
サイズ自体は授乳前・妊娠前に戻るだけであり、以前のご自身のバストと比較して、小さくなるわけではありません。
しかし、一度大きくなった時に皮膚やクーパー靭帯が引き伸ばされているため、その後に小さくなると、皮膚が余ってしまいます。
これが原因でバストのハリがなくなり「萎んだ・垂れた」と感じることもあります。
このような状態を改善したいのであれば、やはり授乳中と同じレベルまでバストを大きくすることが有効です。
その際、様々な豊胸手術の手法の中でも、脂肪注入は自然なバストアップを目指せます。
脂肪注入ではご自身の脂肪を注入し、これが乳房の中で定着した後は、もともとのバストと同じく、半永久的に残り続けます。
このようにメリットの大きい脂肪注入豊胸ですが「豊胸したのが周囲にバレると嫌だ」と感じる方もいるでしょう。
そのような場合、当院の「バレない豊胸」を受けていただくことも、一つの選択肢です。
「バレない豊胸」は、段階的に少しずつバストを大きくすることで、周囲に気づかれにくく自然なバストアップを図れます。
脂肪注入で一度に多くの脂肪を注入すると、壊死してしこりになる脂肪も増えますが「ばれない豊胸」では少量ずつ注入するため、そのリスクも軽減可能です。
体への負担も小さく、ダウンタイムも短く、しこりなどの合併症リスクの軽減も追求しています。
ご興味をお持ちいただけたら、ぜひ以下のボタンから詳しい情報をご参照ください。
豊胸と授乳に関するよくある質問
ここでは、豊胸と授乳に関してよく見られる、以下の疑問点に答えていきます。
- 豊胸したら母乳に影響がありますか?
- 妊娠・授乳中に豊胸手術を受けられますか?
- 豊胸後、授乳中に痛みを感じることはありますか?
豊胸したら母乳に影響がありますか?
豊胸手術が母乳に影響を与えることは、非常に少ないといえます。
ただし、シリコンバッグ豊胸については、挿入後に妊娠によってバストが大きくなると、乳腺がシリコンバッグに圧迫される可能性があります。
その圧迫によって乳腺が傷ついた状態で授乳を行うと、乳腺炎などの症状を引き起こすリスクがあるため注意が必要です。
妊娠前の豊胸手術で、母乳への影響をできるだけ小さくするためには、脂肪注入を選択するのが良いでしょう。
妊娠・授乳中に豊胸手術を受けられますか?
妊娠中・授乳中に豊胸手術を受けることはできません。
まず、妊娠中は豊胸手術も含めて、全ての美容整形の施術を受けられません。
安全性の高い手術であっても胎児に悪影響を与える恐れがあり、医療の原則に反するためです。
授乳中も体の変化が大きく、多少の刺激でも体が大きく反応しやすい時期であるため、豊胸手術を含めてほとんどの美容医療を受けられません。
このため、豊胸手術を受けたい場合は卒乳後に受けることになります。
豊胸後、授乳中に痛みを感じることはありますか?
豊胸後は、ここまで解説してきた様々な原因によって、乳腺炎などの炎症が起きることがあります。
このような炎症が起きれば、その炎症が原因で痛みを感じることがあるため、注意が必要です。
また、豊胸によってしこりが発生した場合も、そのしこりが痛みの原因となることがあり得ます。
これらのリスクを防ぐためには「経験豊富な医師がいるクリニックを選ぶ」などの対策が重要です。
【まとめ】豊胸後の授乳が心配なら当院にご相談ください
豊胸手術が授乳に影響することは、基本的に少ないといえます。
豊胸手術にも様々な手法がありますが、その中でも脂肪注入豊胸は、患者様ご自身の脂肪を定着させる、天然のバストに近い形でのボリュームアップを図れます。
このため脂肪注入豊胸であれば、他の豊胸手術と比較して、授乳への影響を抑えやすいことがメリットです。
当院では、この脂肪注入豊胸でより自然なバストアップを追求した独自の施術である「バレない豊胸」などのメニューを提供しています。
さらに脂肪注入豊胸だけでなく、シリコンバック豊胸やヒアルロン酸豊胸などの施術に幅広く対応していることも、当院の豊胸の特徴です。
様々な施術の選択肢をご用意しているため、患者様のお悩みやご希望、バストやお体の状態に合わせて、適した施術をご提案できます。
授乳についての不安を軽減して豊胸手術を受けたいという方は、ぜひお気軽に当院のカウンセリングまでお越しくださいませ。
このコラムを監修したドクター
経歴
-
- 2006年
- 和歌山県立医科大学卒業
-
- 2006年
- 東京医科歯科大学附属病院 勤務
-
- 2008年
- 昭和大学形成外科教室 入局
-
- 2013年
- 昭和大学病院形成外科 助教
-
- 2015年
- 他院 大手美容外科入職
-
- 2018年
- 船橋眼瞼下垂クリニック 院長
-
- 2019年
- 銀座マイアミ美容外科SALONE
院長就任
-
- 2019年
- 医療法人社団形星会 理事就任
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