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糸リフトのひきつれはいつ治る?ひきつれの原因や対処法を紹介

糸リフトのひきつれはいつ治る?ひきつれの原因や対処法を紹介

たるんでしまった顔の皮膚のリフトアップを、切開なしで行える「糸リフト」。

この糸リフトに興味を持っているものの「ひきつれなどのトラブルが心配」と感じている方は多いでしょう。

そこで今回は、糸リフトでひきつれが起きる原因や対処法、急に痛くなる原因などを解説します。

糸リフトのひきつれはいつ治る?

糸リフトのひきつれはいつ治る?
個人差があるものの、糸リフトのひきつれは体内での糸の定着が完了する施術後1〜2ヶ月程度で治る傾向にあります。

また糸リフトの治療後にはひきつれのほか、痛みや違和感を覚える次のような症状が見られます。

  • 皮膚の凸凹感
  • 口が開かない
  • 赤み
  • むくみ・腫れ
  • こめかみが痛い
  • 内出血

このうち、赤みや腫れ、むくみ、内出血については、治療から約1~2週間程度で症状が治る傾向にあります。

糸のつっぱりの影響で口が開かないと感じたり、こめかみが痛いと感じたりするのは、おおよそ2週間程度でしょう。

この期間は、なるべく口を大きく開けないようにするなど、日常的に注意しなければなりません。

なお、数週間経過しても痛みや違和感が落ち着かないのであれば、一度施術を担当した医師に相談しましょう。

糸リフトでひきつれが発生する原因

糸リフトでひきつれが発生する原因
糸リフトでひきつれが発生する原因は、以下の通りです。
糸リフトでひきつれが発生する原因

  • 神経に近い部分に糸を通すから
  • 引き上げる糸の強さが強すぎたから
  • 皮膚の厚みに対して糸が太すぎたから
  • 皮膚が薄いとひきつれを感じやすいから
  • 糸を挿入する位置や深さが不適切だったから

それぞれの原因について解説します。

神経に近い部分に糸を通すから

糸リフトでは、神経に近い部分に糸を通す施術を行います。

そのため、どうしても敏感に感じやすく、なんとなくひきつれているような違和感を覚えるようになってしまう可能性があります。

引き上げる糸の強さが強すぎたから

糸リフトは、引き上げる力が強いほど、リフトアップの効果も高くすることが期待できます。

しかし、力が強過ぎた場合は過剰に皮膚を引っ張ることになり、ひきつれが気になることがあるでしょう。

こうしたケースでも、糸が体の組織と馴染み始めれば、ひきつれが徐々に消えていく傾向にあります。

施術後しばらくは糸が組織に馴染まない状態が続くため、このような原因のひきつれであれば、しばらく様子を見るようにしましょう。

皮膚の厚みに対して糸が太すぎたから

皮膚が薄い方は皮膚が厚い方と比較して、同じ太さの糸でもひきつれを感じやすいです。

このため、皮膚の厚みに対して太すぎる糸を用いた場合も、ひきつれが起きやすくなります。

このようなケースでひきつれを治すには、糸の交換が必要です。

太すぎる糸を用いてしまった場合、ひきつれが起きやすいだけでなく、皮膚の表面から糸が透けて見えやすいなどの問題もあります。

皮膚の厚みについては、「外見で厚いように見えても、実は皮下脂肪の層が厚いだけで皮膚は薄い」というケースがしばしば見られます。

こうしたケースもあるため、カウンセリングでは皮膚の厚みや皮下脂肪の量を、医師に正確に見極めてもらい、適した太さの糸を選んでもらうことが必要です。

皮膚が薄いとひきつれを感じやすいから

皮膚が薄い人が糸リフト治療を受けると、ひきつれを感じやすくなる傾向があります。

もともと皮膚が薄い人は、糸の干渉を受けやすいため、糸リフト治療でひきつった感覚になる可能性も高いでしょう。

自分の肌が糸リフト治療に向いているかどうかについては、施術を受ける前にあらかじめ担当の医師に確認をしておくのがおすすめです。

糸を挿入する位置や深さが不適切だったから

過去に糸リフト治療の実績が少ない美容外科で施術を受けると、糸を挿入する位置が不適切で、ひきつれを感じやすくなる可能性もあるでしょう。

また、使用する糸や、引き上げる際の強度ミスによりひきつれが発生することもあります。

糸リフトでひきつれが生じたときの対処法

糸リフトでひきつれが生じたときの対処法
糸リフトでひきつれが生じたときの対処法は、以下の通りです。

  • 数週間は様子を見る
  • 症状が強くなっている場合は美容外科で相談する
  • 再手術は半年から1年後から可能

それぞれの対処法について解説します。

数週間は様子を見る

糸リフト治療を行ってから数日間は皮膚の状態が落ち着いておらず、施術が問題なく終わったとしても、ひきつれや痛みを感じる可能性があります。

しかし、術後1カ月程度でこれらの違和感を覚えることは少なくなってくる傾向にあります。

そのため、ひきつれを感じたとしても、術後数週間は様子を見ることが重要です。

症状が強くなっている場合は美容外科で相談する

症状が強くなっている場合は、一度美容外科で相談しましょう。

最初は施術を受けた美容外科に相談すべきですが、その美容外科を信頼するのが難しい場合は、他の美容外科に相談すべきです。

手術から一定期間経過してもひきつれが治まらない場合、手術が必要なケースもあります。

具体的には「糸を取り除く・入れ直す」などの施術が必要です。

挿入する糸の種類によっては、このような除去が難しい可能性もあります。

そのため、施術前に「万が一施術が失敗した場合に除去や入れ直しをできる種類の糸か」も確認することが必要です。

当院の糸リフトの施術では、この点も含めて患者様にとって必要なあらゆる情報を、カウンセリングで丁寧にわかりやすくお伝えしています。

また、他院での施術でひきつれが起きてしまった場合の修正施術も可能です。

「糸リフトで失敗したくない」「他院での失敗を修正したい」とお考えの方は、ぜひ当院までご相談ください。

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再施術は半年から1年後から可能

稀に、糸リフト治療を受けた後に効果が薄れて皮膚がたるんでしまうことで、ひきつれが起きる可能性もあります。

このような時は、再施術を受けるとひきつれの解消が可能となります。

再施術は糸リフト治療を受けてから半年から1年後以降実施することができます。

特に、長期的な糸リフト治療の効果を期待するのであれば、1~2年以内に再施術を行うのがおすすめでしょう。

糸リフトのひきつれを短縮するための注意点

糸リフトのひきつれを短縮するための注意点
糸リフトのひきつれを短縮するための注意点は、以下の通りです。
糸リフトのひきつれを短縮するための注意点

  • 激しい運動は避ける
  • 口を大きく開けるのは避ける
  • 過度な飲酒はしない
  • 熱い風呂や長風呂は避ける
  • マッサージは避ける
  • 挿入部位・傷口を触らない

それぞれの注意点について解説します。

激しい運動は避ける

激しい運動には血行を良くする働きがあるため、治療の後の腫れや痛みがあるうちにはあまりおすすめできません。

激しい(息が切れるような)運動をしたいのであれば、腫れや痛みが落ち着いてから実施しましょう。

軽いウォーキングぐらいであれば翌日から可能です。

程よい運動は、むくみを取りやすくするためにも大切です。

口を大きく開けるのは避ける

口を大きく開けるとひきつれ・痛み・違和感を覚えやすくなるため、糸リフトで使用した糸が馴染むまで、口を大きく開けることはなるべく避けましょう。

大きく口を開けて食事をしたり、笑ったりすることだけでなく、歯科治療についてもなるべく控えることをおすすめします。

どうしても歯科治療を受けなければならないのであれば、糸リフトによる治療を行ってから2週間は空けると良いでしょう。

過度な飲酒はしない

飲酒も体の血のめぐりを良くする可能性があります。

そのため、糸リフト治療の腫れや痛みがあるうちは飲酒は控えましょう。

少なくとも、術後3日程度は飲酒を避けたほうが無難です。

熱い風呂や長風呂は避ける

運動や飲酒と同様、熱い風呂や長風呂は、血流を良くし、かえって腫れや痛みなどの症状を悪化させてしまうこともあります。

熱い風呂につかったり長い時間お風呂に浸かるのは、治療後の腫れや内出血が落ち着いてからにしましょう。

マッサージは避ける

糸リフト治療では、皮膚に糸を埋め込んでいるため、マッサージはしないようにしましょう。

マッサージをすることで、埋め込んだ糸の位置がずれたり、切れたりする可能性があります。

また、痛みや違和感が強くなる可能性もありますので、術後1カ月程度はマッサージを控えるようにしてください。

挿入部位・傷口を触らない

糸を挿入した部位や、挿入する際にできた傷口などは触らないようにしましょう。

理由は、挿入部位を触ると糸がズレてしまい、ひきつれがさらにひどくなる可能性があるためです。

傷口を触ることについては、ひきつれの悪化につながることはありませんが、細菌感染を起こすなどのリスクがあります。

糸リフトのひきつれを回避するクリニックの選び方

糸リフトのひきつれを回避するクリニックの選び方
糸リフトのひきつれを回避するクリニックの選び方は、以下の通りです。

  • 担当医の実績や症例写真を確認する
  • 施術の担当医がカウンセリングを行ってくれるか
  • 納得のいくまで情報提供を行ってくれるか
  • 万が一の際の対応を適切に行ってもらえるか

それぞれの選び方について解説します。

担当医の実績や症例写真を確認する

糸リフトの施術実績を十分に持つ医師であれば、ひきつれも起きにくくすることが期待できるでしょう。

実績については症例件数などの数字も参考になりますが、それ以上に症例写真が役立つ情報です。

件数の数字は事実かどうかの確認が難しいものの、症例写真は実際にその施術が行われたことができます。

クリニックが掲載する症例写真は、その施術の詳細や費用などもあわせて記載されており、施術の内容を把握しやすくなっています。

このほか、担当医の実績としては過去の経歴、学会での発表実績、論文の執筆実績なども参考になるでしょう。

施術の担当医がカウンセリングを行ってくれるか

施術を担当する医師がカウンセリングも直接行ってくれるクリニックは、ひきつれを回避しやすいでしょう。

理由は、医師がカウンセリングを行えば、皮膚の厚みに適した糸の太さを選べるなど、最初の段階でひきつれのリスクを下げやすいためです。

また、カウンセリングを自ら担当した医師は、責任を持って自身が勧めた施術をこなしてくれる可能性が高いでしょう。

逆にカウンセラーなど医師以外の人がカウンセリングを行う場合、施術の詳細を正確に理解していない可能性もあり、ひきつれのリスクが高まります。

納得のいくまで情報提供を行ってくれるか

カウンセリングや診察の段階で、納得が行くまで情報提供を行ってくれるクリニックや医師は信頼できるでしょう。

美容クリニックの施術も医療行為である以上、患者様が求める情報を誠実に提供することは、医師や医療機関として当然の務めです。

こうした情報提供を拒むクリニックは、患者様本位の治療を提供していない可能性が高く、ひきつれなどの問題も起きやすいといえます。

逆に情報提供を誠実に行ってくれるクリニックは、施術も真摯に行っている可能性が高く、ひきつれをのリスクを下げることが期待できるでしょう。

万が一の際の対応を適切に行ってもらえるか

糸リフトや美容外科の施術に限らず、医療の施術や手術は、全て一定の失敗リスクがあります。

そのため、万が一施術が失敗してしまった場合に、必要な対応を適切に行ってもらえるかも確認しましょう。

例えば当院であれば、施術後は時間外電話やLINEによって、24時間医師と直接連絡を取れる体制を整えています。

こうした連絡体制以外では「施術が失敗だった場合に再施術に対応してもらえるか」などの点も確認しておきましょう。

糸リフトのひきつれに関するQ&A

糸リフトのひきつれに関するQ&A
糸リフトのひきつれに関してよくある質問は、以下の通りです。

  • 糸リフトはやり直しができますか?
  • 糸リフトで急に痛くなるのはなぜですか?
  • 糸リフトのひきつれのピークはいつですか?
  • 糸リフトのひきつれが出た場合どうしたら良いですか?

それぞれの質問にお答えします。

糸リフトはやり直しができますか?

糸リフトの施術はやり直しができます。

糸リフトのやり直しは、基本的に糸を抜去し、新たに入れ直す方法で行います。

切開や切除を伴わない「切らない施術」であるため、再施術は何度でも可能です。

ただし、ひきつれなどの問題が起きれば、日常生活や仕事に影響が出る可能性があります。

また、費用や時間のロスを考えても、できるだけやり直しの必要がない、信頼できるクリニックや医師を選ぶべきでしょう。

糸リフトで急に痛くなるのはなぜですか?

糸リフトの施術後に痛みを感じる原因として、主に以下が挙げられます。

  • 麻酔の効果が切れた
  • 糸の挿入部が炎症している

糸リフトは通常、麻酔を使用して施術が行なわれるのですが、麻酔の効果が切れたタイミングで急に痛みを感じる恐れがあります。

また、糸を挿入することによるダメージによって炎症が発生し、痛みを引き起こす可能性もあります。

痛みを感じた場合は施術後に渡される痛み止めを服用しましょう。

なお、あまりに痛みが強い場合や数日が経過しても炎症が悪化する場合には、施術を受けたクリニックに必ず相談しましょう。

糸リフトのひきつれのピークはいつですか?

糸リフトのひきつれのピークは、施術直後から術後2〜3日目に来ることが多いです。

皮膚に糸が馴染むまでには、術後1〜2週間程度かかります。

このためピークを過ぎた後、ひきつれなどの違和感がない状態になるまでには、術後1〜2週間程度かかると考えてください。

糸リフトのひきつれが出た場合どうしたら良いですか?

糸リフトのひきつれが出た場合、まずはしばらく様子を見ましょう。

ひきつれの症状は、皮膚に糸が馴染むまで待てば、自然に治まる傾向にあります。

ただ「明らかにおかしい」という違和感を覚えるひきつれであれば、早めに担当医に相談しましょう。

ひきつれではなく、何らかの合併症などを起こしている可能性もあるため、まずはそのような状況でないかを医師に診てもらうことが重要です。

【まとめ】糸リフトのひきつれの原因と対処法

【まとめ】糸リフトのひきつれの原因と対処法
糸リフトのひきつれは、ほぼ誰でも感じる軽度の症状もあれば、施術に問題があったことで起こる症状もあります。

いずれの症状でも、糸が皮膚に馴染めば治まることが多いため、まずは様子を見ることが重要です。

様子を見ても症状が悪化していく場合や、明らかに強い違和感を覚える場合は、早めに担当医へ相談しましょう。

以上が糸リフトのひきつれへの対処法ですが、こうした問題が最初から起こりにくいクリニックで、万が一ひきつれが酷くなってしまった場合にも、適切な対応をとってもらえるクリニックを選ぶことが重要です。

当院・銀座マイアミ美容外科では、糸リフトと直結する分野である形成外科で、十分な知識と経験を持つ日本専門医機構認定の「形成外科専門医」が施術を担当します。

糸リフトの施術経験も十分に有しており、事前のカウンセリングや診察も医師が直接、丁寧に行わせていただきます。

万が一ひきつれなどのトラブルが起きてしまった場合も、時間外電話やLINEによって、24時間医師と直接連絡をとっていただくことが可能です。

「糸リフトでひきつれが起きにくいと期待できるクリニック」や「万が一起きてしまった場合の対応が明確なクリニック」を探している方は、ぜひ当院までご相談ください。

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このコラムを監修したドクター

丸山 直樹

銀座マイアミ美容外科 院長

丸山 直樹 Naoki Maruyama

日本専門医機構 形成外科領域専門医 / 医学博士 /
昭和大学藤が丘病院 形成外科兼任講師

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経歴

  • 1978年
    愛知県豊橋市生まれ
  • 2004年
    昭和大学医学部卒業
  • 2004年
    聖隷浜松病院 勤務
  • 2007年
    昭和大学形成外科学教室 入局
  • 2013年
    昭和大学藤が丘病院形成外科 講師
  • 2014年
    他院 大手美容外科 入職
  • 2015年
    同院 統括院長就任
  • 2017年
    銀座マイアミ美容外科 開院
  • 2018年
    医療法人社団形星会 理事長就任

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メッセージ

糸リフトによるフェイスリフトは手軽でダウンタイムが少ないという印象がありますが、糸の入れる位置が悪いと引きつれが生じてしまうこともあります。施術にあたっては、どのリフトアップ方法が適切なのかという適応を正しくするということが大切です。銀座マイアミ美容外科では、糸リフトまたその修正を始め各種リフトアップの処置を行なっています。メリットデメリットをしっかりとお伝えしたうえでおすすめの方法をお伝えします。

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