豊胸における定期的なメンテナンスの必要性|タイミングや豊胸の種類ごとの特徴を紹介
- 小野寺院長監修
小さなバストを大きくしたい、左右のバストのバランスを整えたいといった理想のバストを叶えてくれる「豊胸」。
しかし、豊胸施術と聞くと維持するためには定期的にメンテナンスを受けなければならないというイメージをお持ちの方も多いのではないでしょうか。
そこで本記事では、豊胸の施術における定期的なメンテナンスの必要性や、メンテナンスを受けるタイミングなどについて解説していきます。
豊胸施術を検討している方、豊胸施術のメンテナンスについて知りたい方は最後までぜひご覧ください。
目次
豊胸の施術後のメンテナンスの必要性
豊胸を維持するためには、メンテナンスが必要になる場合があります。
豊胸のメンテナンスが必要な理由は主に以下の3つです。
- サイズや形をキープするため
- シリコンバッグが老朽化するため
- 体に異常が出ていないか確認するため
まずは豊胸の施術後にメンテナンスが必要な理由を一つひとつ解説していきます。
サイズや形をキープするため
豊胸施術後のメンテナンスの必要性の一つとして、サイズや形をキープするためという理由が挙げられます。
豊胸の種類によっては、時間が経過するに従ってバストサイズが変化したり、胸の形が変わってしまうことがあります。
理想のバストを長期的に維持していくには定期検診を受けるようにし、必要に応じてメンテナンスを受けましょう。
シリコンバッグが老朽化するため
シリコンバッグは人工物である以上、老朽化していきます。
シリコンバッグ豊胸はワキの下を切開してシリコンバッグを挿入し、バストを大きくする豊胸施術です。
近年のシリコンバッグは従来よりも品質改善が進んでおり、耐久性も向上していますが、生涯にわたって保つことは難しく、時間の経過によって老朽化が進行していきます。
老朽化によって石灰化や破損などのトラブルが起きてしまう可能性があるため、必要に応じてメンテナンスを行って新しいシリコンバッグを入れ替えるなどして対処しましょう。
体に異常が出ていないか確認するため
豊胸施術後、体に異常が出ていないか確認するためにもメンテナンスは必要です。
豊胸は術式や担当する医師の技術によって、しこりができたり感染症が発症したりするなど、予期せぬ副作用に見舞われる可能性があります。
大きなしこりを放置していると、石灰化してしまう場合があります。
石灰化したしこりを除去するために手術をしなければいけないケースもあるので、注意が必要です。
そのため、1年に1度は定期検診を受診するといいでしょう。
豊胸のメンテナンスを行なうタイミング
豊胸施術後は定期的にメンテナンスを行うことが大切だと解説しましたが、どのタイミングで行えばいいのでしょうか。
豊胸のメンテナンスを行うタイミングとしては、以下が挙げられます。
- 医師が指定したタイミング
- 痛みやしこりが見られるタイミング
- サイズや形に違和感を感じたタイミング
ここでは、豊胸のメンテナンスを行なうタイミングについて解説します。
医師が指定したタイミング
定期検診によるメンテナンスの場合、通常では医師が指定したタイミングで行われます。
豊胸施術後は術後経過をチェックするために定期検診が行われるため、定期検診の実施日は豊胸施術の種類や施術後の状態によって医師が指定をします。
定期検診によってトラブルが起きていることを発見できるケースもあるため、医師からの指示に従って必ず受診するようにしましょう。
痛みやしこりが見られるタイミング
痛みやしこりが見られた場合は、すぐに医師に診てもらうことが大切です。
豊胸施術を行った直後は、1週間程度胸に痛みを感じることがありますが、施術後からしばらく経過した後に痛みが出てきた場合はすぐに医師に相談し、適切な処置を受けましょう。
また、脂肪注入やヒアルロン酸注入によって豊胸した場合、壊死した脂肪やヒアルロン酸が固まることで稀にしこりが見られることがありますが、異常が起きている可能性もあるため、早めに医師の診察を受けるようにしてください。
サイズや形に違和感を感じたタイミング
理想のバストを長くキープするには、サイズや形に違和感を感じたタイミングですぐにメンテナンスを受けることが重要です。
脂肪注入豊胸のような半永久的に効果が期待できる豊胸施術を受けた場合でも、年齢を重ねるにつれてサイズや形が不自然な印象に変化する場合があります。
サイズや形の変化がまだ少ない場合は改善できる可能性も高くなるため、違和感を感じたら速やかにメンテナンスを受けましょう。
豊胸の種類によるメンテナンスの違い
豊胸のメンテナンス方法は種類によって異なるため、違いを知って自分に合う施術方法はどれかを比較検討してみましょう。
メンテナンスの違いを、以下の豊胸の施術方法ごとに解説していきます。
- 脂肪注入豊胸のメンテナンス
- シリコンバッグ豊胸のメンテナンス
- ヒアルロン酸注入豊胸のメンテナンス
それぞれのメンテナンス方法をしっかりと確認しましょう。
脂肪注入豊胸のメンテナンス
脂肪注入豊胸なら、一度で理想のバストに近づければ、その後の施術を受ける必要は基本的にありません。
脂肪注入豊胸は、太ももの外側やお尻など、自身の痩せたい体の部位から脂肪吸引をしてバストに注入する豊胸施術です。
脂肪注入豊胸は理想の大きさになるまで期間をあけて繰り返し注入していく必要があるものの、一度生着した脂肪は半永久的にバストに残るため、施術後は異常などのトラブルが見られない限り、定期検診以外のメンテナンスを受ける必要はありません。
脂肪注入豊胸は傷跡が目立ちにくく、自然に大きく見せることが可能です。
また、当院では、「ばれない豊胸」というメニューを提供しています。
当院のばれない豊胸では、だいたい1回で150から200mlの脂肪を片胸に注入し、カップ数でいうと1回で0.5から1カップあがりますが、特にデコルテの盛りを得意としています。
無理をしないで入れるやり方ですので、感染やしこりになる確率も低く、体に優しい方法と考えており、異物を入れるのに抵抗がある方や部分痩せをしたい方におすすめです。
ダウンタイムの症状としては脂肪の吸引部と注入部に腫れや内出血が生じることもあります。
たいてい1〜2週間程度で治まりますが、痛みがあるので、3日から4日は痛み止めを飲んで生活していただきます。
なお、ばれない豊胸については、以下の動画でも解説していますので、ぜひ参考にしてみてください。
シリコンバッグ豊胸のメンテナンス
シリコンバッグ豊胸は正常な手術と定期的なメンテナンスを行なっていれば、基本的に再施術の必要はありません。
なお、通常半年くらいは経過をみる必要があります。
正常に安定した場合、その後はトラブルが起きない限り大がかりなメンテナンスを行う必要はありませんが、シリコンバッグは人工物のため経年劣化してしまうことがあります。
さらに、加齢の影響によってバストが変化することでシリコンバッグが浮き出たり、不自然な印象になってしまうことがあるため、その場合はシリコンバッグのサイズを入れ替えたり、シリコンバッグを除去する等の方法でメンテナンスを行ってください。
当院では、表面が柔らかくツルツルした手触りのスムースラウンドから、表面がザラザラとしており、被膜拘縮が起こりにくいテクスチャードアナトミカルまで、様々なシリコンバッグをご用意しており、オーダーメイドのシリコンバッグを準備することも可能です。
また、手術後は1週間程度胸に痛みを感じることがあり、その際は痛み止めを内服して対処します。
マッサージが必要な場合は個別にお伝えしますが、マッサージの必要がない場合においても、半年程度は1〜2ヶ月に1回の通院を推奨しています。
ヒアルロン酸注入豊胸のメンテナンス
ヒアルロン酸注射は永久的な効果がなく、定期的なメンテナンスが必要になります。
ヒアルロン酸注射は、体内にも含まれるヒアルロン酸を胸に注入することでバストアップが可能になる施術です。
短時間で施術が完了し、ダウンタイムも短いため、ほかの豊胸施術よりも気軽にできることで人気です。
ヒアルロン酸注射の持続期間は、使用するヒアルロン酸の種類や体質によって個人差があるものの、平均1年程度となっています。
そのため、効果を持続させるためには定期的に施術を受けるようにしましょう。
また、当院では乳房に注入するために開発された架橋の強いヒアルロン酸を使用しています。
「架橋の強いヒアルロン酸」というのはヒアルロン酸同士が強力に手を結び合っていて溶けづらいという意味を持ち、一般的なヒアルロン酸よりも分解されづらいため、長持ちさせることができます。
豊胸施術後の定期検診は必ず受けよう
豊胸施術の種類に関係なく、豊胸施術を受けた後は必ず定期検診を受けることが大切です。
定期検診では術後の経過のチェックを中心に、異常が起きていないか医師が診察をいたします。
施術後は経過をチェックするためにしばらくの期間通院する必要があり、その後の対応はクリニックによって異なりますが、1年に1回ほど定期検診を行うことが多いようです。
現在、特に気になることが無い場合でも定期検診を受けることで異常が見つかることもあるため、必ず受けるようにしましょう。
当院では、他院のシリコンバック豊胸によるバッグ入れ替えやバック除去も対応しています。
また、セカンドオピニオン外来も設けておりますので、気軽にご相談ください。
豊胸のメンテナンスについてよくある質問
豊胸のメンテナンスに関して、よくいただく質問は以下の通りです。
- 豊胸のメンテナンスをしないとどうなりますか?
- 豊胸のメンテナンスはどこのクリニックがいいですか?
- 豊胸のメンテナンスを少なくしたい場合はどの施術がいいですか?
それでは、それぞれの質問に回答していきます。
豊胸のメンテナンスをしないとどうなりますか?
豊胸のメンテナンスをしない場合、何かしらのトラブルが発生する可能性が高くなります。
半永久的に効果が期待できる施術の場合であっても、加齢などによる影響でバストが下垂することでバストが変形する場合があり、理想のバストをキープしたい場合はメンテナンスを検討してください。
また、シリコンバッグ豊胸にはリップリングと呼ばれる副作用が起こる可能性があります。
リップリングとは、挿入したシリコンバッグに何らかのトラブルが生じて表面にシワや凹凸ができたり、不自然な触り心地になるという副作用です。
主に体型に合っていないシリコンバッグを入れることで引き起こりますが、シリコンバッグの経年劣化によって生じることもあります。
リップリングを放置していると皮膚が圧迫されることで強い痛みを伴う恐れや、シリコンバッグが破損してバッグの中身が露出し、そのまま留まることで炎症を引き起こす可能性があるため、違和感に気づいたらすぐに医師に診てもらいましょう。
豊胸のメンテナンスはどこのクリニックがいいですか?
豊胸のメンテナンスは施術を受けたクリニックで行うのがおすすめです。
他院でメンテナンスを受ける場合、施術方法やバストの状態などを一から説明しなければならないため、医師との意思疎通に時間がかかる場合があります。
また、施術前に行うカウンセリングでメンテナンスについて聞いておくことも重要です。
定期検診を行う頻度やメンテナンスの料金などを確認しておくようにしましょう。
また、カウンセリングではアフターケア体制が整っているか確認しておくことも大事です。
アフターケアの体制が整ったクリニックなら、万が一トラブルが起きた際にも適切な対処を行ってくれます。
また豊胸施術を希望する場合、クリニックの公式HPなどに掲載されている、施術の症例写真を確認することをおすすめします。
症例写真では仕上がりのイメージを確認できるので、自分が理想としているバストに近い事例を探してみるといいでしょう。
そして、豊胸施術で失敗しないためには施術経験が豊富なクリニックを選ぶことが重要です。
経験豊富な医師であれば、細かな要望にも対応してくれるため、理想的でナチュラルなバストに仕上げてくれるでしょう。
豊胸のメンテナンスを少なくしたい場合はどの施術がいいですか?
豊胸のメンテナンスを少なくしたい場合は脂肪注入豊胸、シリコンバッグ豊胸がおすすめです。
脂肪注入豊胸、シリコンバッグ豊胸は理想どおりの正しい手術が行われていれば、その後のメンテナンスはトラブルが起きない限り必要性は少なく、術後の経過を診てもらうために通院する程度となります。
また、メンテナンスを受ける頻度を下げるには施術後のアフターケアも重要です。
豊胸施術後は、医師から日常生活においての過ごし方や注意したい点についての説明があります。
医師の指示に従って行動することでトラブルの発生を軽減することができ、メンテナンスの頻度を下げることが期待できます。
【まとめ】豊胸施術後のメンテナンスについて
本記事では豊胸の施術における定期的なメンテナンスの必要性や、メンテナンスを受けるタイミングなどについて解説してきました。
豊胸施術を受けたあとは、定期的にメンテナンスを受けて術後の経過を診てもらうことが大切ですので、気になることがあればすぐ医師に相談して必要であればメンテナンスを受けるようにしましょう。
当院ではお客様に悩みや要望などを丁寧にお伺いして最適な施術方法をご提案しています。
カウンセリングからアフターケアまで患者様一人ひとりに親身に寄り添ってサポートを行いますので、豊胸施術に関して気になることがあれば、お気軽に当院へご相談ください。
このコラムを監修したドクター
経歴
-
- 2006年
- 和歌山県立医科大学卒業
-
- 2006年
- 東京医科歯科大学附属病院 勤務
-
- 2008年
- 昭和大学形成外科教室 入局
-
- 2013年
- 昭和大学病院形成外科 助教
-
- 2015年
- 他院 大手美容外科入職
-
- 2018年
- 船橋眼瞼下垂クリニック 院長
-
- 2019年
- 銀座マイアミ美容外科SALONE
院長就任
-
- 2019年
- 医療法人社団形星会 理事就任
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