脂肪吸引の痛みはいつまで続く?ピークや最小限に抑える方法を紹介!
- 小野寺院長監修

気になる部分を「楽に・無理なく」痩せさせることができる「脂肪吸引」。
検討している方の中には、脂肪吸引によって起きる痛みが心配な方もいるのではないでしょうか?
そこでこの記事では、「脂肪吸引の手術中・手術後の痛み」や「脂肪吸引の痛みを最小限に抑えるためのポイント」などを解説します。

目次
脂肪吸引で痛みを感じるタイミング
脂肪吸引で痛みを感じる主なタイミングは、以下の通りです。
- 【手術中】麻酔薬の使用で痛みは感じにくい
- 【手術後】痛み止めの内服が必要な痛みがある
- 痛みの強さは脂肪を吸引する部位で変わる
それぞれのタイミングについて解説します。
脂肪吸引の痛みについて心配されている方は、ここで一緒にチェックしましょう。
【手術中】麻酔薬の使用で痛みは感じにくい
手術中については、麻酔薬を使用するため痛みは感じにくいと考えられます。
ただし麻酔には以下のようなさまざまな種類があるため、クリニックがどの種類の麻酔を使用しているのか把握することが大切です。
麻酔の種類 | 身体への負担 |
---|---|
局所麻酔 | 小さい |
静脈麻酔 | やや大きい |
全身麻酔 | 大きい |
脂肪吸引は、実は局所麻酔で行える美容整形です。
ただし、局所麻酔を注入する際の痛みがあるため、当院では静脈麻酔を使用して眠っている間に局所麻酔を実施しています。

【手術後】3〜4日程度が鈍痛のピークとなる
脂肪吸引後の痛みは、「術後3〜4日程度がピーク」で、痛み止めの内服が必要な鈍痛が生じる傾向があります。
この時期は鈍痛や動作時の痛みを強く感じる方が多く、日常生活にもやや支障が出る場合があります。
特に、脂肪を吸引した部位によって痛みを感じやすい動作は異なるため、注意が必要です。
以下に部位別の特徴をまとめました。
部位名 | 痛みの特徴 |
---|---|
お腹 | ・痛みを感じやすいのは腹筋を使う動作 ゜トイレでいきむ ゜寝返りを打つ ゜ベッドから起き上がる ・歩くことが多い方はお腹の吸引が楽な場合もあり ・コルセットのようなものを巻く必要あり |
二の腕 | ・物を持ち上げたりする時に痛む場合があり ・上腕をよく使う作業が多い方には向いていない ・パソコンを打つ作業の方はタイプしづらくなる |
お尻・太もも | ・太ももからの吸引では座る瞬間に痛みが出やすい ・座ってしまえば痛みは落ち着く ・立ち座りが少ない仕事なら問題になりにくい ・前腿では内腿の前側も吸引できる |
3〜4日間しっかり休養できる方であれば、どの部位から吸引しても大きな差を感じにくい傾向があります。
生活スタイルやお仕事の内容も踏まえて、吸引部位の選択は医師と相談しながら進めていきましょう。
痛みの強さは脂肪を吸引する部位で変わる
結論から言えば、「脂肪量が多い部位のほうが脂肪吸引の痛みが弱い」傾向があります。
ヒトが痛みを感じる神経がある部位は、以下の通りです。
- 皮膚
- 血管
- 筋肉の膜
脂肪細胞には、そもそも痛みを感じる神経が存在していません。
そのため、脂肪の層が分厚い部位を吸引することで、上記のような神経を傷つけにくく、結果として痛みも少なくなる傾向があります。
脂肪吸引後の痛みを少しでも和らげるには、痛みなどの神経構造も熟知し、繊細に施術を行える医師を選ぶことがポイントです。

脂肪吸引の痛みを最小限に抑える方法
脂肪吸引の痛みを最小限に抑える方法は、以下の通りです。
- カウンセリングで痛みに弱い旨を申告する
- チューメセント法を用いるクリニックを選ぶ
- 術後の圧迫固定を指示された期間は厳守する
- 処方された鎮痛薬を「痛くなる前」に服用する
脂肪吸引の痛みが心配な方は、一緒にチェックしましょう。
カウンセリングで痛みに弱い旨を申告する
脂肪吸引の痛みを抑えるにはまず、痛みに弱い旨をカウンセリングで医師に申告することが大切です。
手術した部位の痛みには個人差があり、痛みの感じ方もそれぞれ異なります。
遠慮せずに痛みに弱いことを事前に医師へ相談しておけば、緩和のための工夫を期待できるでしょう。
医師に伝えたいことがあれば事前に箇条書きでメモしておくと、カウンセリング時に話しやすいためおすすめです。

チューメセント法を用いるクリニックを選ぶ
チューメセント法とは、局所麻酔に「チューメセント液」という特殊に調合した麻酔液を使用する方法です。
チューメセント液を使用することで血管を収縮させ、脂肪を柔らかくすることが期待できます。
脂肪を吸引したい部位へ適切にチューメセント液を注入すると、出血を減らし術後の痛みを軽減する効果を期待できます。
局所麻酔は全身麻酔のように筋肉を緩ませることがないため、脂肪吸引の管で筋肉を貫いて内臓を傷つけてしまう事態も避けられるでしょう。

術後の圧迫固定を指示された期間は厳守する
術後の圧迫固定を指示された期間を遵守することで、脂肪吸引の痛みを最小限に抑えられます。
圧迫することで吸引箇所の皮膚を皮下組織に密着させ、早期に腫れや痛みを引かせることが可能です。
当院では脂肪吸引の直後には弾性包帯で患部をしっかりと固定し、自宅に帰った後では専用の圧迫下着で圧迫していただいています。
最初の1週間はできるだけ長い時間、1週間後~1ヶ月後までは半日程度、そしてその後も可能な方に関しては3か月程度の装着をおすすめしています。
処方された鎮痛薬を「痛くなる前」に服用する
処方された鎮痛薬は、「痛くなる前」に服用することも大切なポイントです。
痛みが強くなる前に鎮痛薬を服用することで、痛みの原因物質が体内で生成されることを抑え、高い鎮痛効果を期待できます。
痛みが出ても我慢していると痛みの原因物質が体内で大量に生成されてしまい、鎮痛薬の効果が下がってしまう可能性もあります。
鎮痛薬は痛みが出る前に、痛みが出てしまった場合は我慢せずすぐに服用することが効果を引き出すためのポイントです。
脂肪吸引の痛みが気になる方は銀座マイアミ美容外科まで!
脂肪吸引の痛みが気になる方は、当院・銀座マイアミ美容外科までご相談ください。
当院の脂肪吸引には、以下のような特徴があります。
- 麻酔薬はチューメセント液を使用
- シリンジ法で血管損傷のリスク軽減が可能
- 緊急時やLINEでの相談も医師が一貫して対応
- カウンセリングから施術を形成外科専門医が担当
- 麻酔薬や痛み止めを含む複数のセットメニューを提供
当院では、安全かつ楽に脂肪吸引を受けていただくために局所麻酔では「チューメセント液」を採用しており、痛みや出血を抑えることが可能です。
また「シリンジ法」による脂肪吸引を行っており、血管損傷のリスクや痛みを抑えて細やかなデザインを可能としています。
カウンセリングも施術を担当する医師が行いますので、痛みなどご不安なことはお気軽にご相談ください。

脂肪吸引の症例
ここからは、実際に当院で脂肪吸引を受けられた症例様をご紹介します。
- 小顔セット(術後1ヶ月)
- 二の腕の脂肪吸引(術後6ヶ月)
- 太ももの脂肪吸引(術前・術後)
仕上がりをイメージしやすくなるため、脂肪吸引を検討されている人はぜひご覧ください。
小顔セット(術後1ヶ月)
「顎下回りをスッキリしたい」と来院された方の症例です。
小顔セットは効果が出るまで3ヶ月くらいかかりますが、この方は1ヶ月でも効果が出ています。
ホホ・顎の脂肪吸引+エラボトックス
[※静脈麻酔・フェイスバンド代込み]
二の腕の脂肪吸引(術後6ヶ月)
「バレない豊胸で二の腕から脂肪を採取した方」の症例になります。
二の腕からだけだと豊胸用の脂肪が足りない場合には、追加で他から吸引することになります。
この方は二の腕だけで足りました。
痛みは3~4日は痛み止めを飲んで生活し、1週間程度で押さえると痛い程度になります。
内出血は平均2週間くらいで目立たなくなります。
脂肪をいただいた箇所は1~3ヶ月ツッパリ感がでますが、ツッパリ感が出ても動かして大丈夫です。
ごく稀に感染やシコリがでますが、そのような際は責任を持って当院で治療します。
[※静脈麻酔・脂肪吸引代込み]
太ももの脂肪吸引(術前・術後)
痩せ型の方がバレない豊胸を行った術前・術後の比較写真です。
3回の手術後の太ももの脂肪吸引部位を掲載します。
痛みは3~4日は痛み止めを飲んで生活し、1週間程度で押さえると痛い程度になります。
内出血は平均2週間くらいで目立たなくなります。
脂肪をいただいた箇所は1~3ヶ月ツッパリ感がでますが、ツッパリ感が出ても動かして大丈夫です。
ごく稀に感染やシコリがでますが、そのような際は責任を持って当院で治療します。
[※静脈麻酔・脂肪吸引代込み]
ほかの症例は以下の症例ページでご確認いただけます。
脂肪吸引の痛みに関するQ&A
ここからは、脂肪吸引の痛みに関してよくいただく質問とその回答を紹介します。
- 脂肪吸引はどれくらい痛いですか?
- 脂肪吸引で一番痛いのはどこですか?
- 脂肪吸引の痛みのピークはいつですか?
- 脂肪吸引の痛みはいつまで続きますか?
それぞれの質問に回答していきます。

脂肪吸引はどれくらい痛いですか?
脂肪吸引の手術時は、麻酔を使用するため痛みを感じずに進めることが可能です。
ダウンタイム中の痛みについては「筋肉痛」のようなものであり、痛み止めを服用することでコントロールできます。
痛み止めを使用することで、寝込んでしまうような痛みを感じることはほとんどありません。
脂肪吸引をする場所によっても、痛みやダウンタイムの様子も異なりますので、事前に確認しておくようにしましょう。

脂肪吸引で一番痛いのはどこですか?
脂肪吸引の痛みの強さは、「脂肪量が少ない部位の脂肪吸引のほうが強い」傾向があります。
ヒトが痛みを感じる神経がある部位は、以下の通りです。
- 皮膚
- 血管
- 筋肉の膜
脂肪細胞には痛みを感じる神経が存在していないため、脂肪の層が厚い部位の脂肪吸引では痛みを感じにくいでしょう。
ただし、脂肪量や筋肉量などによって痛みにも個人差があります。
痛みなどの神経構造も熟知した医師に、カウンセリングで確認してもらうことが重要です。

[注] 一般社団法人 日本形成外科学会:形成外科 専門医制度
脂肪吸引の痛みのピークはいつですか?
脂肪吸引の痛みのピークは、脂肪吸引をした直後より3~4日間程度です。
脂肪吸引の当日に麻酔の切れたタイミングから3~4日間程度は痛みが強くなると想定されるため、痛み止めを定期的に服用していただくケースが多数です。
ただし、痛み止めを服用することで痛みをコントロールできるため、我慢できなくなるほどの状態になることはほとんどないでしょう。
脂肪吸引の痛みはいつまで続きますか?
脂肪吸引の痛みは、当日から3~4日をピークとして、その後も1週間程度続く場合があります。
ただし、痛みの継続期間には個人差がある点に注意が必要です。
脂肪吸引のダウンタイムの痛みを抑えるためには、医師の指示をよく聞いてしっかりと守ることが大切でしょう。
【まとめ】脂肪吸引は痛みに配慮してくれるクリニック選びを!
脂肪吸引の手術中・手術後の痛みと痛みを抑えるためのポイントについて紹介しました。
脂肪吸引の痛みを抑える主な方法は、以下の通りです。
- カウンセリングで痛みに弱い旨を申告する
- チューメセント法を用いるクリニックを選ぶ
- 術後の圧迫固定を指示された期間は厳守する
- 処方された鎮痛薬を「痛くなる前」に服用する
脂肪吸引の痛みを抑えるためには、カウンセリング時にしっかりと医師に相談することが大切です。
また、麻酔薬や脂肪吸引の方法によっても痛みや身体への負担が異なるため、痛みに配慮しているクリニックを選ぶことも重要でしょう。
当院・銀座マイアミ整形外科では、日本専門医認定の「形成外科専門医」の資格を持つ医師が、カウンセリングで最適な治療方法をご提案させていただきます。[注]

[注] 一般社団法人 日本形成外科学会:形成外科 専門医制度
このコラムを監修したドクター

経歴
-
- 2006年
- 和歌山県立医科大学卒業
-
- 2006年
- 東京医科歯科大学附属病院 勤務
-
- 2008年
- 昭和大学形成外科教室 入局
-
- 2013年
- 昭和大学病院形成外科 助教
-
- 2015年
- 他院 大手美容外科入職
-
- 2018年
- 船橋眼瞼下垂クリニック 院長
-
- 2019年
- 銀座マイアミ美容外科SALONE
院長就任
-
- 2019年
- 医療法人社団形星会 理事就任
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こちらのサイトに当院が紹介されました。
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当院の脂肪豊胸に関する論文がアメリカ形成外科医師会の刊行するPRSグローバルオープンに掲載されました。
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