アクアフィリング除去
過去の豊胸術で注入したアクアフィリング(アクアリフト、アクアミド)によるしこりや痛み、
体内での移動に悩む方が増えています。
アクアフィリング除去は、溶けずに体内に留まり続ける注入剤を取り出し、
胸の不自然な変形や炎症、健康上のトラブルを解消するための手術です。
将来の健康や生活の質を守るため、一人ひとりの状態に合わせた丁寧な処置を追求しています。
- 形が崩れて不安を感じている
- アクアフィリング注入後に胸に硬いしこりや違和感が生じている
- 慢性的な胸の痛みや腫れ、熱感などの炎症症状がある
- 将来の健康や授乳への不安をお持ちの方
- 不適切な注入剤を取り除き、他の豊胸手術を検討したい
アクアフィリング除去が推奨される理由とリスク
発がん性や神経毒性の懸念がある
アクアフィリングの成分であるポリアクリルアミドは、単量体(モノマー)のアクリルアミドを原料としており、アクリルアミドモノマーは発がん性や神経毒性の疑いがあるため、危険視されています。[1]
アクリルアミドの重合体であるポリアクリルアミドにおいては、発がん性のリスクは報告されていませんが、危険視されている以上、アクアフィリング豊胸は推奨しておりません。[2]
韓国乳房美容再建外科学会や米国FDAでは、乳房増大への使用は非推奨としており、国内においても、日本形成外科学会、日本美容外科学会(JSAPS、JSAS)、日本美容医療協会が共同声明を出し、乳房への注入に対して否定的な立場を明確にしています。[3]
周囲組織への浸潤と体内移動のリスク
アクアフィリングは自己吸収されにくく、体内の組織に馴染まないまま重力や筋肉の動きによって広範囲に移動する性質を持っています。
バストから腹部、脇、背中などへ予期せぬ場所へ流れてしまう可能性があり、一度移動が始まると完全な除去が難しくなるため、早期の段階での適切な処置が強く推奨されます。
遅発性感染による腫れと痛み
注入から数年が経過した後に、突如として赤みや激しい痛み、腫れを伴う「遅発性感染」を引き起こすリスクがあります。
アクアフィリングは細菌が繁殖しやすい土壌となりやすく、一度感染が起きると抗生物質だけでの治療は困難です。
組織が化膿し、日常生活に支障をきたす深刻な事態を招く恐れがあるため、異変を感じる前であっても、定期的な検診や予防的な除去を検討することが大切です。
しこり(肉芽腫)の形成と組織の硬化
体内に残された製剤に対して体が過剰な拒絶反応を起こすと、周囲に硬いしこり(肉芽腫)が形成されます。
これにより、バスト全体が岩のように硬くなったり、デコボコとした不自然な感触に変わったりすることもあります。
組織が線維化して癒着が強まると、周囲の健全な組織まで巻き込んで硬化が進むため、バスト本来の柔らかさを保つためには、しこりが小さいうちに取り除くことが重要です。
当院のアクアフィリング除去の特徴
高精度エコーによるフィラーの広がり診断
アクアフィリング除去を成功させるためには、製剤がどこに、どの程度広がっているかを術前に正確に把握することです。
当院では高性能なエコー(超音波)機器を駆使し、肉眼では確認できないフィラーの層やしこりの深さをミリ単位で特定します。
特殊な器具を用いた吸引による精密な除去
流動性のあるアクアフィリングに対しては、脇の下に5ミリ程度の穴を開けてそこから特殊な吸引器具を用いて吸い出す治療をしています。
状況により、大量の生理食塩水で洗浄を加えて組織に絡みついた製剤を洗い流すように丁寧に処置することで、無理な力を加えずに除去率を高めることが可能です。
組織の状態に合わせた最適な術式の選択
アクアフィリングは生理食塩水で溶解すると言われてきましたが、生理食塩水で決してポリアクリルアミドが溶解することはありません。
当院では、ほとんどの症例において特殊な吸引法でほぼ問題のないレベルにアクアフィリングを除去できます。
吸引では困難な症例に対して最終手段として、数センチの切開から直接中を確認して掻き出す手法も選択肢に入れています。
実際に除去したアクアフィリング
吸引前のエコー画像です。黒い溜まりがアクアフィリングです。
吸引後のエコー画像です。吸引後は厚みが数ミリに薄くなっています。
吸引除去直後のアクアフィリングです。
当院の強み
1.乳房再建経験のある形成外科専門医(日本専門医機構認定)が手術を担当

当院は、在籍する医師が全員、形成外科専門医(日本専門医機構認定)です。
直美や研修医上がりの医師が手術を行うことはありません。
また、胸の手術を行うのは、大学病院や総合病院で乳房再建などの手術に携わった経験のある医師です。
2.他院修正やセカンドオピニオンの積極的な受け入れ

当院は、他院で行われた術後のトラブルや、より高度な技術を要する修正手術を広く受け入れています。
難易度の高い症例に対しては、形成外科専門医たちによる徹底した術前カンファレンスを行い、解剖学的知見に基づいた緻密なアプローチを策定します。
チーム医療の強みを最大限に活かし、組織の機能と美しさを取り戻すための最適解を追求します。
3.女性医師による診察・治療が可能

当院にはもちろん女性医師も在籍しています。
女性特有のお悩みや男性医師には相談しづらい内容も、相談しやすい環境を整えております。
女性医師を希望される場合は、カウンセリング予約時に「女性医師希望」とお気軽にご連絡ください。
4.明瞭な料金体系

私たちは美容医療を、心身の健康を支える大切な「医療」の一つであると考えています。
そのため、「確かな技術を適正価格で」提供することを徹底しています。
費用に関する不明瞭さを一切排除し、公式サイトに記載のない料金を後から請求することはございません。
検査費用や麻酔代などの細かな項目も、必ず施術前に明確な総額としてご提示いたします。
5.徹底したアフターケア体制

術後の時間を少しでも不安なく過ごしていただくために、当院では万全のサポート体制を整えています。
手術を受けられたすべての患者様に、24時間いつでもつながる時間外連絡先をご案内しております。
些細な心配事でも、LINEやメール・お電話でご相談いただくことも可能です。
また、遠方にお住まいで通院が負担になる方には、オンラインでの定期検診も実施しています。
施術の流れ
1.カウンセリング・エコー診断
まずは担当の医師が、カウンセリングにて注入後の経過や気になっている症状を詳しくお伺いします。
その後、エコー検査でアクアフィリングが体内でどのような状態にあるかを画像で詳しく診断します。
術前の正確な情報収集に基づき、どの程度の除去が可能か、どのような方法が適しているかを分かりやすく説明します。
2.痛みに配慮した麻酔・除去
手術当日は、痛みを感じることなくリラックスした状態で受けていただけるよう、静脈麻酔をお選びいただけます。
患者様が眠っている間に、体内のアクアフィリングを丁寧に取り除きます。
切開部位は脇のシワやアンダーバストなど、傷跡が目立たない箇所を選び、形成外科的な手法で縫合します。
3.術後リカバリー・経過観察
術後は院内のリカバリールームでゆっくりとお休みいただき、体調を確認します。
アクアフィリングは除去後の洗浄が重要となるため、内部に液体が溜まらないよう数日間の圧迫固定を行いますが、当日のうちにご帰宅が可能です。
術後1週間程度で抜糸を行い、その後の定期検診を通じて、バストの組織が自然に馴染んでいく経過を医師が責任を持って見守ります。
| 施術概要 | |
|---|---|
| アクアフィリング吸引除去 | 330,000円(税込) |
| アクアフィリング切開除去 | 550,000円(税込) |
| エコー診断料 | 2,200円(税込) |
| 麻酔 | |
| 静脈麻酔 | 110,000円(税込) |
| 施術時間 | 1時間〜2時間程度 (広がりや同時施術の有無により変わります) |
| 持続性 | 永久的 |
| 入院の必要性 | なし |
| 通院回数 | 1週間後に1回は必須。 手術後1から3ヶ月後に1回の通院をお勧めしています。 |
| 傷跡 | 吸引の場合は脇の下のシワの中に5㎜くらいの傷ができます。切開の場合は脇の下やアンダーバストなど目立ちにくい場所を切開します。傷跡は時間の経過とともに馴染みます。 |
| ダウンタイム | 1週間〜2週間(腫れ、内出血、鈍痛などが生じますが徐々に落ち着きます) |
| 副作用・リスク | 血腫、感染、左右差、感覚の一時的な鈍化、不完全な除去、しこり、たるみ等 |
| 入浴・シャワー | シャワー:手術当日〜翌日は傷口を濡らさないよう、首から下や患部を避けたシャワーにしてください。術後2〜3日で傷口に問題がなければ、全身シャワーが可能です。 入浴:術後1週間〜10日後の抜糸の翌日から可能。 |
| 注意事項 | 除去したスペースに血液やリンパ液、あるいは洗浄液が溜まるのを防ぐため、専用のサポーターや包帯で圧迫固定します。 術後1〜2週間は飲酒・喫煙を控えてください。 術後1ヶ月程度は激しい運動やワイヤー入りのブラジャーは避けてください。 |
アクアフィリング除去FAQ
-
アクアフィリングが移動したまま放置しても問題はありませんか?
以前入れたアクアフィリングが移動して、バストの形がおかしいのですが、放置したらどうなりますか? -
アクアフィリングは授乳や将来の妊娠にどのような影響がありますか?
アクアフィリング豊胸は危険と聞きました。将来の授乳に悪影響がありますか? -
アクアフィリングを除去した後、再び他の製剤やバッグを入れることはできますか?
アクアフィリング除去後もバストのボリュームを維持したいです。 -
アクアフィリングを除去した後の胸のしぼみや、へこみを修復することはできますか?
アクアフィリングの除去後にしぼんだバストを戻すことはできますか? -
MRI検査でアクアフィリングの状態を確認する必要はありますか?
エコー検査だけでなくMRI検査もすべきですか? -
アクアフィリングとヒアルロン酸は何が違うのですか?
成分や安全性にどのような違いがあるのでしょうか。
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ばれない豊胸

銀座マイアミ美容外科の「ばれない豊胸」とは、脂肪豊胸がしたいのであってたくさん脂肪吸引をしたいというわけではない方にお勧めのメニューです。
体への負担とダウンタイムを最小限に押さえ、さらに定着率を上げるための工夫が詰め込まれた方法です。 -
乳房吊り上げ
乳房吊り上げとは、胸の皮膚のたるみを取って乳房を上方向に吊り上げる手術です。
乳房の大きさは小さくせずにバストの下垂またはたるみを改善することで、美しいバスト形成を目指します。
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乳房縮小
乳房縮小とは、大きすぎる胸を小さく整える手術です。
下垂または肥大した乳房の乳腺・脂肪・皮膚を吸引や切除することで、美しいバスト形成を目指します。
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乳頭縮小
乳頭縮小とは、乳首の一部を切り取って小さくする手術です。
乳首の高さ・直径を小さくして見た目を整えることで、日常生活での不便の解消を目指します。 -
乳輪縮小
乳輪縮小とは、大きい乳輪を自然なサイズに整える手術です。
出産や授乳、体質的な要因で広がってしまった乳輪を、バランスのとれた美しい形にできるのが特徴です。 -
BeautiFill(ビューティフィル豊胸)
BeautiFill(ビューティフィル豊胸)とは、LipoLife(ライポライフ)という最新の脂肪採取機器を用いて採取した脂肪(BeautiFill)を注入する豊胸術です。
良質な脂肪細胞をよりよい状態で採取し、出血を抑えることができます。
脂肪吸引圧も低く設定でき、組織を優しく扱えるので、採取した部分の負担を軽減します。
脂肪移植には、採取した脂肪細胞の状態や生存率が極めて重要です。
脂肪細胞の生存率95%という良質な脂肪を採取することに特化した機器がこのLipoLife(ライポライフ)です。 -
脂肪幹細胞豊胸
最大のメリットは、定着率の高さによる『ボリューム維持力』。
このページでは、銀座マイアミ美容外科こだわりの脂肪幹細胞豊胸をご紹介いたします。脂肪幹細胞豊胸は、ご自身の脂肪の中から脂肪由来幹細胞(脂肪幹細胞)を取り出し、それを培養して1億個に増やしたのちに、再びご自身の脂肪に混ぜて胸に注入する方法です。この治療は厚生労働省への届出が受理されないと行ってはいけない治療法です。
当院では、再生医療等委員会に必要な申請を行い、審査を通過し届出をしました。
これにより再生医療の治療を導入可能となり、脂肪由来幹細胞を使った脂肪組織の注入術が可能となりました。 -
豊胸
バストの悩みで最も多いのは「胸が小さい」というお悩みです。
豊胸手術は、いずれの方法でも手術直後から1回でバストサイズを上げられる方法です。
当院では、患者様の「美しくなりたい」「自信を持ちたい」という切実な想いに、高い技術と豊富なノウハウでお応えします。
