局所麻酔

目や鼻や口などの小さい手術は局所麻酔のみで施術が可能です。

局所麻酔は手術中に意識があるままなので、例えば目の手術など手術中に目を開けたり閉じたりして形を微調整するような手術の場合は局所麻酔ですることになります。どのくらい目を大きく開けるとか、二重の幅をどのくらいで調整するとかそのような微調は、手術中に患者さんに目を開けて閉じてと協力していただくことで可能となります。

また、輪郭形成の中抜きやオトガイ形成といった骨切りの手術も当院では局所麻酔で可能です。骨を切っている音や振動はありますが、痛みはありません。全身麻酔や静脈麻酔よりも廉価ですし、早く帰宅できますので局所麻酔を選択されるかたもいらっしゃいます。

当院では、なるべく痛みを和らげるために細い針を使用しています。ブロック注射もこの局所麻酔のメニューに入ります。ブロック注射というのは、神経の大元のところに注射液を入れることでその神経が支配している組織全体が麻酔されてしまうものです。代表的なのは、顔の手術の時のブロック麻酔で、三叉神経のブロック、滑車上神経ブロック、滑車下神経ブロック、腕の手術のときの腋窩ブロック、指の手術の時の指神経ブロックなどがあります。これらのブロック注射は当院でも積極的に行っております。