豊胸後のマンモグラフィーは可能?乳がん検診と両立するための注意点
- 幸地先生監修
豊胸の施術に興味を持ちつつも、「マンモグラフィーが受けられなくなると困る」と迷っている方もいらっしゃるのではないでしょうか?
豊胸後にマンモグラフィーを受けられるかどうかは、豊胸の種類や術後の期間などの諸条件によって異なります。
そこで本記事では、「豊胸後にマンモグラフィーを受けられる施術や条件」「乳がん検診と両立するための注意点」などを解説していきます。
当院・銀座マイアミ美容外科では、カウンセリング・メール相談・LINE相談のいずれも医師が無料で直接ご対応していますので、豊胸と乳がん検診の両立が気になる方はぜひご相談ください。
目次
豊胸後にマンモグラフィーは受けられる?
ここでは、「豊胸の施術後にマンモグラフィー検査を受けられるかどうか」について以下の豊胸の種類に分けて説明します。
- シリコンバック豊胸の場合
- ヒアルロン酸注入豊胸の場合
- 脂肪注入豊胸の場合
以下、それぞれの施術での詳しいご説明です。
シリコンバック豊胸の場合
シリコンバック豊胸を受けている場合、マンモグラフィー検査を受けられるかどうかは医療機関によって対応が異なります。
マンモグラフィーはバストを板で挟んで強く圧迫する検査のため、シリコンバックが破損するリスクがあり、一部の医療機関では検査を断られることがあります。
一方、CT検査やMRI検査については、シリコンバック豊胸の施術後も問題なく受けることが可能です。
ヒアルロン酸注入豊胸の場合
ヒアルロン酸注入豊胸を受けた場合、マンモグラフィー検査は「術後数週間が経過すれば」受けることが可能です。
その理由は以下の通りです。
- 術後数週間は注入したヒアルロン酸が安定しない。
- マンモグラフィー検査時の圧迫などによって形が変わる恐れがある。
- 数週間程度経過することで形が安定する。
ただし、豊胸で使用されるヒアルロン酸は粒子が大きく硬めであるため、マンモグラフィー検査がやや行いにくい場合があります。
そのため、一部の医療機関では検査を受けられない可能性もあるため注意が必要です。
また、ヒアルロン酸注入豊胸でしこりがある場合には、しこりの量や大きさによってマンモグラフィー検査が難しくなる可能性もあるでしょう。
脂肪注入豊胸の場合
脂肪注入豊胸を受けた場合、乳がん検診やマンモグラフィー検査は「術後3カ月以上経過すれば」問題なく受けることが可能です。
ただし、検診や検査を受ける際には、必ず担当医師に「脂肪注入豊胸を行った」と伝えてください。
これにより、検査で石灰化が映った場合でも乳がんと誤診されるリスクを減らせます。
当院・銀座マイアミ美容外科では、脂肪注入豊胸と乳がん検診に関する重要なポイントを以下のようにまとめています。
しこりの大きさ | 特徴 |
---|---|
ピンポン玉以上のしこり | 発生する頻度は6,000人に1人程度 |
より小さい3~5mm程度のしこり | 発生する頻度はもう少し高いと推測される
・患者様自身が触っても気づくことはほとんどない。 |
なお、患者様の乳がん検診への配慮はもちろん、バストの状態やお悩みに応じた適切な施術もご提案しております。
また、無料カウンセリング・無料メール相談・無料LINE相談はすべて医師が直接対応していますので、お気軽にお問い合わせください。
豊胸後にできるマンモグラフィー以外の乳がん検診方法
豊胸の施術後に受けられる、マンモグラフィー以外の乳がん検診の方法は以下の通りです。
- 乳房MRI検査
- 超音波エコー検査
それぞれの方法について詳しく解説していきます。
MRI乳房検査
MRI(磁気共鳴画像)検査とは、強力な磁石と電波によって磁場を発生させる検査方法で、「がんの有無や広がり」「がんが他の臓器への転移がないか」などを確認することが可能です。[注]
[注] がん情報サービス(国立がん研究センター):MRI検査とは
乳房専用のMRI検査もあり、「MRI乳房検査」と呼ばれています。[注]
MRI乳房検査の特徴は以下の通りです。
- 専用の機器「マンモコイル」をMRIの台の上に取り付ける
- マンモコイルの中に左右の乳房を挿入して検査する
- マンモグラフィーと異なり乳房を圧迫することがない
上記の特徴により痛みが少なく、豊胸の施術後も問題なく受けることが可能です。
また、X線を用いないため放射線被ばくの心配もありません。
超音波エコー検査
超音波エコー検査とは、患部に超音波を当てて反射波を画像に映し出すことによって内部の状態を把握できる検査です。
乳がん検診の場合は乳房に超音波を当て、「乳房内の病変の有無」「しこりの大きさ」「周囲のリンパ節への転移の有無」などを調べることが可能です。
超音波エコー検査の方法は以下の通りです。
- 乳房にジェルを塗る
- プローブと呼ばれるセンサーを当てる
- センサーを上下左右に動かす
- モニターに乳房の断層面の画像が映し出される
また、超音波エコー検査の特徴は以下の通りです。
- 乳腺の量が多い若い世代の方でもしこりを見つけやすい
- しこりが小さい段階でも発見しやすい
- 石灰化した乳がんを映し出すことは難しい
- がんの状態や性質によっては見落とされる可能性もある
- 乳がんではない良性のしこりも映ってしまう
- 良性・悪性の判断には医師や検査技師の技術と経験が必要
以上の通り、豊胸後の乳がん検診はマンモグラフィー以外の検査によっても行うことが可能です。
豊胸術を受ける際は、「術後にどのような乳がん検診を受けるか」も考慮して、ご自身のバストの状態やお悩みに適した施術を受けることをおすすめします。
医師が直接対応するカウンセリング・メール相談・LINE相談はいずれも無料でご利用いただけますので、気になる点がございましたらお気軽にお問合せください。
豊胸手術と乳がん検診を両立するための注意点
豊胸手術と乳がん検診を両立するための注意点は、以下の通りです。
- 乳がん検診を考慮してくれるクリニックや医師を選ぶ
- 検診を受けることが前提の上で豊胸を受ける
- 検査前には医療機関へ豊胸の事実を伝える
それぞれの注意点について詳しく解説していきます。
乳がん検診を考慮してくれるクリニックや医師を選ぶ
豊胸術を受けたことを乳がん検診で隠すことは、以下の理由によりできません。
- 問診票で「豊胸手術の経験」の項目にチェックをつける必要がある
- 一番影響しにくい脂肪注入豊胸でも「3~5mm程度の小さなしこり」が映ることがある
上記の理由から、「乳がん検診がバレないような配慮」はどのクリニックや医師でも難しいでしょう。
逆に「マンモグラフィーを必ず受けられるようにしたい」という場合は、「シリコンバック豊胸やヒアルロン酸注入豊胸を避けて脂肪注入豊胸を受けた方が良い」などの提案は可能です。
どのような形にせよ、ご自身の乳がん検診に関する要望を考慮してくれるクリニックや医師に相談することが重要です。
検診を受けることが前提の上で豊胸を受ける
乳がんを発症する女性は年々増加傾向にあり、女性の約9人に1人は生きているうちに乳がんを発症するとされています。[注]
早期発見できれば乳がんは完治する可能性が高いため、定期的な乳がん検診を受けることが非常に重要です。
そのため、豊胸術を受ける際でも「乳がん検診を定期的に受ける」という前提で受けるようにしましょう。
検査前には医療機関へ豊胸の事実を伝える
乳がんの検査を受ける前には、「豊胸術を受けたことを医療機関に必ず伝える」ようにしましょう。
脂肪注入豊胸やヒアルロン酸注入豊胸であれば、「伝えなければ施術がバレない」という可能性もあります。
ただし、上記2種類の豊胸術であっても、以下の理由により医療機関に必ず伝えることが必要です。
- 数mm程度のわずかなしこりなどが見つかることがある
- その際に悪性を疑われると病理検査などが必要となる
- 豊胸を受けたことを伝えておくことで余計な混乱や手間が発生しにくい
豊胸手術と乳がん検診を両立するための注意点は、以上の通りです。
当院・銀座マイアミ美容外科では、乳がん検診も考慮した豊胸術をご提供しており、検診を受けることを前提に患者様のバストの形やお悩みに適した方法をご提案できます。
ご相談は無料で行えますので、まだ施術を受けるかどうか迷っている段階の方でもお気軽にお問い合わせください。
豊胸後のマンモグラフィーに関するQ&A
豊胸後のマンモグラフィーに関してよくいただく質問は、以下の通りです。
- 豊胸後の健康診断でバレることはありますか?
- 豊胸をしている人は乳がん検査をできますか?
- 豊胸したバストにマンモグラフィーを行うとどんな影響がありますか?
それぞれの質問に詳しくお答えしていきます。
豊胸後の健康診断でバレることはありますか?
通常の健康診断では、豊胸がバレることはありません。
ただし、健康診断に乳がん検診のオプションを付けると、検査を行う医師や看護師には豊胸がバレる恐れがあります。
また、会社の健康診断で乳がん検診のオプションを付ける場合、社内で健康診断の管理を行う担当者に豊胸術を受けたことを事前に伝えておくことが必要です。
そのため、会社の担当者にもバレたくない場合は、乳がん検診は会社の健康診断ではなく個人で受けるようにしましょう。
豊胸をしている人は乳がん検査をできますか?
豊胸をしている人であっても、乳がん検査を受けられます。
ただし、シリコンバック豊胸やヒアルロン酸注入豊胸を受けた場合には、乳がん検査の中でも「マンモグラフィー検査」という検査は断られてしまうことがあります。
それ以外の「乳房MRI検査、超音波エコー検査」などの乳がん検査は問題なく可能です。
脂肪注入豊胸については、マンモグラフィー検査も含めて全ての乳がん検査を受けられます。
豊胸したバストにマンモグラフィーを行うとどんな影響がありますか?
マンモグラフィーの検査時には、胸が強く圧迫されます。
そのため、豊胸したバストにマンモグラフィーを行うと、施術ごとに以下のような影響が起こるリスクがあります。
豊胸の種類 | リスク |
---|---|
シリコンバック豊胸 | バックが破損してしまう恐れがある |
脂肪注入豊胸 ヒアルロン酸注入豊胸 |
形が崩れてしまう恐れがある |
「脂肪注入豊胸では術後6カ月程度」「ヒアルロン酸注入豊胸では術後数週間程度」の期間待つことで形が安定し、マンモグラフィー検査を問題なく受けられます。
【まとめ】豊胸後のマンモグラフィーは可能?
豊胸後のマンモグラフィーは、シリコンバック豊胸とヒアルロン酸注入豊胸の場合に医療機関によっては断られてしまうことがあります。
脂肪注入豊胸であれば問題なく受けられるため、マンモグラフィーを受けることを重視するのであれば、脂肪注入豊胸を選ぶべきでしょう。
当院・銀座マイアミ美容外科では、マンモグラフィーや乳がん検診との両立も考慮して、患者様のバストの形やお悩みに適したご提案が可能です。
無料で行うカウンセリング・メール相談・LINE相談のいずれの方法も医師が直接ご対応しておりますので、お気軽にお問い合わせください。
このコラムを監修したドクター
経歴
-
- 2011年
- 琉球大学 卒業
-
- 2012年
- 昭和大学藤が丘病院 初期臨床研修
-
- 2014年
- 昭和大学形成外科教室 入局
-
- 2015年
- 昭和大学病院形成外科 助教
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