クリトリス包茎術
クリトリス(陰核)とは、左右の小陰唇が上部で合流する位置にある、クリトリス亀頭を中心とした小さな突起状の器官です。
「クリトリス包茎」とは、このクリトリス亀頭が過剰な皮膚(包皮)によって常時覆われている状態を指します。
クリトリスが皮で覆われていることにより、「汚れが溜まりやすい」「ニオイが気になる」「性的感度が鈍い」といったデリケートなお悩みの原因となることが多くあります。
程度には個人差があり、適切な処置(クリトリス包皮切除術)を行うことで改善が可能です。

- 恥垢が溜まりやすく、ニオイやかゆみが気になる
- 性的感度が鈍い・不感症
- 皮が擦れて痛みを感じる
- パートナーや温泉施設での人の目が気になる
クリトリス包茎の種類
男性の包茎と同様に、大きく「仮性クリトリス包茎」と「真性クリトリス包茎」の2つのタイプがあります。

仮性クリトリス包茎
平常時は包皮に覆われていますが、指で包皮を押し下げることで亀頭を露出させることが可能な状態です。
皮が厚すぎる場合や余剰皮膚が多すぎる場合は、感度の低下や衛生面での問題を引き起こすため、手術の対象となり得ます。
真性クリトリス包茎
包皮の開口部が極端に狭い、あるいは包皮と亀頭が癒着しており、指で押し下げても亀頭を露出させることが不可能な状態です。
この場合、恥垢が内部に蓄積しやすく炎症のリスクが高まるため、治療が推奨されるケースが多いと言えます。
小陰唇縮小術との併用
クリトリス包茎単独での手術も可能ですが、クリトリスの包皮だけを切除すると、つながっている小陰唇の皮膚との間に段差ができたり、バランスが悪くなったりする可能性があります。
小陰唇縮小と同時に行うことで、デリケートゾーン全体の色味や形状のバランスを整えることが可能です。
また、クリトリスの横にあるヒダ(副皮)も同時に切除することで、より衛生的でスッキリとした見た目を実現できます。
当院では、「小陰唇縮小」「クリトリス包茎」「副皮切除」と麻酔代・薬代がセットになった「小陰唇縮小セット」のメニューをご提供しています。
クリトリス包茎術の手術方法
術前デザイン
患者様一人ひとりのクリトリスの大きさ、包皮の厚さ、小陰唇とのバランスを確認し、切除範囲を精密にマーキングします。
切開・切除

麻酔後、デザインに従って余分な皮膚を切開します。癒着が見られる場合は、組織を傷つけないよう丁寧に剥離を行い、亀頭を露出させます。
クリトリスの神経を傷つけないよう、皮膚のみを慎重に操作し、余剰皮膚を切除します。
縫合
吸収糸(溶ける糸)を使用し、細かく丁寧に縫合します。形成外科的な縫合技術を用いることで、傷跡が目立たず、自然な仕上がりを目指します。
当院の強み・ポイント
1.女性器の再建手術に携わった形成外科専門医が担当

手術を担当するのは、大学病院で女性器の再建手術に携わり、トレーニングを受けた形成外科専門医(日本専門医機構認定)のみです。
当院では、ガンなどで失った外陰部を“ゼロ”から作り直せる医師のみしか婦人科形成のメスを握りません。
2.女性医師による診察・治療が可能

デリケートゾーンのため、男性には相談したくない方も見られます。
当院では、形成外科専門医の女性医師による診察、治療が可能です。
女性医師希望の方は、お気軽に「女性医師希望」とお申し付けください。
3.機能と見た目の改善を両立

外陰部は繊細で複雑な形のため、形成外科的な技術とデザイン力が要求されます。
粘膜を優しく扱う技術や外陰部の形を正確に把握し、切除量を決めるデザイン力が必要です。
当院では、形成外科的な技術とデザイン力を有する医師が手術を担当するため、機能性・見た目ともに優れた女性器形成が可能です。
4.痛み・身体への負担が少ない

手術は無痛の静脈麻酔をお選びいただけます。体に負担が少なく、リラックスして手術が受けられます。
眠っている間に手術が終わるため、痛みが心配な方でも安心してお受けいただけます。
もちろん、手術後の痛み止めもお渡しいたします。
5.手厚いアフターケア

当院では、時間外電話やLINEを完備しており、手術をお受けになった方全員に時間外連絡先をお伝えしています。
術後に何か問題があった場合、24時間体制ですぐに医師に直接相談が可能です。
患部の写真を撮影して、そのままLINEで相談していただくことも可能です。
| 施術概要 | |
|---|---|
| クリトリス包茎 | 110,000円(税込) |
| 麻酔 | |
| 静脈麻酔 | 110,000円(税込) |
| 局所麻酔 | 55,000円(税込) |
| 施術時間 | 30分〜45分 |
| 持続性 | 永久的 |
| 入院の必要性 | なし |
| 通院回数 | 手術後1週間、手術後1ヶ月は必須。その後、可能であれば3ヶ月、半年での通院をお勧めしています。 |
| 傷跡 | 術後半年程度で傷跡は白っぽく変化し、周囲の皮膚やシワと同化して、ほぼ分からなくなります。 |
| 副作用・リスク | |
| 痛み・腫れ | 麻酔が切れた後にジンジンとした痛みを感じることがありますが、処方する鎮痛剤でコントロールできる範囲です。腫れのピークは術後2〜3日目です。 |
| 内出血 | 1〜2週間程度で自然に消失します。 |
| 出血・血腫 | 術後数日間は、滲む程度の出血が見られることがあります(ナプキンで対応可)。 稀に皮膚の下に血が溜まり、血腫となる場合があります。 |
| 感覚の変化 | 一時的に敏感になったり、感覚が鈍くなることがありますが、腫れが引くとともに回復します。 |
| 入浴・シャワー | シャワー:翌日から可 入浴:術後1週間後から |
| 性交渉 | 術後3週間〜1ヶ月後 |
| 注意事項 | 術後1週間程度は激しい運動・飲酒を控えてください。術後しばらくは、患部を締め付けない服装や下着をおすすめします。走ったり長時間の歩行も避けましょう。 |
クリトリス包茎術FAQ
-
クリトリス包茎の手術をすると感度が下がったり、不感症になったりしませんか?
クリトリス包茎の手術を検討しています。手術をすることで、逆に性行為時の感度が下がったりすることはありますか? -
クリトリス包茎の手術中の痛みはありますか?
クリトリス包茎の手術中は痛いですか?痛みに弱いので心配です。 -
クリトリス包茎手術の傷跡は目立ちますか?パートナーに手術したことがバレませんか?
クリトリス包茎の手術は傷跡が残らないか心配です。パートナーにも手術したことがバレてしまいますか? -
性経験がなくてもクリトリス包茎の手術を受けられますか?
性経験がないのですが、クリトリス包茎の手術を受けても問題ないですか? -
小陰唇縮小術など、他の手術と同時に受けられますか?
クリトリス包茎の手術とあわせて、同時に小陰唇縮小などの手術を受けた方がいいですか?
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処女膜再生
処女膜再生とは、過去の性交渉や激しいスポーツ、タンポンの使用などによって破れてしまった処女膜を、外科的な手術によって修復・再生させる施術です。
処女膜は一度破れると自然に再生することはありませんが、処女膜再生術を行うことで、本来の形状に近い状態へ復元することが可能です。 -
大陰唇縮小(大陰唇のたるみ除去)
大陰唇は、女性器の左右外側にある、皮膚と脂肪で形成されたふくらみの部分です。
加齢による皮膚の弾力低下や急激な体重減少などが原因で、大陰唇の皮膚が伸びてしまったり、しぼんでたるんでしまったりすることがあります。
大陰唇縮小術(大陰唇のたるみ取り)は、余分な皮膚を切除して縫合することで、シワやたるみを解消し、若々しくハリのある見た目に整える手術です。
見た目の改善だけでなく、下着との摩擦による不快感や、ひだの間に汚れが溜まることによるニオイなどの衛生面の問題も解決します。 -
小陰唇縮小
小陰唇縮小をすることで、大きくはみ出た小陰唇が小さく綺麗に整います。
