豊胸事例②豊胸でハリを取り戻す!授乳後の胸のしぼみにも有効

目次

授乳後の胸にありがちな悩みとは?

母乳で育児をした後、乳房がしぼんでしまった、垂れてしまった、皮がシワシワになってしまったといった悩みをよくうかがいます。
頑張って母乳で育てた方こそ、そのあとに萎みが来てしまいます。
赤ちゃんが小さなうちは必死で子育てしていたので自分のことを気にしている暇はなかったけれども、子育てがひと段落してふと鏡に映った自分の胸をみた時に愕然としてしまう方が多いように思います。
1番の悩みは、乳房のハリのなさですよね。
母乳をあげていた頃はあんなにパンと張ってボリュームがあったのに、いまはシワっとして垂れてしまっているなんてことありませんか。
授乳後の胸の悩みは美容医療で解決可能です。以下に詳しくご説明いたします。

授乳後の胸のしぼみにハリをもたせる方法は?

授乳後の胸のしぼみにハリを持たせる方法は以下の5つです。

  1. ヒアルロン酸
  2. シリコンバッグ
  3. 脂肪豊胸
  4. 乳房吊り上げ術
  5. 乳輪縮小術

1.ヒアルロン酸

ヒアルロン酸を乳房に注入する方法です。
ハリを出すくらいということならば片胸30mlから50mlくらいの注入で可能ですが、半年ごとに注入を続けてゆかないと保てません。また、質感はやや硬く、多く注入し過ぎるとシコリや変形の原因になりますので注意が必要です。
メリットとしては、ダウンタイムが長く取れない方に向いています。キズは2mmくらいの目立たない小さな刺し口が脇の下のシワの中に出来るだけですし、3ヶ月以内に見えなくなります。
痛みは3日くらいですが、痛み止めを飲んでいただければ問題なく暮らせます。日常生活の制限も特にありません。

2.シリコンバッグ

シリコンバッグのメリットは2カップ以上の豊胸が1回でできるという点ですが、垂れてしまった乳房にはあまりお勧めできません。
軽度の乳房下垂であれば、乳腺下または大胸筋膜下に挿入すればボリュームを出すことができます。しかし、下垂の程度が大きな場合(乳輪乳頭が横から見た時に乳房下溝よりも下になっているケース)には綺麗に豊胸することができません。鏡餅のように二段がさねのような形の乳房になってしまいます。
授乳後にしぼんでしまった方の多くに下垂の程度の強い方がおられます。そのような方にはシリコンバックは適していません。

3.脂肪豊胸

授乳後の胸のしぼみにハリを持たせる方法で我々が最適と考えるのがこの脂肪豊胸です。
ご自身の脂肪を、太ももやお尻などからいただき、乳房に注入する方法です。まず、自分の脂肪なのでアレルギー反応などもありませんし、質感が柔らかく自然な仕上がりになります。
もちろん、施術した後の乳房の触感も自然です。ヒアルロン酸と違い、全部なくなってしまうということがありません。定着といって、手術後1ヶ月から3ヶ月頃のサイズがずっと続きます。
一般に注入した脂肪の半分は定着して、残り半分は体に吸収されてしまうと言われています。しかし、授乳後の胸にハリを持たせるだけの豊胸であればほとんどのケースが1回の施術で満足感を得られます。

銀座マイアミ美容外科でもっとも多く行なっている方法が、ばれない豊胸というやり方です。
太ももから脂肪をいただく場合、片足から200mlずつ合計400ml脂肪を採取し、片胸に150mlから200mlの脂肪を注入します。定着率が50%だとすると、残る脂肪は75mlから100mlです。
美容外科の世界では一般に100mlで1カップと言われていますので、ばれない豊胸1回の施術でカップ数としては0.5から1カップのアップが可能です。
定着率をより向上させたい場合は、PRP(多血小板血漿)を脂肪に混ぜたり、コンデンスリッチファット(CRF)を用いてばれない豊胸をすることも可能です。
脂肪豊胸では、デコルテに盛ったり、谷間を作成したり、脇乳に盛ったりというように乳房を美しくデザインして豊胸できます。
したがって、垂れてしまった胸にも適用でき痩せている方にも施術可能ですので、授乳後の胸の豊胸には最も適していると考えます。

4.乳房吊り上げ術

乳輪と乳頭がバストラインよりも下になってしまうくらい乳房が垂れてしまった方に適応になる手術です。
下垂が強い乳房では、ヒアルロン酸豊胸や、脂肪豊胸ではその形のままで大きくなるしかなく、シリコンバッグを入れた場合は2段の鏡餅のような胸になり綺麗な形にできません。
乳房吊り上げ術では、乳輪乳頭の位置を最適な位置に上げて固定します。
デメリットとして、傷跡があります。乳輪のまわりと乳輪の下からバストラインかけて1本傷ができます。いずれは目立たなくなってきますが半年から1年くらい目立ちます。
それでも垂れが重症な胸では、ハリが出て、形が綺麗になるメリットの方が大きいので適応になります。形を整えたのち、脂肪豊胸などで大きさやハリをますことも可能です。

5.乳輪縮小術

ごく軽度の乳房下垂で、乳輪周りにハリがなくて比較的乳輪が大きな方に適応になります。
乳輪を小さくすることで、乳輪乳頭の位置が上にあがるので2cmくらいの上昇くらいまでであれば乳房の垂れを改善できますし、乳輪周りがしわしわしている方の場合は、シワ感が改善してハリが出ます。
切る手術ではありますが、目立つ傷にはなりません。方法は2種類あり、乳頭の周囲をくるっと切り取る方法(内側法)と、乳輪の外周を切り取る方法(外側法)があります
乳輪は外側に向かって色のグラデーションがありますが、内側法ではそのグラデーションを残せるというメリットがあります。
外側法はグラデーションは無くなり、皮膚と乳輪の境目がはっきりします。それが好みの場合は外側法が良いです。また、外側法の方がたくさん乳輪を切除できます。
乳輪縮小は、脂肪豊胸などの豊胸術と同時に施術が可能です。

 

よくあるトラブルや失敗例は?

授乳後のしぼみの状態では乳房の下垂(垂れた胸)の有無でその後の治療法が違ってきます。
下垂が強い状態で、シリコンバッグを入れて鏡餅のような形の胸になってしまったり(ダブルバブル変形)、ヒアルロン酸を多く入れすぎて変形したり硬い質感の胸になってしまったりという他院での失敗例が当院に相談に来られることがあります。
やはり、手術適応を慎重に見極めることが大切だと思います。当院では、患者さんの胸の状態により適切な手術方法を選択しています。また、患者さんにその手術の効果と限界を正しく理解していただくことも大切だと思っています。

当院では、あらゆる種類の豊胸術が可能ですが、なかでも脂肪豊胸に力を入れています。
授乳後にしぼんでしまった胸を安全にはりをもたせる治療をするには、脂肪豊胸が一番優れていると考えます。アレルギー反応もありませんし、何よりナチュラル感のある豊胸が可能だからです。
また、授乳が原因でしぼんでしまった方は、皮が伸びる能力があるので、ハリを持たせやすいです。

当院では、ばれない豊胸または、コンデンスリッチファット(CRF)でのばれない豊胸というメニューでしぼみの治療をすることが多いです。

授乳後の胸のしぼみにハリをもたせる事例まとめ

ケース1 デコルテから胸がそげ落ちていて垂れのあるケース

向かって左が手術前です。授乳後にデコルテから無くなってしまった典型的なケースです。
上の部分からそげ落ちていて乳輪もシワっとしていて乳房全体が垂れています。

向かって右が手術後です。デコルテからふっくらと脂肪で膨らみ、張りのある乳房になりました。
左右に脂肪を200mlずつ注入しています。皮下、乳腺下、大胸筋内、大胸筋下、わきちちの5層に脂肪を入れています。
脇の下のシワの中に2mmほどの刺し口がつきますが3ヶ月くらいでよく分からなくなります。
脂肪をいただく箇所も目立たないところからカニューレを挿します。刺し口は4mm程度です。こちらは半年から1年で目立たなくなります。

ケース2 全体的に平たく萎んでしまったケース

向かって左が手術前です。授乳後に乳腺が萎縮して全体的に平らな感じになってしまった乳房です。

このようなケースでも脂肪豊胸をすることによって、全体的に張りを持たせることが可能です。
向かって右が手術後ですが乳房が綺麗な山になっていることが分かるかと思います。
このケースにも、脂肪を左右200mlずつ注入しています。
授乳後の方は、皮膚が一旦伸びているので、膨らみやすい特徴があります。脂肪豊胸にはとても有利な状況と言えます。

 

[box class=”box26″ title=”ばれない豊胸”]定価 30万円(税抜き、静脈麻酔、脂肪吸引代込み)

合併症  はれ、むくみ、内出血、痛みのダウンタイムが1から2週間全員に起こります。痛みは3から4日は痛み止めを飲んで生活。1週間くらいすると押さえると痛い程度になります。内出血は平均2週間くらいで目立たなくなります。脂肪をいただいた箇所は1から3ヶ月ツッパリ感がでます。ツッパリ感が出ても動かして大丈夫です。ごく稀に感染やシコリがでますが、そのような際は責任を持って当院で治療します。仕上がりには個人差があるので、手術を受けた人全員がこの写真の様な変化をするわけではありませんのでご注意下さい。カウンセリングにて、診察させていただいた上でその方一人一人の状態をふまえて、アドバイスさせていただきたいと思います。[/box]

この記事が気に入ったら
フォローしてね!

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

この記事を書いた人

「かしこい消費者になって欲しい」 騙されたり後悔して欲しくないと、自らカウンセリングも行い一人ひとりの患者様と向き合うことで、美容整形業界に存在するリスクや矛盾を無くすために日々奮闘しています! 医学博士・日本専門医機構形成外科領域専門医

目次