バストの左右が離れている状態を「離れちち」と呼びます
左右ともにそっぽを向いてしまうので、見た目的にもきれいなバストとは言えません。
左右のバストが離れていると「谷間」が出来なかったり、見た目のバランスも良くありません
こういった「バストが離れているのが気になる」という場合でも、豊胸手術で解決することは可能です
具体的にどんな悩みの方がするの?
離れちちとは、乳頭の向きが左右ともにそっぽを向いている乳房のこと。
乳房全体としても右乳房は右斜め前を向き、左乳房は左斜め前を向いているので前から見たときに右と左に広く乳房が分かれているような状態です。
離れ乳のかたたちの悩みといえば、まず谷間ができないということです。
ある程度大きな乳房の離れ乳のかたは、下着をつければ谷ができますが、特に鳩胸(漏斗胸の一種)を合併している離れ乳のかたは下着をつけても谷ができづらいです。
また、バストは胸骨切痕と乳頭を結んだ三角形が正三角形となるのが理想の黄金比ですが、下着を取った時の胸は左右に広がるため、幅広い二等辺三角形となりバランスが悪く見えてしまいます。
また、バストの矯正力の弱い水着を綺麗に着こなせません。
離れちちを改善する豊胸とは?
1.脂肪注入で離れちちを治す
2.シリコンバッグで離れちちを治す
脂肪注入で離れちちを治す
もっとスタンダードな方法は「脂肪注入」で修正治す方法です
左右に離れてしまった乳房を真ん中に寄せてくるには、乳房の側面から側胸部にかけて脂肪注入をする方法があります。
脂肪注入の効果として、まず外側にボリュームを持たせることで、そのボリュームが外側から内側に向けて乳房を押す効果があります。
次に、離れちちでは、乳輪乳頭の内側の皮膚の余白が外側の余白よりもかなり広い状態にありますが、脂肪注入によって外側の余白が増えるので見た目としての離れ乳が改善します。
シリコンバッグで離れちちを治す
シリコンバッグでも離れ乳を治せます。
ただし、比較的大きなバッグを入れる必要があります。
バッグを入れる際に、内側の剥離範囲よりも外側の剥離範囲を広めにして、バッグのボリュームを外側中心にさせることで胸を内側に寄せる場合もあります
胸の形によっては、内側の剥離を広めにしてバランスを整えることもあります。
離れちちのシリコンバックによる補正はシリコンどの位置に入れるかということが大切になってきます。
離れちち豊胸についての補足
離れちちは完全に治すのが難しい状態でもあります。
特に、鳩胸の状態では、胸の中央の骨が盛り上がっているので乳房がどうしても左右に分かれてしまいます。
脂肪注入を用いる場合
脂肪注入で治す時のポイントとしては、外側中心にボリュームを持ってくることです。
いわゆる、わきちちに盛るということをして乳房全体を内側に移動させます。
シリコンバッグを用いる場合
シリコンバッグで治す時のポイントはバッグを入れる位置を調整することです。
シリコンバッグをいれるための空間を作成する際は、剥がす範囲に気をつけたり、またシリコンを入れる層を患者さんの状態に合わせて乳腺下を選択したり大胸筋下を選択したり、使い分けます。
改善するにあたってよくあるトラブル
離れちちは一見すると、内側の方にボリュームが無いように見えます。
だからといって内側にボリュームを出すために内側に脂肪を盛ると、さらに乳房が外側に流れていってしまいます。
脂肪注入で改善させるためには、脂肪注入をする部位を十分に見極める必要があります。
シリコンバッグでの修正はさらに慎重になる必要があります。
胸の状態によっては、かなり大きなバッグでないと離れちちを補正できない場合があるからです。
また、剥離範囲や入れる層を誤ってしまうと、離れちちの状態そのままで大きくなってしまうということになりかねないからです。
銀座マイアミ美容外科ではシリコンバッグを選ぶ際に、ただ大きさだけで選ぶのではなく、患者さんの胸を厳密に計測してシリコンバッグの形とサイズを選択しています。
離れちちを改善したい方へアドバイス
離れちちは、手術により改善可能なのですが、人によって改善しづらいケースもあります。
特に鳩胸の患者さんでは骨格自体が原因で離れちちになっているケースもあります。
まず最初に、きちんとした診断が必要となります。
まずはカウンセリングで診察させていただき、改善できる離れ乳なのかどうかを診断いたします。
その上で、一番効果的な治療法をご提案しています。
離れちち改善実例
ケース1 鳩胸が強すぎるために離れ乳になっている
胸の真ん中に硬い胸骨という骨が前に飛び出している状態を鳩胸と呼びます。
向かって左の手術前では前胸部に骨が出ているために乳房が左右に分かれてしまっています。
このかたは、『ばれない豊胸』という脂肪注入で修正をしました。
谷間を作ることで、乳房が内側まであるようにみえます。
脇乳にも盛って、左右の余白を作っています。
ケース2 鳩胸に加えて、乳房の張りがないために左右に分かれた離れ乳
手術前の様子が向かって左ですが、鳩胸に加えて、張りがなく乳房が両サイドに流れてしまっているのが分かるかと思います。
『ばれない豊胸』で脂肪注入して谷間を作成し、さらに脇乳にも脂肪を盛って余白を作成しています。
最後にデコルテに盛って乳房に張りを出すことで流れ感を緩和しています。
向かって右の手術後では、胸が中央の方に寄ってきているのが分かるかと思います。
ケース3 痩せの強い鳩胸で側湾症もあり離れ感が強い症例
この方は、痩せが強いのでより一層、胸骨の骨の感じが出てしまっています。
そのせいで離れ乳に見えている状態です。
向かって左の手術前の状態をみると赤矢印のところ、谷間部分に全然脂肪がないので胸が左右に分かれて見える原因となっています。
また青矢印のところ、脇乳に左右差があり、さらにここまでが胸という境界がはっきりしていないので男性的な印象の胸部になってしまっています。
向かって右の手術後では、谷間の方に脂肪が盛られていて、乳房の境界もはっきりしているので、離れ乳が緩和して見えます。
斜めから見た写真でも、前胸部のところに脂肪がないと乳房が離れて見えてしまうことが分かると思います(赤矢印
向かって右が手術後ですが、このように、谷間ができると離れ乳感が緩和されるのが分かるかと思います。
[box class=”box26″ title=”ばれない豊胸”]定価 30万円(税抜き、静脈麻酔、脂肪吸引代込み)
合併症 はれ、むくみ、内出血、痛みのダウンタイムが1から2週間全員に起こります。痛みは3から4日は痛み止めを飲んで生活。1週間くらいすると押さえると痛い程度になります。内出血は平均2週間くらいで目立たなくなります。脂肪をいただいた箇所は1から3ヶ月ツッパリ感がでます。ツッパリ感が出ても動かして大丈夫です。ごく稀に感染やシコリがでますが、そのような際は責任を持って当院で治療します。仕上がりには個人差があるので、手術を受けた人全員がこの写真の様な変化をするわけではありませんのでご注意下さい。カウンセリングにて、診察させていただいた上でその方一人一人の状態をふまえて、アドバイスさせていただきたいと思います。[/box]