40代で目の下のクマが目立つ原因や対策・治療法を解説!
- コラム丸山院長監修

- 40代のクマの主な原因は、眼窩脂肪の突出による膨らみと、皮膚のたるみによる影である。
- クマには主に「黒・青・茶」の3タイプがあり、特に40代は複数のタイプが混在していることが多い。
- アイクリームやマッサージなどのセルフケアは、予防や維持は期待できるが根本解決には至らない。
- 美容医療では、経結膜脱脂やハムラ法、脂肪注入など、個々の状態に合わせた治療法の選択が重要。
- リスクをなるべく抑えるためにも、日本専門医機構認定の形成外科専門医の在籍するクリニックを選ぶ。
40代を迎えてから、鏡を見るたびに目の下のクマやたるみが気になり、「疲れている?」「老けて見える」と感じる機会が増えてはいませんか?
目元は顔の中でも特に皮膚が薄く、加齢による変化が如実に現れやすい部位であるため、これまで通りのセルフケアだけでは改善が難しいケースも少なくありません。
本記事では、40代の目の下のクマの原因を深掘りしつつ、形成外科としての専門的な視点から、効果が期待できる対策について詳しく解説します。
丸山院長
40代で目の下のクマが目立つようになる原因

40代になると、20代や30代の頃とは異なり、目元の組織そのものに変化が生じることでクマが定着しやすくなります。
主な原因は以下の3つの要素が複雑に絡み合っていることです。
加齢による眼窩脂肪の突出(目袋)
私たちの眼球は、眼窩脂肪と呼ばれるクッションのような脂肪に包まれて保護されています。
若い頃は、この脂肪を前面で支える「眼輪筋」や「眼窩隔膜」という膜がしっかりしているため、脂肪が前に飛び出すことはありません。
しかし、40代に入りこれらの筋力や支持組織が衰えて緩むと、眼球の重みに押された脂肪が前方に押し出され、目袋と呼ばれるぷっくりとした膨らみが形成されます。
この膨らみが下方に影を作ることで、「疲れて見える」原因となるクマが強調されてしまうのです。
この膨らみは一度突出してしまうと、セルフケアで元に戻すことは困難であり、物理的な除去や再配置が必要となるケースが多いです。
丸山院長
頬の脂肪減少による溝(くぼみ)の形成
目の下のクマをより深刻に見せてしまうもう一つの大きな要因が、頬の組織の減少と下垂です。
40代は、顔のボリュームを維持していたメーラーファットなどの脂肪が減少し、同時に重力によって下方へ移動しやすくなる時期です。
これにより、先述した「目の下の膨らみ(目袋)」と、そのすぐ下にある「頬の境界線」に深い段差(溝)が生まれます。
この溝が影となり、いわゆる「ゴルゴ線」とつながるようにクマが広がって見えることで、より一層老けた印象を与えてしまいます。
加齢に伴う組織の目減りに対しては、失われたボリュームを補うという視点からのアプローチが欠かせません。
丸山院長
皮膚のハリ・弾力低下によるたるみ
目元の皮膚は非常に薄いため、加齢によるコラーゲンやエラスチンの減少によるダメージをダイレクトに受けやすいのが特徴です。
40代は更年期を前に女性ホルモンのバランスも変化し始め、皮膚の乾燥やターンオーバーの乱れが顕著になる時期でもあります。
真皮層のハリを失った皮膚は、内側からの脂肪の圧力や筋肉の動きに耐えられず、少しずつたるみとして現れてきます。
このたるんで余った皮膚が細かな「ちりめんジワ」を作り出し、光を多角的に反射・吸収することで、目元全体がくすんだ印象を強めてしまうのです。
また、たるんだ皮膚は放置すると伸びきってしまい、外科的な皮膚切除が必要になることもあるため、早めのエイジングケアを気にかける必要があります。
丸山院長
あなたのクマはどのタイプ?40代に多いクマの種類

40代のクマは、原因が一つではなく複数重なっていることも多いです。
まずは自分のクマがどのタイプに当てはまるかを確認することが、正しい対策への進道です。
黒クマ(影クマ):たるみと膨らみが原因
黒クマは、40代のクマ悩みの中で最も多いタイプです。
目の下の膨らみ(目袋)によって生じる「影」で、鏡を見て上を向いたときにクマが薄くなる、あるいは手で皮膚を上に引っ張ると目立たなくなる場合は、黒クマの可能性が高いでしょう。
加齢によって目の下の脂肪が突出し、その段差が影を作ることで黒く見えてしまいます。
このタイプは、コンシーラーやファンデーションで隠すことが難しく、根本的な形状の改善が求められます。
放置すると影が深くなり、実年齢より10歳近く老けて見られることもあるため注意が必要です。
丸山院長
青クマ:血流不良と皮膚の薄さが原因
青クマは、目の周りの毛細血管が透けて見えている状態です。
40代は、加齢によって目元の皮膚がさらに薄くなり、血管がより目立ちやすくなります。
また、スマホの長時間使用による眼精疲労や、冷え、睡眠不足などは血行不良を招き、青クマを悪化させます。
皮膚を横に引っ張っても色が動かず、お風呂上がりなどに色が薄くなるのが特徴です。
対策としては、血流を改善するための生活習慣の見直しや、美容医療であれば皮膚に厚みを持たせるような治療(脂肪注入など)が効果を期待できます。
丸山院長
茶クマ:色素沈着が原因
茶クマは、紫外線ダメージや洗顔・メイク時の摩擦によって生じた「色素沈着」が原因です。
長年のメイクの落とし残しや、目をこする癖がある方は特に注意が必要です。
40代は肌のターンオーバーが遅れるため、一度沈着したメラニンが排出されにくく、茶色いくすみとして定着してしまいます。
皮膚を引っ張ると、影とは異なり茶色い色も一緒に動くのが茶クマの見分け方です。
しみ・くすみ対策が期待できるエイジングケア化粧品の使用や、徹底したUVケアで、これ以上の悪化を防ぐことが最優先となります。
丸山院長
40代に効果的なセルフケアによるクマ対策

ネット上には様々なセルフケア情報が溢れていますが、40代のクマに対してどこまで効果があるのでしょうか。
医学的な観点から、現実的な対策を解説します。
エイジングケア化粧品による保湿とハリ対策
アイクリームなどの化粧品によるケアは、40代にとって極めて重要な習慣です。
しかし、これらはあくまで「現状維持」や「乾燥小ジワの改善」が主な目的であり、突出した脂肪や深いたるみを消し去る効果はありません。
レチノールやナイアシンアミドなどの有効成分は、皮膚にハリを与え、クマを「目立ちにくくする」サポートをしてくれます。
日々のケアを怠らないことは、将来的なたるみの進行を遅らせ、治療後の美しさを維持するためにも不可欠と言えるでしょう。
特に乾燥が激しい40代は、目元専用の潤いケアを丁寧に行うことで肌表面の質感が向上します。
丸山院長
目元の血行を促すマッサージと生活習慣
青クマの改善には、ホットアイマスクや優しい指圧による血行促進が効果を期待できます。
ただし、目元の皮膚は非常にデリケートなため、強い摩擦は色素沈着を招き、茶クマを誘発する恐れがあります。
良質な睡眠、バランスの良い食事、適度な運動といった基本に立ち返ることが大切です。
特に、スマホを長時間見る習慣を改め、意識的に目を休める時間を設けるだけでも、翌朝のクマの出方に違いが現れるでしょう。
丸山院長
40代に適したクマ取りの治療法

セルフケアで改善が難しい40代のクマには、美容医療が有力な選択肢となります。
美容医療によるクマ取りの治療法には以下の方法があります。
丸山院長
切らずに脂肪を除去「経結膜脱脂」
「脱脂(だっし)」とも呼ばれるこの施術は、下まぶたの裏側から余分な眼窩脂肪を取り除く方法です。
表面に傷を残さないため、周囲にバレにくいのが最大の特徴です。
膨らみの原因となる脂肪を内側・中央・外側の各コンパートメントから適切に処理することで、目元の凹凸をフラットに整えます。
40代で「まだ皮膚のたるみが少ない方」や「ダウンタイムを極力短くしたい方」に適した施術です。
施術時間は30分〜1時間程度で、メイクも翌日から可能なため、仕事を休めない方でも受けやすいのがメリットです。
丸山院長
脂肪を再配置して平らにならす「ハムラ法」
ハムラ法は、突出した脂肪を単に捨てるのではなく、その下の「溝(凹み)」に移動させて固定する高度な術式です。
「脂肪再配置」とも呼ばれ、自分の脂肪を活かして凹凸を一度に解消できるため、仕上がりが美しいのが特徴です。
脂肪の血流を保ったまま移動させるため、注入した脂肪のように「吸収されて減る」というリスクがほとんどありません。
40代以降で、膨らみと溝の両方が目立つ方に適している方法です。
まぶたの裏から行う「裏ハムラ」と、まつげ下を切開して皮膚のたるみも取る「表ハムラ」があり、状態に合わせた選択が可能です。
丸山院長
自然なふっくら感を取り戻す「脂肪注入」
脱脂術によって膨らみを取り除いた後、その下の溝やゴルゴ線への凹みを埋めるために、自分の脂肪を注入する方法です。
単に平らにするだけでなく、目元から頬にかけてのなだらかな曲線を作ることで、若々しく健やかな印象になります。
ご自身の太ももなどから採取した脂肪を使用するため、アレルギーの心配がなく、定着後は長期間にわたって効果が持続します。
ヒアルロン酸に比べて不自然な膨らみが出にくいのも、脂肪注入の特徴です。
ただし、脂肪注入は注入した量の全てが定着するわけではないため、2〜3回注入が必要な場合があります。
丸山院長
たるみが強い場合の「皮膚切除」
40代後半から50代にかけて、皮膚の伸び(余り)が顕著な場合に検討される術式です。
まつげのキワに沿って数ミリの皮膚を切除し、緩んだ眼輪筋を引き上げて固定することで、強力なリフトアップ効果をもたらします。
シワが寄ってしまった目元もピンと張りを取り戻し、目線の開きが良くなることで印象が明るくなります。
傷跡はまつげのラインに同化するため、数ヶ月後にはほとんど分からなくなるほど綺麗に治るのが一般的です。
脂肪の処理と同時に行うことで、40代の目元のエイジングケアをトータルで実現することが可能です。
皮膚が余りすぎている場合、皮膚切除を併用することでシワが目立つのを防ぐことが期待できます。
丸山院長
当院の40代のクマ取りの症例写真

ここでは、当院の40代のクマ取りの症例をご紹介します。
40代女性・下瞼たるみ取り(表ハムラ法)
表ハムラにより眼窩脂肪の突出をおさえ、その下の凹みに脂肪を移動し、皮膚を切除することで皮膚のたるみ、しわを改善しました。
目袋の膨らみはありましたが、皮膚のたるみが多いわけではなかったので、表ハムラ、裏ハムラともに説明させていただきました。
血液検査:11,000円(税込)
40代女性・表ハムラ法(術後1年)
お化粧でも中々隠せない目の下の膨らみでお悩みでした。
表ハムラ法で目の下の膨らみをなだらかにして疲れた印象を改善しました。
血液検査:11,000円(税込)
目の下のクマに関するよくある質問

40代の方がクマ取りを検討される際に、特によくいただくご質問にお答えします。
40代で黒クマは目立ちますか?
40代は黒クマが定着し、目立ちやすい時期といえます。
20代の頃とは異なり、加齢で眼球を支える組織が緩み、脂肪が前方に押し出される「目袋」が形成されます。
同時に頬の脂肪が減少し下垂するため、膨らみと凹みの段差(影)がより深く強調されるのが特徴です。
この影はメイクで隠せず、放置すると皮膚が伸びて「たるみ」へ進行するため、目の下のクマが気になる方は、早めに対処するのが良いでしょう。
クマは若いうちに取るべき?
必ずしも取る必要はありませんが、皮膚の弾力が高い若いうちに脂肪を除去すると、術後の皮膚が綺麗に収縮し、滑らかな仕上がりになりやすい傾向にあります。
40代以降で皮膚の伸びが進んでしまうと、脂肪を取るだけでは「しわ」が残り、皮膚切除を併用せざるを得ない場合もあります。
若いうちにクマ治療をすることで、将来のシワ・たるみ予防にもつながるでしょう。
40代でも切らない施術で効果はありますか?
40代の方でも切らない「脱脂」で十分に効果を実感いただけるケースは多々あります。
ただし、皮膚の伸びが強い方が脂肪だけを抜くと、シワが目立ってしまうリスクがあるのも事実です。
その場合は、脂肪注入を組み合わせて内側からハリを出したり、あるいは皮膚切除を検討したりするのが選択肢となります。
【まとめ】40代のクマを解消して明るい目元へ

40代の目の下のクマ・たるみは、単なる疲れではなく加齢による組織の変化が大きな原因です。
眼窩脂肪の突出や皮膚の緩みは、セルフケアだけでは根本的な解決が難しく、一度定着すると進行を止めるのは容易ではありません。
そのような場合は、美容医療によってクマの改善を図ることが可能です。
何よりも大切なのは、信頼できる医師に相談し、自分自身の状態にあった治療を受けることです。
丸山院長
このコラムを監修したドクター

経歴
-
- 1978年
- 愛知県豊橋市生まれ
-
- 2004年
- 昭和大学医学部卒業
-
- 2004年
- 聖隷浜松病院 勤務
-
- 2007年
- 昭和大学形成外科学教室 入局
-
- 2013年
- 昭和大学藤が丘病院形成外科 講師
-
- 2014年
- 他院 大手美容外科 入職
-
- 2015年
- 同院 統括院長就任
-
- 2017年
- 銀座マイアミ美容外科 開院
-
- 2018年
- 医療法人社団形星会 理事長就任
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こちらの記事監修を丸山医師が行いました。
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