エラ張りの原因とは?今すぐ注意すべき5つの習慣
- コラム丸山院長監修

目次
エラ張りが気になっていても、生まれつきだと諦めていないでしょうか。エラ張りは日常生活の悪い習慣が原因になることもあります。エラ張りの原因と、今すぐ注意すべき5つの習慣を解説していきます。
エラ張りができる主な原因は顎の筋肉の凝り
エラが張る原因のほとんどは、「咬筋」という顎の筋肉が凝っているからです。生まれつきの骨格でエラが張るケースは少なく、ほとんどは生活習慣に問題があるといわれています。
咬筋が凝っている
エラの張りは、咬筋が凝ることで起こります。咬筋は咀嚼筋の一種で、食べるときに使っています。食事をするときにじっくり観察すると、顎の横の部分が動いているのが分かると思いますが、人が噛む力は非常に強く、自分の体重くらいの力があるといわれています。体重が50kgの人であれば、50kgの噛む力があるというわけです。咬筋は使えば使うほど筋肉が発達しますから、エラ張りの多くは後天的な要素が強くなっています。
噛み合わせが悪い
噛み合わせが悪いのも、エラ張りの原因のひとつです。エラが張っている人に多くみられるのが、歯の噛み合わせが深いタイプで、上下の前歯を咬み合わせたときに下の前歯が見えないほど深い場合は注意しましょう。
エラ張りを作る注意すべき5つの習慣
エラ張りの多くは、日常生活の悪い習慣が原因です。知らず知らずのうちにエラ張りを自分で作っているのかもしれません。
1. 間違った咀嚼の仕方をしている
左右どちらか偏った噛み方があったり、食べる姿勢が悪かったりすると、咬筋の発達に違いが出てきます。正しい噛み方は咬筋を使うだけでなく、口輪筋・舌筋・頬筋など複数の筋肉を使います。つまり間違った咀嚼で筋肉のバランスが悪くなってしまうのです。
2. 無意識に食いしばってしまう
無意識のうちに歯を食いしばっているのも、咬筋を発達させる原因です。食いしばるということは、常に咬筋を緊張させた状態にします。筋肉をずっと使っていると、筋肉に乳酸などの疲労物質が蓄積していきます。そうして筋肉が緊張して硬くなると、触ると硬さを感じるようになるのです。
3. 奥歯を常に噛み合わせている
正しい歯の状態は、口を閉じていても歯と歯の間に隙間があいています。安静時は2~3mmの隙間があるのが正常です。ところが現代人はパソコンなどの長時間作業により、日常生活でも奥歯を常に噛み合わせている人が増えています。歯に適切な隙間がないと、咬筋に余計な力がかかり続け、エラ張りだけでなく頭痛や肩こりも引き起こしてしまいます。
4. 寝ているときに歯ぎしりをする
食いしばりは普段の生活のなかで意識すれば予防できますが、寝ているときは無意識に歯ぎしりをしている方がほとんどです。朝起きたら顎が疲れている方は、夜中に歯ぎしりをしている可能性があります。
5. ガムなど噛み応えのあるものを好む
咬筋は噛むときに使う筋肉のため、ガムのように噛み応えのある食べ物が好きだと、咬筋が発達する恐れがあります。食事以外の時間帯でも、硬いものをよく食べる方は注意しましょう。
エラ張りを防ぐための5つの予防法
エラ張りが気になったら、咬筋の筋肉を緩める対策が必要です。まずは自分でできる対策から試してみましょう。
1. 食いしばりや歯ぎしりを止める
普段の生活で食いしばりや歯ぎしりに気がついている方はほとんどいません。しかし意識するだけでも、食いしばりや歯ぎしりは予防できます。パソコンやスマホを見ているなど集中しているときに、上下の歯が触れていないか意識してみてください。
2. 矯正歯科で噛み合わせを改善させる
噛み合わせが深いことが原因なら、歯科矯正を利用するのもよいでしょう。深い噛み合わせは、奥歯を高く調節することで改善できます。
3. 咬筋の凝りを解消するマッサージ
咬筋の凝りを実感しているなら、マッサージも有効です。まずは耳たぶをつまみ優しく後ろ向きに回しましょう。人差し指を使って咬筋をくるくるマッサージするのもおすすめです。
4. 就寝中にマウスピースを使う
夜中に歯ぎしりをしてしまう方は、歯科医院でマウスピースを作ってもらいましょう。歯に影響を与えているなら、保険適用でマウスピースを作成できます。
5. ストレスを解消する努力をする
食いしばりや歯ぎしりは、ストレスが原因の可能性もあります。日々受けているストレスがあるなら、解消するようにしましょう。
美容外科でのエラ削りも1つの手
生まれつき骨格にエラ張りがあり、上記の対策では改善できないなら、美容外科でのエラ削りがおすすめです。また筋肉の発達が原因で小顔効果を希望する方にもエラ削りが選ばれています。手術は全身麻酔によるもので、骨格や咬筋の除去が可能です。
まとめ
エラ張りの多くは咬筋の凝りが原因になるため、毎日の悪い習慣を改善させることでよくなります。症状がひどくなると口が開きにくくなることもありますので、見た目の改善だけでなく、口の健康を守るためにも咬筋の凝りを解消させましょう。
このコラムを監修したドクター

経歴
-
- 1978年
- 愛知県豊橋市生まれ
-
- 2004年
- 昭和大学医学部卒業
-
- 2004年
- 聖隷浜松病院 勤務
-
- 2007年
- 昭和大学形成外科学教室 入局
-
- 2013年
- 昭和大学藤が丘病院形成外科 講師
-
- 2014年
- 他院 大手美容外科 入職
-
- 2015年
- 同院 統括院長就任
-
- 2017年
- 銀座マイアミ美容外科 開院
-
- 2018年
- 医療法人社団形星会 理事長就任
この記事を読んでいる人はこちらの記事も読んでます
CONTACT
お問い合わせ
まずは無料のご相談から。
お気軽にお問い合わせください。
お電話でのご相談・ご予約はこちら
受付時間
10:00 - 19:00
OTHER
NEWS & COLUMNS
その他のお知らせ & コラム
すべて
お知らせ
コラム