豊胸手術ではシコリに注意!シコリに伴う乳房の変形や合併症について

豊胸の失敗や合併症で一番重症なものは、シコリとそれに伴う乳房の変形です。

脂肪やヒアルロン酸を使った豊胸では「しこりが出来てしまった」。。と後悔される方や相談に訪れる方がとても多いです
注入量や場所などを少しでも間違えてしますと「しこり」となって見た目や触り心地に違和感が生じてしまいます
事実、当クリニックでも「他院豊胸施術でのしこりを改善や除去手術」を行っており、毎月多数のご相談を受けています

豊胸は技術や知識が不足している医師が対応すると大変です
除去や修正には「時間とお金」がかかります
未熟な医師やクリニックで行えば、しこりの発生につながってしまう確率はきわめて高くなります

そのためにも手術は「料金」など「術後フォローや医師の技量技術」を検討材料とすることをおすすめします。

ここでは「しこりの原因やしこりの予防」について解説していきます

「複数のしこりでバストの形が歪になってしまった」

「しこりが原因で左右がアンバランス」

・・・そんなことにならないよう、クリニックや手術方法、医師選びにはぜひ時間をかけてください

目次

しこりが出来てしまう原因について

豊胸の失敗や合併症で一番重症なものは、シコリとそれに伴う乳房の変形です。

しこりが出来る原因はいくつかありますが、ここでは代表的なものをご説明します

しこり原因:不純物が混じる

注入した脂肪に含まれる細胞や水分、および麻酔液などにより、栄養素の流れが滞ってしまいます。その結果しこりにつながり、場合によっては大きな石灰化を引き起こすこともあるのです。

ヒアルロン酸をバストに注入する場合でも、認可がおりていないヒアルロン酸や、ヒアルロン酸を希釈して使うクリニックもあるようです

不純物除去など、スキルが足りない未熟な医師が原因でしこりになるケースが大半です

特に安価な場合はヒアルロン酸の「質」を疑ってみる必要があります

しこり原因:注入方法や注入量が悪い

注入方法や、注入場所、注入量がとても大切です

マイアミ美容外科では5層に分けて脂肪注入を行うことで、「しこり発生リスク」を下げています。
皮下、乳腺下など様々な層に行き渡らせることで、脂肪が塊で注入されてしまうことを防止しています
また一度に注入する量も注意が必要です

近年アクアフィリングというジェル充填剤でそのような合併症が多く報告されたため、日本美容外科学会(JSAS,JSAPS)から使用禁止の通達が発せられました。

また、ヒアルロン酸の注入も徐々に中止するようにとの声明も出されています。

そのような中で、適切な手術方法であれば、脂肪注入での豊胸が一番安全であるとも言えます。

無理のない脂肪量を分散してという原則を徹底して守れば、合併症の発生率を極力抑えた豊胸が可能になります。

シコリ以外の合併症(全員に起こる合併症)

痛み:3から4日は痛み止めを飲んで生活する感じになります。
主に脂肪を吸引した箇所に痛みがあります。トイレに座ったり椅子に座ったりする時に痛みます。痛みの性質としては、筋肉痛のような感じです。
痛すぎて寝込んでしまうというようなかたはいませんのでご安心ください。

腫れ:手術後1週間程度、脂肪吸引した箇所や胸に腫れがみられます。
脂肪吸引した箇所は、圧迫下着を着用すると腫れや浮腫みが引きやすいです。乳房に関しては、パット付きのキャミソールなどで過ごすと楽です。

内出血:青あざが、脂肪吸引の箇所と乳房に出来ます。
平均的に2週間くらいで消えます。

稀に起こる合併症について

稀にばい菌が入ってしまう方が300人に一人くらいの割合でいらっしゃいます。
そのようなケースでは、抗生物質の点滴を受けに通っていただいたり場合によっては、キズを洗うような処置が必要になります。
そのような治療をすることで、1週間くらいで治癒します。

バレない豊胸の究極目標は、自然美の追求

バレない豊胸は、体のことを知り尽くした形成外科専門医が責任を持って行います。
シコリや感染などのリスクを最小限にするためにさまざな工夫をしています。

脂肪は必ず細い管を使用して、細かく分散させて注入していますし、様々な層に細かく注入することで、脂肪の定着率を上げる努力をしています。
また、バレない豊胸にオプションとして、コンデンスリッチファット(CRF)を追加したり、多血小板血漿(PRP)を追加したりすることでさらに2割ほど定着率を上げることもできます。

術後の失敗やトラブルを起こさないように手術には細心の注意を払っていますが、万が一合併症が起こってしまったような場合でも、超音波診断装置で検査し、状態をきちんと把握して治療することが出来ますので安心してください。

美容外科も医療です。

したがって、悩みの解決方法を相談するのも医師、適した施術を提案するのも医師です。
ただ、保険診療と違って、施術はすべて自費診療です。だからこそ、料金の説明も、支払い方法も、契約もすべて、責任のある医師が一貫してするべきであると考えます。

もちろん、カウンセリングから施術、そして施術後のアフターケアも医師が責任を持って行う。それが1番の安心に繋がると思います。

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この記事を書いた人

「かしこい消費者になって欲しい」 騙されたり後悔して欲しくないと、自らカウンセリングも行い一人ひとりの患者様と向き合うことで、美容整形業界に存在するリスクや矛盾を無くすために日々奮闘しています! 医学博士・日本専門医機構形成外科領域専門医

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