豊胸手術はさまざまな美容外科で取り扱っています
いろいろなクリニックのページを見ると聞いたことが名前やネーミングが付いた豊胸術に遭遇することがありますよね
最新式とか、カラダにやさしいとか、最新成分が・・・などなど
これから豊胸を考えているあなたも気になっているのではないでしょうか?
ここでは豊胸手術でよく見かける「メニューや術式」についてアドバイスと注意点をお話ししますね・
「増殖因子・成長因子」「アクアフィリング」など、最新式の豊胸術の実力や効果は期待できるの?
結論からいいますと「最新」は宣伝文句でしょう。
手術に限らず医療美容では「最新」という言葉を多用している場合は少し注意深くなる必要があります。
書かれている通りの効果や安全性があれば、こんな手軽ですばらしい方法はありません
たとえばよく見かける「増殖因子・成長因子でバストアップ」という方法について。
宜伝されているのは、胸に増殖因子・成長囚子を注入すると脂肪が増殖し、、自然に少しずつパストが成長していくという方法です
それがもし本当ならこんな手軽ですばらしい方法はありません!
しかしこのような方法はエビデンスがなく、豊胸術として評価の定まったものはありません。
効果があるかどうかは、はなはだ疑問です
効果が無いのはマシ。怖いのは術後トラブルです
効果がないばかりか、不適切な施術をされてうちに駆け込んで来られる方もいらっしやいます。
先日いらした方も、とあるクリニックで成長因子による豊胸をされたとのことで、胸全体に針の跡がたくさん残っていました。
細かい針で胸全体をブスブス刺したらしく、表面がまるでいちごの種のようになっているのです。
ケロイドのような感じになってしまっていて、こうなると元に戻すのは極めて困難です。
もちろんバストアップ効果はほとんどありません。
・簡単
・最先端
とても心地いい言葉ですが、美容整形では要注意のキーワードです
アクアフィリングには注意してください
「アクアフィリング」「アクアリフト」といったゲルを注入する豊胸術もあります。
アクアフイリングというのは水をベースにした充填剤なのですが、人体に注入するとトラブルが起こることがたびたび指摘されています。
乳腺の近くにアクアフィリングを入れた人が、妊娠後に激しい乳腺炎を起こしてしまったという論文も出ています
こうしたことを受け、2019年4月、日本の美容外科学会(JSAPS、JSAS)では「充填剤注入による豊胸術に関する過去の経緯を踏まえ、安全性が証明されるまで非吸収性充填剤を豊胸目的に注入することは実施するべきではない」という共同声明を出しました
https://www.jsaps.com/docs/info/170418_Summary.pdf
危険性が指摘されているにも関わらず、いまだにアクァフィリング、アクアリフトによる豊胸術を行っているクリニックが存在します。
最近も某大手クリニックでアクアフイリングによるトラブル(充填剤が下腹部まで下がってきてわき腹から鼠践部が腫れた)が報道されました。
こんなことが起こっているのに、依然としてなぜ使用を続けているのか理解に苦しみます・・
まさか大量の在庫処理のためではないかと疑いたくなります。
みなさんはこんな方法を勧められたら即座に断っていただきたいと思います。
最新の⚪︎⚪︎! には注意しよう
ほかにも豊胸手術では目を疑たくなるよいうなものもあります。
注射でコラーゲンを生成させてふっくらバストになるなど、いろいろな「最新バストアップ」をうたっているクリニックがありますが、こういうものはすべて疑ってかかったほうがいいと思います。
豊胸で確立されているのが次の3つだけです
- シリコンバッグを使った豊胸
- 脂肪を注入する豊胸
- ヒアルロン酸を注入する豊胸
この3つはエビデンスもあり、豊胸手術としても定評・実績が高い方法となります
聞いたことがないネーミングや術式の場合は遠慮せずに医師に尋ねてください
最新式は「ただの宣伝文句です」
エビデンスがないケースが多いのでむしろ注意を。
繰り返し断言しておきます。
豊胸で確立されている方法は「シリコンバッグ挿入」「脂肪注入」「ヒアルロン酸注入」の3つだけです。
この3つ以外の医学的根拠のない方法を選択してはダメです。